わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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198.00 ホロゴン画帖57「十五帖 五条はほんとは五條市なんだって」


相変わらずの画帖シリーズで、失礼。
    カメラマンとしてなら、無謀極まりない企画。
    1日さっと歩き回って撮りまくったフィルム11本、
    そこから218枚もスキャンして、83枚もアップし、
    その中から16枚を画帖として選抜する。

写真作品としてなら、そんな写真の発表の仕方はないでしょう。
    五條市だけで一つの作品としたければ、
    幾度も幾度も通って、主題を定め、天候、時間、状況を選定して、
    入魂のシャッターを重ねに重ねた挙げ句、
    その数千枚から数十枚を選抜する、これが王道。

その点、素人さんは気楽なものです。

        カメラマンは、自分以外の観衆の視線に沿うように、
        コンセプトを作り、撮影し、作品を選抜する。

素人は、その日1日の楽しい思い出を写真に撮ります。
    どんなつまらない写真だって、不可欠の情景一こまなのです。

    まあ、いいでしょう。
    つべこべ言わずに、並べてみましょう。


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by Hologon158 | 2010-12-31 21:28 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.35 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」35-完-「戻し」の技?


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前回、包丁の返しは難しいと書きましたが、
    ヴァイオリン、二胡も同じようですね。
    試しにインターネットで検索してみますと、
    無数のサイトで、返しに関する悩みが綿々とつづられています。
私はどちらも弾けませんので、専門的なことは分かりません。
    でも、聞けば、美しく返されているか、美しくないか、
    これは分かります。

    名演奏家になると、弓を返しても、全然分からない。
    まるで返さなかったかのように、音がつながっているようです。

    おそらく、返す瞬間になにか離れ業があり、
    返す前と返す後の弓と弦とのかかわり方もそれぞれ違うのでしょう。
    ですから、ここには深遠なテクニックが関わっているわけで、
    ただ静かに返せばよい、というわけではないはずです。

どんな技もそうですが、
    技は、ただの技術とはどこか違うようです。

        合理的な練習方法で習得できるなにかではなくて、
        曰く言い難い修練を経て、突然、会得できるもの

それぞれにその道は違うことでしょう。
    でも分かることが一つ。

        いくつもの山を自分で登り、
        いくつもの難関を自分の力で突破して、
        はじめて到達できる境地。

そして、それ以外のさまざまな技の世界、
    たとえば、写真、絵、彫刻、料理、建築、なんであれ、
    この返しに相当する技があって、
    それぞれに奥義を極めるのは、ごく少数の人だけ。

私の会得したのは、ちょっと技を身につけても、
    しばらくすると、もう元の黙阿弥に戻る、
    「戻し」の技だけのようです。
by Hologon158 | 2010-12-31 18:04 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.34 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」34 切り口のよさは?


昨日の昼食と夕食は、海鮮三昧でした。
    刺身も鍋も、すべて長女の娘婿が作ってくれました。
    私と違い、グルメなのです。
    刺身を切る手つきがなかなかよろしい。
    我が家には刺身包丁はないので、
    武生の包丁とか京セラのセラミック包丁などを調べたうえ、
    彼が選んだのは、セラミック包丁でした。
でも、中トロの幅約8センチの大ぶりのあたりになると、
    ちょっと難渋しています。
突然、こんなことを尋ねられました、
    「どうして刺身包丁はあんなに長いか、知ってますか?」
    マグロのような大きな魚をさばくためだろう、
    私はそう思っていました。

         「それもありますが、一番肝心な理由は、
          包丁を同じ方向にすっと切ることで、
          刺身に鮮やかな切り目が入り、
          切り口が揃います」

    包丁を返すと、そこでひっかかることがあるのです。
    すっと一気に切って見せてくれました。
    確かに、その通りです。
    美しい文様が滑らかな平面に展開しています。

ここでも、写真と同じなのです。
    写真家の林孝弘さんを思い出しました。
    
         撮影は、まるでレールに乗った機関車のように、まっすぐ。
         決して無用に立ち止まらず、決して無用に戻らない。
         ためらいや逆戻りは禁物、

