わが友ホロゴン・わが夢タンバール

684.01 ホロゴン外傅195「2017年3月35日F.アポクロマートは北野天満宮観光市に辟易」-完-2 愛を叫ぶ


「世界の中心で愛を叫ぶ」
片山恭一の青春恋愛小説なのだそうです。
私は文庫本で読みましたが、覚えていません。
気持ちにピタリと来たり、新しい発見をくれたりすると、
いつまでも忘れないものですが、
この小説、私の気持ちにはそぐわなかったようです。

映画化されました。
これは観ていません。
日本映画はl古典以外観ないので。

私が観たのは韓流ドラマの翻案物。
原作と筋立ては一緒だったと思いますが、
そこはそれ、韓流らしい味付けに変わっていたようです。
チャ・テヒョンとソン・ヘギョが演じました、
二人のかなり共通性のある風貌とキャラクターがかみ合って、
かなりの出来だったと記憶しています。

極めて特殊な状況で愛しあった二人の人生が、
ヒロインの夭折によって無情に断ち切られてしまう、
そんな極限の失望、絶望の最中にあって、
時間を超えて永遠に愛し合う、そんな境地に昇華する、
「世界の中心で愛を叫ぶ」
そんな稀有の体験の記録をかなり見事に描いていたようです。

でも、残された男性は、その後、どうなったでしょう?
人生の折々に、二人の愛の絶頂の瞬間の記憶がわっと蘇る。
そうすると、男性が日々に感じるさまざまな感情、
男性の充実した人生は、
その都度、瞬時に色あせてしまったかも知れません。
あのとき、おれは本当に生きていた!
今はその記憶だけに生きている!

こうなると、いつしか、
彼の精神と人生には大きな溝ができるようになったのでは?
その後の人生が色あせた仮構、借り物になっていったのでは?
あの至高の一瞬を体験できただから、それでいいじゃないか!
そう考えて生きて言ったかも知れません。
でも、リアルな存在としての私は、一瞬一瞬の体験を重ねつつ、
死がそれを中断するまで、自分の人生を築き上げて行くものです。
どの瞬間も至高、と言えば、至高。
現実世界、宇宙との全身全霊をあげてのコミュニケーション。
それができなくなったら、生きたゾンビさながらになってしまいます。

どうしてこんなことを書いたかと?
今回のフローライトアポクロマート135㎜F2.4の写真たちを観て、
いつもより激しくこう気がついたのです。

そうなのか?
レンズたちって、世界との新しい付き合い方、
別な付き合い方、を教えてくれるんだ!
「レンズの中心で愛を叫ぶのだ!」




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# by hologon158 | 2017-04-23 14:39 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

684.01 ホロゴン外傅195「2017年3月35日F.アポクロマートは北野天満宮観光市に辟易」1 観光市


私は病人でした、
そう書きたいですね。
顛末は別ブログに書きました。

簡単に言いますと、
私は、かなり重い肺炎だったのですが、
抗生物質の点滴投与5日で、かなり快調に快復しつつあります。

医師から叱られました、
「自己管理がぜんぜんできていない!」
でも、今回の肺炎かなり特殊で、
熱と脱力感以外に、症状はゼロだったのですから、
発熱するまでは異常に気づけるはずがありません。
脱力感は熱の後に来たものなのですから。
ようするに、発熱するまでは病気になっているなんて、
全く分からない状態でした。
自己管理、と言っても、
何年もやってきた同じ生活でしたから、これ以上管理しようもない。

もっとも、38度5分ありながら、
2日続けて、朝速くから晩まで外出したのですから、
このあたりは自己管理はできなかったことは明らかです。
でも、どちらもやむを得ない外出だったので、
結果的に賭に負けたと結論せざるを得ませんね。
とにかく、どんなに絶好調の生活でも、足下をすくわれることがある、
このことを学びました。

先ほど診療所から帰宅しました。
6度目、最後の点滴を済ませてきたのです。
あとは土日の2日間抗生物質を服用するだけ。
月曜日に、血液検査をして、完治宣告をしていただく、
そういう段取りです。
さて、そうなりますか?

一ヶ月ほど前に、北野天満宮の25日市に参りました。
10年ほどもご無沙汰していました。
神社の森の東側の道沿いにひっそり、こぢんまりとした骨頭市、
そんな以前の姿を記憶していた私には、圧倒的な驚き。
弘法市ほどじゃありませんが、出店で埋まり、
神社の内外は観光客で埋められていた!
弘法市同様、私には無縁の市になってしまったようです。

ソニーα7
フローライトアポクロマート135㎜F2.4
この最近の黄金のコンビが私にエネルギーをくれるとは言え、
もう当分来ることはないでしょう。

この日は友人にフローライトアポクロマート135㎜F2.4を貸与したので、
撮影枚数はそこそこですが、
このレンズの素性の良さは明らかです。




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# by hologon158 | 2017-04-22 11:59 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.05 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」5-完-夢


私は今病人です。
その顛末は別ブログに書きました。

病人が一番好きな話題は?
そう、もちろん、自分の病気のことですね。
ならば、私も遠慮なく、書きましょう。

昨日点滴から帰宅以来、
かなりの回数、ランダムに体温計を脇に挟みました。
これが口にくわえるタイプだったら、回数は半分だったでしょうね。

ずっと35度台から36度5分までの範囲内。
今朝も35度5分。
日曜日からずっとなのです。
もともと他にいかなる症状もない病気でしたから、
表面上は病気の兆候はほとんど全部なくなっている、
そう言いたいところですが、
健康時の矢でも鉄砲でも持って来い式元気旺盛はほど遠い。
まあ、ぼちぼち参りましょう。

午前9時16分発のバスで出発、3駅目で下車して、
バス停から徒歩1分の診療所に入りました。
ただちに点滴開始。
たった30分で完了。
続いて、診察。

レントゲンを見せてもらいました。
左肺全部と右肺下部が白濁しています。
先生、「かなり重い肺炎です」
でも、昨日抗生物質点滴以降、
平熱が続いているのは良い兆候だそうです。
グーグルで調べますと、原因の菌を見つけるのはかなり至難で、
それに合わせた構成物質でないと、効かないそうですから、
嬉しいことです。

このレントゲンを眺めていて、なんだか懐かしい感じ。
診察室を出てから、はたと気づきました。
なんだ、ぼくの写真じゃないか!
私のも白濁写真ばっかり。
もしかすると、かなり昔から慢性的に肺炎で、
というか、慢性疑似肺炎症だったかもしれません。
(グーグルなんかで調べないこと。
私の造語ですから)
そんな患者である私が撮ると、
どんなレンズを使っても、画面はフレアだらけ。
自身が病気なので、病気の写真が好きで撮り続けてきた、
それが私の写真の原動力になってきたのかも?

パンタッカー50㎜F2.3は私の症例写真の使徒のようなレンズ。
皆さんには、なんとも眠い写真!
私には、なんとも幽明、幽玄な写真!
それぞれに自分の夢を持ちますね。
その夢、どれ一つをとっても、
きっとその人ならではの特殊なものでしょう。
写真はレンズで撮る夢。
人の写真に似る必要もないし、
人に自分の夢を認めてもらう必要もないわけです。






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# by hologon158 | 2017-04-18 17:58 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.04 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」4 人形浄瑠璃2

4月12日水曜日、文楽4月公演でした。
午前10時50分、無事指定席に収まりました。
私たちの席は舞台正面、前から3列目。
人形浄瑠璃のドラマは通常、
客席から向かって中央からほんの少し左よりのエリア、
つまり、私たちの席の正面あたりで展開されます。
たとえば、建物の内外での出来事が展開するとき、
建物は舞台の右3分の2を占めるようにして置かれます。
その左端が玄関で、主人公たちが出入りしながら、演技するわけです。
つまり私たちの席はいつも視線を少し移すだけで、
全部しっかり観ることができます。
しかも、私たちの前の1列目、2列目は高齢の女性ばかりなので、
舞台への視界を邪魔するものがありませんでした。

そのうえ、時には右手奥で語る義太夫語りの姿も見たいものです。
難解な江戸時代の言葉遣いのときは、
オペラ並に、正面舞台上の天井近くに設置された電子掲示板も眺められます。
1、2列目は真上になるので、かなり見づらいようです。
つまり、最高の席で楽しめたわけです。

今回の演目は、「寿柱立万歳」という前座の狂言の舞いです。
これはアウトでした。
太夫と才三という名の二人の踊り手が、人形は終始右に傾いていて、
足ともぜんぜん連携がとれていませんでした。

左手が十分鍛えられていないので、人形の重みを支えられない。
そこで、腕を自分の体の方に傾けて、少しでも支えを強化したい。
ちょっとでも、左側、つまり、身体の外に傾けたら、
重い人形がぶったおれてしまうのかもしれませんから。

でも、生活の場面で、人が身体を傾斜させていたら、
あれ、この人、ちょっと身体に問題があるんじゃない?
そう考えてしまうでしょう。
これじゃ、まだまだ未熟だなあ、と最初はがっかり。

本番の出し物は、
「菅原伝授手習鑑」通し公演。
ほんの一部ですが、ひさしぶりの通し公演です。
幾人かいる主人公の中でもトップの松王丸を吉田玉男、
松王丸の女房千代を桐竹勘十郎、
桜丸を吉田蓑助がそれぞれ演じて、抜群の出来でした。

今では立役はすべて玉男が演じています。
先代玉男の弟子でした。
男前で大柄でしたが、いつも大味で、ちょっと動きも遅く、
本当に後継者になれるんだろうか、いぶかしんでいました。
この何回かの公演で、彼が人形を使う姿を見て、
この人、公演ごとに経験を積んで、本物の玉男になりつつあるぞ、
という確信が強まりつつあります。

勘十郎は父先代勘十郎の子。
お父さんは、先代玉男の陰になって、いつも悪役に回されていながら、
その黒ダイヤのような強靱な個性故に人気を呼んだ人ですから、
文楽きっての跡取り御曹司の一人と言えます。
父に似て、ちょっと悪党風のの面構えで、
あくどい役もこなしますが、立て役も娘の役もこなせる、
オールラウンドプレーヤー。
今回の女房千代の演技を見て、
この人、立役者は玉男に譲って、女役の蓑助の後継者になれるかも、
という気持ちが俄然頭をもたげました。
それほどに勘十郎の遣う女房千代は繊細可憐で優美でした。
道真公の嗣子である菅秀才の身代わりに、
我が子の命を捧げる薄幸の母の悲しみを実に繊細に表現しました。
かつての名女形、先代清十郎も、
たまに女形を遣う先代玉男も見せたことがないような、そして、
蓑助以外には見たことがないほどのデリケートな名演でした。

そして、もう一人。
「寺子屋の段」の切(クライマックス)を語った義太夫語り豊竹咲太夫。
伝説的な義太夫語りの名人、綱太夫の跡取り息子です。
この人は、三味線の鶴澤清治と並んで、
人間国宝に一番近いだろう、そう思わせるほどの精妙で変幻自在、
広大なダイナミックレンジの語りで、まさに圧倒的でした。

