わが友ホロゴン・わが夢タンバール

674.03 ホロゴンデイ170「2016年11月25日京都寺町辺にホロゴン出没」3 吉田正写真教室



一ヶ月前に戻ります。
12月15日木曜日、
吉田正写真教室のいわば課外授業でした。
写真展会場に集合したのです。
吉田正さんが講師をしている兵庫西宮、芦屋の教室の合同写真展。
たしか60数名の生徒さんたちが写真クラブも構成して、
年一回写真展を重ねています。
その第一回から欠かさず拝見している人が幾人居るでしょうね?
かく言う私がその一人。
その第一回はまだ十数名でした。
この第一回から出展して、現在に至っている人も数人居ます。
だんだんと増えて、今では60名を超えるのですから、
すごいですが、
もっとすごいのは、そのメンバーのみなさん、古いも新しいも、
老いも若きも、ほとんど例外なく、成長し、変わってきておられること。
そして、写真展それ自体がどんどんと進化していること。
この理由はメンバーがこぞって、
自分の写真をしっかりと見つけつつあることにありますが、
もっと大きなことは、写真展を指導し、デザインする吉田正さんが、
写真家として、デザイナー、企画者として、人間として、
果てしなく成長しておられることにあります。

昨年、こう思いました、
もうこれ以上、優れた写真展は望めないだろうな。
でも、吉田さんなら、そんな予測を見事裏切るだろうな。
今年の写真展は、昨年まで成長していた写真展とレベル、次元が違っていました。
大半は小品ではありますが、
さながら写真作家の異色かつ意欲的な創造の成果を見るような作品群が、
壁面の半分ほども埋めていました。
昨年までは気の利いたアマチュアの余技程度だったのに、
独創的な作品を独創的に組んで、
独自のイメージを生み出してくれました。

おもしろいことに、その作家のほとんどが女性!
なかのお一人など、私が以前に所属した西宮北口の教室の方ですが、
私と一緒に入会されたのですから、
まだ3年だと思います。
最初はまったくの初心者でした。
それが今では見事な写真作家!
完全に脱帽。
すでに写真が人生になっておられるのでしょう。

こんな風に見事な作品をお作りの方の大半が女性でした。
以前から、女性上位の常態だったのですが、
今回の写真展はさらに顕著になった感じ。
女性のみなさん、ますます独創的になって行くようです。
横並びを大切にする人生を送ってきた男性には追いつけない勢いで、
オリジナルな作品づくりをしておられます。
私は常日頃から、21世紀はますます女性の世紀になると踏んでいるのですが、
大げさに言いますと、
その印象を図らずも確認させていただいたという感じ。

男性陣の中で私が大きな感銘を受けたのは、お二人。
まず、路傍写真の作家。
私と同様に、ストリートフォトにのめり込んでおられる方ですが、
無差別大量ロボグラフィを撮りっぱなしの私とは全く異なり、
路傍と対話しながら、そこに漂うペーソス、情感を映像化しておらえます。
今回は縦位置2枚の陰陽の写真で、熟していく時を表現して、文句なし。
師匠の吉田先生の多彩なストリート風景写真群の中に収めても違和感がない、
そんな感じさえしました。
最近では珍しいことですが、
まだ若い方です。
これから、さらに進化を重ねて、
いつか吉田正さんの衣鉢を継ぐ作家になってほしい、
そんなことまで願ってしまいます。

もうお一人は、馬の作家。
主に競馬場で躍動する馬たちの姿を絶妙の瞬間に切り取って、
誰も真似のできない表現力を発揮してこられました。
レタッチの教室をいくつかもっておられる写真関係のプロですが、
クラブの創設以来、異色の切れ味と独創性に満ちた競馬場のスナップで、
まさに看板作家的な存在でした。
現在の大規模ギャラリーで開催されるようになってからも、
正面の狭い壁面全部を大がかりな組写真で飾ってきました。

ただし、この数年、かなり真剣に対峙しないと、
作品の意味や面白味を把握することが難しい、
そんな晦渋と言ってもいいような、作りでした。
本クラブ創設当初の数年の颯爽たる作品群をはっきり記憶している私としては、
ちょっと物足りなかったというのが本音。
クラブ展初期の作品をご存じない方にとっては、
なにやらややこしい作品を作る写真家だなあという印象しかなかったでしょう。

今年は違いました。
これまで同様、競馬場風景なのですが、
意表を突く切り取りの妙味と、
一つの作品に組み立てる配列の巧みさが相乗効果を発揮して、
すがすがしい音楽を奏でる作品が壁面から浮かび上がりました。
私の属する梅田教室で文句なしトップの女性がため息とともに、
「がらっと人間が変わったようで、
これまでとは全然違う、すごい作品になっていますね」
少し言葉は記憶違いかもしれませんが、趣意はこの通りです。
彼女も作家が一次元高みに上られたと感じたのです。

私が最後に感じたことはこうでした。
「さあ、これからが大変ぞ。
次回にどんな風にもう一枚皮を向くとしたら、
どんな方向に向かうんだろうか?」
この方もますます楽しみ。

写真展には独創性に満ちた作品がまだまだありました。
どなたも吉田正さんの真似をしようとしていない。
でも、吉田正さんの教えどおり、
自分の写真世界を作ろうとして、楽しみながらがんばっている。
このような写真クラブは日本にあまりないのではないか、
そんな感じがします。




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by hologon158 | 2017-01-17 23:39 | ホロゴンデイ | Comments(0)