わが友ホロゴン・わが夢タンバール

34.1ホロゴンデイ13「2007年5月12日の西の京」1 一々の微塵の中に、仏国海が安住し


さて、ブログをはじめてからずっと、これはやりたいと念願してきた、
「ネパール1989年」を無事(かどうかは分かりませんが)終えることができ、
近場でほっと一息つくことにします。
昨年、奈良市の西部、西の京と呼ばれる一帯を友人たちと歩きました。
奈良朝の著名な古刹、唐招提寺、薬師寺が、
近鉄橿原線の東側に沿って、南北に並んでいます。
どちらも入山料が必要なので、これは避けることにして、
橿原線の西側田園地帯を3駅分歩きまわることにしました。
「ネパール1989年」は、一昔前の、幾種類かのレンズを駆使するアマチュア写真家風撮り方、
今回は、すでにホロゴンたけなわといった感じに一変します。
全部ホロゴン15mmF8による超接近水平垂直撮影法の写真たちです。
またか、もう飽きたわ、などとうんざりなさらないで、
気を取り直して、お付き合いください。
ショック療法として、
最初から、ロボーグラフィ全開とさせていただきました。
奈良は、野仏の多いところです。
大和盆地そのものがいわば仏の身体に似た形をしています。
そのせいでしょうか?
どこに行っても、なにを見ても、野仏を連想させるのです。
野仏がどのような気持ちから、その場に安置されたのか?
私にはまったく分かりませんが、
おそらくは、近親の供養のためではないでしょうか?
私は、仏教のことも詳しくはないのですが、
華厳経にこう書かれています、
「一々の微塵の中に、仏国海ブッコクカイが安住し、
仏雲があまねく護念し、弥綸ミウンして一切を覆う」
要するに、どんな塵一つの中にも仏様とその国土がゆったりと収まっているのです。
野の石にも木ぎれにも、あなたにも、私にも。
この言葉をまともに信じたら、
人間はどんなこともおろそかにはできないことになりそうです。
素晴らしい教えですね。
そのことをしっかりと頭に入れて、私の写真をご覧ください。
すこしは、「ふむ、ありがたい写真だな」とお感じいただけるでしょうか?
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by Hologon158 | 2008-10-20 11:13 | ホロゴンデイ | Comments(0)