わが友ホロゴン・わが夢タンバール

663.01 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」1 魔術的


銀塩フィルムで写真を撮っていた時代、
世には、写真を撮る人間にはライカ党とツァイス党、
それに渋々付け加えれば、ニコン党がいる、
そう言われていました。

なぜ「渋々」か、と言えば、ライカ党もツァイス党も、
ニコンレンズなんか認めなかったからです。

私は、最初はツァイス党で写真を始め、
結局は、ライカ党に鞍替えし、いつしか両方を支持する、
という、なんだか現代の無節操政治家そこのけの人生でした。
でも、一貫して、ニコンレンズは、認めないどころか、大嫌いでした。

ところが、レンズ史は、歴史にふさわしく、
運命の天変、どんでんがえしの世界です。
本当の主役はニコン党だったのでしょうか?
現代のデジタル時代になってしまうと、
各社のレンズはすべて精緻正確一辺倒となってしまい、
突き詰めて言えば、ニコン党が勝利を収めたようなものです。

精緻な描写、正確無比な表現、
これでレンズの役割は終わります。
RAWで撮っておいて、
フォトショップ等のソフトで表現を自由自在に煮詰めていく、
この方式の下では、レンズの味わいなんて、邪魔になるどころか、
ぶっ飛ばされてしまって、跡形もなくなるのですから。

そう、目を向くような凄い写真作品に仕上がります。
でも、申し訳ありません。
私は、そのようなデジタル表現の写真作品に毛ほども心が動かされません。
心に残らないのです。
それって、あなたの感性がそれを求めたというより、
カメラ、ソフトの勝利、功績に過ぎないんじゃない?

残念ながら、私のように、JPEGで撮って、レベル補正だけで、
自分の標準的な濃度に補正するだけでも、
デジタル臭さがプンプン!
その度に、私はプンプン!!!
JPEGで撮ろうとも、現代のデジカメは撮影段階で、
所有者の許可なく、勝手に、デジタル処理をかなりやってしまう。
それがカメラ会社の味というものなのだそうです。
余計なことを!

でも、銀塩フィルムにおさらばしてしまったのですから、
どうしようもありません。
こうして、泣く泣くデジカメを使っているのですが、
それでも頭をもたげて来るのがクラシックレンズの個性。
デジタル処理の表層を破るようにして、個性を輝かせてくれます!
その面白さ、したたかさには驚かされます。

今回は、ツァイスのレンジファインダー時代のビオゴン21㎜F4.5。
私には、銀塩レンズ時代の魔術的な香りが感じられるのですが.....





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by hologon158 | 2016-11-02 18:04 | ホロゴン外傳 | Comments(0)