    ひたすらご自分の美意識から発する自発性が大切、
    そんな感じがします。

         創造衝動 Creative impulse
         これが写真の原動力なのです。

    ですから、作品群は鮮やかに作風を浮かび上がらせます。

         切り口のよさは、気っぷのよさなのです。


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by Hologon158 | 2010-12-31 11:32 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.33 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」33 ただ嘆賞するばかり


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大阪東部市場の海鮮物仕入れに付き添って、
   一番印象的だったのは、マグロのさばきの鮮やかさ。
   まだ30過ぎの包丁師、部位の説明をしながら、
   60キロどんどん裁いてゆきます。

       美しい手さばきで、包丁はすっと入り、
       さっと切り取ります。
       まるでカミソリのような切れ味。

   包丁もよいのでしょうが、
   なんと言っても、腕前がものを言っているのでしょう。

そして、荘子の名料理人「包丁」の話がそうであるように、
   マグロのどこにどう包丁を入れたら、美しく切り取れるか、
   ちゃんと理解しているから、
   あんなに動きが自然なのでしょう。

このあたりの呼吸やお手並みは、
   すぐれた写真家がカメラを駆使して撮影する姿に似ています。
   結局、センスと経験がものを言うのでしょう。

   つまり、一朝一夕には身につかない。
   私たち素人は、ただ嘆賞するばかり。
by Hologon158 | 2010-12-31 00:47 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.32 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」32 美味しい!


波乱というより、怒りの2010年も過ぎようとしています。
    今日は、娘婿の車で、大阪の東部市場に行ってきました。
    海鮮市場があります。
    新鮮な海の幸がかなり廉価に入手できます。
妻はたちまち目の色を変え、市場中を疾風怒濤のように駆け回り、
    マグロのカマ、中落ち、中トロ、カニ、エビ、
    その他もろもろを片端から手に入れ、
    家族6人の昼食用に、豪勢なお寿司セットまで手に入れました。

    今日はかなり寒い1日ですが、懐はもっとお寒い状態に。
    いくら廉価でも、沢山買えば、高価ですね。

それにしても、このような機会があるごとに判明するのですが、
    私は、前から見ても横から見ても、グルメじゃありませんね。
        餃子とご飯があれば、それで十分。
        もっと簡便に、ナスの一夜漬けとご飯があれば、それでよし。
    お昼も、一同、美味しい美味しいと、歓喜のコーラス。
    私も一緒に唱和いたしましたが、
    ほっかほか弁当でも、同じくらいの熱意で言っちゃうでしょうね、

        美味しい!


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by Hologon158 | 2010-12-30 17:33 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.31 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」31 シンデレラの条件


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ビビアンさんのことで、ちょっと考えてみました。
    
どんな人が、無名から一躍注目を浴びることになるのでしょう?

1 ユージェーヌ・アジェの場合

    パリの下町で、画家の下絵となるような情景を撮り漁りました。
    当時、アジェには、商売敵となるような同業者はいたのでしょうか?
    仮に居たとしても、アジェは一人でした。
    彼は画家の目でパリを眺めました。
    そうしながら、彼は、誰も見なかったような視線で、
    パリを切り取っていったのです。

    後年写真の1ジャンルを成すストリートフォトの原型は彼にあります。
        スナップもあります。
        ロボグラフィだってあります。

    つまり、彼は、新しい視点を創造し、
    人類に、ものを見る新しい方法を教えたのです。

2 アンリ・ラルティーグの場合

    彼は、パリの富裕層の家庭に育ち、生活し、
    その恵まれた生活のエピソードを家庭写真として撮り続けました。
    もともと画家志望で、写真はほんの余技でした。
    写真家として身を立てることなど、夢想だにしなかった。
    彼は、こうして撮った写真を使って、素敵なアルバムを作りました。
    思いがけずニューヨーク近代美術館のシャーカフスキーに見いだされて、
    押しも押されぬ写真家として世界的に有名になっても、
    画家であるという気持ちを失いませんでした。

