わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2017年 05月 28日 ( 2 )

690.04 ホロゴン外傅200「2017年5月12日プロター枚方穂谷でリゾート気分」4 最高の体験


前回の続き。

1時間ほどして、畏友のRAさんが到着。
しばしおいしいジュースで休憩した後、
AHさんがギター伴奏しつつ歌う、
私がリコーダーで歌を演奏する、
RAさんがAHさんの声に低音の和声をつける、
そんなトリオで何度も練習しました。

もう最高の体験でした。
RAさんはヴァイオリンと男声合唱の体験が長いので、
私のサウンドがどう弛んで、どこが改良点か、教えてくださいました。
おかげで、この日、私のソプラノリコーダー演奏は飛躍的に改善されました。
フォン・ヒューネが朗々と鳴り渡るようになったのです。

「イムジン河」は大当たりでした。
1番、2番、ハミングの付いた間奏、3番という構成なのですが、
何度やっても飽きない!
すてきな歌です。

「天城越え」も楽しみました。
フォン・ヒューネでなんとか弾けました。
日本人奏者ですが、ケーナでこの曲を巧みに演奏するYouTubeが見つかります。
コブシを効かせて、達者なものです。
聞いていて、観ていて、楽しくなってしまいます。
でも、これって少しおかしい。
「イムジン河」には劣りますが、
この曲も「怨」を主題としています。
それなのに、楽しくなっては困ります。
ケーナは歌詞を歌うのではないので、
ケーナの音だけでは、「怨」という情感が立ち上ってこない。
その理由は簡単で、絵に描いたようにシンプルに巧すぎるのです。
つまり、やりすぎ。
もっとニュートラルに演奏して、旋律そのものが寂しさ、絶望を感じさせる、
そんな正直な演奏の方がよさそうです。

このような巧さがかえって逆効果になる場合はとても多い感じがします。
「どうだ、うまいだろ!?」という押しつけがましさは絶対的に邪魔ですね。
歌手にもそんな人がいますね。
フィッシャー=ディースカウという希代のバリトン歌手がそうでした。
彼は別に押しつけがましいところのある人ではありません。
でも、単純に、超絶すぎるのです。
どんな難しいパッセージも、絶妙に乗り切って、難しさを感じさせない。
その巧さが音楽を上滑りさせる結果につながることが時にあります。
彼の意図するところではないでしょうけど。

さて「天城越え」、
この歌、ご存じでしょうね。
私は知りませんでした。
AHさんから今回の提案があって、初めて聴いたのです。
別に「天城越え」も石川さゆりさんも知らなくても、
生きてこれました。
でも、知ってしまうと、
歌も歌い手も素敵ですね。
YouTubeでいくつかのビデオを観ることができますが、
その一つはとても楽しめました。

石川さゆり ~ 天城越え
https://www.youtube.com/watch?v=LEJcOLMQ8c0&index=55&list=WL

つれない男への怨みに身も心もたぎらせる、
薄幸の女の姿を見事に演じています。
まるで漫画なみに猛烈にオーバーアクションですが、
そんな風になっても仕方がないな、と納得させてくれる筋立て。
これもまたオーバーそのものの歌詞と、たぎり立つような情念だけが生み出せるような旋律と、
三位一体で、迫ってきます。

私はまだ始めて一年のリコーダーでは、
「天城越え」のような難しい情念の畳みかける連音のパッセージなんか、
弾けるわけがありません。
でも、初めてにしては、幾度やっても、一応最後まで吹けました。
RAさん曰く、
「それはAHさんのギターがちゃんとフォローしているからです」

というような経過で、
生まれて初めてのギターとリコーダーのコラボレーションは一応大成功でした。
できるだけ毎月1回やりましょうということになりました。
私はAHさんの奥様に宣言しました、
「このリコーダーとギターの合奏を
私の第2の人生のメインの一つにさせていただきます!」

脱線ですが、
AHさんは水際だった好男子ですが、
それもそのはずで、信じがたいほど美しい母の子。
だからというのも何ですが、
奥様も娘さんたちも全員美人。
そのせいか、ご本人、やることなすこと、颯爽としておられます。

ふーむ、となると、とハタと気づくことが一つ。
将来、二人でどこかでデュエットするのは考え物だなあ。
全部主役をAHさんに持って行かれてしまう。
こうしてひっそりと誰も聞かないスペースで当分楽しむことにしよう!