正月公演までは、文楽の未来にかなり悲観的だった私も、
三味線清治、義太夫咲太夫、人形遣い勘十郎、玉男が背負って立つ限り、
文楽は安泰だなあ、という感じを初めて抱くことができました。

ただ一つ、文楽に注文したい。
マイナーな出し物を復活し、おさらいするのはある程度にとどめ、
本来の文楽の姿を見せる最上の出し物をどんどん採り上げてください。
マイナーな出し物がマイナーになったのには理由があるのです。
つまらない、荒唐無稽、矛盾だらけ等々。
むしろ最上の演目こそ文楽の華、そんな出し物を多く採り上げることで、
伝統の技を鍛え、伝承することができるのですから。
その合間に、演出やちょっとした改良を加えることによって、
見違えるほどによくなるような作品の触りだけのアンソロジー、
その程度にしてほしいですね。

あんまりすてきな公演だったので、
久しぶりに心斎橋のフランス料理店アミチエで夕食を頂きました。
幾度も書きますが、私はグルメじゃありません。
でも、すてきなコンサートや文楽公演の後、
天ぷらうどんじゃ、やはり気分が出ませんね。
すでに6年に及ぶ若いシェフは天才と言ってもよいほどの腕前。
品のよいさわやかな味わいで、
野菜をかなり使いますので、身体に負担もかけない。
見栄えも素晴らしい。
グルメじゃない私でも夢中になります。
こんなすてきな一日の締めくくりはやっぱり近鉄特急で帰りたい。
料理の終わり加減でさっとヤフー路線情報を調べて、
8時20分難波発奈良行き特急に間に合いました。

揚琴と水素吸引のおかげでしょう、
心斎橋の雑踏でも、地下鉄、地下街の雑踏でも、
ゆったり町歩きを楽しむ観光客や、疲れた通勤客の隙間をすいすいと縫って、
高速で進むことができました。
気分が良い日はなおさら高速化します。
妻も元気ですから、なんとかついてきます。
地下鉄御堂筋線では、折りよく到着した電車のできるだけ後方に乗ろうと、
またも高速化して、出発直前に飛び乗った車両はなんと終日女性専用車両でした。
さっと飛び降りたい気分でした。
ま、それは別として、
一年になんどかしかないゴージャスな一日でした。





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  [後書き]

   普通はしないことをやりました。
   私のナチュラル主義に反するからです。
   でも、「病人閑居して不善を成す」って、言うじゃありませんか?
   言わないかな?
   まあいいでしょう。
   最後の写真をひっくりかえしたのです。
   
   写楽の役者絵に似ているのが面白くて撮ったのですが、
   なんだか気持ちが落ち着かない。
   そこで、ひっくり返して、納得。
   韋駄天の飛脚が駈けていました。
   まあ、どちらにしても、そう見える方などいないでしょうから、
   私一人の納得のための修正。
# by hologon158 | 2017-04-16 22:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.03 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」3 人形浄瑠璃1


4月12日水曜日、文楽でした。
30過ぎから夢中になってきました。
職場の先輩が先代吉田玉男のファンで、取り巻きでした。
彼女に勧められて観た公演の目玉がなんだったか覚えていませんが、
「摂州合邦の辻」の修羅場だけは覚えています。
文楽人形がまさに人間よりも生彩あふれるダイナミックな動きで、
義太夫の語りもまさにドラマチック!
オペラ好きの私の好みにぴったりでした。

それ以来、多くの名人たちの名演を満喫してきました。
観始めた最初の10年ほどは、客席もまばらでしたが、
目利きの客だけが爛々と目を光らせているのですから、
現代のような観光文楽とは比較にならぬほどに真剣勝負の舞台でした。
2度観ることができた玉男と蓑助の曾根崎心中を頂点として、
さまざま名演が記憶力の悪い私にも残っています。

そんな中でも、3度も観ることができた玉男の「一谷嫩軍記」の
「熊谷陣屋の段」。
これもベストテンのトップ近くの作品です。
戦後最高の立て役の人形遣い、先代吉田玉男のあたり役の一つでした。
なぜか他の立て役よりも二まわりも三まわりもスケールが大きく、
それなのに、隅々まで行き届いているのです。

玉男と蓑助、この二人はだんだん円熟していって、
本来の人形遣いになったのではありません。
若い頃から目も醒めるような水際だった役者ぶりでした。
そのような天才が時代ごとに次々と文楽の伝統を受け継いできたのです。
でも、それは文化全体が土壌となってきたように思います。
あまりにも機械文明が浸透しきってしまった現代に、
文楽を担うだけの精神を育てる土壌はなくなりつつあるんじゃないか?
私はそう感じています。

人間国宝の吉田蓑助さんや、
その盟友、桐竹勘十郎さんが必死で若手を育てているけど、
その往年の名人たちの域に達するなんて、とてもおぼつかないなあ、
という感じをこの2、3年の公演で感じています。
つまり、本当に後継者は育つんだろうか?
ちょっと心許ない気持ちで公演に顔を出した、
というのが正直な気持ち。

ここまでが公演に向かう電車内で書きました。
さあ、結果はどうだったでしょうか?





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# by hologon158 | 2017-04-13 19:25 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.02 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良町にパンタッカー50㎜F2.3一閃」2 孫当番


4月11日火曜日、
久しぶりに大阪加美の二人の孫の世話です。
偶然、別々の風邪にかかって、発熱したのが先週木曜日。
共稼ぎなので、金曜と昨日は妻が担当し、
今日は私が担当。

早朝6時25分、手提げ2つにさまざまな差し入れを入れて出発。
私が日曜に作ったベーコンシチューは、
ガラスの容器2つに入れて、重いので、
昨日今日1つずつ運ぶことにしました。
これが今日の夕食。
いろいろとあって、重い。

夜来風雨の声、
昨夜からこのあたりは突風が暴れ続けて、
時折家がぐらつくほど。
満開の桜もかなり散ってるだろうな?
朝、肩にショルダー、両手に手提げの完全な運び屋姿で、
神社の丘の横の林間道を下りました。

雨に黒く濡れた道には、
落ち椿と桜の花びらが夜来散り敷いて、風情があります。
こんな風に華やかに咲いて、潔く散ってしまう、
「花と散る」なんて言葉があって、
そんな姿を喜ぶのは、日本人だけでしょうか?

妻の話によると、
今、日本の中で一番中国人を引きつけているのが、
なんと奈良公園なんだそうです。
桜と鹿、この二つの相乗効果だとか。
「夜来風雨」の詩も、「花落ちる。。。」と続きます。
中国人も同様に花が散る姿を喜ぶのかもしれませんね。

6時38分発のバスは通勤客でいっぱい。
みなさん、大阪京都に1時間以上かけて通勤しているのです。
ご苦労様。
JR奈良駅では、予定より一本前の快速にかろうじて間に合いました。
荷物3つを抱えて走り、階段を駈け上るのはちょっとつらいですね。
でも、息も切れないのは水素吸引のおかげ。

孫たちは、昨年7月3日以来、1夜、軽いのど風邪症状が出ただけ。
行ってみると、元気十分でした。
それだけに、コントロール不能。
幼児椅子がしっかりとした木組みなので、
食卓とソファーの背を幼児椅子を経由して、
空中を移動するトレーニング。
途中一回、わっという声が響いて、ドシーン!
観ると、孫プリンスの上に転倒した幼児椅子。
びっくりして椅子をまず起こしてから、
孫プリンスを救出。
わめいていましたが、泣きもせず、トレーニング再開。
妹も続き、お兄ちゃんと同じトレーニング。

もうすぐ3歳の妹の孫プリンセスが、
消防車の本を持ってきたので、読んであげますと、
ラストページに切り抜き、組立の消防車。
ハサミをちょうだい、作るというので、
幼児用ハサミを見つけ
(実は孫プリンセスに壁の一転を指出してもらったのです)、
細かいところは私が助けつつ、切り抜き、
糊が見つからないので、セロテープで貼ることにしました。
すると、自分で、セロテープを引き出して、ハサミでカットして、
箱型の消防車に貼り付ける仕事も自分でやる!

これが無事成功に終わると、さあ、大変。
見つかる紙を無差別に切りさばく、
切り裂きジャックちゃんと化してしまいました。
後でママに聴きました、毎日、ハサミで切りまくるんだそうです。
道理で楽々と使いこなしていました。

お兄ちゃん、
「※ちゃん、こんなの切ってしまったあ!」
見ると、壁に貼り付けた2人の身長表の底部30センチほどは
バラバラに床に散乱。
二人の背丈よりも遙かに低い部分なので、実被害はなし。
でも、お兄ちゃんは完全主義者なので、かなりショック。
夕刻、ママが帰宅すると、早速報告していました。

孫プリンスは5歳ですが、好きなことはどんどん吸収します。
「妖怪ウォッチ」のメダルが好きで、自分でも随分集めていますが、
むしろそんなメダルをどんどん紹介するYouTubeのビデオが好き。
めまぐるしいほどに、新しい名前がバンバン飛び出します。

孫に尋ねてみました、
「もう何百とキャラクターが出てきたんじゃない?
あんまり多すぎて、覚えられなくて、いやにならないの?」
孫プリンス、澄ました顔で、

    「ならないよ。
    だって、恐竜だって一杯いるけど、
    おれ(この「おれ」を使えるので得意顔)、
    どんどん勉強してるから、いやにならないもんね」

まだ保育園の園児から、「勉強している」なんてセリフを聞くとは!
びっくりしてしまいましたが、
孫の家で、テレビ、DVDを見せられて思うに、
現代は目くるめくほどに多種多様に記憶したいことが出現し、
現代人は幼児も含めて、そのいわば「情報のシャワー」を浴びて、
これを平然と受け止め、自分の頭脳をそれに合わせて生きている。
だから、過多の情報シャワーを当たり前と思い、
記憶力もそうした環境変化に対応できるように鍛えられつつある。
そういうことかも知れませんね。
つまり、遺伝子レベルの進化ではないにしても、
脳が今までよりも複雑多岐にわたって活性化させられているのかも?
おそるべき時代が来たようです。





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# by hologon158 | 2017-04-13 15:19 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

683.01 ホロゴン外傅194「2017年2月6日奈良にパンタッカー50㎜F2.3一閃」1 合奏苦楽


パンタッカー50㎜F2.3をライカM9に付けました。
パンタッカーらしい描写になにを感じるか?
人様々でしょう?
現代の超絶描写に慣れた方には、
このような欠陥だらけの描写には耐えられないかも?
でも、欠陥だらけだから、愛せる、
そんなスタンスもあるのでは?
このあたり、人間と同じ機微がありそうですが、
そんな風に感じない方の方が多いでしょうね?
結局、美的感覚、センスには多様性があるということなのでしょう。



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時間というものは不思議ですね。
その中でも、いつも不思議に思うのは、
「待つ時間」
なぜか「楽しい時間」の何倍も長くなります。
時間はゴムのように伸び縮みするようですね。
心理学では、心の動きでこれを説明します。
楽しいときは、「時の経つのも忘れ」、
待つときや苦しみに呻吟するときは、時は永遠に続く、
そんな感じがしてしまいます。

でも、その中間のような状況もあるようです。
4月8日土曜日のアブニールコンサートに直面した私が体験したのは
そんな奇妙な状況でした。
コンサートの出演時間を心棒として、
時間がよっこらしょっと一回転した感じ。

コンサートまでは、時間がとても重い感じでした。
早く過ぎてほしい!
だけど、早く来てほしくない!
でも、コンサートに入ると、
あれっ、もう済んじゃった!

