わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2017年 04月 13日 ( 3 )

683.03 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」3 人形浄瑠璃1


4月12日水曜日、文楽でした。
30過ぎから夢中になってきました。
職場の先輩が先代吉田玉男のファンで、取り巻きでした。
彼女に勧められて観た公演の目玉がなんだったか覚えていませんが、
「摂州合邦の辻」の修羅場だけは覚えています。
文楽人形がまさに人間よりも生彩あふれるダイナミックな動きで、
義太夫の語りもまさにドラマチック!
オペラ好きの私の好みにぴったりでした。

それ以来、多くの名人たちの名演を満喫してきました。
観始めた最初の10年ほどは、客席もまばらでしたが、
目利きの客だけが爛々と目を光らせているのですから、
現代のような観光文楽とは比較にならぬほどに真剣勝負の舞台でした。
2度観ることができた玉男と蓑助の曾根崎心中を頂点として、
さまざま名演が記憶力の悪い私にも残っています。

そんな中でも、3度も観ることができた玉男の「一谷嫩軍記」の
「熊谷陣屋の段」。
これもベストテンのトップ近くの作品です。
戦後最高の立て役の人形遣い、先代吉田玉男のあたり役の一つでした。
なぜか他の立て役よりも二まわりも三まわりもスケールが大きく、
それなのに、隅々まで行き届いているのです。

玉男と蓑助、この二人はだんだん円熟していって、
本来の人形遣いになったのではありません。
若い頃から目も醒めるような水際だった役者ぶりでした。
そのような天才が時代ごとに次々と文楽の伝統を受け継いできたのです。
でも、それは文化全体が土壌となってきたように思います。
あまりにも機械文明が浸透しきってしまった現代に、
文楽を担うだけの精神を育てる土壌はなくなりつつあるんじゃないか?
私はそう感じています。

人間国宝の吉田蓑助さんや、
その盟友、桐竹勘十郎さんが必死で若手を育てているけど、
その往年の名人たちの域に達するなんて、とてもおぼつかないなあ、
という感じをこの2、3年の公演で感じています。
つまり、本当に後継者は育つんだろうか?
ちょっと心許ない気持ちで公演に顔を出した、
というのが正直な気持ち。

ここまでが公演に向かう電車内で書きました。
さあ、結果はどうだったでしょうか?





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by hologon158 | 2017-04-13 19:25 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.02 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」2 孫当番


4月11日火曜日、
久しぶりに大阪加美の二人の孫の世話です。
偶然、別々の風邪にかかって、発熱したのが先週木曜日。
共稼ぎなので、金曜と昨日は妻が担当し、
今日は私が担当。

早朝6時25分、手提げ2つにさまざまな差し入れを入れて出発。
私が日曜に作ったベーコンシチューは、
ガラスの容器2つに入れて、重いので、
昨日今日1つずつ運ぶことにしました。
これが今日の夕食。
いろいろとあって、重い。

夜来風雨の声、
昨夜からこのあたりは突風が暴れ続けて、
時折家がぐらつくほど。
満開の桜もかなり散ってるだろうな?
朝、肩にショルダー、両手に手提げの完全な運び屋姿で、
神社の丘の横の林間道を下りました。

雨に黒く濡れた道には、
落ち椿と桜の花びらが夜来散り敷いて、風情があります。
こんな風に華やかに咲いて、潔く散ってしまう、
「花と散る」なんて言葉があって、
そんな姿を喜ぶのは、日本人だけでしょうか?

妻の話によると、
今、日本の中で一番中国人を引きつけているのが、
なんと奈良公園なんだそうです。
桜と鹿、この二つの相乗効果だとか。
「夜来風雨」の詩も、「花落ちる。。。」と続きます。
中国人も同様に花が散る姿を喜ぶのかもしれませんね。

6時38分発のバスは通勤客でいっぱい。
みなさん、大阪京都に1時間以上かけて通勤しているのです。
ご苦労様。
JR奈良駅では、予定より一本前の快速にかろうじて間に合いました。
荷物3つを抱えて走り、階段を駈け上るのはちょっとつらいですね。
でも、息も切れないのは水素吸引のおかげ。

孫たちは、昨年7月3日以来、1夜、軽いのど風邪症状が出ただけ。
行ってみると、元気十分でした。
それだけに、コントロール不能。
幼児椅子がしっかりとした木組みなので、
食卓とソファーの背を幼児椅子を経由して、
空中を移動するトレーニング。
途中一回、わっという声が響いて、ドシーン!
観ると、孫プリンスの上に転倒した幼児椅子。
びっくりして椅子をまず起こしてから、
孫プリンスを救出。
わめいていましたが、泣きもせず、トレーニング再開。
妹も続き、お兄ちゃんと同じトレーニング。

もうすぐ3歳の妹の孫プリンセスが、
消防車の本を持ってきたので、読んであげますと、
ラストページに切り抜き、組立の消防車。
ハサミをちょうだい、作るというので、
幼児用ハサミを見つけ
(実は孫プリンセスに壁の一転を指出してもらったのです)、
細かいところは私が助けつつ、切り抜き、
糊が見つからないので、セロテープで貼ることにしました。
すると、自分で、セロテープを引き出して、ハサミでカットして、
箱型の消防車に貼り付ける仕事も自分でやる!

