わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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110.17 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」17 ぐさっと来ました!

前回書きたかった、saoriさんのコメントは、嬉しいので、全文引用させていただきます。

    Hologonさんの写真と文章読んでるとね、なんとなくなんだけど、
    一本の糸に文字や写真がからまっていてそれが長く長く、
    遠くの見えないほうまで繋がってる感じがするの。
    (運動会なんかでぶら下がってる連なった旗みたいな感じって言えばわかるかな?)
    回りは真っ黒で、それだけがDNAの螺旋のように上も下もない場所で延々と続いてて。
    でね、目をつぶってそれをどんどんどんどんたどっていくと、
     Hologonさんの辿ってきた道が
    まるで昔の8mmみたいにカタカタいいながら見えてくるような
    そんなイメージが湧くんだよね。

    あぁ、言葉でうまく言えないや。
    こんなに面白いのに。

    多分ね、写真の質感もあるんだよね。
    こう、黒に負けない、浮かび上がるような質感。

なんと生き生きとして、小気味の良い文章なのでしょう!
このコメントを拝見して、まずは、歓び、次ぎに、こわくなりました。
私のだらだらとどこに向かって論旨が進んでゆくのかゆかないのか、
さっぱり先行きの読めない長文を、読んでいただいていたということ。
こんなの読む人あんまり居ないだろうと踏んでいたので、
これはとても嬉しかった!
でも、そのコメントを子細に拝見するにつれて、
全部見抜かれているな、という感じがしてきました。
私のように一日に3から8個の記事をアップしようとしますと、
すべてが粗製濫造になることは免れません。
とくに文章ですが、なにを書こうかと、その都度、猛烈に途方に暮れるのです。
書くことなど、ぜんぜん持ち合わせていない!
それなのに、文章を書きたい。
そこで、私が作り出した文章作法は、「ぶつ切り連想垂れ流し文」
まず、書き出しだけ、キーボードを叩いて、なんとか画面上に登場させます。
その後は、ひたすら連想ゲーム。
つまり、論理ではなく、私の心の奥底から浮かび上がってくる連想を、
そっくりそのままキーボードでたたき出してゆくのです。
なにを書くのか、どんな風に文章が進んでゆくのか、
書いている本人にも、筋道がまったく見えない。
saoriさんが書くとおり、「回りは真っ黒で」、
ただ、ただ、心に浮かぶままに書いてゆく。
その文章は、Aだ、Bだ、Cだ、...という風に、一行ごとの単文で重ねて行く。
そして、「昔の8㎜みたいにカタカタいいながら」進んで、けっしてストップしない、
書き終わると、ざっと読んで、誤字脱字を訂正し、
文章そのものは修正しない。
これって、実は、一人居て、目をつぶってなにかを考えるとき起こることと、
まったく同じ精神構造ではないでしょうか?
説得のためでも、記録のためでもなく、ただ自分の心の動きを自動筆記する、
それが私のブログ文なのです。
で、考えてみますと、実は、写真も同じ撮り方をしているのです。
路地、ストリートをずういっと押し通り、その間、出会ったものたちを撮る、
なにも考えずに、心がぐらっと来たら、さっと撮る、この連続。
そして、その歩いたプロセスのままに、ひとかたまりずつとなってくれる
写真たちをそのまま一群として、アップする。
saoriさんがおっしゃるように、私の文章も写真も、
私の辿ってきた道がまるで昔の8mmみたいにカタカタいいながら見えてくるような
そんなイメージ。
結局、saoriさんのブログもそうかもしれませんが、
文章と写真を延々と連ねることによって、
自分と自分の人生をさらけ出しているのかも知れません。
でも、いいのです。
私の文章の目的は、前にも幾度か書きましたが、
いつか臨終間近になって、このブログを辿ることによって、
某月某日の私がなにか考え、どんな写真を楽しんでいたかを自分で知るため。
それまでは、私は、過去の文章なんか振り返れない、そんな時間はないので、
垂れ流しのままにストックしているわけです。
saoriさんの「昔の8mmみたいにカタカタいいながら見えてくるような」という言葉、
だから、ぐさっと来るのです。
見透かされたような、見抜かれたような...

