わが友ホロゴン・わが夢タンバール

34.11ホロゴンデイ13「2007年5月12日の西の京」11 次の角を曲がると、なにが待っているか、分からない!


路地裏で歩く醍醐味、
次の角を曲がると、なにが待っているか、分からない!
出現するものは、まるで予想不能、そして、奇想天外!
たとえば、蟻塚のことを考えてみましょう。
何百年もの歴史を持つ蟻塚があるそうです。
また、オーストラリアのシロアリの塚は26フィートのものもあるとのこと。
学者の説では、人間のビルに換算すると、
エンパイア・ステートビルの4倍の高さ、
直径は5マイルに相当するということです。
その中に何百万というシロアリが生活しているのです。
一つの国ですね。
巡回班が居て、温度、湿度をチェックして、通路を開けたり閉じたりすることで、なんとこの全体の空気を均質に保つとのことです。
ほんとうですかねえ?
完全に同一温度、同一湿度の基準を体内に持っている巡回班が、
数知れずビルディング全体に散開して活動しているのであれば、
それも可能なのかも知れませんね。
ちょっと話がそれました。
私が言いたかったことはこうです。
そんなシロアリの塚の通路を私たちが歩くことができたとして、
たしかにさまざまな部屋があり、
さまざまな栽培、繁殖を行っているそうですから、
実に豊かな営みをくりひろげる光景を見ることができるでしょう。
でも、通路のそこを曲がったら、なんと戦前からと思われるゴミ箱があった!
わあ、この窓の下の花壇、なんて美しいのだ!
あれっ、どうしてこんな所にこんな美しい壺があるの?
などという、意表を突くような光景に次々と出くわすことは、おそらくないはず。
人間の路地だからこそ、
さまざまな個性のある人間が住んでいるからこそ、
ホースがこんなに見事に壁のオブジェと化していたり、
自転車、靴などがコラージュ風の光景を作り出したり、
現代の造形アートと見まがうほどのけったいな応急壁を作ったり、
太さの違う管を組み合わせて、壁面アートを創り出したり、
隣家の屋根の記憶を懐かしく保っていたり…
これらの光景はみんな、
作った家人の個性、そして風土を映し出しているのではないでしょうか?
だから、人間って面白いのですね。

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by Hologon158 | 2008-10-22 07:27 | ホロゴンデイ | Comments(2)
Commented by yoshipass at 2008-10-22 17:51
イヤハヤ、堪えられない写真が続きます!
ボクは大好きですね、今回も。
Commented by Hologon158 at 2008-10-22 21:11
re)yoshiさん
今回の写真、なんだかyoshiさんの雰囲気がありますね。
もちろんyoshiさんの作品群のような豪壮華麗で迫力満点とは違い、
とてもおとなしくて、地味ですが、目の付け所に共通点が多いですね。
とくに、我々2人とも、誰も見向きもしないような路傍の小物が大好き。
私は、とりわけホースが大好きなのです。
あの伸びやかに輪を描くあたり、フィギュアスケートを思い出すのです。