664.01 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」1 安定、優美
1954年発売の旧コンタックス用ビオゴン21mmF4.5に対して、
ライカが1954年にぶっつけた対抗馬は、シュナイダーのレンズでした。
スーパーアンギュロン21mmF4
開放値を0.5明るくした辺りに、対抗意識が見えてくるようです。
この勝負の勝ち負けは知りません。
私には、わずかにビオゴンが勝っている感じがします。
時折魔術的と言いたいほどのメタモルフォーゼをプレゼントしてくれるから。
このような変身はスーパーアンギュロン21mmF4には見当たりません。
堅実、安定、優美、これがこのレンズの持ち味なので、
デモーニッシュな深みを求めるのは酷。
でも、このあたりは私の個人的な好みかも知れません。
写真家には写真家のニーズがあるでしょう。
奈良町では、別にメタモルフォーゼが求められるエリアではないので、
スーパーアンギュロンは生き生きと働いてくれました。
by hologon158
| 2016-11-09 12:45
| ホロゴン外傳
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