わが友ホロゴン・わが夢タンバール

690.08 ホロゴン外傅200「2017年5月12日プロター枚方穂谷でリゾート気分」8-完-外観と中身



ときに優れた容貌で、声も素晴らしく良い、そんな男性がいます。
語り口も文句なしにこなれて、流暢。
すると、これはどうしようもなくナンセンスな感覚なのですが、
私の場合、この人、ちょっと信用できないな、という疑いが頭をもたげる。

私が若い頃に出会った同年の男性がそうでした。
まだ若いのに、もう風貌は哲学者。
ケンブリッジだったと思うのですが、大学院に入学するのだ、
そう聴きました。
留学用に三揃えの背広を仕立ててもらったそうで、
これを着込むと、堂々たる胸幅のスポーツマンタイプで哲人そのもの。

でも、正確にはどうだったか忘れましたが、
「仕立て屋にイギリスの正装は5つボタンの4つ掛けと教えたのに、
4つボタンで仕上げてしまったんですよ(逆だったかも?)」とぼやく姿は、
ちょっと哲人にふさわしくありませんでした。

彼は別に詐欺師ではなくて、単に、中身が外観に追いついていない好例。
でも、稀代の詐欺師はたいてい堂々たる風采のようです。
外観が信用を作り出すのですから、外観がまさに商売道具。

実のある人物はもっと飾りがなく、訥訥としている、そんな感じもします。
フィッシャー=ディースカウのような偉大なバリトンには失礼ですが、
声と歌いっぷりがあまりに完璧すぎました。
完璧な外観はかえってとんでもない欠陥を隠している、
そんな感じをさせることがあるものです。




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by hologon158 | 2017-06-01 12:19 | ホロゴン外傳 | Comments(0)