私はリコーダー3曲を音楽家のAHさんと合奏しました。
前回とは違い、
とても耳のよい人しか、
私が上がったことには気づかないような出来で、
とにかく3曲ともなんとか練習の最終状態に近い感じで弾けました。
でも、練習では絶対にしないような初歩的なミスを、
不思議な位に幾度も重ねた感じがします。

何人か、プロの方も参加していました。
私のような初心者も出れば、プロも出る、という、
ダイナミックレンジの広さがこのコンサートの持ち味。

でも、私を誘ってくださったAHさんはこのブログを読まないので、
有り体に書きますと、
観客としては面白い試みであっても、
初心者として参加する者の身になってください、
出てよかったなあ、というエキサイトな高揚感と、
場違いなところで何をしているんだ、という狐疑逡巡、
これがこもごも交錯するのですから、ややこしいなあ、
そう初心者は言っていますね。

今回は出番がトップでした。これが正解ですね。
だんだん上級者たちが演奏するにつれて、
誰も初心者のことなど覚えていないから。
# by hologon158 | 2017-04-13 10:48 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

682.08 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」9-完-リハーサル


4月8日土曜日、
いよいよアブニールコンサートの日。
朝7時起床、7時半タクシーで出発。
7時54分発三宮行き直通快速出発。
9時18分阪神三宮駅到着。
姫路行き直通特急に乗り換えて、9時24分元町着。
ああ、えらい道中でした。
普段なら、ポメラで文章を3か4つ書くところですが、
今日は、コンサートです。
疲れないように、ウォークマンで朗読と音楽を楽しみつつ、
目はしっかりと閉じていました。

会場のワダホールに着いたときは、
AHさんとその相棒のピアニストお二人が会場の設定中。
お手伝いもせずに、
ステージ奥のグランドピアノの上に楽譜を置いて、
2曲弾いてみました。
周辺が本とものとが天井まで四壁をほとんど埋めているので、
ほぼ完全にデッドな我が家とは断然違います。
さすがに音楽ホールは違います。
私のプラスチックリコーダーが思うように鳴ってくれます。

午前10時、出場順1の私とAHさんとでリハーサル。
会場には3組の演奏待ちのグループしか居ないので、気楽。
3曲続けて、あまりミスもなく、互いにずれもせず、
練習どおりの演出で楽々と弾けました。
本番がこんな風に弾けたらなあ.....

うれしかったのは、我が家ではかなりか細い、忍びやかなサウンドで、
ちょっと頼りないフォン・ヒューネが朗々と鳴ってくれたことです。
音がホールいっぱいに届かないのではないか、
他のソプラノに代えようかと思って試したのですが、
帯に短したすきに長し、という感じ。
昨年同コンサートのときは、フォン・ヒューネが無かったので、
メックのルネサンスソプラノを使いました。
明朗闊達に響きます。
でも、どこか芯がちょっと頼りない感じが残ります。
ええい、フォン・ヒューネを信じよう、そう無理に思って、
会場に望んだのですが、リハーサルして驚喜の思い。
コンサートホールでは、このリコーダー、極上!
(もっとも客席でどう聞こえるか、それはまったく知りえない秘密)
20世紀のリコーダー草創期を担った優れたリコーダー奏者が
オリジナルのパフォーマンスを復元しようとした名器、
さすがだ、という思いを新たにしています。

リハーサルが済むと、近くの喫茶店でモーニングを頂いて、
ポメラでこの文章を入力したりしながら、休憩。

揚琴を人前で演奏するとき、いつも思うのですが、
この場に居る人のほとんどが揚琴なんか聞いたことがない。
だから、私が巧いのか下手なのか、分かるまい!
ほんとは分かるのです。
だめなものは、だめ。
でも、リコーダーは、揚琴より遙かにポピュラーです。
若い人たちは小中学校で経験もしているでしょう。

でも、利点が一つ。
大抵の人は私たちが採り上げる曲を知らないでしょう。
少々間違えても、正しい演奏を誰も知らないのですから、
間違えたという顔をしなければ、誰も分からない!
この線で気を楽にして、午後1時からの演奏をやってしまおう!
そう考えると、かなり気楽になります。




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# by hologon158 | 2017-04-10 23:30 | ホロゴンデイ | Comments(2)

682.08 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」8 人は島


人間の記憶って、面白いものですね。
思い出したいものが思い出せなくて、困ることがあります。
思い出したくないものが思い出されて、不愉快なこともあります。
そのどちらでもない、なにか、ちょっとしたことが、
なんの脈絡もなく、突然、頭の中を過ぎることがあります。
ふっとこんな言葉を思い出したのです。

「人は島である」

正確な言葉は忘れました。
カール・ヤスパースの言葉です。
彼のオリジナルかどうかは知りません。
でも、どうやら私の心に深く刻み込まれていたようです。

いろいろな含蓄がありそうです。
でも、結局は、
「人はそれぞれ自分の狭い世界に生きていて、
そこから出て、他人の島に行くことなどできない」
だから、
「自分の島で生きて行くよりほかはない!」
誰も代わりに生きてくれるわけじゃないし、
誰かといつも一緒に生きることなどできないのです。
そして、一番大切なこと、それは、
「私は自分の島の主人なんだ!」

私が本を書くとしたら、こう書くでしょうね、

「人は一人こぎのボートに乗っている」

どこかに行きたくなっても、
自分で漕がないと、どこにもいけません。
こちらに直進してくる嵐の雲を見つけたら、
自分で漕がないと、逃れることなどできません。
そして、誰も乗せることができません。

なんて、寂しい想像なのだ?
と、ご不満の向きもありそうです。
でも、それは人間存在の基盤なのですから、
不満、不平を唱えてみても、始まりません。
はるか古代からずっとそうして生きてきたのですから。
それに、あなたは行きたいところへ、それがどこであれ、
自分のボートを向けることができるのです。
あなたは自由なのです。

その例証をしてみましょう。
一つの棺桶に夫婦二人が同時埋葬されている例をご存じですか?
私は知りません。
同時に並んで埋葬されたらしい例が一つアマゾンにありますが、
男性同士でした。
夫婦がともに一つの墓地に埋葬されている例があっても、
同時とは限りません。
昔のインドのように、妻は夫に殉死させられる例は別問題。
愛し合う夫婦が同時に自然死することなど、ほとんどないからでしょう。

つまり、愛し合う夫婦であっても、
別々に生まれ、別々に死んでいくのです。
これが人の定めです。
でも、実は、だからこそ、心の豊かさを培い、生き甲斐が生まれ、
人生の波瀾万丈の道行きにもつながるのでしょう。

退職をして、定職から去った人にひしひしと迫って来るのが、
この思い、この状況なのです。
いつも一緒に一日の大半を一緒に過ごし、協力しあっていた、
同僚、仲間、部下、上司がいなくなってしまった。
ひとりぼっち。
いつも自分一人と向き合わなければならない。
でも、これと言って、生き甲斐として行なう何かもない、
そんな状態だと、もう感じることは、
「人生、終わりに近づいたなあ」

じゃ、どうすればよいのか?
実に簡単です。
まず、考え方をすっぱり180度回転させること。
これまでは人のための人生だった。
これからは自分一人のための人生を生きるぞ。
これこそ本当の人生だ!

どうすれば、自分のための人生を生きることができるか?
やること、全てが、自分のためにやるのだ、そう考えるのです。
なにをやるとしても、すべて、自分には大切なことばかり。
自分のやることに貴賤上下の区別なし!
人の評価なんか、関係ない!

人生はファイナルステージにかかった、
なんて月並みな考えも捨てましょう。
これからの人生こそ、本当の人生なんだ!

日常家事から始めましょう。
なにをするにしても、心を込めてやりましょう。
そうすると、どんなことも慈しめるようになります。
私は家事全般、なんでもできます。
でも、退職後は、はっきり心を込めてするように変わりました。
なにをするかが問題ではない。
どんな風にするか、これが問題なのです。

次ぎに、自分の楽しみのために、なにをしたいか?
これを見つけましょう。
人の評価はさらに関係がありません。
ある人は路上のゴミ拾いを始めました。
道がきれいになる。
人も喜ぶ。
運動になる!
そして、自分の心もきれいになる。

私の身近なところでは、退職後、写真を始めて、
写真クラブに入って来た人たちに沢山出会いました。
皆さん、共通点があります。
人の評価を気にします。
人に自分を認めてもらうために、写真を撮ります。
そのために、写真をあれこれと工夫し、小細工も弄します。
大賞もとった、賞金も稼いだ、そこそこ名声も手に入れた、
順風満帆、クラブのリーダーになった、会長になった!
でも、小細工の種も尽きます。
なにをやっても、うまく行かない。
だんだん飽きてきます。
今までバカにしていた後輩がどんどん自分を追い抜いて行く。
こうしていつか燃え尽きて、去って行きます。
退職をしても、自分の過去の職業、地位を忘れられない。
それなのに、それにふさわしい処遇をしてもらえない。
ああ、なにもかもいやになった!

こんな風に、退職後に新種の落魄の人生を体験するなんて、
いやですねえ?
じゃ、どうしたら、よいのか?
人のことは忘れましょう。
自分のために、自分のしたいことをする、
このスタンスに徹しましょう。
自分の人生を自分を喜ばせるために使おう!

さ、今すぐ、鏡の前に行きましょう。
自分の顔をチェック。
 顔の表情は生き生きしていますか?
瞳をチェック。
 輝いていますか?

えっ、生き生きしていない?
輝いていないですって?
じゃ、そうなるように、今、この瞬間から、
自分を大切にしましょう。
あなたは、あなたの宇宙の中心なんだから!
人には、あなたを評価できる立場も権利もないのです。
あなたが宇宙全部を評価するのです。

最後に、あなたが夫婦者だとして、
あなたが生き生きと第2の人生を歩き始めたら、
配偶者はあなたを見直すでしょう。
なんだか、知りあった頃の姿を見ているみたい!
夫婦者の場合、家族持ちの場合、
あなたの宇宙には重要な構成員がさらに幾人か居るのです。
そんな構成員があなたを「若いときより生き生きしている」
そう感じたら、あなたに対する愛情もぐっと高まるはず。




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# by hologon158 | 2017-04-06 23:51 | ホロゴンデイ | Comments(0)

682.01 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」7 「天城越え」


写真家林孝弘さんから提案があったことは書いたでしょうか?
演歌を、とくに、「天城越え」を、
私のリコーダー、彼のギターでやってみよう!

