わが友ホロゴン・わが夢タンバール

カテゴリ:ホロゴン画帖( 220 )

714.03 ホロゴン外傅219「2017年9月25日バルター50mmf2.3の奈良町は?」3 後門の狐 


1月20日土曜日、
新大阪ココプラザで、劉継紅先生の二胡レッスンでした。

先生、私を見て開口一番、
「やせましたね、
ちょっとほっそりしてる!」
ここ3ヶ月の苦労が身にしみています。
レッスンでさらにやせました。

二胡という楽器、誰かが、世界で一番難しい、と言いました。
小手先でちょいちょい、とは行きません。
全身が協同動作となるように、
各部位をさまざまに動かさなければならない。
ヴァイオリン奏者だと、なまじヴァイオリンに似ているために、
ヴァイオリン奏法が邪魔して、二胡の音にならない。

右手は弓を左右に水平に動かしますが、
これもさまざまに螺旋を描いたり、回転したり。
その間、左手は弦を押さえつつ、その肩は背後にふんわりと旋回し、
肩胛骨は肩胛骨で、さまざまに回転させなければなりません。
そして、腰もお尻も旋回させなければなりません。
しかも、これら全身が適切に連動しなければ、
美しい音など出ません。

でも、日本人は体を柔軟に動かすことなど経験したことがない民族。
日本人は、江戸時代など、背筋を伸ばして正座し、
小揺るぎもしない、なんて、姿勢の正しさを身上としてきました。
二胡演奏家に一番向かない生活だったかも知れません。
私なども、江戸時代さながらに硬直した姿勢で生きて来ました。
とてもおいそれと二胡にふさわしい動きなどできません。

二胡演奏家の陳少林先生がしみじみと曰く、
「二胡を教えはじめて何年かは、
生徒さんはほんとに二胡がうまくなりたいと考えて受講している、
そう思ってました。
でも、何年か経つと、そうではないことに気づきました。
曲がりなりにも、そこそこに弾けるようになって、
自分の弾きたい曲を楽しく弾ければよい、というだけ」

私も、揚琴は本気できちんと弾けるようになりたい、
そう志して、本格的な修行というつもりで勉強してきました。
でも、二胡は、いわば妻のお相伴で始めたものですし、
常々、猛烈に難しいことは知っていたので、
まさしくどんなに下手でもなんとか好きな曲を弾ければ、という程度。

でも、劉継紅先生は違います。
そもそも日本に二胡を教えたいとお考えになって来日された方で、
類まれなる心身エネルギーの持ち主。
丸々2年間、まるで見込みのない私に向かって、
精力的に正式の二胡演奏のための訓練を行ってこられました。
徒労なんですけどねえ。

私が今受けているのは、もう一人の生徒さんと共同レッスン。
その女性がおっしゃってました。
「太極拳を習っています。
劉継紅先生のおっしゃることはほとんど太極拳と一緒なんですよ」
道理で、私より遙かに柔軟にこなして行かれるわけだ!

妻からは、以前に宣告されています。
「あなたはもうじき個人授業に戻ることになるよ。
二人の生徒のレベルが違いすぎ。
もうすぐあなたがついていけなくなる。
でも、あなたと組み合わせて共同レッスンを受ける初心者なんて、
当分現れないだろうから」
やれやれ。
風前の灯火、というところですね。

ちなみに、多くの人気の高い指導者の教育法はかなり違います。
いわば、欠陥には目をつぶり、良いところを伸ばそうと努める。
自己責任の原則で、やりたい曲をどんどん教えてあげる。
そして、褒め殺し!
みすみす「井の中の蛙」を製産する方法です。
ああ、そんな先生に付くのもバカらしい。
「前門の狼、後門の狐」状態。

やれやれ。



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by hologon158 | 2018-01-21 23:56 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

705.01 ホロゴン画帖213「2017年8月29日ネオスティグマート50㎜F1が大阪南方で」♯2


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by hologon158 | 2017-09-29 23:08 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

705.00 ホロゴン画帖212「2017年8月29日ネオスティグマート50㎜F1が大阪南方で」♯1



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by hologon158 | 2017-09-29 16:37 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

690.04 ホロゴン外傅200「2017年5月12日プロター枚方穂谷でリゾート気分」4 最高の体験


前回の続き。

1時間ほどして、畏友のRAさんが到着。
しばしおいしいジュースで休憩した後、
AHさんがギター伴奏しつつ歌う、
私がリコーダーで歌を演奏する、
RAさんがAHさんの声に低音の和声をつける、
そんなトリオで何度も練習しました。

