わが友ホロゴン・わが夢タンバール

683.03 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」3 人形浄瑠璃1


4月12日水曜日、文楽でした。
30過ぎから夢中になってきました。
職場の先輩が先代吉田玉男のファンで、取り巻きでした。
彼女に勧められて観た公演の目玉がなんだったか覚えていませんが、
「摂州合邦の辻」の修羅場だけは覚えています。
文楽人形がまさに人間よりも生彩あふれるダイナミックな動きで、
義太夫の語りもまさにドラマチック!
オペラ好きの私の好みにぴったりでした。

それ以来、多くの名人たちの名演を満喫してきました。
観始めた最初の10年ほどは、客席もまばらでしたが、
目利きの客だけが爛々と目を光らせているのですから、
現代のような観光文楽とは比較にならぬほどに真剣勝負の舞台でした。
2度観ることができた玉男と蓑助の曾根崎心中を頂点として、
さまざま名演が記憶力の悪い私にも残っています。

そんな中でも、3度も観ることができた玉男の「一谷嫩軍記」の
「熊谷陣屋の段」。
これもベストテンのトップ近くの作品です。
戦後最高の立て役の人形遣い、先代吉田玉男のあたり役の一つでした。
なぜか他の立て役よりも二まわりも三まわりもスケールが大きく、
それなのに、隅々まで行き届いているのです。

玉男と蓑助、この二人はだんだん円熟していって、
本来の人形遣いになったのではありません。
若い頃から目も醒めるような水際だった役者ぶりでした。
そのような天才が時代ごとに次々と文楽の伝統を受け継いできたのです。
でも、それは文化全体が土壌となってきたように思います。
あまりにも機械文明が浸透しきってしまった現代に、
文楽を担うだけの精神を育てる土壌はなくなりつつあるんじゃないか?
私はそう感じています。

人間国宝の吉田蓑助さんや、
その盟友、桐竹勘十郎さんが必死で若手を育てているけど、
その往年の名人たちの域に達するなんて、とてもおぼつかないなあ、
という感じをこの2、3年の公演で感じています。
つまり、本当に後継者は育つんだろうか?
ちょっと心許ない気持ちで公演に顔を出した、
というのが正直な気持ち。

ここまでが公演に向かう電車内で書きました。
さあ、結果はどうだったでしょうか?





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by hologon158 | 2017-04-13 19:25 | ホロゴン外傳 | Comments(0)