わが友ホロゴン・わが夢タンバール

16 ホロゴンデイ「2005年11月27日のアメリカ村」1 顔のないマネキンは現代を知らずして象徴している?


さて、ホロゴンと私が歩いたある日、
その日に撮った写真から適当に選んで繰り広げるミニ写真展、
それが「ホロゴンデイ」シリーズです。
奈良の片田舎から突然大阪一の若者の街、アメリカ村に飛びましょう。
心斎橋の北端付近に南北に拡がるファッションストリート、
それがアメリカ村です。
ニューヨークのハーレムばりに壁面が落書きと貼り紙で覆われた街。
なにをしているのか、得体の知れない外人たちがたむろする街、
パンクなファッションがよく似合う街、
それがアメリカ村です。
まずは、顔のないマネキンたち。
ファッションを売り物にするショップのデコレーション。
なにを考えて、こんな風にプレゼンしたのでしょうか?
顔がないって、なかなか意味深ではありませんか?
今や、人間自身の個性ではなく、
ファッションの個性で勝負する時代、
そんな時代性をちゃんと表現しているではありませんか!

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[撮影メモ]
例によって、ずばり真っ正面からの撮影。
あんまり脳がなさ過ぎるじゃないか!
なんで、いつも正面なんだ?
もっと斜に構えたら、もっとファッショナブルじゃないの?
そうおっしゃる方は多いと思います。
私は、実は左から7:3に髪を分けているのですが、右が3なのです。
ご承知のように、逆の髪型が大半。
大体、これと同比率でしょうか?
写真でも同様ではないでしょうか?
斜め撮影型と正面撮影型との比率も7:3以下でしょうね。
でも、私の場合、写真は記録です。
斜めより正面の方がものを正確かつ広く撮れる、
私はそう思うのですが。
でも、私が真っ正面から撮るのは、そんな理由からではありません。
私は、いつもものごとに対して、真っ正面から対決する、
そんなやり方を通してきた、その影響なのでは?
しかし、正面作戦がいつも成功するとは限らない!
人生も写真もその点で良く似ているようですね。
by Hologon158 | 2008-08-28 00:34 | ホロゴンデイ | Comments(2)
Commented by saltyfish at 2008-08-28 07:57 x
そうですね。個性は、その人にではなくて、ファッショにある時代なのですね。タレントと同じ個性が出て気しまう訳です。
Commented by HOLOGON158 at 2008-08-28 22:57
saltyfishさん
そのとおりですね。
だから、ちょっと話してみると、外見ほどに
中身は充実していない感じがしてしまいます。
出てくる言葉には個性がない。
ケイタイメールばかりしているからでしょうか