もう最高の体験でした。
RAさんはヴァイオリンと男声合唱の体験が長いので、
私のサウンドがどう弛んで、どこが改良点か、教えてくださいました。
おかげで、この日、私のソプラノリコーダー演奏は飛躍的に改善されました。
フォン・ヒューネが朗々と鳴り渡るようになったのです。

「イムジン河」は大当たりでした。
1番、2番、ハミングの付いた間奏、3番という構成なのですが、
何度やっても飽きない!
すてきな歌です。

「天城越え」も楽しみました。
フォン・ヒューネでなんとか弾けました。
日本人奏者ですが、ケーナでこの曲を巧みに演奏するYouTubeが見つかります。
コブシを効かせて、達者なものです。
聞いていて、観ていて、楽しくなってしまいます。
でも、これって少しおかしい。
「イムジン河」には劣りますが、
この曲も「怨」を主題としています。
それなのに、楽しくなっては困ります。
ケーナは歌詞を歌うのではないので、
ケーナの音だけでは、「怨」という情感が立ち上ってこない。
その理由は簡単で、絵に描いたようにシンプルに巧すぎるのです。
つまり、やりすぎ。
もっとニュートラルに演奏して、旋律そのものが寂しさ、絶望を感じさせる、
そんな正直な演奏の方がよさそうです。

このような巧さがかえって逆効果になる場合はとても多い感じがします。
「どうだ、うまいだろ!?」という押しつけがましさは絶対的に邪魔ですね。
歌手にもそんな人がいますね。
フィッシャー=ディースカウという希代のバリトン歌手がそうでした。
彼は別に押しつけがましいところのある人ではありません。
でも、単純に、超絶すぎるのです。
どんな難しいパッセージも、絶妙に乗り切って、難しさを感じさせない。
その巧さが音楽を上滑りさせる結果につながることが時にあります。
彼の意図するところではないでしょうけど。

さて「天城越え」、
この歌、ご存じでしょうね。
私は知りませんでした。
AHさんから今回の提案があって、初めて聴いたのです。
別に「天城越え」も石川さゆりさんも知らなくても、
生きてこれました。
でも、知ってしまうと、
歌も歌い手も素敵ですね。
YouTubeでいくつかのビデオを観ることができますが、
その一つはとても楽しめました。

石川さゆり ~ 天城越え
https://www.youtube.com/watch?v=LEJcOLMQ8c0&index=55&list=WL

つれない男への怨みに身も心もたぎらせる、
薄幸の女の姿を見事に演じています。
まるで漫画なみに猛烈にオーバーアクションですが、
そんな風になっても仕方がないな、と納得させてくれる筋立て。
これもまたオーバーそのものの歌詞と、たぎり立つような情念だけが生み出せるような旋律と、
三位一体で、迫ってきます。

私はまだ始めて一年のリコーダーでは、
「天城越え」のような難しい情念の畳みかける連音のパッセージなんか、
弾けるわけがありません。
でも、初めてにしては、幾度やっても、一応最後まで吹けました。
RAさん曰く、
「それはAHさんのギターがちゃんとフォローしているからです」

というような経過で、
生まれて初めてのギターとリコーダーのコラボレーションは一応大成功でした。
できるだけ毎月1回やりましょうということになりました。
私はAHさんの奥様に宣言しました、
「このリコーダーとギターの合奏を
私の第2の人生のメインの一つにさせていただきます!」

脱線ですが、
AHさんは水際だった好男子ですが、
それもそのはずで、信じがたいほど美しい母の子。
だからというのも何ですが、
奥様も娘さんたちも全員美人。
そのせいか、ご本人、やることなすこと、颯爽としておられます。

ふーむ、となると、とハタと気づくことが一つ。
将来、二人でどこかでデュエットするのは考え物だなあ。
全部主役をAHさんに持って行かれてしまう。
こうしてひっそりと誰も聞かないスペースで当分楽しむことにしよう!





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by hologon158 | 2017-05-28 22:19 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

646.02 ホロゴン外傅167「2016年5月18日スピードパンクロが下町十三にぞっこん」2 私の草書体



前回の言葉尻を捉えて、一つお断りしておきましょう。
「ご覧頂く」もなにもありませんね。
「なんだこりゃ?」といぶかしく思う方も多いでしょう。

撮影中の私の背後で、友人が言いました、
「誰もこんなもの撮らないですよ」
私が答えました、
「誰もこんなものの写真観たくないですよ」

ふと気付きました。
なんで良寛さんがあんなに沢山草書を書いたのか?