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by Hologon158 | 2009-09-30 22:24 | ホロゴンデイ | Comments(2)

110.16 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」16 文は人なり

文は人なり。
そう言います。
文章を読めば、その人となりがわかってくるものです。
宮沢賢治を思い出してください。
あの清らかさ、やさしさ、透明感、真実味は賢治その人そのものでした。
saoriさんがNo.14にコメントをくれました。
この方のブログは、たくさんのファンを集める、まさに人気ブログです。
everything but the kitchen sink (saori's photoblog)
(http://toptotoe.exblog.jp/9035714/#9035714_1)
それもそのはず、生き生きとした情景描写の写真と、
それ以上に雄弁で私的でセンシティブな文章とのコラボレーションという、
希有の境地で、ブログを展開しておられるのですから。
彼女の文章は、
あるときは、天衣無縫にして豪快、だけど、
あるときは、ガラスのようにもろく、繊細な震える魂、
なにもかもぶっ飛ばしてしまう現代女性と、
厳しい現実のとげで日々傷いてしまう夢見る乙女、
こんな相反するとさえ見えるようなさまざまなファクターが交錯する女性。
赤裸々までに自分をさらけ出し、自分をいつわらない言葉が、
厳しい社会の現実にもまれつつも、健気に奮闘努力し、
自分らしさ、豊かな人生への道を苦闘している、ひとりの人間の姿をさらけ出してくれます。
ですから、そんな彼女の心のひだにじかに触れることができるような気にさせてくれ、
なんだか応援したくなる、そんなブログの主なのです。
外野席にぬくぬくと収まって、ポテトチップスをほうばりながら、
がんばれーと声援しているようで、ちょっと無責任なのですが、
すてきなブログというのは、みんなその人そのものの精神に触れることができる、
そんな感じがあるものです。
インターネット依存症に関して、さまざまな警鐘が鳴らされていますが、
私には、こんなすてきな出会いも与えてくれるということで、
インターネットにも大いなる美点があると言いたいものです。
あなたも、かなりお年のおじさまかもしれません。
でも、ぜひsaoriさんのブログをずっと追いかけてみてください。
自分までが若返るような、そんな気分になれて、
知らず知らずのうちに「saoriさん、ガンバレー」「saoriさん、凄いぞ!」、
なんて叫んでいる自分を発見して驚くことでしょう。
私たちだって、それくらいのセンシティブな感受性をまだ残している、
そうわかって、すこし安心させてくれる、そんなブログなのです。
やっぱり、文は人なり、なのです。
おっと、気がついたら、saoriさんのことを書いてしまいました。
私が書きたかったのは、彼女のコメントだったのに。
それは次回に。

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by Hologon158 | 2009-09-30 21:22 | Comments(0)

110.15 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」15 古い包丁が一本

先週末から妻と、中国音楽の名曲「陽関三畳」を練習しています。
奇しくも彼女が今練習している二胡曲がこれだったのです。
実はこれも当然のことで、
夫婦そろって閔惠芬さんの演奏するこの曲をこよなく愛しているのですから。
前にも書きましたが、妻は耐えがたいほどに厳しい。
もう今すぐ先生になっても良いくらい。
うちの奥様、実は大変な人で、
以前も、突然翻訳を志して、翻訳学校に通ったのですが、
1年経ったとき、学校から、来期からは先生として働いて欲しいと言われたのです。
なにをやっても、徹底的な研究心とガッツと誠実さでマスターしちゃう、
化け物のような人物。
だから、こわいのです(彼女、読んでいないので、平気で書けます)
「今の小節の3拍目、手前にちょっと休む記号がついてるでしょ!
気がつかなかったんじゃない?
そのまま続けてだらっと弾くから、私の出出しとあわないんじゃない!
私が出るのを待って、一緒に弾く!」
「また、待たなかった!
ビシバシビシバシ...」
私、「もうこれくらいにしようよ、疲れたあ」
妻、「まだまだ、もう一回!」
こんなことが続きますと、さすがに万事遊び気分の私も真剣に反省しはじめます。
よく、「呼吸を合わせる」と言います。
それができなきゃ、伴奏とは言えない。
私はそんなことができる域に達してもいないのに、演奏会に出ようとしている。
妻に言わせれば、暴挙、暴飲暴食、猪突猛進そのもの。
でも、妻のおかげで、なんとかものになりそうです。
こんな練習をしている間に、だんだんとわかってきました。
私たちがカメラで写真を撮るのだって、一種の協奏なのです。
近頃、のんたんさんが身をもって確認されたことですが、
ホロゴンウルトラワイド、ボディよりもちょっとでも指が出ると、写ります。
最初の一本で全部に指が写っていたことから、
持ち方を必死で練習しました。
おかげで、2本目から現在まで、指が写りこんだことはありません。
私の友人が言いました、
「気をつけて見ていたんだけど、普段は指が写るような持ち方、
でも、撮るために腰で構えたとたん、指がすっとボディの側面に隠れますね」
私はもうこのあたりの動作を意識していません。
ご承知のように、ホロゴンウルトラワイドには露出計がついていません。
絞りがf8固定なので、シャッター速度を歩きながら、自動的に変更して、瞬間に備えます。
脳内露出計はもう意識しないで働きますので、
露出計算に頭を煩わせることもありません。
でも、ネガは全部同一濃度にあがります。
これも自動化。
この道具の自動化こと、撮影者の心と体と道具とが協同するということなのでしょう。
使いにくい道具を使いこなしてこそ、自分の道具になる。
私はいつもそう信じてきました。
あらゆることがソフトウェアとして完備している現代のカメラは、
現代人には道具となるのでしょう。
私は、写真はお刺身のようなものだと考えます。
自分でしっかりと研いだ、手になじんだ古い包丁が一本あればいい。
電動ノコギリなんかいらない。

