わが友ホロゴン・わが夢タンバール

677.05 ホロゴンデイ192「2017年1月22日ホロゴンで近江八幡新年会」5-完-天城越え

ちょっと似合わぬことをしようと思っています。
友人のお一人YHさんから提案を受けたのです、
「ギターとリコーダーで演歌をやってみよう」

もちろん私がリコーダー。
彼は学生時代、ラテン・トリオで全日本学生コンクールで優勝したと、
当時はプロはだしよりも上だったという猛者です。
もちろんギターは今でも達者。

私は、若い頃数年独習したリコーダーを再開してたった1年の駆け出し。
その私がヴォーカルをリコーダーでやる?

しかも、彼が提案した一曲が傑作。
石川さゆりさんの「天城越え」!!!!
私は歌謡曲なんてほとんど聞かず、
まして演歌などほとんど聞かず、もちろん歌ったこともない。
演歌の登場人物たち、歌手たち、どちらでも同じ、
私の人生、生き方、考え方と天と地ほどに違う。

リコーダーという楽器そのものがルネサンス時代以来、
人間の声の代用となる位置づけで、
あらゆる階層の人々の生活に溶け込んできた歴史はありますが、
ルネサンス、バロックのヨーロッパ人たちの歌もまた、
その精神性において、演歌とは極端にかけ離れています。

でも、なにしろ田舎の退職者暮らしは暇ばっかりなのです。
「おー、やってやろうじゃないか!」(もうすでに演歌の気分になっている)

早速YouTubeで聴いてみました。
石川さゆり ~ 天城越え
(https://www.youtube.com/watch?v=LEJcOLMQ8c0)

YouTubeって、ほんとに便利ですね。
私の人生のはるか外にあった石川さゆりさんが私のところにやって、
絶唱してくれるのでから。
それにしても、かっこいいですね。
もうほとんど希望もなにもない感じ。
せっぱ詰まっている。
でも、開き直っている。
最後の最後まで思いっきり生きて、
潔く散っていこう!
そんな感じ。

はるか昔まだテレビを見ていた時代、
石川さゆりさんを紅白で見た記憶があります。
ほっそりと清楚な女性でした。
それが、ここだけの話ですが、切れの良い年増女の風格に。
こうなると、なんだか妻のある男と、
絶対に結ばれる希望のない不倫の愛に溺れる、
人生いいことなんかまるでなかった女性の最後の愛、
という雰囲気。

フォルテで絶唱するあたりで、声が生になるあたり、
ちょっとどうかなと思われる部分もありますが、
それは私のクラシックよりの偏見らしく、
演歌は地声を交えるのが本来のようです。
とにかく凄艶そのものの艶姿。
歌もとても良い。
何回聴いても、「こんなもの、リコーダーで吹けるものか?」

ところが、ケーナで「天城越え」を吹いている方がいるのです。
天城越え ホセ犬伏・渡辺大輔
(https://www.youtube.com/watch?v=lJIOLUvk4QE)
これを聴いて、突然、手で膝をポン!
「なんだ、なんだ、
このケーナの音、ぼくのソプラノリコーダーと同じ音じゃないの。
こんな吹き方でいいのなら、なんとか吹けそうだ!!」
そんな風にころっと変わるって、ほんとうに考え方が甘いですねえ。

リコーダー再燃のきっかけをくれた親友のAKさんから、
彼が今では使わないリコーダーを数本分けてもらいました。
その最後の一本がフォン・ヒューネのソプラノリコーダー。
優れた音楽家がルネサンス当時の本物のリコーダーを復元しようと、
がんばって作っていた時代の作品です。
とても軽い木でできていて、
とても実の詰まった、切ないような音を出してくれます。
音をちょっと出しただけで、ほしくなってしまった逸品。

幸い、私の方に回してくださって、幸せそのもので吹き始めたものの、
最初はすぐに水滴がたまって、音が出なくなり、かなり苦労してきました。
暖かい息をリコーダーの筒の中に吹き込むと、
筒との温度さで液化するためです。
でも、だんだんとその癖もなくなり、
サウンドボリュームはかなり小さいのですが、
実の詰まったサウンドで私を喜ばせてくれる逸品。

このフォン・ヒューネの出すサウンドがまさにケーナとそっくりだったのです。
ただし、「天城越え」はさすがに時期尚早とYHさんも悟って、
「涙そうそう」にしましょうと、方針変更。
私も一つ選びました、
「川は流れる」
どちらも最高の歌唱力を誇る夏川りみさんと美空ひばりさんの持ち歌です。
最高の歌謡曲の中に数えられる2曲。

さいわい日本愛唱歌集にこの2曲は入っていたので、
A4横1枚の大きさの2ページをA3に拡大コピー。
こうすれば、見開きA4、2ページの見やすい状態なりました。
お二人のYouTubeの歌と一緒に吹いてみました。
うん、これならまあまあ吹けそう!
だんだんと、私の人生まで、そして、このブログまでも、
お涙頂戴の恨み節の演歌調に変わっていくきっかけ、
それがこれなのかも?




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by hologon158 | 2017-02-21 23:59 | ホロゴンデイ | Comments(0)