二つ返事で引き受けましたが、
実のところ、演歌なんて、生涯、ほとんど聴かず、
まして歌ったことなんかたったの一度もありません。
昔からテレビを観ないので、歌謡曲に親しむ機会がなかったのです。

ちょっと事情が変わったのは、
「冬のソナタ」で韓流ドラマにはまったことから。
韓流ドラマの特質の一つが主題歌、劇中音楽が充実していて、
私たちの心を音楽でまずガットつかんでしまうことなのです。

日本も韓国も、歌謡曲、演歌の歌い方、雰囲気は共通しています。
次第に、私もまた歌謡曲、演歌に親近感を覚え始めていたようです。
そんな私に面白い提案だったわけです。

先週土曜、北野天満宮の25日市に行った際、
林さんから「天城越え」のA4で4枚の楽譜をいただきました。
4枚をずらりと並べる譜面台はないので、
ボーカルの譜と歌詞だけを2枚にまとめました。
楽譜をまずもう一度A4にコピーし、切り抜きます。
これをA4用紙2枚に貼り付け、これをまたコピーするのです。
この作業を終え、
クロマチックハーモニカ270で吹いてみました。
まずまず吹けそうな感じ。

ついでに、突然、こう思い当たりました。
ハーモニカはハーモニカとしてやるとして、
フォン・ヒューネでもやるぞ!
今の所、最高音あたりの音が全然出ません。
でも、この1ヶ月で滑らかに出るようにするぞ!
成せば成る!

どんなリコーダーもそうですが、
音の一つ一つ、吹き方が違います。
フォン・ヒューネも低音と高音では全然違います。
高音もかなり強烈に吹き込めば、鳴ります。
今の所、「天城越え」で使う音だけは出ません。
でも、強烈に吹き続ければ、そのうち、
中音域と同じように、なめらかにふっくら弾けるようになる!
私はそう信じることにしました。
これも強烈な努力目標!

考えてみれば、私の人生って、みんなこの連続ですね。
自分では絶対にできないと思っていたことを、
時間をかけて次第次第に障壁を乗り越え、妨害を克服して、
いつしかできるようになる。
どうやら、このフォン・ヒューネもまた、私に似たタイプ。
苦労して高音を吹けるようにしてくれる使い手を待っていた!
もっとも、元の持ち主のお話では、もともと出るはずがないだろう、
そんな音を出すようには作られていないので、とのことです。
そうなのかもしれない、
そうなのでしょう、
でも、やってみよう!
フォン・ヒューネは格好の使い手の元に来たわけです。





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# by hologon158 | 2017-04-05 23:36 | ホロゴンデイ | Comments(0)

682.01 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」6 音楽が生きてくる


4月4日火曜日、つまり昨日は、
新大阪のココプラザで、声楽家のAHさんとリコーダー練習でした。
4月8日土曜日が神戸でのアブニールコンサートの本番。
二人で合奏をします。
初心者コンサートなので、私が主役、彼が助演というわけです。
この助演が頼みの綱。

テンポ、音の合わせ方等の初歩的な打ち合わせもしましたが、
本当の収穫はもっと音楽的なものでした。
たとえば、バロック時代の音楽は、
小節の最後の拍から始まるのが多いこと、
各節の頭が、8分音符2つで始まるような場合、
頭の8分音符は飾りのようなもので、
本来の音楽は2つ目から始まること、
一曲の音楽の文節を見極め、
しっかりと区切りを付けるようにして、弾き出すこと、
その各節の音楽の気分を変える役割をもつので、
その新しい雰囲気にふさわしいように演奏して、
聴く人の間違いなくその違いを感じさせるること、等々、
音楽の骨格をしっかりと描き出せるように、
演奏者が気を配るべきポイントを教えていただきました。

単に音符を正確に弾くことでは足りない、
その音楽にふさわしい演奏をしてこそ、
一曲の音楽が生きてくる、ということでした。
私なんか、ずっと音楽演奏を楽しんで来たのに、
そのあたりのことは全然考えたこともなかった。
ただ、楽譜通り正確に弾くことばかりに集中していた!
いけませんねえ。

気がついたら、幾日も幾時間もただ弾くよりも、
この日の2時間で、もっと豊かな音楽の勉強をした感じがします。
こうして、新しいことを学んでは、実行に移すという、
心躍る2時間の練習が終わると、
3曲とも、かなり音楽らしい骨格ができあがった感じがします。




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# by hologon158 | 2017-04-05 18:34 | ホロゴンデイ | Comments(0)

682.01 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」5 都視景観


前田義夫写真展
In Modern Times ー都視景観ー

すでに2回にわたり、紹介をさせていただいていますが、
彼の承諾を得て、作品の一部を紹介させていただきましょう。
ギャラリーをぐるぐる回る間に、興に任せてランダムに撮影。
ですから、順不同です。

彼は50㎜F1.4のような単体レンズの開放を多用して、
現代のデジタル写真の絢爛たる色の競演、
リアリティを超えんばかりに超絶的なシャープネスと違う、
とても淡い、とても柔和な表情でプリントを仕上げています。
その微妙な味わいはとても再現できません。

それなのに、私が使ったのはマクロスイター50㎜F1.8。
典型的なクラシックレンズです。
ますますオリジナルのプリントの味わいから離れてしまいました。
上記のような不利な条件が重なって、
写真家の意図に反するプレゼンをしてしまいそうです。

さらに、写真展の内容、作りについては、
私の力の及ぶレベルではないので、紹介は致しませんが、
私の並べ方は、彼の写真展の構成とはかけ離れて、
未見の方に、間違った先入観を植え付けてしまうかも知れません。

ここでは単なる一種の雰囲気紹介、そう受け取って下さい。




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# by hologon158 | 2017-04-03 22:33 | ホロゴンデイ | Comments(0)

682.01 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」3 リハーサル



3月28日火曜日午後6時から8時まで、
新大阪駅近くのココプラザ404号室で、
4月8日土曜日のアブニールコンサートのリハーサルでした。

初心者にコンサート気分を味あわせてあげようという企画です。
私のリコーダー二重奏の相棒のMHさんの立案によります。
私もその初心者に加えていただいたわけです。
HMさんが若い頃リコーダー四重奏を楽しんでいたと聴いて、
始めたばかりの私にぜひ教えて下さいとお願いしました。
じゃあ、リコーダーで二重奏を一緒にやってあげましょう、
その代わり、アブニールコンサートで出てくださいね、
という交換条件的取引が成立したわけです。

昨年11月第一回コンサートで、
数十人の聴衆の前で上がりに上がったのですが、
その裏では、リコーダーの醍醐味って、
やっぱり二重奏なんだ!
という気分になってしまい、
ついつい第二回にも参加を承諾してしまいました。

この決断を後悔したり、しなかったり。
だんだんコンサートが近づくにつれて、
心なしか緊張を覚えることが幾度か?
とくにコンサート曲を練習するときにだけ、
リコーダーを吹きながら、唾がたまったりすることで、
心なしかどころか、まさしく上がっている!

本日は、MHさんの提案で日程を入れました。
私としては、MHさんは大変に忙しいので、
3月に入ってからは無理だろうと踏んでいたので、
ありがたいことこの上なし。
しかも、2時間しっかりと音を合わせ、
テンポその他の細かい打ち合わせができ、
3曲を繰り返し合わせて、次第に重奏らしく仕上がっていくにつれて、
唾がたまったりという「あがり現象」が消えました。
かなりしっかりと音が合うようになりました。
段々と重奏らしくなってきました。

重奏は単に2本の楽器で音を合わせるだけではありません。
それとともに、2本が織りなす模様が見えて来る、これが醍醐味ですね。
ほんの少しですが、そんな模様も感じられるようになってきました。
それにつれて、かなり自信が湧いてきました。
これなら、なんとかなりそう。





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# by hologon158 | 2017-04-03 01:00 | ホロゴンデイ | Comments(0)

682.01 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」2 前田義夫写真展


友人の写真家前田義夫さんから写真展のご案内がありました。

下記の通り写真展を開催いたします。
桜の咲く季節ですので、時間があればお越し下さい!

  日 時: 2017.3.30(木)〜4.11(火) 水曜日休館
11:00〜19:00(最終日は15:00)
  場 所 : ギャラリー古都
075-257-2666
    京都市中京区塩屋町327
    三條サクラヤビル6F(河原町通蛸薬師東側)
  写真展名:In Modern Times ー都視景観ー
前田義夫写真展

以前は、カルティエ=ブレッソンばりのストリート作家でした。
近頃は、主題を人間から都市そのものに移して、
再々写真展を開いています。
スナップフォトは、カルティエ=ブレッソンがそうですが、
元来空間感覚によほど長けていないと、
空間の中に人間模様をしっかりと布置することなどできません。
彼はその名人だったのですが、都市景観の撮影の中に、
彼の卓抜した空間感覚が見事に生きています。

以前、彼がオリンパスギャラリーで開催した写真展で、
アマチュア写真家らしい老人が、ギャラリーを出るとき、
「こんなん誰でも撮れるわあ」とうそぶいたのを、
前田さんの奥様が耳にされたそうです。
この言葉だけで、この老人、素人同然だと分かります。
「それなら、撮ってみな」そうお返ししましょう。
撮れません。
前田さんの都市景観は、卓抜した空間感覚あればこその作品。
だから、彼は「都視景観」と題しておられるのです。
そのあたりを味わっていただければ、と思います。
このあたりの渋さをお分かりいただけるでしょうか?
(これ、挑発、挑戦です。
感覚、センスの面で挑発、挑戦されたら、
受けて立ちましょうね。
自分の人生への好ましい刺激となりますから)

私は明日4月2日参ります。
楽しみです。




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# by hologon158 | 2017-04-01 14:06 | ホロゴンデイ | Comments(0)

682.01 ホロゴンデイ195「2017年2月11日ホロゴンが寒中奈良町行脚」1 ホロゴンに戻る

3月30日木曜日、
ようやく宮崎貞安さんにニューレンズ関係の2回目の宅急便を発送。
内容物は、

①フローライトアポクロマート135㎜F2.4
②試写A4が10枚。
③4回分の試写写真全部(おそらく2000枚近く)
④私の2回目の試用感に関する報告書

これだけ沢山の試写を行ったのは、ゾンネタール50㎜F1.1以来でしょう。
今回のレンズで、はじめて、試写写真を全部DVDに収納して送りました。
どんな風に使っていただいても結構。

その理由は、別に写真作家じゃないから?
いえいえ、それは深読み。
そうじゃなくて、試写として使えるものはあっても、
そのあたりの道ばたをゴショゴショ手当たり次第に撮った写真、
どこにも使い道がないからです。
そのあたり、絶大なる自信があります。
ブログを始めて以来、写真そのものに触発されたコメントなんて、
ほとんど皆無に近いからです。

こんな風に書くと、またうるさ型がもし読んだら、
「嘘つけ!
じゃ、なくて、まじめに写真を観る人なんて、
一人も来てないからじゃない?」
まあ、そうとも言えそうですね、と言いたいところですが、
これが大間違い。
一人は来ています、
つまり、私が!

