わが友ホロゴン・わが夢タンバール

659.06 ホロゴン外傅176「2016年9月10日ペラール17.8㎜に奈良町を任せてみた」6-完-魂の冒険


写真に本文が追いつきました。

9月10日土曜日、
DAさん、AKさん、二人の親友と奈良町、東大寺界隈を巡りました。

私は宮崎貞安さんのニューレンズの試写。

    ウルトラワイドペラール17.8mmF4.5

DAさんは、私からお回ししたニューレンズ、
スーパーワイドヘリヤー15mmF4.5

単身赴任先の東京から帰省したばかりのAKさん、
午後姿を現したとたんに、
私が使うウルトラワイドペラールに魅せられて、
午後ずっと試写。

私はバッグに潜ませた対照用レンズを取り出しました。

    スーパーアンギュロン21mmF4

思いがけず「超広角レンズ試写会」となりました。

午前中は奈良町を撮影し、
行きつけの喫茶店「ジャルダン」で昼食。
エビフライ定食¥850は盛りだくさんで、
エビも衣で稼ぐセコイ方式ではなくて、
実質があって、まずまずのお味。
たっぷりの量でしたが、気がついたら平らげていました。

DAさん、
「預かってたスーパーワイドヘリアー15mmF8、
やっぱり頂くことにしました」
超広角が一本片づきました。

ちょっと話が変わります。
現代は知りませんが、明治から昭和期にかけての経済勃興期では、
立ち上げた事業が成功して軌道に乗って、
時間的にも資金的にも余裕のできた日本の実業家の陰には、
配偶者以外の女性の影があったものでした。
おもしろいものです。
なにもかも揃って、まさに妻の鏡と言う他はないほどの完璧な妻がいるのに、
なんの取り柄もないように見える普通の女性に密かに通う人もいたようです。

ある実業家が語っていました、
「ゆったりとくつろぐことができます」
そんなものでしょう。
趣味に没入できて人生を豊かにできる男性には煩わしいだけですが、
仕事以外にはなにもない人には、こたえられないほどの慰安なのでしょう。

人生のフェイズをさまざまに上下することで、
精神を柔軟にすることができます。
満ち足りた完璧な人生は、ゴムをどこまでも引っ張り続けるようなものです。
次第に精神は硬化し、張りつめ、いつか切れます。
余暇を自分でプログラムできない人の一種の自己防衛策だったのでしょう。
でも、どんなに正当化しようとしても、
それが裏切り、背信であることには変わりません。

レンズでも同じことが起こりますが、
こちらは裏切り、背信ではありません。
これは私の自己防衛なのかもしれませんが、
ホロゴンという伴侶を得ながら、
数々の古代レンズに心を寄せて夢中になっている!
昭和成金ならぬ、平成成玉風の遊び人風になってしまいました。

でも、一つおもしろいことを学びました。
どんなレンズも、これはこんなレンズなんだ、と、
決めつけることができない!
基本となるような性格がはっきり見えるレンズもあります。
もうしわけないけど、そこまでのレンズ。
でも、本物のレンズは、本物の人間と一緒。
使う度に違った顔を見せてくれます。
その全貌を理解し尽くすことなどできません。

一番驚くことは、まったく予期しない機会に、
まったくなんでもない光景を前にして、
突然大化けして、とんでもないプレゼントをしてくれること。
そんな大化けの確率は、
優等生レンズよりも無名に近い、
レンズとしての性能がよろしくないレンズの方が高いようです。
こんな大化けがレンズ趣味の醍醐味なのでしょう。

私は昔からレンズ収集家のレンズ評価をまったく信じていません。
レファレンスのレコード一枚で、
すべてのオーディオを比較評価するオーディオオタクが居ましたが、
彼らと一緒。
専門用語を駆使して、すべて調べ尽くしたかのような御託を並べますが、
前記のような大化けに言及した人には、
例外的な2、3人を除いて、出会ったことがありません。

私がレンズをとっかえひっかえ楽しむのは、
そのレンズの性能を見極めようという気持ちからではありません。
女性と一緒、なんて分かったようなことを言ってしまいたくなります。
私は妻一人しか知りませんが、もう千変万化ですね。
完全に見極めることなんて、ハハハ、ということです。
だから、良いレンズも一緒。
時々どかんと襲って来る大化け体験を満喫したいから。

この日は、超広角の大化け体験の日でした。
で、大化けに出会ったか?
それは、こうして写真を並べることで確かめます。

そんなこと、撮った瞬間に分からないのか?
そう質問されますと、答えはたった一つ。
「分かりません」
「なぜ?」
「その場でどう撮れたか、確認などしないから。
そして、どのショットもみんな私にとってはベストチャンスなのですから」

マックで大きく眺めて、初めて、
「おおっ!」
これがロボグラフィの醍醐味ですね。

私も最初は、沢山のレンズに手を出すなんて、節操がない、
そう自分で感じていました。
でも、仕事上日々出会えたクライシスと冒険の楽しみが去った今、
レンズの冒険もまた、私の胸を躍らせ、日々の生活を彩ってくれます。
一生やめられない魂の冒険、そうとまで言いたくなります。




c0168172_1154966.jpg
c0168172_1154219.jpg
c0168172_11535416.jpg
c0168172_11534855.jpg
c0168172_11534279.jpg
c0168172_11533157.jpg
c0168172_11532426.jpg
c0168172_11531650.jpg
c0168172_1153944.jpg
c0168172_115325.jpg
c0168172_11525154.jpg
c0168172_11524331.jpg
c0168172_11523438.jpg
c0168172_11522763.jpg
c0168172_11522010.jpg
c0168172_11521247.jpg
c0168172_1152428.jpg
c0168172_11515074.jpg
c0168172_11514223.jpg
c0168172_11513476.jpg
c0168172_11512762.jpg
c0168172_11463420.jpg
c0168172_1146267.jpg
c0168172_11461858.jpg
c0168172_11461048.jpg
c0168172_11455917.jpg
c0168172_1145528.jpg
c0168172_1145468.jpg
c0168172_1145369.jpg
c0168172_11452851.jpg
c0168172_11452148.jpg

by hologon158 | 2016-09-29 12:35 | ホロゴン外傳 | Comments(0)