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by Hologon158 | 2009-09-30 19:11 | ホロゴンデイ | Comments(0)

110.14 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」14 盛者必滅!

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この絵、18世紀のオランダの画家ヤン・バン・オスの風景画「冬景色」
たった27㎝×35㎝の小さな絵です。
でも、絵のスケールは大きいですね。
ホロゴン15mmF8で撮ってみたい、そんな光景ですね。
と、ここまで書いて、思い出しました。
この絵とそっくりの写真を見たばっかりじゃないか!
新潟でお世話になったnontan91さんのブログで!
(http://nontan91.exblog.jp/)
大急ぎで、行ってみました。
nontan91さん、なんとコンタックスG2とホロゴン16mmF8のセットを入手されたばかり。
その試写を9月28日投稿の「熱にうかされて...」に掲載されたのです。
3枚目をよーくご覧下さい。
バン・オスの絵のまさしく前後左右どちらもの鏡像!
三角屋根が手前に来て、木立が右に移り、
ご丁寧に木立の陰の家まであります。
片や、冬枯れ、片や、緑と、季節も鏡像!
nontan91さんの構図の確かさを証明しています。
私としては、今、複雑深刻な気持ちなのです。
nontan91さんは、コシナ12㎜という、ホロゴン15mmF8よりも画角の広大なる、
史上最大の35㎜用超広角(魚眼をのぞく)も千㎜の超望遠もまったく区別なく、
軽々楽々と使いこなしてしまうお方なのです。
そんな練達豪腕の写真家が、ホロゴン業界に殴り込みをかけてこられたのです。
まあ、nontan91さんの試写をご覧下さい。
超広角の臭みをまったく感じさせないで、深々とした景観を捉えておられます。
私なんか、ホロゴンで満足できる写真を撮るのに幾年もかかったのに、
nontan91さんは、あっという間に使いこなしておられる。
ホロゴンはぼくのために創造されたレンズなのだと、心密かに自負していたのに、
なんだ、nontan91さんのために創造されたのかも知れない。
ホロゴン友だちができたと喜んだのもつかの間、
「わが友ホロゴン」なんて、なんだか独占企業風の看板を掲げてきた私、
わずか1年ちょっとで、その看板を下ろさなければならない日が近づいてきた感じ。
ああ、盛者必滅のことわりですねえ...
(別に栄えたわけでもないので、お世辞にも「盛者」なんて言えないのに、
かってに詠嘆に酔っているHologon158なのでした)

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by Hologon158 | 2009-09-30 00:38 | ホロゴンデイ | Comments(2)

110.13 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」13 使ってみたいな!