さて、冗談はさておき、両ブログとも、ここしばらくは、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4の試写ばかり。
それどころか、まだ試写の半分、4回分は未公開。
1500枚ほどもストックが残っているのですから。
まだまだフローライト攻勢が続く勢いです。

でも、別ブログ「レンズ千夜一夜」では久しぶりにタンバール。
そのせいで、私のレンズ人生の両輪のもう一つ、ホロゴンだって、
「もうそろそろ出させてくださいよ」とダダをこねているようです。
よろしいでしょう。
出してあげましょう。
ということで、今回はホロゴンシリーズです。

蛇足ですが、この「出してあげましょう」で、
午後6時頃のことを思い出しました。
子供たち(猫ですが)に昼食を上げたのは午後3時。
長女の静は二階にある私の書斎でいただきます。
午後6時、階段に数段上がったところに静が居て、
私に「ニャー」とかすかな声で、アゴをしゃくりました、
「ご飯の残りを食べるので、ドアを開けて」という意味。
私、「もう全部食べたじゃない? 行っても無駄だよ」
静、「ニャー」とかすかにつぶやいて、上をじっと見つめました。
私、早速妻に、「ちゃんとぼくの言うことを理解してくれるね、
賢いんだから」と喜びの報告。

でも、実は私がバカだった。
しばらくして、私が2階に上がって、書斎のドアを開けると、
静もするりと抜けて、入りました。
見ると、静用の二皿(缶詰と乾燥を分けています)の一皿に、
乾燥の粒が4つ。
静のさきほどの「ニャー」は「まだ、残ってるのに」だった!
そう、静の方が賢かった!
静のお願いを受けたときの正しい答えはこうでした、
「じゃ、入れて上げましょう!」




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# by hologon158 | 2017-03-31 13:46 | ホロゴンデイ | Comments(0)

681.01 ホロゴン外傅193「2017年3月6日奈良でまたフローライトが駆け巡り」7-完-私の頭を半分


今日はゆっくり骨休めしました。
アブニールコンサートが4月8日に迫っています。
その演目であるリコーダー二重奏に一番時間を使いました。

以前にも書きましたように、
独奏では上がります。
今回は、二重奏なのですが、出演名簿には私一人。
初心者だけが正式演奏者となるからで、
プロ音楽家のHMさんはサポートというわけです。
だから、私にとっては、独奏同然。
前回も上がりました。

ただし、上がる内容が変わりました。
以前は、途中でずっこけたりしました。
今は全部ちゃんと演奏します。
でも、内実では、精神的にパニックに近い状態。

ただし、合奏、伴奏も入れて、20回ほども出演して、
だんだん場慣れし始めているのか、少しずつ事態は改善されています。
今回はもう解消されてもよい頃あい、そう私は考えたい。
そこで、完全場慣れ化をサポートするために、
文字通り何百回も吹いて、
まあ、大げさに言えば、山口組が乱入してぶっぱなした拳銃弾が
私の頭を半分吹き飛ばしているのに、
それでもまだしっかりと演奏を続ける、
その程度に持っていこうとがんばっています。

この点で、RJPの伴奏CDにいくら感謝してもしたりません。
サンマルティーニやルイエの二重奏は、
片方のリコーダーだけの演奏があるので、
チェンバロの伴奏までしてもらって、
プロのリコーダー奏者の第二リコーダーと一緒に練習できます。
自然と、吹き方も音の支え方も身につけることができます。
だんだんと自信を強めつつあります。

でも、ありていに言えば、
どんなに沢山練習しても、上がるのを防いだり、
あるいは上がってとちるのを防いだりしてくれるだろう、
そう保証してくれるものではありません。
私たちの心の中でなにが起こるか、
まったく誰にも予測できないのですから。

ただ、この3曲をかなり滑らかに吹けるようになってきていることは確か。
私の場合、なぜか、揚琴と異なり、暗譜する気持ちは全然ありません。
理由は分かりません。
一つ思い当たるのは、
リコーダーの演奏では、気分によって吹き方を変えたい、
なんて気持ちにならないこと。
そっくりそのまま弾きたい。

本当は、その逆なのです。
ルネサンス、バロックの音楽とロマン派以降の音楽との違いです。
当時のルネサンス、バロック音楽の特質は、
どうやら即興性にあるようです。
楽譜どおりなんて、話が逆。
むしろ音楽はその場で心のおもむくがままに生まれたもので、
楽譜はその基本形を採譜されただけ、という曲がかなり多いようです。

でも、一般市民が集まって、即興で歌い、踊り、楽器を演奏できた、
なんて、現代では、一部の音楽家たちしかできない芸当では?
なんだか心も音楽的才能も、現代人は退化しているようです。





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# by hologon158 | 2017-03-28 14:35 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

681.01 ホロゴン外傅193「2017年3月6日奈良でまたフローライトが駆け巡り」6 桜浪漫


3月26日日曜日、
大阪府寝屋川市の和風創作料理レストラン、桜撫庵で、
中国二胡の演奏家杜恩武さんのコンサートでした。

ホームページ 付虹 揚琴教室
桜浪漫 二胡&揚琴コンサート
(http://fuhong.exblog.jp/23858534/)

国家一級演奏員(中国の人間国宝)、
中国東方国家歌舞団首席奏者という経歴で、
まさに一流の演奏家。
伴奏は私の師匠の付虹先生。

「良宵」「江河水」「梁祝」「二泉映月」
「豫北叙事曲」「新賽馬」等々、有名曲がずらりと並び、
二胡と揚琴の演奏を堪能しました。

レストランのホールでの演奏なのですが、
椅子を並べるスペースがほとんどなく、
美味しいディナーを頂き終わって、階下に降りてみると、
すでに、良い席は全部中国人らしい人たち、
おそらく杜恩武さんの関係者、の皆さんが座っていて、
私はかろうじて2列目の左から2番目を見つけることができました。

ところが、最前列の左から1、2番の椅子に座ったのは、
巨大な体躯の男性2人。
よほど体をぐっと左に傾けて覗かない限り、
杜恩武さんの演奏を見ることができないという、
かなり欲求不満をかきたてる位置取りでした。
ついに杜恩武さんの演奏を肉眼で拝見することができず仕舞い。

「肉眼」と書きましたが、理由があります。
この前列の衝立2人は大きく手を挙げて、携帯で撮影。
私の右横の女性は、何というのでしょうね、
B5ほどのナントヤラを掲げて撮影しきり。
この女性の後ろの方は、可哀想に、演奏を見ることができず、
ずっとその画面でしか見えなかったでしょう。
私の周辺の皆さん、コンサートを見るという姿勢はゼロ。
だから、それらの画面で二胡の演奏も少しは見ることができる状態。

でも、私は一向に気にかけず。
私が気にかけなかったのは、
私の前の衝立男性とその右隣の女性との間から、
終始付虹先生の演奏が視野に入っていたからです。
私は、付虹先生出演のコンサートでは、付虹先生しか見ません。
他の音もあまり耳には入ってきません。

付虹先生は、中国人に対する一般的な評価である図々しさなどゼロ。
今では日本人にも見ることがほとんどできなかった、
古の大和撫子風の奥ゆかしく、優雅で、控えめな女性です。
日本人奏者も含めて、これまで共演した二胡等の演奏家の伴奏では、
常に主役を見事に活かすという脇役、黒子的立場に徹して来られました。

私は他の中国人伴奏者たちが、まさに自分こそ最高と言わんばかりに、
主役を食うほど派手なパフォーマンスを遠慮なく見せるのに、
付虹先生だけはひたすら主奏を支えることに徹して、
ごく慎ましやかに振る舞われるのに我慢ができないことがありました。

もっと揚琴をきらりと光らせてください、と、
生意気にもお願いしたこともありました。
でも、そんな風にお願いしていた当時、
今回の演奏のように、堂々と主奏と四つに渡り合う、
激しさ、厳しさは想像できませんでした。
揚琴が本来の姿を初めて現したような印象で、
すっかり圧倒されました。

付虹先生、このような挑戦の機会を得て、
演奏家して、成長し、さらには変身されようとしている、
私ははっきりそう感じとることができました。





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# by hologon158 | 2017-03-27 23:08 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

681.01 ホロゴン外傅193「2017年3月6日奈良でまたフローライトが駆け巡り」5 ぴしゃりと

3月25日金曜日、
孫プリンスのピアノレッスンに行ったときのこと。

レッスンが終わると、孫プリンス、
「マクドでなにか食べたい」
マクドで、私、
「なに食べたいの?」
「ハッピーセット!」
ドラえもんの「タケコプターが飛ぶよ」という景品付き!
はじめから、これが実は作戦だったのです。

ご機嫌でお腹を膨らませ、
ドラえもん片手にご機嫌の帰宅の途に。
加美駅の、ささやかな駅前商店街にさしかかると、
いきなりコンビニに飛び込み、
「なにか買いたい!」
「さっき買ったじゃない?」なんて私の制止は軽く無視。
ポケモンという番組のキャラクターのカードをがっと取って、
「これにする!」
170円だったか、安いものだったので、しぶしぶ購入。
あれこれとおしゃべりしながらの帰宅でしたが、
ちゃんと企画済みの作戦に乗せられた感じ。

帰宅すると、ドラえもんのタケコプターをさんざん飛ばし、
保育園でも盛んに楽しんでいるトランプに移行。

先月は5人で遊んでいたトランプ、今では男女11人に!
これだけの幼児たちが円座を作って、
ババ抜きとか神経衰弱等数種類に増えたゲームを楽しみます。
孫プリンスがシャカシャカとカードをシャッフルして、
手慣れた手さばきで11人に配る光景。
なんだか、保育園の教室がカジノと化しているのでは?

2度神経衰弱ゲームを楽しみましたが、
なぜか一旦開いたカードのほとんどを覚えています。
床一面のカードの周りをあちこち移動しても、問題なし。
さっと手を伸ばすと、同じカードが開かれています。
2度とも私がとれたのは10枚程度。

午後5時半、妹の2歳の孫プリンセス帰宅。
ドアが開いた途端に、玄関に入ると、
私の姿が見えなくても、
私に向かっておしゃべりしています。

さきほどのポケモンのキャラクターカードの1枚を見せて、
「これ、※ちゃんだね(孫プリンセスのこと)?」
と、冗談を言いますと、孫、きりっと表情を引き締め、

   「なに、言うてんねん!」

幼児の大阪弁はかわいいものです。
でも、彼女がこの言葉を使うのは、私にとっては初めて。
一言で、ぴしゃりとやりこめられました。
もう頭が上がらなくなってきた感じ。




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# by hologon158 | 2017-03-26 15:07 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

681.01 ホロゴン外傅193「2017年3月6日奈良でまたフローライトが駆け巡り」3 旧友

近頃、いろいろと多忙。
なかなかブログを更新できません。

でも、よく考えてみると、
私にとっては、ブログは生活の中心。
自分の人生の軌跡をかすかにでもなぞってみよう!
それが私のブログのコンセプトなのですから。

写真家は独創性を重んじます。
その独創性の表れとして、マンネリを忌み嫌います。
同じ光景、同じ写真は撮らない!

