わが友ホロゴン・わが夢タンバール

666.02 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」2 楽器してる?


あなたは楽器をなにか楽しんでいませんか?
まだですか?
でしたら、今からで遅くない!
なにか始めましょう!

とは言っても、別に楽器でなくても、いいのです。
なんでもいいから、始めましょう。
自分にはできるはずがない、
だけど、やってみたい、
そんな何かがあなたにもあるでしょう?
たとえば、ピアノ。
たとえば、油絵。
なんでもいいのです。

絶対に自分にはできない、
だけど、できたらいいなあ、
生まれ変わったら、やりたいものだなあ、
そんなものが一つや二つ、あるでしょう?
じゃ、第2の人生、生まれ変わったつもりで、始めましょう!

ただし、必ず、先生につくこと!
恥ずかしいから、いやだ、
そう思ったら、思い出しましょう。
第2の人生なんだ、なんでも初めてのことじゃない?
やってみよう!

ロケット工学の第一人者だった糸川英夫教授のことをご記憶ですか?
バレーを始めたのです!
いくつで?
60歳で!
バレーボールじゃありません。
クラシックの舞踊ですよ。
貝谷バレエ団に入団したのです。
超有名人でした。
もちろんニュース種となり、
踊る姿を全国民が見るだろう、と予測できるのに、
始めたのです!
人目を気にしないあたり、さすがに天才ですが、
このように子供の心を持たない限り、
人が思いつかないようなアイデアなんか閃かないものです。

子供の頃のニュース映画で、
糸川さんのロケット発射実験を観ました。
とても小さなペンシルロケットがちっぽけな発射台に。
「3、2、1、発射!」
その瞬間、とてもかわいい「パン!」という破裂音とともに、
発射台の上で木っ端みじん。
映画館は爆笑に沸きかえりました。
でも、子供心に感じました。
誰も糸川さんをバカにして笑ったんじゃない!
我が子の凧がいきなり墜落したときのように、
あたたかな気持ちがこもっている、
そんなことを感じたことを覚えています。

一生夢を追い続けた人でした。
私たちだって、そうしましょう!
第1の人生は人の夢を手伝う程度で生きたかもしれないけど、
第2の人生は自分の夢を追いかけましょう!
私自身は、第1の人生から、
あれやこれやと夢を追い求めて生きてきました。
どうせいつかは死ぬんだか、
生きてる限り、どの瞬間も自分のやりたいことをやろう、
そう決意していたからです。

でも、先生につくようになったのは、
12年前から。
独習では絶対に分からないことを一杯学びました。
よい師につくことのメリットは、独習の人間には絶対に分かりません。
どんな楽器も全身で弾くものなのに、
形だけ真似て、小手先のテクニックでしのいでしまいます。
体全体で弾くということは、
体の一部を緊張させ、他はすべて弛緩させるという動きを、
さまざまに使いこなさなければいけません。
でも、独習では、そんなこととても気づかないし、
まして自分で会得することなんか絶対におぼつきません。
でも、形はなんとか様になるので、もう簡単に天狗になれます。
引退後のアマチュア写真家が、
「わしら、カルティエ=ブレッソンなんか軽く超えてしまった」と、
うそぶいている姿を見たことがあります。
こんな風に天狗になれること自体、
どんなことも天井知らずであることに気づいていない証拠ですね。

ですから、必ず、先生につきましょう。
でも、自習復習を怠ってはなりません。
でも、そんな自習復習の要領そのものが分からない。
恥ずかしい話ですが、昨日までの私がそうでした。
揚琴、二胡、そしてリコーダーと順番に学び始めたのですが、
自宅での練習は、簡単な練習曲を一通りやってから、
いきない課題曲を何度も弾き、
うまく弾けないところだけ、部分練習、
そんな毎日をどの楽器についてもひたすら続けてきたのです。

それがどんなに無意味か、それを思い知らされるのが、
コンサートです。
今年の秋は4つもコンサートに参加しました。
まあ、簡単に言いますと、どれ一つ、うまく行きませんでした。
日頃の猛練習の成果なんて、どっかに吹っ飛んでしまった感じ。