これが無事成功に終わると、さあ、大変。
見つかる紙を無差別に切りさばく、
切り裂きジャックちゃんと化してしまいました。
後でママに聴きました、毎日、ハサミで切りまくるんだそうです。
道理で楽々と使いこなしていました。

お兄ちゃん、
「※ちゃん、こんなの切ってしまったあ!」
見ると、壁に貼り付けた2人の身長表の底部30センチほどは
バラバラに床に散乱。
二人の背丈よりも遙かに低い部分なので、実被害はなし。
でも、お兄ちゃんは完全主義者なので、かなりショック。
夕刻、ママが帰宅すると、早速報告していました。

孫プリンスは5歳ですが、好きなことはどんどん吸収します。
「妖怪ウォッチ」のメダルが好きで、自分でも随分集めていますが、
むしろそんなメダルをどんどん紹介するYouTubeのビデオが好き。
めまぐるしいほどに、新しい名前がバンバン飛び出します。

孫に尋ねてみました、
「もう何百とキャラクターが出てきたんじゃない?
あんまり多すぎて、覚えられなくて、いやにならないの?」
孫プリンス、澄ました顔で、

    「ならないよ。
    だって、恐竜だって一杯いるけど、
    おれ(この「おれ」を使えるので得意顔)、
    どんどん勉強してるから、いやにならないもんね」

まだ保育園の園児から、「勉強している」なんてセリフを聞くとは!
びっくりしてしまいましたが、
孫の家で、テレビ、DVDを見せられて思うに、
現代は目くるめくほどに多種多様に記憶したいことが出現し、
現代人は幼児も含めて、そのいわば「情報のシャワー」を浴びて、
これを平然と受け止め、自分の頭脳をそれに合わせて生きている。
だから、過多の情報シャワーを当たり前と思い、
記憶力もそうした環境変化に対応できるように鍛えられつつある。
そういうことかも知れませんね。
つまり、遺伝子レベルの進化ではないにしても、
脳が今までよりも複雑多岐にわたって活性化させられているのかも?
おそるべき時代が来たようです。





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by hologon158 | 2017-04-13 15:19 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.01 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良にパンタッカー50㎜F2.3一閃」1 合奏苦楽


パンタッカー50㎜F2.3をライカM9に付けました。
パンタッカーらしい描写になにを感じるか?
人様々でしょう?
現代の超絶描写に慣れた方には、
このような欠陥だらけの描写には耐えられないかも?
でも、欠陥だらけだから、愛せる、
そんなスタンスもあるのでは?
このあたり、人間と同じ機微がありそうですが、
そんな風に感じない方の方が多いでしょうね?
結局、美的感覚、センスには多様性があるということなのでしょう。



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時間というものは不思議ですね。
その中でも、いつも不思議に思うのは、
「待つ時間」
なぜか「楽しい時間」の何倍も長くなります。
時間はゴムのように伸び縮みするようですね。
心理学では、心の動きでこれを説明します。
楽しいときは、「時の経つのも忘れ」、
待つときや苦しみに呻吟するときは、時は永遠に続く、
そんな感じがしてしまいます。

でも、その中間のような状況もあるようです。
4月8日土曜日のアブニールコンサートに直面した私が体験したのは
そんな奇妙な状況でした。
コンサートの出演時間を心棒として、
時間がよっこらしょっと一回転した感じ。

コンサートまでは、時間がとても重い感じでした。
早く過ぎてほしい!
だけど、早く来てほしくない!
でも、コンサートに入ると、
あれっ、もう済んじゃった!

私はリコーダー3曲を音楽家のAHさんと合奏しました。
前回とは違い、
とても耳のよい人しか、
私が上がったことには気づかないような出来で、
とにかく3曲ともなんとか練習の最終状態に近い感じで弾けました。
でも、練習では絶対にしないような初歩的なミスを、
不思議な位に幾度も重ねた感じがします。

何人か、プロの方も参加していました。
私のような初心者も出れば、プロも出る、という、
ダイナミックレンジの広さがこのコンサートの持ち味。

でも、私を誘ってくださったAHさんはこのブログを読まないので、
有り体に書きますと、
観客としては面白い試みであっても、
初心者として参加する者の身になってください、
出てよかったなあ、というエキサイトな高揚感と、
場違いなところで何をしているんだ、という狐疑逡巡、
これがこもごも交錯するのですから、ややこしいなあ、
そう初心者は言っていますね。

今回は出番がトップでした。これが正解ですね。
だんだん上級者たちが演奏するにつれて、
誰も初心者のことなど覚えていないから。
by hologon158 | 2017-04-13 10:48 | ホロゴン外傳 | Comments(0)