    彼の写真をごらんになったことがありますか?
    圧倒的にみずみずしい!
    暗いレンズで、シャッター速度も限られた、
    猛烈に原始的なカメラなのに、
    撮りたいものはなんであれ、自在に撮りました。
    人物たちが生き生きと人生を生きています。
    ほとんどカメラを意識していません。
    それほどに、内輪の生活を撮りつづけたのです。

    彼の人生、家族の歴史がそこに写っています。
    それは、写真のもう一つの可能性でした。
    つまり、記録。
    それを画家の目で創り出したのです。

    ラルティーグもまた、人類に、
    もう一つのものの見方を教えてくれたのです。

写真史に残る写真家というものは、
    それぞれに新たな視点、視覚、視線の創造者なのです。
    こんな人こそ、自分の意識は別として、
    真の写真家として認知されるのです。
    どう、あなた、そんな写真家でありうると、
    ご自分を評価できますか?


 
by Hologon158 | 2010-12-30 12:38 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.30 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」30 自分は最高!


ビビアン・メイヤーさんのような、いわばシンデレラ現象は、
    写真家には時折起こります。
    たとえば、ユージェーヌ・アジェがまさにビビアンの先駆者でしょう。
    でも、2人とも、世を去るとき、
    将来、自分の写真が陽の当たる場所に出たことを知らない。

これじゃ、つまらない、
    そうお考えのあなたには、別のメニューも用意されています。
    アンリ・ラルティーグ・バージョン。

    彼は存命中に、無名の素人から一挙に大写真家の仲間入りします。
    でも、ニューヨーク近代美術館の学芸員に見いだされて、
    写真展を開催したのは、1963年。
    彼はすでに69歳だったのですから、決して早かったとは言い難い。

でも、申し訳ありませんが、
    アマチュア写真家とアーティストとしての写真家との間には、
    万人に1人も乗り越えがたい巨大な障壁が立ちはだかっています。
    もしあなたが無名の写真家であるとすれば、
    どちらのバージョンもあまり期待なさらない方がよいでしょうね。
でも、私のこのような理性の声はあまり喜ばれませんね。
    写真の世界って、「自分は最高!」と信じる人で溢れているのですから。

幸いなことに、私はそうした幻想から免れてきました。
    理由は簡単です。
    自分は才能のある写真家なのだと信じるためには、
    やはり声望の後押しが必要です。
    たった1人で、自分は天才だ、なんて、滑稽ですからね。

    ところが、私の写真って、最初から今まで、基本的に同じ。
    ロボグラフィですから、ほとんど誰も喜ばない。
    私をある程度理解している写真の仲間の間でもそうなのですから、
    私の知らない人にアピールしようがありません。
そのうえ、当の本人はどうかと言いますと、
    最初からずっと、自分の写真が大好き。
    誰がなんと言おうと、大好き人間。
    ですから、私は結局最初からずっと素人の境地で通してきた、
    そう考えると、とても分かりやすいですね。

この立場はとても居心地がよいのです。
    自分は万人の喝采に値する人間なのにと、
    夢と現実との乖離に思い悩む必要がありません。
    そして、競争する立場にないのですから、
    ビビアンの運命を羨むこともなく、
    他人の写真を、虚心坦懐に楽しむことができます。

もっとも、私にビビアンのようなどんでん返しが起こる余地は、
    もともと、零。
    なぜなら、私が世を去ったら、
        私のフィルムは産業廃棄物処理をしてもらい、
        ハードディスクは初期化してもらい、
        ホロゴンウルトラワイドを初めとするカメラ、レンズは、
        クラシックカメラ店に売却してもらうことになっているのですから。

なぜって?
    理由は簡単。
    死んでからも、あれこれ批判されたくないですからね。
        「なんだ、これは?
         なんで、こんな汚い写真撮るの?」


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by Hologon158 | 2010-12-30 00:09 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.29 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」29 もうずっと休憩!