私は撮る!
私にとって、写真は親しい友との挨拶なのだから。
一度出会っても、人もものもたいてい忘れます。
でも、写真を撮ると、たいてい覚えていますから、
何度言っても、「お元気ですか?」と言いたくなる。
友人だから、当然ですね。
そうでないと、「なんですか、近くを通ったのに、
どうして声をかけてくれなかったの?」となります。

時折、会えません。
ちょっと奥に入っていることもありますが、
私の友人たちって、路傍の棄て草のような存在が多いので、
片付けられてしまった可能性の方が大きい。
寂しいですね。

私もそんな風にいつか片付けられちゃうんだろうな?
でも、それまでは私の天下です。
楽しみましょう。





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# by hologon158 | 2017-03-24 11:12 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

681.01 ホロゴン外傅193「2017年3月6日奈良でまたフローライトが駆け巡り」2 成長

子供がどんな風に成長するか?
ある意味では、環境次第かもしれませんね。

私はいわゆるマッチョでもなく、
男らしい風貌、振る舞いのある人間でもありません。
姉二人の下で育ったせいかも知れません。

4歳の孫プリンスは妹一人をいわば保護する立場にあるせいか、
その他の環境も手伝っているのでしょうか、
かなり男らしい気っ風の良さが身上です。

保育園からかなり歩いてピアノレッスンに通う必要から、
私が付き添いのときは、妹のベビーカーを借りていました。
クラスの女の子たちにとっては、これは驚きあきれる事態。
「えっ、4歳になってまだベビーカー?」
女の子たちが文字通りギャアギャア騒いでも、
本人は平気の平左という顔で、澄ましていました。
でも、これはポーカーフェイスだったのかも知れません。

日曜日、一家で大和郡山市にイオンに参りました。
車から降りると、2歳の孫プリンセスはベビーカーに収まります。
私、孫プリンスに、「カートを探してあげるから」
すると、彼はなんと答えたか?

    「おれはもう、カートなんか乗らないよ。
     お兄ちゃんだから」

私、驚いて、「じゃ、ピアノのときもベビーカー乗らないの?」
プリンス、澄ました顔で、

    「うん、乗らないよ。
     もう大きいんだから、しっかり歩くよ。」

あどけない幼児の顔ですが、きりりと引き締まって決然とした姿。
ああ、こんな風にして、一段一段と大きくなっていくのですね。

ご本人、もう一人前という顔をしていますが、
右手はしっかりと私の左手を握っています。
でも、再来年4月には小学校入学なのです。
ドンドン成長していく姿に、嬉しいような、寂しいような。




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    [後書き]

     私のブログが見る気を起こさない理由を一つ、
     友人が教えてくれました。
     記事と写真がぜんぜん別物。
     これに違和感を感じる。

     私は平気です。
     なぜ?
     べつに違和感を感じないから。
     私のブログは私一人のための日記なのですから。

     でも、実は、自分でもときどき混乱することがあります。
     この記事になんでこの写真が?
     作成者自身が混乱するようでは、
     出来が悪いとしか言いようがないですね。

     ということで、私の心覚えとして、説明しておきます。
     写真は、丁度中間で、大和西大寺から奈良町に転換します。

     ロボグラフィの特質を、一つ上げておきます。
     独創性なんか無縁。
     同じ場所で同じ構図で何度でも撮ります。
     独創性のかけらもなく、ルーチンワークの塊のような私です。
     同じ場所で同じものに出会ったら、同じように撮る。
     なんで悪い?
     そんな感じですね。
# by hologon158 | 2017-03-22 01:11 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

681.01 ホロゴン外傅193「2017年3月6日奈良でまたフローライトが駆け巡り」1 恐るべし


私の親友の一人AKさんがメールで、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4の試写に感想を寄せてくれました。
有名な光学機器の会社に勤め、レンズ専門家ではありませんが、
レンズに関する造詣が大変に深い人です。
天体観測もされる方なので、とても新鮮なアプローチ。
お許しを得て、転記させていただきます。

1
千夜一夜のフローライト、切れが有って、繊細な写り、
それでいて柔らかな描写、被写体が喜んでいますよ。
流石に宮崎さんの手にかかると、
見事な活造り、最高の光学素材の味を活かした作品ですよ。
ZEISS の伝説の望遠鏡、半導体製造に使用する露光用のレンズ、
どれもフローライト使っています。
欠点はキズが付きやすく、湿気に弱いこと、
特に望遠では一番玉に使われますので、拭くとき要注意。
それと線膨張が大きいので、スプレー式のダスト除去を使うと急冷されて、
割れることもあります。
しかし割れると、見事な形になり、これはこれで感動します。

12万円、安いかも。
最高級ZEISS の4cmクラスの双眼鏡で25万円、
同じくスワロフスキーなら30万円近いので、
55mmの口径考えると、双眼鏡÷2×1.2を考えてください。

欲しくなっちゃいます。


フローライトを使う設計者は、大抵無収差、高解像度を目指します。
しかし宮崎さんは違っていて、
暖かみのある、優しさが表現のできるレンズと思います。
そこが魅力です。


私はフローライト大好きなので、
12万円で手に入るならもちろん欲しいです。
しかも、この軽量設計、恐るべしですよ。


ピエロ見ましたよ。なんともすごい、
血の通った人間としか見えませんよ。
望遠鏡やステッパに使用するフローライトでこれほど暖かみのある描写、
モデル撮影と見間違います。
いいですね。

上記の評価に接して、私はますます、このレンズ、
ゾンネタール50㎜F1.1と並ぶ、宮崎貞安さんの代表的名レンズになる、
そんな予想を深めています。




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# by hologon158 | 2017-03-21 18:42 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

680.06 ホロゴン外傅192「2017年1月19日梅田のスーパーアンギュロン」6-完-モノクロ


吉田正さんの写真教室の続きです。
いつも最後に、プリント3人組が教室中央の机に、プリントを並べます。

最初からモノクロームを志しておられるKさんは、
マット紙の5枚セットを並べました。
先生のモノクロプリントに関するアドバイスをどんどん吸収して、
毎回グングンとモノクロームプリントらしく進化して行きます。

モノクローム写真はもとより色がないので、
写真としての面白みは形と明暗のコントラストにかかっています。
Kさんはモノクローム感覚をぐんぐん身につけて、
モノクロームに適した光景を発見する眼を育てておられます。
白と黒の組み合わせの妙味を発揮する階段シーンは見事。

同じ階段シーンでも、ポスターに覆われた地下への階段シーンは、
明暗のバランスが崩れて、ダーク一辺倒になってしまい、
モノクロームらしい味わいがかなり減退しています。
マット紙は純白を輝かせることができず、
黒もつぶれやすいので、難しいペーパーです。
おかげで、興味深いディテールが浮かび上がって来ない。
このあたりを克服されたら、いよいよ本ものになるでしょう。
その日は近い感じがします。

一つ感じたのは、マット紙を選択されたこと。
むしろあまり紙のことに頭を使うのはよして、
当分はもっとグラデーションが出しやすい光沢紙かセミグロスを使い続け、
黒のグラデーションの出し方、白の活かし方を身につける、
これが一番の上達の道ではないか、そんな感じがしました。

もうお一人のHさんは、ストリートフォト作家。
すでに力量充分な方ですが、
この数ヶ月、モノクロームに挑戦して、
カラーの世界からの脱皮を図っておられます。

カラーならさまざまなパソコン処理をかなり簡単に駆使できますが、
モノクロームはそうは行かないようです。
私が写真趣味の最初の12年間、モノクローム専科を続け、
フィルム現像、伸ばしに七転八倒した当時を思い出します。
いわば日常慣れている色彩感覚を払拭して、
世界の純白から漆黒までのグラデーションの組み合わせに慣れる、
これは至難の業ですね。

かなり苦労しておられます。
でも、私と違います。
私は師匠なしに、ひたすら先人のプリント、
とくに、カルティエ=ブレッソンやユージン・スミス、アダムズ、
こうした人を参考にしながら右往左往していたのですから、
結局はものになることもなしに終わった感じがしますが、
Hさんは一つ一つ課題を克服して、どんどん慣れて行かれるのが驚きです。
私よりも遥かに力量のある方が、
吉田正さんというモノクロームの名手のサポートを受けるのですから、
当然でしょうか?

私は、フローライトアポクロマート135㎜F2.4の試写結果を持参。
その次第、その写真は別ブログ「レンズ千夜一夜」でご覧いただきましょう。

今回で、スーパーアンギュロン21㎜F4シリーズは完了。
凄いレンズですが、実のところ、私には凄すぎます。
いくら撮っても、私に関する限り、
ホロゴンを超えることはできない、
これが私のいつもながらの結論。





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# by hologon158 | 2017-03-17 23:41 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

680.04 ホロゴン外傅192「2017年1月19日梅田のスーパーアンギュロン」4 最高傑作レンズだ!


3月13日月曜日、
付虹先生の揚琴レッスンでした。
まず、中島みゆきさんの「糸」の揚琴二重奏編曲版。
中島みゆきさんなんて、親しげに書いていますが、
この曲の楽譜を付虹先生から渡されるまで、
この歌手の存在すら知らなかったのですから、
私はド外れた世間知らずなのでしょう。

何十年と、偶然の機会を除き、テレビを観たことがないのですから。
私がなにかの巡り会いで知った方以外は、
いかなる分野でも、未知の人だらけ。
なんの痛痒も感じませんが。

付虹先生の編曲された伴奏パートは、原曲の伴奏を超えて、
とても響きが美しく、演奏していて、とても気持ちが良い曲です。
先生、「途中でずれましたが、ちゃんと一緒に終わりました」
私らしいいい加減さがここでも顔を覗かせた感じ。

正午すぎ、レッスンが終わり、JR天満駅に直行。
宮崎貞安さんのニューレンズ、
フローライトアポクロマート135㎜F2.4の試写の仕上げです。
恒例の天満橋筋商店街のピエロマネキンの撮影。

このレンズ、すでに2つのブログでかなり掲載しましたが、
使えば使うほど、確信が高まりつつあります。
このレンズ、ゾンネタール50㎜F1.1と並ぶ、
宮崎貞安さんの最高傑作レンズだ!
135㎜レンズなのに、この明るさ!
この明るさなのに、たった380グラムという軽さ。
絞った筐体は握りやすいこと、この上ない。
その手の先に現れるレンズ正面の宝石のような美しさ。
でも、一番の驚きは、その描写!
こんなにも幽玄なタッチで撮れるものか?!!
あんまり嬉しかったので、店内に入って、ご主人に、
「こんな風に撮れますよ」と液晶画面を見て頂きました。
ご主人、心底驚いた感じで、
「こんな写真、見たことがありません!」
明日は吉田正さんの写真教室です。
2セット、プリントしました。
ピエロマネキン5枚(A4)
天満橋ロボグラフィ10枚(2L)
一応組写真の形式をとって、並べてみます。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4というレンズを、
皆さんにどう感じていただけるか?
プリントという形では、本邦初公開。
ちょっと緊張を感じます。
今朝、宮崎貞安さんと電話でお話しました。
私が「宮崎さんの最高傑作の1本になりそうですね」、
こう申し上げたら、ちょっと驚きになっていました。
海外を中心にかなり少ない数を発売する予定なのだそうです。
私ははっきり予言させていただきました、
「このレンズ、売れますよ。
驚きのレンズなのですから。
かなり増産されることになります」

天満橋筋商店街では二人の方に話しかけられました、
「そのレンズ、なんだか凄いですね」
135㎜なのに、コンパクトに引き締まっている。
一枚目のフローライト(蛍石)が絶妙に輝いている。
ウェストサイドストーリーのジョージ・チャキリスを思いだしました。
黒い眼の輝きと鍛えられて引き締まった身体の切れ味のよい動き、
なんだか、そっくりだなあ!