最後の付虹先生の揚琴、二胡教室の発表会は、
すり鉢状の小ホールを借りてのコンサート形式でした。
舞台裏で一人出番を待ちながら、気がつくと、頭の中は真っ白!
今から演奏する曲を頭の中でおさらいしようと思ったのに、
何一つ浮かんで来ない!
生涯、自分の仕事ではあがったことなどなかったのに!
情けない!
突然、腹を決めました、
「ええい、もうどうなってもいい。
思い出せなくても、体は覚えている!
そのはず!
そうであってほしい!
なるようになれ、だあ!」
出番になって、揚琴の前に座って、
思い切ってスティックを振り下ろしました。
不思議な体験でした。
なんとか最後まで弾くことができたのです。
前日に20回以上弾いたのですから、当たり前と言えば、当たり前。
最後まで、どう演奏しようなどという意識などなし。
ただ、あれよあれよ.......あれっ? 
終わった!

先生も何人かも「よかったですよ」と言ってくださったのですが、
「どうよかったのか?」
尋ねる勇気もなし、
ただ、気休めに言ってもらったと推測しただけ。
何度か書きましたが、これまでも同様で、
伴奏なら、単独の伴奏も含めて、ほとんど上がらないのに、
独奏は常に上がる、というのが私のジンクスでした。
今回もそうだったわけです。

なんとかしたいもの、そういつも心の隅に考えてきました。
数日前、書店である本を見つけたのです。

  ウィリアム・ウェストニー著
  「ミスタッチを恐れるな The Perfect Wrong Note」
  (ヤマハミュージックメディア刊)

書店でこの題名を見た瞬間、感じました、
「これだ!」
アマチュア音楽家への目配りは忘れませんが、
本質的には、プロ音楽家を目指す学生たちへのアドバイス。
ピアノだったら、こんな風に段階を追ってソルフェージュしなさい、
なんて、優等生向けのものでは全然ない!
詳しいことは書きません。
楽器をしない人はどうせ読まないし、
楽器を修得しようと志を立ててがんばっている人なら、
たった2300円です。
さっそくアマゾンで取り寄せましょう。

要するに、型を破りましょう。
型どおりに練習することなど、全部やめましょう。
反復練習は意味がないどころが、有害。
何回練習しようと、本番では簡単にぼろが出てしまう。
目標を定めて、弱点、難点を一つ一つ徹底的に克服していこう。

簡単に一例。
練習のはじめは、まず、全身と心をほぐす。
楽器に向かったら、
音階とか練習曲をちまちまとお行儀よくやるなんて、よしましょう。
まず、バンバン叩きまくれ、弾きまくれ、
ミスタッチでもなんでもやっちゃおう!
こうして体をほぐし、心をほぐし、楽器に親しもう!
こんな調子です。

今朝、揚琴でやってみました。
揚琴の弦は150本を超え、全音、半音、数十の音が出せ、
音域は5オクターブほど。
その弦をまず思いきり叩きまくったのです。
できるだけ手首が柔らかく回るように、
これだけを念頭に置いて、さまざまに音を出し、
おかしな組み合わせの音をトレモロしたり、和音にしたり。
そして、お気に入りの練習曲とか、暗譜している曲を、
いつもと違い、思いっきり叩きまくったのです。
なんだか体が、手首が以前よりもなめらかになった、
そう気づきました。

今学習中の曲は左手がスティックの底の竹で弦をピンピンと弾いて、
主旋律を奏でる間に、右手は低音から中音域をめまぐるしく踊って、
アルペジオの伴奏を付けるという部分が20小節ほどあります。
こんな難しいこと、簡単にはできっこない、そう思いこんでいたのですが、
なんだかすらすらと弾けているではありませんか?
この本のアドバイスをいくつも取り入れたからです。

さっそく教室のみなさんにラインで情報提供をしました。
なんだか毎回の練習がますます楽しみとなり、
楽器と音楽がさらに生き甲斐になりそうな気持ち。





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by hologon158 | 2016-11-24 19:31 | ホロゴン外傳 | Comments(0)