わが友ホロゴン・わが夢タンバール

28.32ホロゴンデイ9「2005年12月17日の陶器町常滑」32 光と影にいまだに魅せられている私なのだ


モノクロームで写真を始めたせいでしょうか?
光と影がなにかドラマをしているような情景にぶつかると、
無性に撮りたくなってしまいます。
その当時、ものをそのもの自体の形状ではなく、
黒から白に至るグラデーションのある平面としてとらえる癖がついてしまったようです。
おかげで、歩いていても、ちょっと興味深いものにぶつかると、
頭の中にモノクロームの画像が浮かんでしまう傾向があります。
カラーに移行してから随分になるのに、それが直らない。
他の人の写真を拝見していて、不思議に感じることがあります。
多くの方が、カラーとモノクロを自由に併用しておられます。
私にはそんなフレキシビリティがないので、まことにうらやましい限り。
でも、たいていの方のモノクローム写真、
フィルムをただモノクロームに代えただけ、という感じがします。
よく、モノクローム写真に対するほめ言葉で、
「色を感じさせる」という言葉を使う方があります。
これも私には不思議。
ものを見ると、それ固有の色を感じるのは人間の普通の認識方法です。
モノクローム写真の醍醐味は、
ものに付着する色を完全に捨象して、
世界を白黒グラデーションだけの形状に還元してしまうことで、
私たちの視覚を超えた空間表現を創りだすことにあるのではないでしょうか?
私の見方は大変に古典的で狭いのかも知れません。
なんだっていいじゃないの?
そうおっしゃる方も多いことでしょう。
でも、私は古典的なモノクローム写真の傑作を沢山見てきましたので、
あの銀塩による深い黒と白を考えますと、
でも、ちょっと違うんだけど、
もしモノクローム写真を志すのなら、カラーは完全に捨てなきゃ、
という思いを捨てることができないのです。
私はモノクローム落第生なので、最初に書いた性癖が残っているとしても、
モノクロームに戻るつもりはありません。
でも、モノクロームを志した当時が懐かしいのでしょうか?
光と影と形だけの写真をやっぱり撮ってしまうようです。

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by Hologon158 | 2008-09-25 17:40 | ホロゴンデイ | Comments(0)