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a1photoさんのブログ(http://a1photo.exblog.jp/)で、
    ミスター・サンディゴさんを知りました。

        「元祖サンディエゴ日記」(http://www.akiatoji.com/)

    銀塩カメラ好きにはこたえられないブログ。
    a1photoさんのブログを欠かさずご覧になっているとのことで、
    私と、写真の趣味も重なるところがありそうです。

この方のブログで、凄い記事を見つけました。
    ビビアン・メイヤーという女性写真家の記事。

            Vivian Maier
            Posted on November 3, 2010 by akiatoji

二眼レフでストリートフォトを撮り続けた人です。
    まったく無名のままに世を去ったのですが、
    彼女の膨大なフィルムコレクションを1人の青年が入手します。
    フィルムをプリントしてみて、びっくり仰天。
    見事な写真群だったのです。

その写真群を掲載したブログも紹介されています。
        http://vivianmaier.blogspot.com

なんと素直な作品たちでしょうか?
    私の大好きな日の丸構図!
    超接近!
    ビビアン、自分がネットで日本にまで知られるようになるとは、
    夢にも思わなかったでしょう。
    まったく発表もしなかったことから見て、
    作品として創作をするという気持ちもなかったかも知れません。

    写真を見ていると、気持ちがとてもよく伝わり、
    いとおしくなるようなほどの親近感にしびれます。

ストリートフォトに関心がおありでしたら、
    一見どころか、何見も価値があります。
    そして、「元祖サンディエゴ日記」も楽しい!
by Hologon158 | 2010-12-29 21:23 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.28 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」28 もう1回、休憩!


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庭と裏道の掃除に1時間半かかりました。
    でも、この掃除、実は、ほんとはもっと簡単なのです。
    雑草は、出現直後に排除していけば、そんなに手間はいりません。
    大地からどんどんと成長してゆくのを放置するから、
    除去しようとすると、大変な手間になるわけです。

        育つ前に、刈れ!

    これ、人生の障害となるべきものすべてに通じる原理。

でも、これがなかなか実行できない原理ですね。
    たとえば、迷惑メールの整理。
    数日、メールを見ないと、たっぷり貯まっていて、
    ええい、面倒なり、「削除!」とやると、
    大事なメールまでゴミ箱行き。
育つ前に、刈れ! 実施!
    と、行きたいところですが、
    人生にはもう一つの原理があります。

        明日はないと思え。
        大事なことから、まずやれ!

この2つの原理はよく衝突します。
    そんなときは、やっぱり、
    大事なことからやりたいものですね。

じゃ、今はなにをすべきか?

    もちろん、ブログ記事作成!
by Hologon158 | 2010-12-29 16:59 | ホロゴンデイ | Comments(0)

197.27 ホロゴンデイ58「2009年2月29日少し寂れた五条の町はもう春だった」27 休憩!


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朝、2時間かけてキッチンをクリーンアップしました。
    私のことです、もちろん完璧に仕上げました。
    妻にそう報告しました。
    すると、妻、静かに、
        「食器棚もきれいにした?」
    まだでした。

昼食後、

    「2時まで休んでよろしい。
     それから庭掃除を一緒にしよう」

    なんだ、韓国軍の号令「実施!」を教えなくても、
    やることは韓国軍の将軍と同じじゃないか?

ということで、しばしの休息を楽しんでいます。
    今、クリスマスの日に1人郡山を彷徨ったときの14本、
    フィルムスキャンをしています。

    ヘリアスーパーワイド(ヘリアウルトラワイドを改めました)と
    ケルン・スイター50mmf1.8の撮影分。

ケルン・スイターの凄さはすでに確認ずみですが、
    使えば使うほど、終始一貫して凄みを見せてくれるレンズ。
    やっぱりマクロスイター50mmF1.8の先代だけのことはあります。
    レンズ設計はまったく同じと言われています。
    所有者のRAさんからは、マクロスイターよりも線が細いと聞きました。
    でも、私がつかった限りでは、むしろ線が太い。
    ズミクロン35mmF2八枚玉ととても良く似た描写ですが、
    描写の一貫性という意味では、
    ズミクロンよりも優れている感じさえします。

もう一本、期待のスーパーワイドヘリアー15mmf4.5は、
    前回朝靄の中で撮りました。
    それでも、私が気に入るくらいなので、
    晴天、陽光を受けた描写はどうか、これが気になります。
    次の休憩時にスキャンにかかれるはず。

        楽しみ....
by Hologon158 | 2010-12-29 13:44 | ホロゴンデイ | Comments(0)