わが友ホロゴン・わが夢タンバール

2017年 09月 15日 ( 1 )

703.101 ホロゴン外傅210「2017年8月25日パンタッカー50㎜も奈良町に」1 至上の愛



久しぶりに会った写真の友人に尋ねられました、
「どう、あんた、まだ写真やってんのか?」
私、にんまり、
「もちろんですよ。
ほとんど毎日のように撮ってますよ。
撮った写真を使って、ほとんど毎日、
2つのブログの記事を作っていますよ」
さっそく携帯で、2つのブログを見せました。
携帯を使わないという現代では天然記念物人間のうえ、
オーソドックスな名作を好む人です。
ピンと来なかったようですが、
私が元気に写真を撮り続けていることには安心されたようです。

毎日、自分の近所を撮り続けた写真家がいます。
木村伊兵衛。
浅草に住み、浅草界隈を撮り続けました。

ときどき考えます、
木村伊兵衛の毎日もロボグラフィだったのかな?
どうも違うみたいですね。
あくまでも写真作品を日常の営みの中に見つける、
そして、いつか何らかの形で写真作品として発表する、
これが目標だったのでしょう。
だから、気楽な散歩と見えて、
実は神経を張り詰めた真剣勝負の足裁きだったのかも?
浅草の町、路地、人々と真っ向勝負していたのでしょう。

木村伊兵衛のコンタクトを何枚か見ました。
発見した情景は逃がさない! そんな迫力で、
何枚も何枚もシャッターを押し続けています。

感動しますが、ちょっと退いてしまう面もあります。
ああ、写真家って、大変なんだなあ。
寝ても覚めても写真のことを考えているんだろうなあ。
神経がすり減るんじゃないかな?
ただし、木村伊兵衛は精神的にとても安定した人で、
そんな苦労とは無縁だったようです。
でも、木村伊兵衛ほどタフではない多くの写真家が、
薬物中毒に走ったり、アルコールに溺れたり、と、
追い詰められたのも無理ないなあ。

でも、突然、眼前に現れた絶妙の一瞬、
即座に心と体と反応して、
絶妙の位置を占めて、
絶妙の方向に向かって、
絶妙の瞬間にシャッターを切る!
そして、予測も期待もできなかった、
生涯最高の写真が天から贈られる!
その醍醐味を生涯忘れることはない!
そんな写真家の人生は、
一つの生きるに値する人生なのでしょう。

これって、オペラ歌手や合奏の演奏家に似ています。
自分一人では達成できないパフォーマンス。
人と場所と時間がピタリと合わさったとき、
最高の演奏が生まれる。
私も、ザ・シンフォニーホールの
クラリネット奏者カール・ライスターのコンサート。
モーツァルト「クラリネット五重奏曲」
その第2楽章で、そんな至福の演奏を味わうことができました。
まるで時空の中にすっと差し込まれたような、
たった一本の絹糸となったピアニッシモ。
じかに心の中にすっと刺し通ってきました。
カール・ライスターのような演奏家でも、
そのときの日本人演奏家たちとの出会いと協演は、
おそらく生涯でも出会いだったのでしょう、
だからこそ、屈指の至福のピアニッシモに結実した、
そんな感じがします。
ライスターのCDでも、他の演奏家のYouTubeの演奏でも、
他の曲の演奏の中でも、
そんなピアニッシモなど聴いたことがないのですから。

木村伊兵衛は数知れない下町スナップの傑作を残しましたが、
自分の作品を見る度に、
ライスターが一本のピアニッシモに覚えたような永遠の瞬間が、
心の中に蘇る思いをしたでしょう。
それだから、木村伊兵衛は浅草の下町、路地を、
生涯にわたって経巡りつづけたのでしょう。

こんな風に考えると、同じ下町歩きでも、
木村伊兵衛と私とでは、その中身は月とすっぽんほど違います。
でも、人間というのは、だから、面白いのでしょう。
十人十色。
私には私なりの喜びがある。
自分なりの、自分だけの喜びを味わい、
他の人生を羨んだりしない、
そんな人生を送りたいものですね。

一記事30枚平均でダラダラと並ぶ私の写真をご覧になって、
なにかを感じる人などいないでしょう。
でも、私は、私の目と心がその瞬間揺らいだ、そんな記録が、
このロボグラフィなのです。

インドの古えの王が、愛する妃に尋ねたそうです、
「王妃よ、そなたがこの世で一番愛する人はだれじゃ?」
「それは王様、あなたです」という答えを期待したのです。
妃は躊躇答えました、
「それは私自身です。
王様も同じではありませんか?」
言ってみれば、これが「ロボグラフィの精神」です。
自分で、自分だけが愛せるシーンを一歩ごとに見つけて、
そのシーンを無心に一枚の写真にする。
それで終わり、一件落着。

そんな気持ちをたっぷり味あわせてくれるレンズが、
アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3。
ライカM9に付けたことで、
ソニーα7に付けるよりさらにコクのある写真になった、
そんな感じがしますが、いかが?



