わが友ホロゴン・わが夢タンバール

690.06 ホロゴン外傅200「2017年5月12日プロター枚方穂谷でリゾート気分」6 花の色

志村ふくみさんの色感覚の深さを示す文章を、
「一色一生」から一つ引用させていただきましょう。

「まだ折々粉雪の舞う小倉山の麓で桜を切っている老人に出会い、
枝をいただいてかえりました。
早速煮出して染めてみますと、
ほんのりした樺桜のような桜色が染まりました。
その後、桜、桜と思いつめていましたが、
桜はなかなか切る人がなく、
たまたま九月の台風の頃でしたが、
滋賀県の方で大木を切るからと聞き、
喜び勇んででかけました。
しかし、その時の桜は三月の桜と全然違って、
匂い立つことはありませんでした。

その時はじめて知ったのです。
桜が花を咲かすために樹全体に宿している命のことを。
一年中、桜はその時期の来るのを待ちながら、
じっと貯めていたのです。

知らずしてその花の命を私はいただいていたのです。
それならば私は桜の花を、
私の着物の中に咲かせずにはいられないと、
その時、桜から教えられたのです。」

この文章の1頁ほど後に、ノヴァーリスを引用されます。

「すべてのみえるものは、みえないものにさわっている。
きこえるものは、きこえないものにさわっている。
感じられるものは感じられないものにさわっている。
おそらく、考えられるものは、
考えられないものにさわっているだろう」

付け加えられる言葉はありません。
ただ幾度も読んで、かみしめるだけですね。





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by hologon158 | 2017-05-29 23:59 | ホロゴン外傳 | Comments(0)