№11で突然この世に顕現されて、私のために一つの願いをかなえられた神様、
実は大変にやさしい神様なのです。
私が、長年の夢であったグルジアの田舎を巡って、
第二のピロスマニたらんと目指すかのように、
猛然とホロゴンで村々のロボグラフィを撮っている、
そんな私の前にふいっと神様が出現されるのです。
「やあ、かなり熱心にがんばっているね。
私の計画では1年位でご臨終していただく予定だったんだけどねえ」
「ご冗談を! でも、すみません、あんまり夢中になってしまって。
でも、こんなに世界中にロボグラフィが限りなく転がって、
私を待っていてくれるなんてえ!」
「しかし、30年はひどすぎるよ、君、もう幾つになったのか分かっているのかい?」
「さあて、分かりませんね」(と、空っとぼける私)
「ま、いいでしょう。あんまりがんばっているので、
おまけついでに、もう一つ、願いを聞き届けてあげることにしたよ」
「やった! じゃ、神様、お願いです。
ホロゴン15mmF8ももう50年使い続けて、本数も何万本撮ったか、
もう今では数えていません。
でも、(と、肩を震わせ、声を落として)まだ使ってみたいレンズが10本ばかり」
「ええっ、それをホロゴン15mmF8なみに使いこなしてから、
あの世に旅立ちたい、そういうことなの?」
「ええ(と、消え入るような声)」
神様、腕時計を見ながら、せかせかと、「よござんしょ、
で、どんなレンズを使いたいの?」
「それじゃ、順不同で申し上げますので、最高級、新品同様を集めていただけますか?」
「いいでしょ、言ってご覧なさい」
「ええ、Mマウントのホロゴン15mmF8」
「ま、待って! あれ、高いよ、近頃財布が軽いんだよ。
いろいろ買いたい物があるんだけどなあ。
(訴えるような私の眼差しに)まあ、いいでしょう、それで?」
「タンバール90mmF2.2、
エルマリート28mmF2.8、
スーパーアンギュロン21mmf3.4、
アストロ・ベルリンのパンタッカー50mmf2.3、
マクロスイター50mmF1.8、
ズミクロン35mmf2の8枚玉、
ワイドローライのディスタゴン55mmF4」
「なんだか、とっても一流どころばっかりで、まるでスノッブじゃないの?」
「私、レンズに関する限り、貴族主義でして」
「レンズばっかりじゃないでしょ!
やまがたさんがこの前、あんなに鋭く指摘したのに、
あんた、ぜんぜん勉強していないね、
もう歳じゃないの?
それに、あんた、数、かぞえられないんじゃない? 8本しかないよ」
「分かってます。その点で神様のご助力をぜひ賜りたいのでして」
「なんですか(せかせかせか)」
「目録をよういしておきましたので、これレンズたちとボディをそろえていただけませんか?
この中から、最後の2本を選ばせていただきたいのでして」
「ええっ? 300本も書いてあるじゃないの!
まあ、なんとかしましょ、
中将姫光学さん、キノプラズマートさん、やまがたさんに貸してもらいましょ!」


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by Hologon158 | 2009-09-29 22:08 | ホロゴンデイ | Comments(2)

