わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2009年 07月 28日 ( 6 )

96.01 ホロゴンデイ28「2008年5月17日奈良町、奈良公園は春爛漫」1 宇宙人のような気持ちで

久しぶりに、奈良に戻ることにしましょう。
よその町に出て撮影をしていますと、よくどこから来たのと尋ねられます。
奈良からですと答えますと、たいていの方が不思議がります、
そんな良いところから、どうしてこんな町に来たの?
確かに、地元だけを撮り続けるのが最善の方法かも知れません。
でも、私の場合、ちょっと事情が違います。
私は、写真家ではないので、自分の大好きな路傍を撮りたいだけ。
奈良だけを撮りたいとか、奈良をライフワークにしたいというわけではないのです。
奈良にしか路傍がないわけではない。
そもそも、私の場合、路傍に慣れ親しむ必要はありません。
生まれて初めて出会うようなものをそこで見つけたいのですから。
そのうえ、私が写真家であったとしても、奈良にばかり固着する必要はないと考えます。
さまざまな都市のさまざまな路地裏、バックストリート、裏通りを歩くことによって、
路地裏の生態学を理解し、路地裏の探検学を学ぶのではないでしょうか?
そのうえで、ときには地元に戻って、撮る。
すると、とても新鮮です。
逆に、私以外の人が奈良を撮った写真を見るのも、楽しく、参考になります。
先日、チェ・ジウの新着ドラマ「スターの恋人」を見ました。
主人公2人が出会うのは、奈良なのです。
奈良市内や飛鳥、そして大阪、神戸まで出てきます。
そのカメラワークがとてもよかった。
たいていどこか分かります、私も撮ったような場所ばかりでしたから。
でも、結果は違います。
まるで生まれて初めて、奈良を見る、そんな感じの新鮮さがありました。
慣れた土地を、まるで宇宙船から下り立ったばかりの宇宙人のような気持ちで撮る!
そんな心の持ち方が欲しいですね。
さて、今回の奈良町、奈良公園はいかがでしょうか?
宇宙人というよりも、
アフリカからはるばる連れてこられて、
檻から出してもらったチンパンジー君のような視線でしかなかったかも?
     
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by Hologon158 | 2009-07-28 21:32 | ホロゴンデイ | Comments(0)

95 ホロゴン画帖14「十宿帖 木之本宿のものたちにもあれこれ生活ありまして」

滋賀の由緒ある宿場町木之本ともこれでお別れです。
かなり面白いものが路傍に待ってくれていました。
この画帖に並べたものを面白いと思うためには、
あなたの美意識にかなりの妥協を強いて頂いているかもしれませんね。
でも、ロボグラフィというジャンル名は私が名付けたとはいえ、
路傍のものたちをフィーチャーする写真は、写真の始まりからありました。
写真の創始者の一人ウィリアム・ヘンリー・タルボットの納屋の写真など、
れっきとしたロボグラフィだったのですから。
先日、木之本に同行した友人5人と集まって、写真を見せ合ったのですが、
同じ路地裏を縫って歩いたのに、おたがいに、ほとんど同じ物は撮っていない!
撮る方にも、なにを撮るか、選ぶ権利があるのですが、
どうやら路傍のものたちにも、写真を撮る者を選択する権利があるようですね。

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by Hologon158 | 2009-07-28 18:51 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

94.46 ホロゴンデイ27「2009年5月2日滋賀木之本も路地裏宝庫」46-完-新手の倒錯趣味なのかも?

