わが友ホロゴン・わが夢タンバール

661.05 ホロゴン外傅177「2016年8月27日エルマリート28mmf2.8が近江坂本に」5-完-沈黙のホロゴン

我が家では、妻が旅に出たりすると、
しばらくは子供たち二人(猫ですが)と三人の生活になります。
ご承知のように、猫は、犬と違って、とても静かです。
吠えませんし、ハーハーとせわしい息づかいを見せたりしません。
私も吠えませんし、ハーハーも言いません。
だから、静寂の世界。
と言いたいところですが、
YouTubeで音楽を楽しんだり、
二胡、揚琴、リコーダーの楽器も交互に反復するので、
実はかなりにぎやかです。
でも、それだけです。

現代の日本の家庭の何%でしょうか?
かなりの家庭ではテレビが時折もしくは常時鳴り響いているでしょう。
テレビ、新聞がないと生きていけない人もいるでしょう。
1日、2日は耐えられても、3日はもたない。

でも、その不可欠の情報を知って、どうすると言うのですか?
間接民主政の超巨大社会になって、
民意を反映させる機会であるたった一つの選挙は、
支配層の息がかかったマスメディアに良いように操られた大衆によって、
雪崩現象の場と化してしまっていました。

最悪のことは、その支配層がいったい誰なのか、
あるいは、何なのかが分からないこと。
表向きの権力を握る政治家たちは歴史上かつてないほどに無能で小粒。
ただのお人形でしかありません。
その向こうに身を潜めている本当の権力者は誰なのでしょう。
もしかすると、経済界の隠れた指導層?
それとも、アメリカ?
あるいは、中国?
とにかく国民主権を実現、実行しようとする層はどこにも居ない。
国民総働き蜂化、国民総被支配者化の実現に向けて、
誰かがこの半世紀営々と活動し続けてきたようです。

北欧神話には「沈黙のウッフェ」が登場します。
アングル族の王ヴェルムンドのただ一人の王子がウッフェ。
でも、この王子は王の悩みの種。
誰一人ウッフェが口をきくのを聞いた者はなく、
なにか遊びをしているのを見たこともなかったからです。
ところが、ヴェルムンド王、年老いて盲目となってしまいます。
跡取りとなるべき者がいない状態。
隣国の王がそれを知って、
王位を渡すか、王子同士の決闘で決めよう、と申し入れます。
絶望する王。
すると、ウッフェが突然、
「心配ありません。私がなんとかします」
彼がなぜしゃべらなかったのか?
父親がしゃべっているのだから、自分がしゃべる必要はなかったから。
もちろんその言葉どおりに、敵の王子を文字通り一撃でまっぷたつ。
いつそんな技を磨いたのでしょう?
すごいですね。

ウッフェの言葉から、人間は、本当に語るべきことしか語るな、
という思想が当時あったことが分かります。
もしかすると、そんな育てかたもあったのかもしれません。
スパルタはそれに近い教育をしたようです。
中国にも同様の思想があったようです。
希布の一諾という成句もそれに近いのでしょう。

私はどうか?
一生、しゃべり続け、書き続けてきた感じ。
しゃべりたいことはあるけど、聴く人はいない。
そんな人間に、ブログは最高のおしゃべりの場を提供してくれます。
ありがたいことです。
ちょうどウッフェの反対ですね。
で、どうだ?
ウッフェのように生きられるか?
無理、どころか、そんなことはしたくないですね。
ウッフェだって、現代に生まれていたら、
語り出した途端に、あっと言う間に無力化されてしまうでしょう。
人間がこんなに小さくなった時代はこれまでにあったでしょうか?



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by hologon158 | 2016-10-19 23:08 | ホロゴン外傳 | Comments(0)