c0168172_22181431.jpg
c0168172_2218861.jpg
c0168172_22175029.jpg
c0168172_22174353.jpg
c0168172_22173712.jpg
c0168172_2217305.jpg
c0168172_22172341.jpg
c0168172_22171882.jpg
c0168172_22171046.jpg
c0168172_22165487.jpg
c0168172_22164419.jpg
c0168172_22163695.jpg
c0168172_22163076.jpg
c0168172_22162363.jpg
c0168172_22155933.jpg
c0168172_22155077.jpg
c0168172_22154434.jpg
c0168172_2215378.jpg
c0168172_2215976.jpg
c0168172_2215161.jpg
c0168172_22145435.jpg
c0168172_22144696.jpg
c0168172_22144093.jpg
c0168172_22143351.jpg
c0168172_22142632.jpg
c0168172_22141996.jpg
c0168172_22141198.jpg
c0168172_2214582.jpg
c0168172_22135899.jpg

by hologon158 | 2017-05-28 22:19 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

690.03 ホロゴン外傅200「2017年5月12日プロター枚方穂谷でリゾート気分」3 イムジン河


5月24日水曜日、
AHさんとの演歌合奏本番日。
私が持参したリコーダーは、
フォン・ヒューネのソプラノリコーダー
リコーダー演奏家の草分けの一人です。
がルネサンスリコーダーを復元しようとして、
作り出した名作リコーダーの1本です。

実はこのリコーダーが使えるかどうか、
まったく自信はありませんでした。
最高音域が満足に出ないのです。
最初はぜんぜん出ませんでした。
ところが、とくに「天城越え」では、
まさにその最高音がクライマックスに一度響くのです。
いわば歌い手の女性の絶唱の部分。
その音が出ないのでは、アウト。

AHさんのお宅は京都駅に直面する絶好の位置にあり、
一階は高級洋品店。
水曜日が定休日。
奥が写真、絵のギャラリースペースになっています。
まず、ギターの調弦。
リコーダーを鳴らしました。
あっと驚くほどの清澄なサウンドで、教会のような残響音。
私がこれまでに体験した最高のサウンド空間!
もうこれで調子に乗りました。
「涙そうそう」を少し合奏して、
私が持参した北朝鮮の歌の楽譜を出しました。

「イムジン河」

ソウルの中を流れる漢江に北から流れ込んで、黄海に流れ出ます。
このイムジン河流域がちょうど38度線に位置して、
南北を切断している感じ。
南北朝鮮に分断されることによって、
数知れない家族が南北に隔てられてしまった、
いわば怨みの川。

川との距離で歌い手の温度が違うおもしろい歌です。
① 北朝鮮の歌手が歌うと、言いしれぬ悲しみを抑えに抑えた、
まさに「怨」の情がにじみ出るようです。

② 韓国のトップクラスと思われるシンガーソングライターが、
涙に声を詰まらせながら歌います。
ほんの少し距離があるだけに、悲痛感がストレートに現れる感じ。

③ 日本に在住(今でもかどうかは知りません)のキム・ヨンジャさんが歌うと、
まさに声を振り絞る絶唱になります。
ちょっと遠くなったことで、
悲しみの声が音楽的な絶唱にちょっと変貌する感じ。

④ 日本では、フォーククルセイダーズが昔歌って大ヒットしたそうですね。
もう臨津江によって分断された人々の悲痛、怨恨とは無関係。
遙かなる川の生み出す悲しみを歌っても、
どこか明るく弾けるような雰囲気になります。

AHさん、さすがにギタリストです。
ただちに雰囲気を変える一つのファクターを発見されました。
フォーククルセーダーズのギター伴奏は長調が主体。
一方、私が持参した楽譜は、韓国サイトからプリントさせてもらったもので、
伴奏は単調、マイナーだったのです!
そうして歌ってくれました。
音楽の表情がまるで表裏ひっくり返した位に変わるのですから、
おもしろいですね。





c0168172_10361194.jpg
c0168172_1036474.jpg
c0168172_10355653.jpg
c0168172_10354920.jpg
c0168172_10354356.jpg
c0168172_10353651.jpg
c0168172_10352974.jpg
c0168172_10352329.jpg
c0168172_1035874.jpg
c0168172_10345369.jpg
c0168172_10344611.jpg
c0168172_10343984.jpg
c0168172_10343346.jpg
c0168172_10342687.jpg
c0168172_10342022.jpg
c0168172_10341353.jpg
c0168172_1034725.jpg
c0168172_1034026.jpg
c0168172_10335320.jpg
c0168172_10334331.jpg
c0168172_10333710.jpg
c0168172_10332971.jpg
c0168172_10332146.jpg
c0168172_10331377.jpg
c0168172_1033447.jpg
c0168172_10325552.jpg
c0168172_10324958.jpg
c0168172_10324373.jpg

by hologon158 | 2017-05-28 10:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)