昨日の記事を試しに数えてみました。
8個。
よほど暇なのですね。
あなた、読みましたか?
読んでくれなきゃ、駄目ですよ!
おっと、冗談、冗談、人生、貴重な時間を無駄につかわないでくださいね。
私はこれが無駄とは思わない、それ位、私はブログを愉しんでいるのです。
ブログ人生と言ってもよいでしょう。
その楽しみの大半は、好きなだけ文章がかけるということにあります。
でも、私は文筆家でも作家でも研究者でもないので、相手なしではかけない人間なのです。
基本的に手紙ずきなのでしょう。
むかし、電車でちょっと先輩の同僚と偶然出会ったことがあります。
もともとそんなに親しい間柄ではなかったのですが、彼は奥様同伴でした。
話しているうちに、この奥様と意気投合してしまいました。
どんな機縁かは忘れましたが、1年ばかり、楽しく文通を続けました。
でも、同僚の奥様ですから、結局、二度と会わない相手、
しかも、別に好きな方でもなかったので、自然、文通は途絶えてしまいました。
やはり心を割った相手が必要なのです。
でも、そんな相手で、しかも私の文章を読むつもりになる方って、見つけるのが難しい。
以前、ある友人に手紙を差し上げたことがあります。
しばらくして会ったとき、彼曰く、
「面白い文章だったので、娘に見せたんですよ」
「どうでしたか?」
「誤字脱字が3箇所あったって、笑ってました」
なんのことはない、読むに値しないことを伝える婉曲語法だったわけです。
つまり、読んでくれる相手を見つけるのは至難ということです。
ブログの楽しみを発見したとき、私は考えました、
これはいいぞ、閲覧自由な日記として書けるぞ!
他人が閲覧できない日記は、私には上記の理由で、絶対に書けません。
でも、閲覧してくれる人なんていない。
(読んで欲しいと思う筆頭は妻ですが、
彼女、一種の文筆家で、見事に明晰な文章を書きます。
だから、私の文章に耐えられない。
読んだら、怒り出します)
ブログなら、ひょっとしたら、誰かが読むかもしれないと考えて、
その「遙かなる未知の友」にあてるつもりで、文章を書くことができます。
でも、実は誰も読まないかも知れない。
このあたりの機微が面白いところで、一応の緊張感を醸し出してくれます。
だから、書き甲斐があります。
でも、コメント欄を閉鎖しているので、批判されることがないので、安心。
一方通行の垂れ流しですが、だからこそ、邪魔がなく、自然体で続けられる。
私はテレビをみないので、時間はたっぷりあります。
おかげで、8個なんて日もときたま出てくることになるわけです。
全部読む方なんて、絶対に居ない!
分かっていながら、遙かなる、まだ見ぬ友にあてて書く!
でも、自分だけは、必ず読み返す、
つまり、読者を1名確保ずみなので、心強い!
これって、ちょっと新手の倒錯趣味なのかも知れませんね。


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by Hologon158 | 2009-07-28 16:23 | ホロゴンデイ | Comments(0)

94.45 ホロゴンデイ27「2009年5月2日滋賀木之本も路地裏宝庫」45 賭けに勝った!

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磯江毅のこの絵をごらんください。
「新聞紙の上の裸婦」
どんなに目を凝らしても、写真としか思えないほどの精密描写。
新聞の字もしっかりと書かれています。
そして、裸婦の肌の質感と立体感、実在感にはただならぬものがあります。
大きさは縦150㎝×横182㎝、つまり等身大にかなり近い、巨大な絵なのです。
それなのに、なんと、紙に鉛筆で描かれ、水彩がほどこされているのです。
基本的にはドローイングです。
拡大図を見ますと、シャドウなんか、鉛筆を走らせて、かなりラフ。
それなのに、ここまで自然なのです。
それなのに、圧倒的な気魄に溢れています。
この絵、今、どこにあるのでしょうか?
見たいものですね。
なぜ磯江毅はこんな絵を描いたのでしょうね?
単なるリアリズムではないように思えます。
現実を真似した、ただのコピーではない。
磯江毅はこう書いています、
「写実を極めることは、写実ではなくなってしまうことと考えています。
物をよく見るということは、物の成り立ちを見極め、
やがてそれを解体、解剖することだと思います」
「写実には、客観性の尊重というルールがあります。
しかし、作家はそのルールを守りつつ、
自身の主観的表現欲とどのように対応し、折り合いを付けてゆくのでしょうか?
作品の精神性の高さは、
そんなルールの中に見いだす精神の自由さによるものだと思っています」
磯江毅は、写実という強固で狭い制約を自分に課すという人生における一つの賭けに出て、
どこかに向かって突き抜けようとしたのではないでしょうか?
このような制約が、磯江毅の作品に「気高さ」「崇高」の気をみなぎらせているのです。
私には、彼がこの賭けに勝ったと思えるのですが、いかがでしょうか?


