わが友ホロゴン・わが夢タンバール

690.03 ホロゴン外傅200「2017年5月12日プロター枚方穂谷でリゾート気分」3 イムジン河


5月24日水曜日、
AHさんとの演歌合奏本番日。
私が持参したリコーダーは、
フォン・ヒューネのソプラノリコーダー
リコーダー演奏家の草分けの一人です。
がルネサンスリコーダーを復元しようとして、
作り出した名作リコーダーの1本です。

実はこのリコーダーが使えるかどうか、
まったく自信はありませんでした。
最高音域が満足に出ないのです。
最初はぜんぜん出ませんでした。
ところが、とくに「天城越え」では、
まさにその最高音がクライマックスに一度響くのです。
いわば歌い手の女性の絶唱の部分。
その音が出ないのでは、アウト。

AHさんのお宅は京都駅に直面する絶好の位置にあり、
一階は高級洋品店。
水曜日が定休日。
奥が写真、絵のギャラリースペースになっています。
まず、ギターの調弦。
リコーダーを鳴らしました。
あっと驚くほどの清澄なサウンドで、教会のような残響音。
私がこれまでに体験した最高のサウンド空間!
もうこれで調子に乗りました。
「涙そうそう」を少し合奏して、
私が持参した北朝鮮の歌の楽譜を出しました。

「イムジン河」

ソウルの中を流れる漢江に北から流れ込んで、黄海に流れ出ます。
このイムジン河流域がちょうど38度線に位置して、
南北を切断している感じ。
南北朝鮮に分断されることによって、
数知れない家族が南北に隔てられてしまった、
いわば怨みの川。

川との距離で歌い手の温度が違うおもしろい歌です。
① 北朝鮮の歌手が歌うと、言いしれぬ悲しみを抑えに抑えた、
まさに「怨」の情がにじみ出るようです。

② 韓国のトップクラスと思われるシンガーソングライターが、
涙に声を詰まらせながら歌います。
ほんの少し距離があるだけに、悲痛感がストレートに現れる感じ。

③ 日本に在住(今でもかどうかは知りません)のキム・ヨンジャさんが歌うと、
まさに声を振り絞る絶唱になります。
ちょっと遠くなったことで、
悲しみの声が音楽的な絶唱にちょっと変貌する感じ。

④ 日本では、フォーククルセイダーズが昔歌って大ヒットしたそうですね。
もう臨津江によって分断された人々の悲痛、怨恨とは無関係。
遙かなる川の生み出す悲しみを歌っても、
どこか明るく弾けるような雰囲気になります。

AHさん、さすがにギタリストです。
ただちに雰囲気を変える一つのファクターを発見されました。
フォーククルセーダーズのギター伴奏は長調が主体。
一方、私が持参した楽譜は、韓国サイトからプリントさせてもらったもので、
伴奏は単調、マイナーだったのです!
そうして歌ってくれました。
音楽の表情がまるで表裏ひっくり返した位に変わるのですから、
おもしろいですね。





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by hologon158 | 2017-05-28 10:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)