私は書道をしたことがないので、よく知りませんが、
どうやら偉大な名筆たちの字体をどう使いこなすか、
これが勝負どころのようです。
でも、偉大な書家たちがすばらしい字体を数知れず創案しています。
その隙間に入り込んで、堂々と渡り合うのは、
いくら良寛さんでも、簡単にできることではありません。
それに、良寛さん、もっと自由に書を楽しみたかった!
だから、自分なりの草書を作り出したのではないでしょうか?

写真にもかなり作品としての規格、基準があるようです。
そんな規格、基準に沿った写真が傑作ともてはやされます。
でも、それは人に自分の写真を認めさせるための関門。
もし自分だけの写真を楽しみたかったら、
そんな規格、基準をぶっとばしたっていいじゃないですか?

そんな気持ちになろう、そう考えついたのが20年前。
そんな気持ちに徹することができるようになるには、
ちょっと時間がかかり、そう、10年ほど前でしょうか?

仕事中のお昼休みにまでカメラを持ち出して、
背広姿なのに、行き交う人たちの中で、
道ばたにしゃがみ込んでしまい、
変なものにレンズを向けて、1、2枚写真を撮って、
ニコニコしながら立ち上がり、また少し行くと、
ゴミ箱だのゴミ袋だのに向かってまっしぐら。

端から見れば、まったく理解できない行為。
理解してもらうことは無理なので、
理解してもらう努力もしない。
人に認めてもらうための手間、努力に要する時間を、
そっくり全部自分のために使うのが得策。

そんな私の転進は、しかし、時代に合っていたようです。
写真ブログは、まさに私のように、
自分の写真を自分で楽しみたいと考える人たちにぴったり。
どうやらロボグラフィは私の草書体のようです。
そして、ブログで、数多くではありませんが、
私とは違った書体の草書を書く人たちに出会えます。
私の人生の喜びの一つ。




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      [後書き]
        写真中に写っているカメラ、これは、
        ローランドという史上最初のレンジファインダー中判カメラ。
        稀代の名レンズ設計者パウル・ルドルフ博士考案にかかる、
        クラインビルトプラズマート70mm F2が付いています。
        六×四・五判としては破格に小型で、美しいデザインのボディ。        
        レンズは稀代の名レンズです。
        でも、惜しい!
        もう私は銀塩ロールフィルムを使えない。
        このレンズを抜き出して、Mマウントに改造?
        この気持ちには絶対になれません。
        この芸術品を破壊するに等しい犯罪行為。
        
by hologon158 | 2016-07-02 23:05 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

606.06 ホロゴントラベル27「2016年3月7日キノプラズマートは三重最終日」6-完-中国楽器トリオ



7月6日月曜日、寝屋川市の創作料理店「桜撫庵」で、
中国楽器トリオのコンサートを楽しみました。

揚琴の付虹先生
二胡の王秀華さん
琵琶の何歓さん

いつもは最前列の特等席で楽しんできたのですが、
今回はお客さん多数のため、観客席をしっかり並べ、
前3列は招待客その他で埋まってしまい、
3列目になってしまいました。
同一平面なので、肩越し、頭の間に、
ときおり付虹先生の右手や顔が見える程度。

左手も揚琴面もまるで見えず、
その点では、先生の演奏ぶりを眺めることで、
揚琴演奏を学ぶという副次的目的は夢のまた夢。
でも、演奏は楽しめました。

二胡のマイク増幅レベルがちょっと大きすぎ、
オーケストラに入っても決して埋没しない琵琶サウンドが、
私に一番近いこともあって、
二胡、琵琶の音がちょっと耳に来ることがありましたが、
揚琴がいつもとても美しい響きで浮かび上がり、
音楽に厚みとリリシズムを加味していました。

付虹先生の弟子だから言うわけではありませんが、
先生のトレモロとピアニッシモの響きの美しさは絶妙でした。




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by hologon158 | 2015-07-14 23:57 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

581.00 ホロゴン画帖211「十都帖 冬の古都にほのかな色を探し歩いて」



ペッツヴァールに文字通り狂奔する日々の中で、
銀塩レンズに戻ってみる、これも乙なものです。

改めて、堂々たる画像を提供してくれる王様レンズたちにご挨拶。
ホロゴンウルトラワイドと、
もう一つ、銀塩カメラ、なんだか忘れましたが、それに付けた、
フレクトゴン35㎜F2.2(だと思います)。

おかげで、台湾の画家袁金塔さんと彼の絵に出会ったことも、
そして、その日、どんな空気感だったかも思い出せました。
2009年12月20日、私は冬の古都に居たんだなあ、
そんな感慨をしっかりとよみがえらせることができるのも、
写真のおかげです。

いつも書くことですが、カメラを持たないで歩いた人、
写真という助けがない状態で、
純粋に記憶をよみがえらせることができるのでしょうか?
疑わしい、私はそう言わせていただきます。

過去の体験という資産をよみがえらせ、
人生において活用できるのは、
写真の発明の大きな効用の一つなのではないでしょうか?