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by Hologon158 | 2009-07-28 14:49 | ホロゴンデイ | Comments(0)

94.44 ホロゴンデイ27「2009年5月2日滋賀木之本も路地裏宝庫」44 「あと、1日!」

昨日、私が愛してやまない女優チェ・ジウのファンサイトをのぞいてみました。
もちろん私のような人間は参加いたしません。
でも、情報がときどき見つかるので、重宝しています。
ファンサイトに新たに加入した方が初初しく初めての記事を掲載していました。
そのコメント欄をなにげなくのぞいたのです。
そこになにを見たか?
古参メンバーによる、陰湿かつ悪質な曲解、ねじ曲げによる「検閲」と「いびり」でした。
そんな趣旨で書いたのではないので、そのようにおとりになるのであれば、
どうか私の記事にはコメントをご遠慮下さいという、困惑しつつも丁寧な回答に、
さらに重ねての執拗な誹謗コメント。
他人事ですが、吐き気がするほどに、胸が悪くなりました。
私がコメント欄を閉鎖したのは、そのような悪意のコメントを頂いたからではありません。
私のは、不人気ブログですから、単純に、コメントがないから閉じただけなのです。
思わず、つぶやきました、「閉じてよかった!」
こんなことがあったら、私のような気の弱い人間は2,3日寝込んでしまうことでしょう。
私のように、思うことを洗いざらい書く人間のブログが人気ブログになったとして、
コメント欄を開いたまま、たとえば、№42のような記事を書いたらどうでしょうか?
先日のニュースでは、民主40%、自民30%の支持率とのこと、
つまり、見る方の70%がどちらかの党を支持しているのです。
私の記事など、アップした途端に10や20の罵詈讒謗コメントが殺到することになります。
絵画について、昨日来書いているような記事に対しても、
研究者じゃないのに、偉そうに無責任にデタラメを書くな、と叱責コメントが、わっ!
でも、なんで貴重な時間を費やして、誹謗コメントを書くのでしょうね?
そんな悪意の記事を書いて、気持ちがよくなるのでしょうか?
だとすると、人生を損しているのではありませんか?
他人に悪意、負の感情を抱けば抱くだけ、自分にその影がかかってくるのではないでしょうか?
人を傷つけるとき、自分の魂も傷つけていることをお忘れなく。
インターネットのウェブ空間って、広大ではありませんか?
そこを自由に遊ばせてもらえるのです。
ほかの人にも自由に遊ばせてあげましょう。
もう少し人間、大きくなりましょうね。
この世には沢山の人間、多種多様の考え方があるのです。
自分と合わない人のことなどうっちゃっておいて、
自分の人生をたっぷり楽しみましょう?
あと少ししか、時間が残されていないかも知れないのですよ?
ひょっとしたら、天国で天使たちが声を合わせているかも知れないのですよ、
「あと、1日!」
「あと、23時間と55秒!」
「あと、23時間と50秒!」
「大天使様、この人、今、悪意コメントをアップしました!」
「まあかわいそ! 1時間削除します!」
「あと、22時間と45秒!」
「大天使様、大変です! また、アップしました!」
「悲しいわね! 2時間削除します!」
「あと、20時間と40秒!」

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by Hologon158 | 2009-07-28 11:38 | ホロゴンデイ | Comments(0)

94.43 ホロゴンデイ27「2009年5月2日滋賀木之本も路地裏宝庫」43 花も恥じらう?

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まあ、ごらんください。
思わず息を呑む、この初々しさはどうでしょうか?
花も恥じらう、とはこの少女のことでしょうか?
レオナルド・ダ・ビンチの画集にはたいてい掲載されていますが、
彼の真筆かどうかについては、さまざまな議論があるようです。
でも、そんな議論は学者たちにお任せしましょう。
レオナルドか、それともペペナルドか、なんて、実は私たちにはどうでもよいのです。
いずれにせよ、会うこともできず、どんな人間であったかも確認できない人たち。
ホメロスと同じこと。
ホメロスが「イリアッド」と「オデュッセイア」を書いたかどうかなど、どうでもよい。
この2冊の比類のない叙事詩がある、それだけで十分です。
書いた人、ありがとう!
この絵も同様です。
この絵が、レオナルドだったら1億円で、なかったら1千万円だなんてことでしょうが、
それがどうした?
私にとっては、この絵が私の心にぐっと来るかどうか、ただそれだけが重要。
そして、ぐっと来るのです。
描いた人、ありがとう!


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by Hologon158 | 2009-07-28 10:31 | ホロゴンデイ | Comments(0)