110.12 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」12 どっと減るんですよ

今朝、マラードさんのブログをお伺いしました。
(http://mallard3.exblog.jp/)
ご近所でしょうか、秋の気配を思わせる重厚で実在感あふれる組写真があり、
私がコメントさせていただいたのに対して、こうお書きになっていました。
「こういうのを出すと、見てくれる人がどっと減るんですよ。
ドキュメンタリーの人と思われるのか、辛気臭いっていう感じなのか、
何なのか、わかりませんが」
マラードさんのブログは、不人気どころか、かなりのファンを集める人気ブログです。
私もファンの一人。
でも、マラードさんがおっしゃることはほんとにそのとおりです。
ストリートフォトやロボグラフィって、まったく人気がありません。
見るのは、ほとんどストリート写真家かそんな写真の愛好家だけ。
私のとこなんて、ですから、いつもどっと来たことがない。
間違って来ても、次にはどっと減る。
私の友人がいとこに自分の写真集を見せたそうです。
いとこさん、ものも言わずにさっと見終わって、本気でこう尋ねたそうです、
「なんでこんな写真撮ってるの?」
まったく理解ができないという表情だったそうです。
もちろんセンス、感覚の上下の差ではありません。
趣味、志向の問題。
でも、ここだけの話ですが、ストリート写真愛好者は風景写真も楽しめます。
しかし、風景写真愛好者はストリート写真の意味も面白味もまったく理解できない。
世界に対する関心の広さに関する限り、優劣の差がないとは言えない、
そう思えるのですが、いかがでしょうか?
風景写真愛好者はこう反論するでしょうね?
そんなものは無意味な関心なのだから、広いことにはならない。
それほどまでに、ストリートフォトは不人気なのです。
それなのに、どうしてストリート写真を撮るのでしょうか?
その理由は人さまざまでしょう。
私なんか、写真を始めてからずっとそうでした。
理由なんかいらない。
でも、強いて考えてみますと、いくつか考えられますね。
私にとって、第一の理由は、私に関わりの深いもの、一番関心の深いものを撮りたい。
自分の縄張りをしっかりと把握しておきたい、そんなところでしょうか?
第二の理由は、写真になりそうにもないものを撮って、
フォトジェニックなイメージに作り上げる醍醐味。
私はこれをメタモルフォーゼと呼んでいます。
私が日参するブログはほんの少しなのですが、たいていこのメタモルフォーゼの名人たち。
写真家で言えば、森山大道さんがそうですね。
彼の若い頃の犬の写真なんか、まさにその典型的な名作。
ただの野良犬から妖気が立ち上ります。
マラードさんも、ご自分は謙遜しておられますが、名人。
ミャンマーであれ、日本であれ、マラードさんが撮ると、
すべてマラードワールドに変貌してしまいます。
ひょっとして定評のある写真家なのかも知れませんが、
その重厚で深い作風の一貫性は並大抵のものではありません。
最近書きましたが、私はロボグラフィの鑑定家と勝手に豪語しています。
見たら、よいものかそうでないか、わかります。
無名のブログのままにしておくのは惜しいと思うブロガーを、
マラードさんを含めて、少なくとも6人、いや7人かな、知っています。
ストリートフォトが人気がなくても、この人たちの写真なら、
まだまだ多くのストリート写真愛好家の関心を集められるのに、惜しい!
そんな方ばかり。
私がブログ世界に入国して、
一番の収穫はそんな真正の写真家たちを知ることができたこと!

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by Hologon158 | 2009-09-29 18:56 | Comments(4)

110.11 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」11 汗と涙と笑いの...

将来、人生が残り少なくなった頃、突然、神様が現れるかもしれません。
「えっ、神様ですって? 神様がいらっしゃるなんて、知らなかったですよ」
「当たり前じゃ、あんたのような不信心者には教えないことにしとるんじゃ」
「今頃出てこないで、どうしてもっと前に教えてくださらなかったですか?
いろいろお願いしたいことや、お尋ねしたいことがあったのに」
「わしはうるさいのは嫌いじゃ」
「じゃ、どうして今頃、出ておいでになったんですか?」
「あ、忘れるところじゃった、あんた、もう命ないんじゃよ」
「ええっ、そんなあ! まだやりたいことが一杯あるのに」
「まあまああわてないで、あんたはあんたなりに人生がんばっておったから、
最後のご褒美に、一つだけ、願いを叶えてやろうとおもってね」
「じゃ、その願いが叶う間は生かしておいていただけるんですね」
「もちろんじゃとも。さ、どうする? なににする?
一番行きたかった五つ星レストランでご馳走食べるかい?」
「それ、死刑囚でしょ?」
「さ、なににする? 急いで! いろいろ忙しいんじゃよ。
ただし、人間が普通にできることだけだよ。
スーパーマンにしてくれなんて言っても、それは無理だよ」
「じゃ、世界中の町や村の裏通りをホロゴンで撮って、
私のブログに掲載する、汗と涙と笑いの世界一周の旅、
これをお願いします」
神様、あいにく忙しすぎて、私がどんなに沢山写真を撮り、
どんなに盛大にブログに投稿しているか、ご存じなかったのです。
つまり、ブログに載せる写真、記事がなくなったら、
私はこの世を去る運命にあるのです。
こりゃ、がんばらなくちゃ!

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by Hologon158 | 2009-09-29 18:08 | ホロゴンデイ | Comments(0)

110.10 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」10 伴奏に開眼?