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by hologon158 | 2015-03-11 22:44 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

572.00 ホロゴン画帖210「十閣帖 スーパーワイドへリアー15㎜F3.5で通天してしまった」




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画帖シリーズを画帖本来のコンセプト、十画帖に戻したのは、
大成功でした。

   第1に、作るのが簡単。
   第2に、選ぶのがストイックになります。

大好きな写真ばかりなのですが、そんな中から、
大の大の大好きだけを選ぶので、これも実は簡単。

   フォトジェニックかどうかは二の次。
   ここでこんなロボグラフィに出会えてよかった!
   そう思えるものだけを選びます。

今回で言えば、壊れたシャッター。

   ここまで壊れるにはどうしたらよいのでしょうか?
   いつ行っても閉まっていますが、
   中はどうなっているのでしょうか?
   それなのに、欠けた部分にそっと当てを施している。
   こうしないと、シャッターがゆがんでくるのでしょうか?

   そんなあたりに、デリカシー、やさしさがほの見える、
   こんなところに大阪人らしさがうかがわれる、
   こんな風にいうと、大げさでしょうか?
by hologon158 | 2015-02-05 11:02 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

569.00 ホロゴン画帖208「十道帖 ホロゴンウルトラワイドで葛城古道を撮った日」



日本の風土にはたがいに相容れない2つの潮流が流れ込みつつあります。

   一つは都市化の潮流。
   もう一つは自然への回帰の潮流。

多くの地方都市の過疎化傾向は、高齢化社会に突入して、
さらに加速しています。

   この2、30年の間に地方人口の30パーセント近くが失われ、
   残り人工の15パーセントほどは老齢化してしまいます。
   村々の過疎化傾向はそれよりもさらに高速に廃村同然に?

一方、東京から福岡までのベルト地帯の都市化は進み、
たとえば、奈良盆地など、農地が残るだろうかと思えるほど。

   葛城古道もいつかずたずたにちぎれてしまい、
   幻の古道としてなってしまうでしょう。

そんな古道の思い出、よすがは、
写真家たちの作品にかすかな記憶を止める運命にあります。

   ただし、私のロボグラフィはその中には入りません。
   私が生涯を閉じるとき、すべて廃棄することになっているからです。

   古道なくして、古道ロボグラフィなし。





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by hologon158 | 2015-01-19 15:38 | ホロゴン画帖 | Comments(0)

567.00 ホロゴン画帖207「十朧帖 伝説のタンバールを使っても伝説にはならない」



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「伝説のレンズ」

    そう名付けることのできるレンズはあまりないようです。

「伝説のレンズ」、そう言えるためには、条件があります。

    ① かなりの人が知っていて、
     チャンスがあれば、一度は使ってみたいと思っている。
    ② でも、レアでなかなか手が届かない。
    ③ その描写性は諸説紛々で、実態が把握できないけど、
     どうもとても美しい描写をしてくれるらしい。
    ④ だから、チャンスがあれば、是非使ってみたい。
    そんなレンズでないとね。

キノプラズマート?

    ほとんど誰も知らない。
    しかも、あんまりレアで高価すぎて、
    使うチャンスなどありっこない。
    これじゃ伝説になれっこありません。

ハイペルゴン?

    さらに誰も知らない。

タンバールって、かなり「伝説のレンズ」に近いようです。

    一頃、銀塩フィルムの急速な終焉に合わせて、
    ライカレンズがかなり下落した時期がありました。
    そんなとき、タンバールも従来の価格の半分から3分の1に。
    これが私にチャンスを与えてくれました。

やはりタンバールは伝説のレンズ、そう思わざるを得ません。

    手に入れたのに、どのような描写性を持つのか、
    いくら使っても、よく分からない。
    でも、とにかく魅力的なのですから。
    今回十画帖に選んだ10枚、
    タンバールの描写性を確かに納得させてくれる写真ではありません。

「若いの、まだまだだよ、君は」
タンバールはそう言っているようです。
by hologon158 | 2015-01-08 22:45 | ホロゴン画帖 | Comments(0)