わが友ホロゴン・わが夢タンバール

680.06 ホロゴン外傅192「2017年1月19日梅田のスーパーアンギュロン」6-完-モノクロ


吉田正さんの写真教室の続きです。
いつも最後に、プリント3人組が教室中央の机に、プリントを並べます。

最初からモノクロームを志しておられるKさんは、
マット紙の5枚セットを並べました。
先生のモノクロプリントに関するアドバイスをどんどん吸収して、
毎回グングンとモノクロームプリントらしく進化して行きます。

モノクローム写真はもとより色がないので、
写真としての面白みは形と明暗のコントラストにかかっています。
Kさんはモノクローム感覚をぐんぐん身につけて、
モノクロームに適した光景を発見する眼を育てておられます。
白と黒の組み合わせの妙味を発揮する階段シーンは見事。

同じ階段シーンでも、ポスターに覆われた地下への階段シーンは、
明暗のバランスが崩れて、ダーク一辺倒になってしまい、
モノクロームらしい味わいがかなり減退しています。
マット紙は純白を輝かせることができず、
黒もつぶれやすいので、難しいペーパーです。
おかげで、興味深いディテールが浮かび上がって来ない。
このあたりを克服されたら、いよいよ本ものになるでしょう。
その日は近い感じがします。

一つ感じたのは、マット紙を選択されたこと。
むしろあまり紙のことに頭を使うのはよして、
当分はもっとグラデーションが出しやすい光沢紙かセミグロスを使い続け、
黒のグラデーションの出し方、白の活かし方を身につける、
これが一番の上達の道ではないか、そんな感じがしました。

もうお一人のHさんは、ストリートフォト作家。
すでに力量充分な方ですが、
この数ヶ月、モノクロームに挑戦して、
カラーの世界からの脱皮を図っておられます。

カラーならさまざまなパソコン処理をかなり簡単に駆使できますが、
モノクロームはそうは行かないようです。
私が写真趣味の最初の12年間、モノクローム専科を続け、
フィルム現像、伸ばしに七転八倒した当時を思い出します。
いわば日常慣れている色彩感覚を払拭して、
世界の純白から漆黒までのグラデーションの組み合わせに慣れる、
これは至難の業ですね。

かなり苦労しておられます。
でも、私と違います。
私は師匠なしに、ひたすら先人のプリント、
とくに、カルティエ=ブレッソンやユージン・スミス、アダムズ、
こうした人を参考にしながら右往左往していたのですから、
結局はものになることもなしに終わった感じがしますが、
Hさんは一つ一つ課題を克服して、どんどん慣れて行かれるのが驚きです。
私よりも遥かに力量のある方が、
吉田正さんというモノクロームの名手のサポートを受けるのですから、
当然でしょうか?

私は、フローライトアポクロマート135㎜F2.4の試写結果を持参。
その次第、その写真は別ブログ「レンズ千夜一夜」でご覧いただきましょう。

今回で、スーパーアンギュロン21㎜F4シリーズは完了。
凄いレンズですが、実のところ、私には凄すぎます。
いくら撮っても、私に関する限り、
ホロゴンを超えることはできない、
これが私のいつもながらの結論。





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by hologon158 | 2017-03-17 23:41 | ホロゴン外傳 | Comments(0)