今日は、私の休業日です。
陳小林先生の伴奏レッスンがあります。
10月4日に迫った発表会に演奏する「陽関三畳」のレッスンが目的。
行きのバスの中で、iPodを取り出して、大演奏家閔惠芬さんの演奏を聴きました。
そして、大発見をしました。
笑っちゃ行けませんよ。
閔惠芬さんと、名前の分からない揚琴奏者とは、常にぴったりと合っていました。
合ったり前である!
でも、自分のパートを弾くのが精一杯という素人です。
これしきのこともできないで、ただ付いていくだけが精一杯だった!
今日のレッスンでは、そのあたりのことをしっかり踏まえながら、
必死で陳小林先生の二胡に合わせました。
すると、できるではありませんか?
いかにも伴奏者らしく、二胡の音をきちんと耳に収めながら、
慎重に音を揃えつつ、無事最後までたどりつきました。
すると、先生、「音はちゃんと合ってるけれど、
おずおずしていて、弱々しい。
とくに小節の最初の音が弱すぎる。
もっと大胆に!」
私、自信を付けたのでしょう、
「そんな風に言われるのであれば、やったろやないか!」
かなり奔放に、でも正しく弾けました。
なんだか今日一日で、随分進歩したみたい。
先生、「来年の奈良遷都祭で、2回演奏会予定してるけど、
この曲やろうか!」
5年前に、誰かが、「あんた、人前で楽器を弾くようになるよ」なんて言ったら、
私、大笑いしたことでしょう。
陳小林先生との出会い、
陳小林先生の紹介で揚琴の付虹先生との出会い、
この2つの出会いは運命だった、私はそう信じています。

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by Hologon158 | 2009-09-29 00:14 | ホロゴンデイ | Comments(0)

110.09 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」9 美女ありき

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なにしろyoshiさんから預かった高価な骨董品的セットです。
落としたら、へそくり全部はき出さなきゃならない。
ということで、ストラップを首に廻して撮ったり、
ホロゴンウルトラワイド風に、ストラップを右腕にぐるぐる三重に巻き付けたり。
この写真はおそらく右腕ぐるぐるの撮影法だったと思います。
腰だめに構えて、おそらく1メートル程度のノーファインダー撮影。
スーパーアンギュロン21mmf3.4もホロゴン15mmF8風に使えますね。
私の好きな被写体がぜんぶ入っています。
壁、コーン、自転車、道路、光、そして、女性。
女性、なかなか美しいですね。
こんな写真を見ていて、つくづく思うのですが、
いつかどこかで、誰かに写真を撮られているかも知れない。
そんな写真に、美しく写っているはず、そう自信を持つことができますか?
私は、ありませんね。
by Hologon158 | 2009-09-28 22:00 | Comments(2)

110.08 ホロゴンデイ33「2009年9月6日古町歩いて、ますます新潟が好きになった」8 アンギュロン大好き!

スーパーアンギュロン21mmf3.4付きライカM3の使い心地はどうだった?
そう尋ねて欲しいものですが、なにせ不人気ブログです。
そんな質問はぜんぜん聞こえてこないので、自問自答させていただきましょう。
とても良いですね。
レンズの作りがとても素晴らしい。
ビオゴンに始まる前後対称形で、4群8枚。
後玉が前玉と同じ位に大きく、見るからに写りますという顔をしています。
とくに前玉は漆黒で、これがこのレンズのチャームポイント。
吸い込まれるような深い瞳。
シュナイダーはなかなか乙なフェイスデザインをしました。
先行のF4レンズは、レンズ周りが銀色なのです。
このあたりのデザインがとても美しい。
F3.4レンズのレンズ周りは黒色。
白黒決着を付けたというわけです。
こちらは、純正フードに囲まれると、黒い瞳がさらに深みを帯びて輝き、
F4レンズに劣らぬ、美しさ。
清純な少女が成熟した美女に成長した、そんな感じなのです。
レンズが美しいと、写りも美しいものです。
私は、この相関性を確信しています。
ホロゴン15mmF8がそうだからです。
人間だってそうです。
美しさと賢明さとは必ずしも連動しませんが、
連動すると、もうたまらない魅力ですね。
うちの奥様がそうなのですが、これは危険ですね。
自分が馬鹿に見える。
冗談はさておき、レンズに話を戻しましょう。
スーパーアンギュロン21mmf3.4、このレンズの写りにはもうびっくり仰天!
一口で言いますと、威勢がいい!
ライカ風の繊細柔和とは随分趣きが違います。
ざっくりと切り取るという感じ。
F4とはかなり印象が異なります。
F4の方がずっとライカっぽいやさしさがあります。
私は威勢のよさが好きな人間です。
一も二もなく、F3.4に惚れ込んでしまいました。

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by Hologon158 | 2009-09-28 18:44 | ホロゴンデイ | Comments(0)