わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2017年 02月 26日 ( 1 )

678.01 ホロゴンデイ193「2016年12月15日ホロゴンが写真展を見て」3 吉田正さん写真教室


17年2月16日木曜日、
吉田正さんの写真教室でした。

定員いっぱいの生徒中、一人をのぞく14名が出席。
皆さん熱心です。
いつもどおり前半は講師による講義です。
まずはモノクロームについて。
近頃、モノクロームが見直されて、
モノクロームを撮る方が増えているのだそうです。
吉田正さんも新たにモノクローム教室を開くことにされました。
2月に1回の頻度なので、教室以外のエクストラとして受講できるでしょう。
3時間、パソコンによる新たなモノクロ写真を深めていく試みなのだそうです。
約40年間ずっとご自分の写真はモノクローム専科でやってこられたのです。
教室に参加される方は必ず大きな収穫を得ることができるでしょう。

「他人事みたいに言ってないで、
暇なんだから、言ってみたら?」
なんておっしゃる方は私のブログを読んでおられない。
私は最初の12年間3600本の白黒写真(そう当時は言っていました)専科で、
その現像引き伸ばしを楽しんでいました。
カラーがとても写真に使えない時代でした。

モノクロ写真がとても奥が深く、
写真表現での威力が絶大であることは認めます。
でも、ホロゴンに出会って、
ホロゴンをはじめとする名レンズたちの色の上質なことを体験すると、
もうモノクロームには戻れません。
それに暇にしているなんて、とんでもない。
今でももうアップアップ状態。

吉田正さんがおっしゃったことは意味深長でした。
同じモノクロームでも、フィルムとデジタルではぜんぜん違う。
吉田正さんの近頃の写真展はすべてデジタル写真。
50mmF1.l4を駆使しておられる点は変わりませんが、
最近作のプリントの深みはもしかすると、
フィルム時代よりも増しているのかもしれません。
画像調整もペーパーもかなり自由度が増していて、
もしかすると、吉田正さんの写真世界もまた、
デジタル化によって革新され、深化しているかもしれません。

私の場合は、ホロゴン写真に関する限り、
デジタル化によって、薄っぺらいものに落ちてしまった、
という感じがするのを大違いです。
私もRAWで撮ってデジタル現像をすることで、
画像を深化させる可能性がないわけではないかもしれません。
でも、しません。
私にとって、そんな風にデジタル現像の妙味に頼って、
自分の写真を素晴らしい画像に創り上げることに意味がもうないからです。
撮ること、ロボグラフィと出会うことにこそ、意義があって、
撮られた写真はその記録にすぎないからです。
誰かに自分の写真を見せたい、評価してもらいたい、
そんな欲求が完全にきえてしまっているからです。

そんな私に写真教室の意味はあるのか?
そう真っ正面から問われると、私の写真には意味がないけど、
私の人生には意味がある、そう回答しましょう。
それほどに、吉田正さんの講義は聞き応えがあります。

若い頃の横尾忠則さんのポートレート仕事もされたそうです。
一枚で決めてくれという無茶な注文。
おそらく超多忙を極めて、同時並行する注文仕事の締め切り
時間が押して押して大変という状態だったのでしょう。
結局6枚撮らせてもらって、
ご自身のアート作品をバックにした正面写真1枚と、
ご本人を主題とした横顔写真1枚を提供したそうです。

このときは編集は人に委ねざるを得なかったけど、
その後は常に自分で最後までディレクトする形で仕事をしてきたと、
おっしゃっていました。
一口でそうおっしゃっても、
そうなるためには、それ相応の実力実績が必要。
それだけの努力を積んでこられたわけですから、大したものです。

さて、後半はメンバーの写真講評。
メンバーの大半はパソコンデータを持ち込みます。
壁面スクリーンに投影するのですが、
それぞれになかなか個性的。
毎回、あっと驚くような作品を数枚観ることができます。
写真が個性の表現であり、
人間の大きさが写真にも出るとしても、
必ずしも大きな光景をしっかり撮れることが、
人間の大きさの証明になるとは考えません。
でも、こんなひろやかな空間表現は私には絶対無縁だなと認めざるを得ません。
もっとも、そんな大きな空間を写真に収めたいと思ったことが全然ありません。
そう思わないことそれ自体が私の人間の小ささを暗示していると言われると、
そうかも知れない、と考えてしまいます。

モノクロプリントのお二人は、
私が学んできた写真技法の王道を進んでおられます。
毎回モノクロ表現が進歩しておられます。
華麗なデジタル表現の写真に見向きもしないで、
地味だけど、心に食い込んでくるモノクロームに徹しようという、
お二人の姿勢そのものに頭が下がります。
そこで、最後に私の組写真の出番となるのですが、
こちらの方は別ブログ「レンズ千夜一夜」に、
パンタッカー50mmF2.3の作例として近々出します。




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by hologon158 | 2017-02-26 23:21 | ホロゴンデイ | Comments(0)