わが友ホロゴン・わが夢タンバール

662.01 ホロゴン外傅178「2016年10月4日アポクアリア28㎜F2の佐保路」3 文章を書く


私はもともと長大な文章を書くことを仕事にしてきた人間ですから、
文章を書くことは全然苦になりません。
というより、人生の喜びの1つ。

ところが、他人の文章を読むとなると、
ときには、これほど苦しいことはないのでは、と思ってしまいます。
頭脳優秀をもって知られる人の文章、論文等を読んで、
何度ひっくり返ったか、わかりません。
いったい、なにを言ってるんだ?
いったい、なにを言いたいんだ?
センテンスが実に長大な文章を書く人もよく居ます。
いくつも主語らしいものが登場し、
錯綜し、ねじれ、ときには、
最後の最後に、これまで読んだすべての言葉が主語であり、
最後の一語が述語だったなんてこともあります。
頭の構造自体がそのようにできている人もいます。
批判を招かないように、安全な道を手探りで探して、
苦心惨憺の挙げ句にできあがる文章というのもあります。
わざと難解な表現を選んで、
肝心要の主張を分厚い保護幕の中に隠している人もいます。

私は誰にでも分かるような文章を書くことにしてきました。
仕事上の文章でもプライベートな文章でも、
文章の理想は一つです。
なんだと思いますか?

  ラブレター

それも、お目当ての人にはっきりと、疑問の余地なく、
「わたしはあなたが好きです」
そうはっきりと分からせる文章。
だから、私も仕事上の文章はラブレターとして書き続けました。

じゃ、なんで?
(辛抱しきれずに、質問が飛んできそうです)
なんで、こんなに何書いているのか分からない文章ばっかり掲載するの?
幾度か、種明かしをしました。
私は、単純に頭の体操としてブログを始めました。
文章を書くことがぼけ防止に役立つかどうか?
まったく見当もつきません。
でも、ぼけ防止になにをしたらよいのか?
そう思案してみると、
頭も体も絶えず動かし続けること、
これしか私には思いつかなかったのです。
書きたいことなど、そうおいそれと浮かんできません。
そこで、私が取った方法は、
なんでもよいから、書き出してしまおう、
何とか書いている内に、書きたいことが手の先から生まれてくるかも知れない。
実は、これは私の写真の撮り方でもあります。
どこでも良いのです。
いきなり撮り始めたら、どんどんロボグラフィが見つかる。
このような文体を「のたくり文」と呼ぶことができそうです。
とにかく辺り構わずのたうちまわっている内に、
どこかにひょいっと頭を出すことができる。
文章の骨格が見つからなくてもよいのです。
私一人が読者ですから、どんな気持ちで書いているか、よく分かるからです。

あなたが源義経のように国家権力からの逃走者になったとして、
あなたはどこに逃げますか?
義経は吉野に逃れました。
でも、実のところ、当時の吉野は現代そっくりでした。
よそものははっきりと浮き上がってしまいます。
よそものの動静はただちにニュースとなって広がります。
正解は、大都会の喧騒の巷に紛れ込むことですね。

私の文章はおたずねものの格好の隠れ家なのです。
完全にプライベートなことばかり書くので、
なにを書いてあるのか、数行読んでも分からない。
一応読む気になった人も、
「いったいこの人なにを書いているんだろ? やめとこう」と、
這々の体で逃げ出してしまう。
写真と来たら、めったやたらに訳の分からない写真を撮って、
しかも、撮影順に並べています。
主張も思想もへったくれもない!
ブログでなにか物を言いたい、
ブログで自分の写真観を確立したい、
ブログで名を揚げたい、
こんな動機がある人なら、絶対にしてはならないタブー全集、
それが私のブログですね。

もう一つのブログ「レンズ千夜一夜」も、
最初は律儀に対象レンズを主題に絞っていました。
でも、ほとんど誰も来ないので、
よし、こちらも「わが友ホロゴン」と同じスタンスで、
勝手放題に文章を書こう、そう考えを改めたのです。

最初の頃は、本ブログの記事を一日数本、
ときには10本も投稿することがありました。
今ではぐっとモデストになって、原則として、1日1本。
でも、これにはカラクリがあるのです。
1本の記事の文書量、写真量が以前の何倍にも膨れ上がっている。
だから、実態としては、ペースはそんなに落ちていないのです。
写真は一記事原則30枚のペースですから、
本ブログだけでも、一月に900枚、
一年に1万枚を超す写真を掲載することになります。
完全な隠れ家になりつつある、
私はそう確信しています。





c0168172_1181483.jpg
c0168172_11881.jpg
c0168172_118130.jpg
c0168172_1175428.jpg
c0168172_1174676.jpg
c0168172_1173998.jpg
c0168172_1173384.jpg
c0168172_1172733.jpg
c0168172_1172030.jpg
c0168172_1171482.jpg
c0168172_117862.jpg
c0168172_117274.jpg
c0168172_1165387.jpg
c0168172_1164611.jpg
c0168172_1164046.jpg
c0168172_1163489.jpg
c0168172_1162923.jpg
c0168172_116239.jpg
c0168172_1161664.jpg
c0168172_1161043.jpg
c0168172_116322.jpg
c0168172_1155625.jpg
c0168172_1155152.jpg
c0168172_1154331.jpg
c0168172_1153779.jpg
c0168172_1153031.jpg
c0168172_1151897.jpg
c0168172_1151139.jpg
c0168172_11547.jpg
c0168172_1145696.jpg

by hologon158 | 2016-10-25 12:02 | ホロゴン外傳 | Comments(0)