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# by hologon158 | 2017-03-15 23:59 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

680.03 ホロゴン外傅192「2017年1月19日梅田のスーパーアンギュロン」3 下浦康瑞画伯


月曜日、フローライトアポクロマート135㎜F2.4の試写ため、
ピエロマネキンの高級洋品店を尋ねました。
素敵な品揃えですが、いわば下町の天満橋筋商店街の中では、
ちょっと掃きだめの鶴、という印象。
思わず、ご主人にお尋ねしました。
「天満橋筋商店街の客筋を考えると、
お宅のお店、ちょっと高級すぎるんじゃありませんか?」
とりようによっては、かなりあけすけな質問です。
でも、ご主人、ゆったりと、
「最初の頃はそんなことも考えましたが、
今では、自分の好きなものを並べる、
それを買う人がいるかどうかは考えないようになりました」
なんだか私にはとてもしっくりと納まってくれる考え方でした。

「私も40年以上写真をやっていますが、
まったく同じ考え方で来ました。
店内の壁面にかなり優れた絵が幾枚も掲げられています。
「いい絵じゃないですか?
とても気持ちのよい赤ですね」
ご主人、すごくうれしそうなお顔で、
「私の弟なんですよ」

下浦康瑞さん
帰宅してから、ネットで検索して、
ヒマラヤの画家として有名な方だと分かりました。
折りよく姿を現されました。
仲のよいご兄弟なのです。
とても上品で、
言い方がちょっとおかしいかもしれませんが、
仙人に近い澄んだ雰囲気の人物でした。
このような人でないと描けない、
そんな清澄なたたずまいの絵をお描きになるようです。

画家がおいでになる前に、お兄さん、
「世界的になってもよい画家なんですが、
ぜんぜん欲がない」
ご兄弟、よく似ておいでになる。
そして、私の平素の気持ち、生き方にもぴたりと添ってくれる、
そんなお二人。
高級洋品店の経営の上でも、
画家としての生き方の上でも、
ある程度は世に入れられることは必須と思われるのに、
なんとおおらかなことでしょう。

考えてみると、フェルメールもそうだったようです。
生涯自分の心にかなう絵を描こうと努力するけれども、
これを売ったり、名声を求めたりという行動は一切とらなかった。
売らんかなの姿勢に走ると、
人間が少し汚れ、作品が少し下卑てしまうきらいがありますね。
その意味で、お二人は人間として高雅な道をお選びになっているようです。

私は、と言えば、かなり雰囲気が違います。
修羅と闘争の巷で、といっても、
そのまっただ中にアンガージュマンすることなく、
そのすぐそばでうろちょろする、
自分じゃ絶対にどぶの中に足をつっこまない、
そんな人生を送ってきたせいでしょうか、
自分の楽しみも、人に知られることなく、一人で悦楽の境地に浸りきる、
そんな姿勢でやってきました。
写真展をやっても、自分の写真は埋め草程度の気持ち、
ブログやっても、人なんか来なくてもいい、
自分一人で楽しみましょう、
そんなスタンス。
文章はプライベートな記事と自分一人の雑感だけ。
写真は意味不明、コンセプトそっちのけの写真の瓦礫の山。
お陰様で、ほんの一握りの好事家以外には人が来ることもなく、
ひっそりと自分一人の楽しみに残しておける、そんな感じ。
趣味で消耗してしまったら、なんともバカらしいですね。





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# by hologon158 | 2017-03-14 22:27 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

680.02 ホロゴン外傅192「2017年1月19日梅田のスーパーアンギュロン」2 劉継紅師



前回に書きましたが、
誰それに過ぎたるものが二つあり、
なんて、お決まりの讃辞がありますが、
私には、過ぎたるものが20位、いや、もっとあります。
でも、その最大の一つが二胡師匠。

劉継紅(リュウ・ケイコウ)

幼い頃から中国二胡演奏の基礎を築いた張鋭先生に師事し、
1978年「国立中国電影楽団」に入団してからは、
中国伝統音楽界のもう一人の巨匠劉明源先生に師事し、
さらには北京で国立中央音楽学院等で第一級の音楽教育を受け、
中国電影楽団のトップ奏者として、「少林寺」「紅楼夢」など、
100本以上の映画音楽の制作・演奏に参加されました。

1982年中国文化部主催「全国民族楽器コンクール」二胡部門で、
最優秀賞を受賞されたのですが、
このコンクールは中国政府が主催したたった2回の全国コンクール。
このとき、朱昌耀さんと二人が金賞だったのですが、
それ以前に開催された際の金賞は閔恵芬さん、ということで、
後にも先にもたった3人の二胡演奏家しかいないことに加えて、
日本の人間国宝にあたる国家一級演奏家にも最年少で選ばれるなど、
まさに中国二胡界の至宝とも言うべき存在なのですが、
でも、それからが面白い。
そんな地位、名声を振り捨てて、来日されたのです。
東京音楽大学で作曲を学ばれ、そのまま日本に定着されて、
東京を中心に二胡教育を中心に活動してこられました。
心から教えることに情熱を感じておられるのです。

先生が来日された後の中国二胡界は、ヴァイオリン奏法に傾斜し、
ヴァイオリンに劣らぬテクニックを主体とする現代音楽が主流となり、
張鋭先生、劉明源先生が培った民族音楽としての二胡の
伝統の衣鉢を継ぐ演奏家は劉継虹先生のほかは寥々という状態。
YouTubeでお聞きになったら、
このあたりの違いはすぐにお分かりになります。

残念ながら、宣伝が嫌いな劉継虹先生は、
YouTubeに音楽ビデオはアップしておられないのですが、
その代わり、
上記の「少林寺」「紅楼夢」はYouTubeでご覧になれます。
随所で、二胡のサウンドが夢幻のようにふんわりと浮かびあがります。
これが劉継虹先生の演奏。
私の揚琴伴奏レッスンの師匠陳少林先生からは、
若い頃、「少林寺」の劉継虹先生の二胡サウンドに魅せられて、
二胡演奏家を志されたと教えていただきました。
他の二胡サウンドとは全然違うのです。
音にさまざまな幅があり、さまざまな色がある、という感じ。

日本映画「北京的西瓜」に来日直後の劉継虹先生が登場されます。
TSUTAYAで借りてご覧下さい。
ラストあたりの浜辺でのバーベキューシーンがあります。
中国人留学生と日本人の八百屋一家の交歓のシーンなのですが、
若い劉継虹先生が名曲「江河水」を演奏されます。
その二胡のサウンドの美しさには言葉では尽くしがたいものがあります。
長く伸ばした音がクレッシェンドし、デクレッシェンドするあたりの
深遠な音の風景に心がしびれます。

そんな先生が月に一回大阪に出張してこられて、
レッスンして頂けるのです。
私も最初から入門したのですが、
劉継虹先生の音楽理解と二胡学習へのアプローチの多彩さ、周到さに、
毎回仰天させられるばかり。
私の第二の人生に対する神様の贈り物、
私はそう信じています。





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# by hologon158 | 2017-03-12 13:52 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

680.01 ホロゴン外傅192「2017年1月19日梅田のスーパーアンギュロン」1 過ぎたるもの


楽しい言葉が残されています、
「家康に過ぎたるものは二つあり、唐のかしらに本多平八」
徳川家康の武将として活躍した本田平八郎忠勝をたたえた言葉ですが、
生涯に50回以上大小の合戦に参加しながら、一度も傷を負わなかった、
というのですから、大した勇将だったようです。

中国の三国時代の英雄関羽にかなり近い存在だった感じがします。
でも、生涯自ら戦闘のまっただ中にあって国を切り取った劉備と、
その股肱の勇将として、生涯戦場を駆け巡った関羽の二人と異なり、
家康は、辛抱に辛抱を重ねた政略によって国を従えた政治家でしたから、
本田忠勝はついに関羽のような重きを成すことなく生涯を終えました。

そこで、アナロジーが働きました。

  「hologon158に過ぎたるものは三つあり、
  ビオゴン21㎜F4.5にスーパーアンギュロン21㎜の2本」

この3本の21㎜は、一般的なレンズ史上もっともカリスマ性の高いレンズ。
どれが一番かは、人によって区区かも知れません。
もっとも名声、人気が高いのはスーパーアンギュロン21㎜F3.4でしょう。
でも、ビオゴンは、世界最大のレンズメーカーの旗頭、
その魔術的な凄みは他の2本をあるいは超えるでしょうし、
スーパーアンギュロン21㎜F4は一番地味な存在なのに、
その生命感の躍動する描写には眼を向きます。

私としては、この3本、使う度に思ってしまいます、
このレンズがやっぱり一番かな?
でも、そうまず感じることに、私は違和感を感じます。
この3本を使う度に、画像の凄み、面白さよりもまず、
「ああ、これは凄いレンズだ」と、レンズの凄みを考えてしまうことに、
私は居心地の悪さを感じてしまうのです。

ところが、ホロゴンは違います。
レンズのことなど、忘れます。
「ああ、こんな写真が撮れるなんて、思ってもみなかったなあ!
でも、楽しいなあ、嬉しいなあ!」
やっぱり私には「過ぎたもの」なのです。

私は写真家じゃない、ただの素人の写真好き。
凄い写真を撮りたいわけじゃなくて、
ああ、いいものに出会ったなあ、と嘆息したいのですのですから。

その意味で、レンズの凄みをまず感じさせるこの3本は、
私には過ぎたるレンズ、というわけです。

梅田でのスーパーアンギュロン21㎜F4、
一枚一枚から立ち上るカリスマ性に目を見張らされます。
やっぱり凄すぎますね。



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# by hologon158 | 2017-03-10 23:11 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

679.09 ホロゴンデイ194「2016年12月24日ホロゴンが浪速の雑踏に」10-完-往来



今日は、ちょっと用があって、出かけました。
でも、本当の目的は、もちろん撮影散歩。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4を目下試写中。
対照実験として、タンバール90㎜F2.2をソニーα7に付けたのです。
430枚撮りました。
やっぱり夢レンズです。
かなりしっかりと撮れます。
でも、どこか幻想の世界が一瞬の間だけ、ほんのりと華開いた、
そんな雰囲気をいつも残しています。

そして、分かりました。
フローライトアポクロマート135㎜F2.4の標準設定での開放描写は、
タンバール90㎜F2.2とはまるで違う、
逆に、ほのかな幻想の世界に一瞬の間だけ厳しい現実を垣間見た、
そんな雰囲気だ、と。
もっと豪快かつ幻想的にフレアが暴れ回る設定があるはず。

現在のフローライトアポクロマート135㎜F2.4の設定では、
「ローマの休日」で、ローマの町をバイクで走り回るお忍びの王女様、
そんな雰囲気。
でも、私がこのレンズの開放描写に見たいのは、
「お熱いのがお好き」のマリリン・モンローのような、
ちょっと崩れた、でも、可愛い魅力。
明日、宮崎貞安さんにお電話してお尋ねすることにしましょう。





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# by hologon158 | 2017-03-09 23:59 | ホロゴンデイ | Comments(0)

679.09 ホロゴンデイ194「2016年12月24日ホロゴンが浪速の雑踏に」9 魅力のすべてを


本ブログの名称は、「わが友ホロゴン・わが夢タンバール」
私がこよなく愛する2本のレンズです。
この2本のレンズに1つの共通点があります。
どちらもメタモルフォーゼを常時実現するレンズ。
ということは、写真家が愛用のレンズを駆使するような、
道具性はまるでない、ということを意味します。

あなたが男性の妻帯者だとしましょう。
あなたは、奥様をアゴでお使いでしょうか?
この質問に「Yes!」と断固誇らしげにお答えになるあなた。
でも、私は即座にこうお答えしましょう。
「そりゃ、ご愁傷様ですね」

なぜか?
それは簡単です。
奥様は自分を殺して生活しておられるのです。
つまり、あなたは奥様の本当の魅力を知らない!

