13.5「2006年12月17日の奈良壷阪山」5 リアリティって、決して現実ではありませんよ、念のため
「写真」って、誰が付けたんでしょうね?
とんでもない誤訳ですよね。
Photograghyの翻訳であれば、
「光画」の方がずっと適切です。
光がない世界を撮ることはできないのですから。
Photograghyも光画も、その言葉自体は、
真実を写し取るなんて、一言も言っていない。
眼前の光景、出来事をあるがままに撮ることなんて、
誰にもできませんね。
ある瞬間に、ある方向から、あるレンズで撮る、
もうこれだけで、撮影者の解釈が写真に入り込みます。
一方的あるいは一面的な主張の不十分な映像化、
たいていの場合、それが写真にできる精一杯。
ホロゴンで撮った写真と来ると、
もう真実のかけらなど、ほとんど残っていない。
どのように水平垂直を守って撮っても、
デフォルメの要素がひそかに入り込みます。
そのうえ、ホロゴン特有のドラマ化も得意。
本日の写真をご覧ください。
京の秋が大和の冬に侵入し、
京の秋の方がリアリティがある。
一番リアリティに欠けるのが自分の影。
ただし、これはホロゴンマジック。
でも、念のため申し上げておきますが、
私は、けっして影の薄い人間ではありませんよ。
by Hologon158
| 2008-08-25 00:12
| ホロゴンデイ
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