674.05 ホロゴンデイ170「2016年11月25日京都寺町辺にホロゴン出没」5開眼!
2016年12月21日水曜日、
この日も記念日になりました。
揚琴開眼記念日。
優れた揚琴奏者付虹先生に10年以上習ってきました。
平行して、二胡奏者の陳少林先生に揚琴伴奏を習ってきたお陰で、
大小さまざまな演奏機会に恵まれました。
まだ満足に弾けないときから、コンサートに出ていたのですから、
大胆と言うか、無謀と言うか。
でも、なんにも疑問に思わなかったと言った方がよいかも知れません。
思っていたら、出なかったでしょうから。
どんなことでも、まったく同じことが言えます。
知らぬが仏。
揚琴の場合、この楽器がどれだけのパーフォーマンスを持っているか、
まったく分かりません。
全く弾けないという段階から、
完全に弾ききっている段階まで、
自分がどこまでたどり着いたか、分からない。
たどり着いて、振り向いたとき、初めて分かります。
3週間ほど前だったでしょうか、
揚琴のスティックの動かし方について、
突然閃いたことは書きました。
二胡では、弓を使って、弦を鳴らすのですが、
決して弦をこすってはならない。
ひたすら右手を脱力して、弓のツルではなくて、
ツルを支えている竿をなめらかに安定して滑らせるなければならない。
このような弾き方は二胡奏者の常識とは言えないようです。
私の習っている師匠は二胡の本当の伝統の継承者だからでしょう。
たいてい巷に聞こえる二胡演奏は弦をこすっています。
これでも音は出ますが、本物の音を聞いてしまいますと、
やっぱりこの人分かっていないんだ、
そう分かってしまいます。
ふっと閃いたことは、揚琴も一緒だ!
これまでスティックで弦を叩こうと頑張ってきました。
そうじゃなかったんだ!
腕を完全に脱力して、手首を解放するようにしなきゃ!
揚琴は一種の打楽器です。
その打楽器でなめらかなメロディーを弾かなければなりません。
その基本的な武器がテンオン(ふるえる音)、つまり、トレモロです。
これが手首を無理に回転させていると、滑らかにはできない。
でも、脱力すると、できる!
これに気づいたのです。
かなりトレモロが自由に弾けるようになりました。
揚琴がますます楽しくなりました。
そして、21日突然、揚琴の音が変わったのです!
これまでは、鳴っていただけ。
いきなり、歌い始めたのです!
この違いは体験してみないと分かりません。
これまでとぜんぜん違う響き。
この揚琴で、こんなサウンドが出るとは想像もしなかった!
「ミスタッチをおそれるな」を読んだ成果もあるかもしれません。
本書の演奏練習の章は、私にとっては今やバイブル。
何度も何度も読み返しています。
なかなかその通りに練習を進めるのは難しいけど、
どんな素人の楽器修得にも指針となるようなアドバイスの宝庫。
揚琴、二胡、リコーダー、3つの楽器を今学習していますが、
その3つにすべて完全に共通する指針となりそうです。
私の第2の人生の柱は写真と音楽なのですが、
比重は音楽の方に傾きつつあるようです。
修得の成果がはっきりと出る楽器練習の方が、
ただ自己満足の日記と写真倉庫を黙々と作り続ける、
一人芝居のようなものよりは、
やり甲斐があるからでしょう。
楽しい!
by hologon158
| 2017-01-22 23:32
| ホロゴンデイ
|
Comments(0)