女性は、猫と一緒、というと、女性陣ご立腹でしょうけど、
理由をお聞きになったら、納得されるでしょう。
女性は、なんの制約もなく、のびのびと生きるとき、
持てる魅力のすべてを全開できるのですから。
ホロゴン、タンバール、女性、猫、
そして、子供、みんな一緒です。

でも、奥様をアゴでお使いのあなた、
がっかりされることはありませんよ、
そのうち、十中八九、あなたが先に逝かれるでしょう。
そうすると、奥様は、どんな年齢であっても、ご心配なく。
例外なしに、にわかに華開いた人生を謳歌されるでしょうから。
そのときに備えて、財産をたっぷり残して上げて下さいね。

そういうお前はどうなんだ!
奥アゴのダンナさん、居丈高に詰問なさっているようですね。
我が家では、ホロゴン、タンバール、妻、
子供達(人間も猫も)、そして、孫たち(人間だけ)も、
みんな魅力全開ですよ。
私が献身的に支えていますのでね。
だから、妻としては、安心して人生を謳歌できます。
だから、私が先に逝くことなど決して望みませんね。
私も安心して長生きできます。
ホロゴン、タンバールも喜んでいますね。





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# by hologon158 | 2017-03-08 23:31 | ホロゴンデイ | Comments(0)

679.08 ホロゴンデイ194「2016年12月24日ホロゴンが浪速の雑踏に」8 孤独



昔読んだことがあります。
大洋で船が難破します。
救助船が一人船員が乗ったボートが漂流しているのを発見します。
でも、その船員はすでに死亡しています。
医師が調べても、原因が分からない。
ボートには水も食料もどっさり積まれていて、
船員も飢餓、渇水に苦しんだ形跡がない。
でも、死んでしまった。
見渡す限り大海原にたった一人、
救助されるかどうか、全然分からない。
そんなとき、絶望のあまり死に至ることがある、そう言われています。

でも、そんな状況でも、びくともしない人も居ます。
「太平洋ひとりぼっち」の堀江謙一さんもそんな方でしょうね。
何度も大洋をヨット航海しました。
ウィキペディアによれば、
「1974年には「マーメイドIII号」で、
イギリス人のロビン・ノックス・ジョンストンに次ぐ世界で2人目の
単独・無寄港世界一周航海を270日余りで成功させた。」
「2006年7月、69歳になる2008年春に波の力だけを動力とする波浪推進船
「SUNTORYマーメイドII号」(速さは約3ノット、2007年5月30日完成)で
約6000Kmある紀伊水道 - ハワイ間の世界初の航海に挑戦する、と発表した。
同船は東海大学海洋学部の協力で製作された。
なお、これは波浪推進船の初の実用航海になるものとされている。
船は、2008年3月15日ハワイホノルル沖を出港、
当初の予定よりは遅れたが、7月4日午後11時50分、
和歌山県・日ノ御埼沖の洋上に設定したポイントに無事ゴールした。」

想像してみてください。
外部から情報をもたらしてくれるいかなる道具もない。
見渡す限り大海原以外にはなにもない。
本当にただ一人。
やることと言えば、食っちゃ寝、食っちゃ寝、
空を眺め、星を眺め、海を眺めるだけ。
孤独の極致。
突然、暴風雨に見舞われたりして、
想像を絶する遭難に近い境遇にも置かれたでしょう。
でも、情報はなく、逃げ込む港もなく、救助船もない。

そんな何ヶ月もの生活に、あなたは耐えられますか?
私には耐えられませんね。
1万人ピックアップして、試してみても、
この孤独に耐えられる人など見つからないでしょう。
10万人でも見つからないでしょう。

私が言いたいことはこうです、
堀江さんのような絶対孤独に置かれることがない私たちは、
それがどんなに孤独に見えても、実は孤独でもなんでもない。
私たちが弱いだけ。
甘えているだけ。
逆に、私たちは生きるための糧となるような
情報や支えが一杯ある中で生きているのです。
孤独だ、寂しい、なんてぼやくのはあまりに弱過ぎる、
そう考えることにしましょう。





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# by hologon158 | 2017-03-08 18:28 | ホロゴンデイ | Comments(0)

679.07 ホロゴンデイ194「2016年12月24日ホロゴンが浪速の雑踏に」7 これ、大阪弁?


前回のポイントは写真撮影でも当てはまるかもしれません。
私のような素人はただお定まりのパラメータを設定したら、
後は全ショット、開放で撮りまくるだけ。
これじゃあまりにも能がない。
でも、これを改めるつもりはありません。
私にとって写真とは、私とロボグラフィの出会いの記録なのですから、
余計な細工、工夫、潤色はじゃまになるだけ。

でも、写真家なら、写真作品を創造するためには、
あらゆる手段を駆使すべきだということになりそうです。
そんな面倒な、という感じ。

午後1時レッスン終了後、駅に急ぎ、
駅構内のリトルマーメイドの喫茶でパンとコーヒーのランチ。
楽しいですね。
私の隣は高校の国語の先生のようです。
分厚い資料を横に置いて、
問題を自分で解くことで、なにかをしようとなさっています。
その向こう隣りは年輩の女性お二人の手話による対話。
音は出ませんが、全身の動きは華麗豪快の域に。
国語の先生、大いに集中力を奪われておいでのようでした。

私は、ウォークマンで音楽を聞くことで、
外界のサウンドを遮断できますし、
実は右目の第四象限の網膜が死んでいますので、
ダイナミックな手話の対話は完全に視野の外。
そのうえ、Pomeraで文章を書き出すと、
書くことにひたすら集中してしまい、なにもかも忘れます。
首尾良く一本メールを書き上げて、出発。

大和西大寺駅から近鉄奈良駅まで移動。
駅前広場で、憲法改正反対、戦争反対の署名運動をしているのに出会い、
女性の持つボード上の署名用紙にサインしました。
女性、
「うわー、達筆ですねえ!
なんだか独創的なカリグラフィみたい」
私、「ありがとうございます」と破顔一笑していますが、
内心では、「ボードをひっくり返して、びっくりしなさんなよ。
ただのかな釘流!」
その顔を確かめたくないので、そのままスタスタと立ち去りました。

道長さん、こしゃくなことをおっしゃいましたね、
「この世をばわが世とそ思う
望月の欠けたることも無しと思えば」
私はこの心境にわずかに到達できないとすれば、
しっかりとした運筆で美しい字を書くことができないから!
署名運動の女性、私の弱みをずばり逆説的にお突きになったわけです。

さて、先週図書館で借りた5組の朗読CDを返却して、
また5組借りよう!
以前から朗読が大好きで、
Audible.comで英語の古典本、小説、冒険小説や推理小説をバンバン買い込み、
新潮の朗読CDも十数組ほどは手に入れて、iPodで楽しんできました。
これまで手に入れたことがない日本語古典CDが20組以上ありそうです。
わくわく。
そうは問屋がおろしませんね。
図書館は「本日休館日」
やむなく返却スリットにCDを滑り落とし、
筋向かいの喫茶店に転がり込んで、休憩、とは名ばかりで、
暇さえあれば、Pomeraで文章を書くのが私の楽しみですから。

図書館で借りた宮本輝の「泥の河」、
日本文学の古典中の古典「たけくらべ」が江戸っ子バージョンとすれば、
その昭和版で、浪速っ子バージョンと言った雰囲気があり、
心に沁みる古典文学ですね。
でも、朗読は達者だけど、まるっきりいただけません。
なぜ?
標準語の朗読者が大阪弁を真似るのですが、80パーセントはずれている。
イントネーションがまるでなっていない。

大阪人、関西人以外の人には分からないでしょう。
でも、私は、思春期に奈良から大阪に転居したせいで、
たった数十キロ離れているだけで、
まったくことなる語彙とイントネーションなのです。
12歳の私はついに適合できず、
両親のしゃべっていた標準語に切り換えてしまいました。
関西弁風のイントネーション、語彙はもちろん混じりますが、
基本的に大阪弁ではしゃべれない人間になってしまいました。

それでも分かります。
この人、大阪人どころか、どこの関西人でもない!
そんな人を朗読者に選んで、どうするんや?
そう言いたい。
ハムレットをフランス人俳優に演じさせ、
モリエールのフランス原文をイギリス人に演じさせて、
古典劇の忠実な決定版を上演いたします、と言うようなものです。

もちろん、舞台俳優には自分が済んだこともない土地の方言の劇を、
見事に演じきる名優がいます。
だから、それができる人を選ぶべきです。
「泥の河」の朗読者、ウィキペディアで調べてみると、
確かに大阪で生まれたのですが、高校1年で東京に転居してしまい、
あとはずっと東京で生きた俳優さんのようです。
人生の大半を東京弁で過ごした人なのでしょう。
やっぱりねえ。
ご本人、大阪弁を正しく使える自信がおありだったのでしょうか?
だとすると、その認識は大間違い。
見事、外れっぱなしの大阪弁なのに、気づかなかったのでしょうか?
気づかなかったとすれば、演劇人として理解不能。
気づいていたとすれば、
なんで正しいイントネーションを修得してから朗読する努力をしなかったか?
やっぱり演劇人として落第。
こんなこと、ローカルな舞台の小説の朗読の基礎の基礎じゃありませんか?
結局、なんでお引き受けになったか、私には理解不能ですね。

こちらの身になってください。
「あ、またこんな変なイントネーション!」
「あ、こんなしゃべり方するわけがないじゃないか!」
一々そんなことを否応なく感じさせられながら、
でも、見事な朗読の醍醐味を心ゆくまで味わう、
そんな器用なことは私にはできませんね。

そんな固いこと言わないでいいじゃないか?
そうおっしゃる方がおいでになるとすれば、
ちょっと考えてください。
モーツァルトのヴァイオリンソナタをコンサートで演奏する際に、
バルトークかストラヴィンスキーのようなボーイングで、
ガンガン音を鳴らしまくり、
これが私の解釈です、そう豪語するヴァイオリニストがいたら、
評論家も観客も反応は一つしかないでしょう、
モーツァルトをバカにするんじゃないよ、
あんたの自己流の解釈なんか聞きたくないよ!
これとまったく同じ次元の問題ではありませんか?





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# by hologon158 | 2017-03-07 17:49 | ホロゴンデイ | Comments(0)