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久しぶりに会った写真の友人に尋ねられました、
  「どう、あんた、まだ写真やってんのか?」
私、にんまり、
  「もちろんですよ。
  ほとんど毎日のように撮ってますよ。
  撮った写真を使って、ほとんど毎日、
  2つのブログの記事を作っていますよ」

さっそく携帯で、2つのブログを見せました。
携帯を使わないという現代では天然記念物人間のうえ、
オーソドックスな名作を好む人です。
ピンと来なかったようですが、
私が元気に写真を撮り続けていることには安心されたようです。

毎日、自分の近所を撮り続けた写真家がいます。
木村伊兵衛。
浅草に住み、浅草界隈を撮り続けました。

ときどき考えます、
木村伊兵衛の毎日もロボグラフィだったのかな?
どうも違うみたいですね。
あくまでも写真作品を日常の営みの中に見つける、
そして、いつか何らかの形で写真作品として発表する、
これが目標だったのでしょう。
だから、気楽な散歩と見えて、
実は神経を張り詰めた真剣勝負の足裁きだったのかも?
浅草の町、路地、人々と真っ向勝負していたのでしょう。

木村伊兵衛のコンタクトを何枚か見ました。
発見した情景は逃がさない! そんな迫力で、
何枚も何枚もシャッターを押し続けています。

感動しますが、ちょっと退いてしまう面もあります。
ああ、写真家って、大変なんだなあ。
寝ても覚めても写真のことを考えているんだろうなあ。
神経がすり減るんじゃないかな?
ただし、木村伊兵衛は精神的にとても安定した人で、
そんな苦労とは無縁だったようです。
でも、木村伊兵衛ほどタフではない多くの写真家が、
薬物中毒に走ったり、アルコールに溺れたり、と、
追い詰められたのも無理ないなあ。

でも、突然、眼前に現れた絶妙の一瞬、
即座に心と体と反応して、
絶妙の位置を占めて、
絶妙の方向に向かって、
絶妙の瞬間にシャッターを切る!
そして、予測も期待もできなかった、
生涯最高の写真が天から贈られる!
その醍醐味を生涯忘れることはない!
そんな写真家の人生は、
一つの生きるに値する人生なのでしょう。

これって、オペラ歌手や合奏の演奏家に似ています。
自分一人では達成できないパフォーマンス。
人と場所と時間がピタリと合わさったとき、
最高の演奏が生まれる。
私も、ザ・シンフォニーホールの
クラリネット奏者カール・ライスターのコンサート。
モーツァルト「クラリネット五重奏曲」
その第2楽章で、そんな至福の演奏を味わうことができました。
まるで時空の中にすっと差し込まれたような、
たった一本の絹糸となったピアニッシモ。
じかに心の中にすっと刺し通ってきました。
カール・ライスターのような演奏家でも、
そのときの日本人演奏家たちとの出会いと協演は、
おそらく生涯でも出会いだったのでしょう、
だからこそ、屈指の至福のピアニッシモに結実した、
そんな感じがします。
ライスターのCDでも、他の演奏家のYouTubeの演奏でも、
他の曲の演奏の中でも、
そんなピアニッシモなど聴いたことがないのですから。

木村伊兵衛は数知れない下町スナップの傑作を残しましたが、
自分の作品を見る度に、
ライスターが一本のピアニッシモに覚えたような永遠の瞬間が、
心の中に蘇る思いをしたでしょう。
それだから、木村伊兵衛は浅草の下町、路地を、
生涯にわたって経巡りつづけたのでしょう。

こんな風に考えると、同じ下町歩きでも、
木村伊兵衛と私とでは、その中身は月とすっぽんほど違います。
でも、人間というのは、だから、面白いのでしょう。
十人十色。
私には私なりの喜びがある。
自分なりの、自分だけの喜びを味わい、
他の人生を羨んだりしない、
そんな人生を送りたいものですね。

一記事30枚平均でダラダラと並ぶ私の写真をご覧になって、
なにかを感じる人などいないでしょう。
でも、私は、私の目と心がその瞬間揺らいだ、そんな記録が、
このロボグラフィなのです。

インドの古えの王が、愛する妃に尋ねたそうです、
「王妃よ、そなたがこの世で一番愛する人はだれじゃ?」
「それは王様、あなたです」という答えを期待したのです。
妃は躊躇答えました、
「それは私自身です。
王様も同じではありませんか?」
言ってみれば、これが「ロボグラフィの精神」です。
自分で、自分だけが愛せるシーンを一歩ごとに見つけて、
そのシーンを無心に一枚の写真にする。
それで終わり、一件落着。

そんな気持ちをたっぷり味あわせてくれるレンズが、
アストロ・ベルリンのパンタッカー50㎜F2.3。
ライカM9に付けたことで、
ソニーα7に付けるよりさらにコクのある写真になった、
そんな感じがしますが、いかが?






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by hologon158 | 2017-09-15 22:18 | ホロゴン外傳 | Comments(0)