わが友ホロゴン・わが夢タンバール

672.02 ホロゴン外傳190「2016年10月22日エルマジ95㎜で生駒リユニオン」2 記念日


12月3日は一つの記念日になりました。
揚琴のスティック技法発見の日。
習い始めて10年以上経って、今頃?
笑わば笑え、ですね。
ひたすら手首を回して、弦を叩き続けてきました。
朝のストレッチでも、夜の半身浴でも、
手首のエクササイズを延々続けてきました。
でも、スティックをなめらかに細やかに回して、
美しいトレモロのサウンドを響かせることなど、
夢のまた夢でした。

この2年、二胡も習ってきました。
こちらも同様でした。
弦楽器はすべてそうなのかも知れませんが、
弦を弓で擦っても、美しい音は出ません。
揚琴の二胡伴奏を習っている陳少林先生が面白いことを言われました、
「二胡は弓を強く弾くと音が小さくなり、
軽く弱く弾くと、音が大きく響きます」

なぜか?
二胡は、弓の弦を二胡の2本の弦の間に入れて、
前に出したり、後ろに押しつけたりして音を出すのですが、
内弦は、たしかに洋楽の弦楽器のように、弦を擦りあわせる奏法なのですが、
外弦は違うのだそうです。
弓の弦を張っている竹の竿を二胡の胴に張った錦蛇の皮を上を滑らせることで、
その動きに伴って、弓の弦と二胡の外弦との間に玄妙な摩擦が起こることで、
あの繊細微妙な二胡サウンドを生み出すのだそうです。

たいていの二胡奏者はどうやらそうは考えていないようで、
グイグイと外弦と弓の弦を擦りあわせて演奏しています。
それでも美しい音は出ます。
でも、摩擦音なので、かなり強い響きで、
繊細微妙なニュアンスを出すことができず、
一本調子のサウンドになります。
私の見るところ、日本で一番有名な二胡奏者もそうです。
その証拠は歴然。
とても美しいサウンドですが、
どんな音楽を弾いても、同じ音しか聞こえてこない!

私の師匠RJ先生は違います。
そのサウンドは音楽、ニュアンスに応じて変幻自在です。
その先生に教わって、2年でようやく少し音が出るようになりました。
たいていの二胡教師につくと、もっと早く音が出るようになり、
もう今頃は曲を弾いていることでしょう。
でも、それは摩擦音、というわけです。

じゃ、本物の音はどうやって出すのか?
左右の手のほんの1個所だけに力を入れて、
他は原則として脱力するのだそうです。
手で弾くのではなく、全身で弾くのです。

よく考えてみます、すべての楽器の名手がそうしているのでしょう。
たとえば、ピアニスト。
フォルテッシモを鳴らすのに、
両手を振りかぶって、鍵盤をバシンと叩くなんてことはしませんね。
両手が蛇のようにしなやかに鍵盤に延びるだけ。

突然、閃いたのです。
そうだ!
揚琴も手首で弾くんだないんだ!
脱力した全身で弾くんだ!

こんな閃きって、どなたでもそうでしょうけど、
ただちにメモするか、実行に移すかしないと、
露となって消えてしまうものです。
「天使のささやき」
ときには「悪魔のささやき」かも?
仕事でも、時々これが起こりました。
朝方の目覚めの瞬間に起こることが多いのですが、
7月3日水素吸入器Beautyflyを使い始めて以来、
なにしろ完全暗黒の熟睡から突然ぱっと目を覚ますようになって、
閃きも去ってしまった、なんてことはありません。
今でも、どうにかした拍子に、リラックスした瞬間、起こります。
今回は起こった瞬間、階段を駆けあがり、
揚琴のカバーをさっとめくって、実行!

肩の力を完全に抜いて、
散歩のときのように、手をぶらぶらさせて、
手首も自由にゆらゆら揺れるようにして、
体の中から波動が手先に向かうようにしました。
これだ!
こうしてHologon158は、揚琴奏者となって幸せに暮らしました....
なんてことには、簡単になるものではありませんねえ....
単に、10年以上経って、ようやく出発点に立った、
それだけの話。

それだけにしても、よくよく考えてみますと、
すべて、人間の自然な体の動きの基本は、
緊張と脱力のバランス、
これに尽きますね。

40年以上も写真を続けてきますと、
どんなに素人と言っても、
カメラを持つ人、写真を撮る人を見ますと、
たちどころにどの程度か分かりますね。
物腰、眼差し、動き、撮り方、全部違いますね。
でも、こんなこと言って申し訳ありませんが、
今では、鷹の眼差し、豹の物腰の写真家なんて、
ほとんど出会いませんね。
あれはオートワインダーなんて装備されていないカメラで、
銀塩フィルムを使って、一発勝負をしていた時代の写真家の姿でした。
RAWで撮って、明日、現像して、写真に仕上げよう、
なんて気持ちで撮っている限り、
振り返りざまの居合い抜きなんて、お笑いの種でしかないでしょう、
「なんで、そんな必要あるの?」

ちょっと話が逸れましたが、
要するに、これから揚琴がますます面白くなりそうです。





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by hologon158 | 2016-12-22 23:20 | ホロゴン外傳 | Comments(0)