わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2017年 04月 06日 ( 1 )

682.08 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」8 人は島


人間の記憶って、面白いものですね。
思い出したいものが思い出せなくて、困ることがあります。
思い出したくないものが思い出されて、不愉快なこともあります。
そのどちらでもない、なにか、ちょっとしたことが、
なんの脈絡もなく、突然、頭の中を過ぎることがあります。
ふっとこんな言葉を思い出したのです。

「人は島である」

正確な言葉は忘れました。
カール・ヤスパースの言葉です。
彼のオリジナルかどうかは知りません。
でも、どうやら私の心に深く刻み込まれていたようです。

いろいろな含蓄がありそうです。
でも、結局は、
「人はそれぞれ自分の狭い世界に生きていて、
そこから出て、他人の島に行くことなどできない」
だから、
「自分の島で生きて行くよりほかはない!」
誰も代わりに生きてくれるわけじゃないし、
誰かといつも一緒に生きることなどできないのです。
そして、一番大切なこと、それは、
「私は自分の島の主人なんだ!」

私が本を書くとしたら、こう書くでしょうね、

「人は一人こぎのボートに乗っている」

どこかに行きたくなっても、
自分で漕がないと、どこにもいけません。
こちらに直進してくる嵐の雲を見つけたら、
自分で漕がないと、逃れることなどできません。
そして、誰も乗せることができません。

なんて、寂しい想像なのだ?
と、ご不満の向きもありそうです。
でも、それは人間存在の基盤なのですから、
不満、不平を唱えてみても、始まりません。
はるか古代からずっとそうして生きてきたのですから。
それに、あなたは行きたいところへ、それがどこであれ、
自分のボートを向けることができるのです。
あなたは自由なのです。

その例証をしてみましょう。
一つの棺桶に夫婦二人が同時埋葬されている例をご存じですか?
私は知りません。
同時に並んで埋葬されたらしい例が一つアマゾンにありますが、
男性同士でした。
夫婦がともに一つの墓地に埋葬されている例があっても、
同時とは限りません。
昔のインドのように、妻は夫に殉死させられる例は別問題。
愛し合う夫婦が同時に自然死することなど、ほとんどないからでしょう。

つまり、愛し合う夫婦であっても、
別々に生まれ、別々に死んでいくのです。
これが人の定めです。
でも、実は、だからこそ、心の豊かさを培い、生き甲斐が生まれ、
人生の波瀾万丈の道行きにもつながるのでしょう。

退職をして、定職から去った人にひしひしと迫って来るのが、
この思い、この状況なのです。
いつも一緒に一日の大半を一緒に過ごし、協力しあっていた、
同僚、仲間、部下、上司がいなくなってしまった。
ひとりぼっち。
いつも自分一人と向き合わなければならない。
でも、これと言って、生き甲斐として行なう何かもない、
そんな状態だと、もう感じることは、
「人生、終わりに近づいたなあ」

じゃ、どうすればよいのか?
実に簡単です。
まず、考え方をすっぱり180度回転させること。
これまでは人のための人生だった。
これからは自分一人のための人生を生きるぞ。
これこそ本当の人生だ!

どうすれば、自分のための人生を生きることができるか?
やること、全てが、自分のためにやるのだ、そう考えるのです。
なにをやるとしても、すべて、自分には大切なことばかり。
自分のやることに貴賤上下の区別なし!
人の評価なんか、関係ない!

人生はファイナルステージにかかった、
なんて月並みな考えも捨てましょう。
これからの人生こそ、本当の人生なんだ!

日常家事から始めましょう。
なにをするにしても、心を込めてやりましょう。
そうすると、どんなことも慈しめるようになります。
私は家事全般、なんでもできます。
でも、退職後は、はっきり心を込めてするように変わりました。
なにをするかが問題ではない。
どんな風にするか、これが問題なのです。

次ぎに、自分の楽しみのために、なにをしたいか?
これを見つけましょう。
人の評価はさらに関係がありません。
ある人は路上のゴミ拾いを始めました。
道がきれいになる。
人も喜ぶ。
運動になる!
そして、自分の心もきれいになる。

私の身近なところでは、退職後、写真を始めて、
写真クラブに入って来た人たちに沢山出会いました。
皆さん、共通点があります。
人の評価を気にします。
人に自分を認めてもらうために、写真を撮ります。
そのために、写真をあれこれと工夫し、小細工も弄します。
大賞もとった、賞金も稼いだ、そこそこ名声も手に入れた、
順風満帆、クラブのリーダーになった、会長になった!
でも、小細工の種も尽きます。
なにをやっても、うまく行かない。
だんだん飽きてきます。
今までバカにしていた後輩がどんどん自分を追い抜いて行く。
こうしていつか燃え尽きて、去って行きます。
退職をしても、自分の過去の職業、地位を忘れられない。
それなのに、それにふさわしい処遇をしてもらえない。
ああ、なにもかもいやになった!

こんな風に、退職後に新種の落魄の人生を体験するなんて、
いやですねえ?
じゃ、どうしたら、よいのか?
人のことは忘れましょう。
自分のために、自分のしたいことをする、
このスタンスに徹しましょう。
自分の人生を自分を喜ばせるために使おう!

さ、今すぐ、鏡の前に行きましょう。
自分の顔をチェック。
 顔の表情は生き生きしていますか?
瞳をチェック。
 輝いていますか?

えっ、生き生きしていない?
輝いていないですって?
じゃ、そうなるように、今、この瞬間から、
自分を大切にしましょう。
あなたは、あなたの宇宙の中心なんだから!
人には、あなたを評価できる立場も権利もないのです。
あなたが宇宙全部を評価するのです。

最後に、あなたが夫婦者だとして、
あなたが生き生きと第2の人生を歩き始めたら、
配偶者はあなたを見直すでしょう。
なんだか、知りあった頃の姿を見ているみたい!
夫婦者の場合、家族持ちの場合、
あなたの宇宙には重要な構成員がさらに幾人か居るのです。
そんな構成員があなたを「若いときより生き生きしている」
そう感じたら、あなたに対する愛情もぐっと高まるはず。




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by hologon158 | 2017-04-06 23:51 | ホロゴンデイ | Comments(0)