わが友ホロゴン・わが夢タンバール

669.04 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」4 縄文時代の奇跡


前回の記事の続き。
縄文文化も同様の奇跡の文化、歴史ではありませんか?
文明が現在の通説よりもはるかに遡る可能性を基礎づけるという点では、
日本の縄文文化を挙げることもできそうです。

縄文時代は1万5000年前に始まったとされています。
つまり、1万数千年も縄文土器を連綿と作り続ける人たちが居たのです。
その間、縄文土器が本質的には同質を保って作り続けられたのです。
単なる土器のレベルの問題にすぎないのでしょうか?
私にはそうは思えません。
日本の現代を考えて下さい。
たった100年ほど前の明治時代の文化、建築物がどれだけ残っていますか?
当時の生活のどれだけが現代に継承されていますか?
つまり、しっかりと情報、知識が伝承されて、揺るがなかった。
その一点だけをとっても、
その根底に安定した社会と文化を感じませんか?

縄文土器に関する文献を読む度に感じることが一つあります。
縄文時代の文献を読んでも、
縄文文化と歴史が人類には極めて稀な現象であることを全然書いていない。
その文化を1万数千年も育て続けるためには、
縄文人たちは計り知れない努力と知恵を傾けたはずなのに、
そのことも書いていない。
でも、ここにも未知の社会と歴史が隠されていることは明らか。
縄文時代が遙か1万年を超えて延々と保持されてきたという、
稀有の事態への驚きを感じさせる語調を感じ取ったことが一度もありません。

私が幾度も書いている恐竜時代のタイムスパンについても同様です。
それがどんなに途方もないことなのか、
それこそ恐竜時代に対するもっとも切実な視線となって当然なのに、
そのような視線を感じたことは一度もありません。
恐竜たちが1億数千万年もの長きにわたって、
延々と進化を続けたというのに、
学者の話題は、なぜ滅んだか、こちらに重点が置かれている。
確かに、種の衰退滅亡の契機を学ぶことも、
人類の現在及び未来のあり方に対する大切な指針となるでしょう。
でも、恐竜が1億数千年にもわたって生存繁栄し続けたこと、
こちらの方こそ、人類の未来のためにさらに重要ではありませんか?

同様に、縄文時代がなぜ1万年以上も続いたか?
これは大変な問題と意味をはらんでいます。
現代文明がそれだけ存続する可能性など、
誰も信じていないからです。
むしろ破滅、カタストロフィに向かってまっしぐら、
いまや組織の生存、発展、繁栄が人類の生存よりも重要、
そんな奇怪な気配さえ感じられるのですから。

縄文土器が1万年以上続いたということの意味は、
土器のレベルの問題ではありません。
縄文土器を作り続ける文化と社会とはどんなものだったか?
縄文人たちがなぜ1万年以上に渡り、縄文土器を作り続けることができたか?
これが核心ではありませんか?

まず、分かること、それは、
縄文人たちの生存、生活が1万年以上安定して継続したことを意味します。
1万年ですよ、信じられますか?
現代人の生活の中で、千年以上残っているものがどれだけありますか?
築100年で旧家と言われる時代なんですから。
縄文時代だって、事情はあまり変わらなかったでしょう。
さまざまな面で縄文人の生活にも変化があったはず。
でも、生活、社会の根幹には縄文土器があり続けたのです。
生活の具として常用すれば、
古びたり壊れたりしていったでしょう。
でも、さまざまな変化はあっても、縄文様式はしっかりと守り続けたのです。
その理由は分かりませんし、想像さえできません。

しかし、分かることがあります。
縄文人は現代人とそっくり同じ「人間」だった。
縄文人から弥生人、弥生人から現代人に進化などしていません。
全部同じホモサピエンスだったのです。
安定の文化から変化の文化に移行しただけ。
大切に守る文化からなんでもかでも捨てる文化に変わったとも言えます。
たとえば、現代のさまざまな製品は一定期間経過後に壊れるようにできています。
なぜ?
買い換えをさせるため。
誰の利益のため?
一部の人間のため、会社のため?

でも、はっきり見えてきました。
いつまでも変化を果てしなく続けることはできません。
資源そのものが尽きてしまうからです。
酷寒の到来とともに、天井もふすまも燃やして暖をとるようなやり方で、
人類は生きているのです。
行き着くところは見えています。
現代の事態を座視する限り、
きわめて近い将来に破滅へのチェーンリアクションが始まります。
これを避けるには、縄文人の知恵を学ぶことが必要なのではないでしょうか?






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by hologon158 | 2016-12-07 23:58 | ホロゴン外傳 | Comments(0)