わが友ホロゴン・わが夢タンバール

669.06 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」6-完-移動書斎


「人生至る処青山あり」
美しい言葉ですね。
どこに行っても、美しく死ねる、それが人生だ、
という感じでしょうか?

私はこう言いたいですね、
「人生至る処書斎あり」

私はいつどこでも何か考えていたい。
それを実現できるアイデアがこれ、というわけです。

人ができるようですが、私には、
頭の中で思案を巡らせる、これができません。
いつも書いていることですが、
私にあれこれ能力があるとしても、
記憶力だけは備わっていない。
これはかなりのハンデですね。
さっと知識を取り出せる人がいます。
うらやましいですね。
そんな芸当ができない私は、いつもそう感じてきました。
だから、私は知識に頼らず、
判断力と閃きに頼る、そんな生き方をしてきました。

こんなことができる人がいますね。
少し考えを巡らした後、すっと5本の指を立てて、
「この問題には解決の可能性がたった一つ。
ただし、そのプロセスには5つの課題があります。
まず、その一つが....」
こんな芸当、一度はやってみたいけど、無理。
そこで、私はひたすら書きます。

むかし東京工大の川喜多二郎教授が考案したKJ法という発想法を
ご記憶でしょうか?
これを一番愛用したのは私ではないか、とさえ思います。
ブレーンストーミングをまず活用します。
なにかを解決したければ、
解決に関係しそうなデータ、アイデアを思いつけば、
小さなカードにランダムに書き付ける。
そのデータ、アイデア同志の関係は考えない。
ひたすら思いつくまま書き続ける。
頭の中からなにも出なくなったら、
これを卓上にずらりと並べて、
関係がありそうなものを近くに、
なさそうなものを遠くに、と、並べ変えて行く。
そうして、....と、データ、アイデアの関連を考えていくうちに、
さらにデータ、アイデアは増殖する、
こんな風にしていく内に、
バラバラでは見えてこなかった関連、アイデア、方向が見えてくる、
そんな発想法でした。

私のような極貧記憶の人間には最高の武器でした。
今は、あからさまには使いませんが、
ひたすら文章をランダムに書いて、なにか自分の考えがまとまるのを待つ、
という姿勢は変わりません。
KJ法が今でも私の底で生きている、
そんな感じがします。
そして、今では、その武器はカードではなくて、
Pomeraというわけです。

しかし、私にはもう一つ弱点があります。
集中するために、音楽が必要なのです。

若い頃、国家試験を受けたことがあります。
記憶力がない私にとって唯一の武器は、
「読書百遍意自ずから通ず」だけ。
でも、別に読みたくもない必須の基本書を、
30冊ほど学ばなくてはならないのですから、
ちょっと辛い。
そこで、オペラを轟々と書け続けながら、ひたすら読み続けたのです。
生活雑音をすべて排除することで、
なんとか読書に集中できたわけです。
これが癖になってしまいました。

Pomeraのような小型コンピュータとiPodの出現で、
私の移動書斎が実現しました。
どこに行っても、座りさえしたら、
iPodやウォークマンで音楽充満空間に瞬間移動し、
好きなように読書し、Pomeraで作文できるようになったのですから。

多くの人は、まず書きたいことが頭に浮かんでから、作文にかかります。
私は、頭の中は空っぽなので、まず書き出します。
あれこれと書いている内に、なんとか文章にまとまり、
けじめを付けることができたり、できなかったり。

ブログを始めてから、
私はそうした文章の倉庫を見つけることができた思い。
この倉庫に入れておけば、
ブログ内検索で、いつでも参照できることを知って、
私は狂喜乱舞したものです。
でも、残念ながら、ブログ内の文章が8000を超えると、
検索しても満足にひっかからないようです。
でも、気にならなくなりました。
書く方が忙しくて、
読み返すなんてことをほとんどしたことがないのですから。
こうして、「至る処書斎あり人生」をエンジョイしています。

ところが、落とし穴!
11月14日月曜日、揚琴レッスン梯子日でした。
バスに乗って、早速ウォークマンでモーツァルトを聴こう!
あれっ?
イヤホンの右の白いイヤーパッドがない!
バッグを全部ひっくり返して探しました。
ない!
妻にラインでいつもの置き場所を探してもらいました。
「なかったよ」

そこで、どうしたか?
音楽をあきらめたか?
とんでもない。
ないと分かった途端、ひらめきました。
自分でイヤーパッドを作ればいいんだ!
ゴムのパッドが押し込まれる芯が残っています。
その周辺に短冊状に破ったティッシュを丁寧に巻き付けました。
そうして、耳に押し込んで、モーツァルトの弦楽四重奏曲をかけたら?
しっかり音楽が頭の中に鳴り響きました。
正規のイヤーパッドにまるで劣らない。
こうして、この文章を気楽に書くことができたという次第。





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by hologon158 | 2016-12-08 23:33 | ホロゴン外傳 | Comments(0)