わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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313.01 ホロゴン外傳36「2012年3月11日友あり、東より来たる(4)キノプラズマート編」1 情けない



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3月11日、奈良春日大社で、関東からのクラシックレンズ3巨人と、
関西の巨人ジオグラフィックさんとに再会。
早速撮影開始。

しばらくして、大震災の時間となり、黙祷1分。
東電のおそるべき怠慢のおかげで拡大した被害は、
回復の見込みが立たないまま、1年経ってしまいました。
それなのに、彼らのとった唯一の手だては電気料金の大幅値上げ。
ツケを利用者に回そうというのですから、厚顔無恥。
つまり、体質はまるで変わっていないということです。

さて、撮影に戻りましょう。
ジオグラフィックさん、バッグを開いて、一本のレンズを取り出しました。
私は、そのとき、「マクロプラズマート」と聞こえたのです。

この見慣れないレンズがマクロプラズマートとばかり思って、
なにげなしに、春日大社の燈籠と柱を撮りました。

   でも、これがキノプラズマート50mmF1.5だった!

ちょっとレンズ名も確かめさえすれば、分かったのに!
痛恨のミスでした。
おかげで、なんの変哲もない、暗い光景を撮って、
どうもよく分からないな、なんて、情けないですね。

Mマウントオリジナルのキノプラズマートなのですから、
超レア!
ジオグラフィックさんもおっしゃっていることですが、
いつもグルグルぼけが発生するわけではないようです。
開放で撮りましたが、とてもナチュラルな像ですね。
by Hologon158 | 2012-03-31 22:15 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.15 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」15-完-気味の悪い雨



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関東からおいでになったクラシックレンズ3巨人の中に、
とてつもない雨男が隠れていたようです。

まだ午後4時なのに、暗黒と言いたくなるほど暗くなり、
じとじとと気味の悪い雨が降り続きました。

ジオグラフィックさんをはじめ、みなさん、傘なし。
私はどんなときも絶対に傘をバッグから出さない人間。
皆さん、大男なので、
小さな私が傘を差しかけると、とてもアンバランス。

そのうえ、私は雨が滅法好きな人間です。
雨ほど、面白い写真が撮れる天候はない、
これが私の持論。
撮りたくてたまらない。
勢い、100メートル以上落伍しながら、必死で撮ることに。

ここでは、そんな雨になる直前の2枚を並べてみました。
雨の前でもうこんな感じの空でした。
私が奈良に住んで20数年。
こんな天候ははじめてでした。

みなさん、雨の写真撮れたかな?
by Hologon158 | 2012-03-31 00:02 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.14 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」14 豚でなく蟻でなく



坂口安吾の「FARCEについて」に、おもしろい言葉を見つけました。

    一体、人々は「空想」という文字を、
    「現実」に対立させて考えるのが間違いの元である。
    私たち人間は、人生五十年として、
    そのうちの五年分くらいは空想に費やしているものだ。
        (中略)
    だいたい人間というものは、
    空想と実際との食い違いの中に気息奄々として
    (拙者なぞが白熱的に熱狂して)
    暮らすところの儚い生き物にすぎないのだ。
    この大いなる矛盾のおかげで、
    このべらぼうなはかなさのおかげで、
    とにもかくも豚でなく、蟻でなく、
    幸いにして人である、というものである、
    人間というものは。

すてきな言葉です。
私の気持ちをすっかり表してくれています。

私の場合は、もしかすると、人生五十年として、
そのうちの二十年分くらいは空想に費やしてきたかもしれません。

私の写真なんか、完全に空想の衣をまとっています。
私はその空想と一緒くたにして、自分の写真を楽しんでいます。

人が見ると、どう見てもただのごみ箱にすぎない。
でも、これが私にはさまざまな思いをかき立てるのです。
裏通りを歩いても、そうです。
人が見ると、ただの薄汚いバックストリートかも知れません。
でも、私は、さまざまな時間芸術を見出し、
生活の変化が生み出す悲哀、寂寥、あたたかさなどを見ます。

以前は生活があった家が廃屋となっていると、
1つの歴史の終焉を見、ある一族の黄昏を感じます。

幾度も行くうちに、いつも同じものに出会います。
そんなものたちも変化していることに気づきます。
彼らもまた、繁栄を謳歌したり、滅亡の危機にさらされたり、
健気に時間に抗して、存在を守ろうとしたりする姿に接して、
彼らにもまた彼らなりの歴史があることに気づかされます。

3月11日、私がクラシックレンズの4巨人と歩いた道も、
この20年間にどんどん変わってきました。
私たちが雨宿りを兼ねて、お善哉を頂いた茶店だって、
そんな時代の変化に健気に抗して、営業を続けています。

そんなことすべてが、一種の空想であったり、
妄想であったり、願望であったりするかも知れません。
でも、私にとっては、それも現実の1つなのです。

こんなさまざまな思いを写真に表現しよう、
などとは、夢にも考えません。
それができるのは写真家でしょう。

私は、ただそんな空想を抱きながら、写真を撮ります。
すると、根拠のあるなしにかかわらず、
そんな思いと写真とが一つながりになります。
その写真を見ると、その思いが甦ります。
空想かも知れませんが、写真によって膨らんで、
私の個人史の層となってゆきます。

空想もまた人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか?



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by Hologon158 | 2012-03-30 21:43 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.13 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」13 マイピラミッド



我が家は二階建てです。
ささやかな陋屋ですが、
それでも階段を一日中上がったり下りたり。
さすがに下りるときは一段ごとですが、
上るときは一段飛ばしで、運動代わりにします。
そんな昇降の間にあれこれと考えます。
さきほども、そんな昇りの間に気づきました。

ブログで何をしようとしているのか?

    ブログでピラミッドを築こうとしているのです。

よく大ピラミッドのことを考えます。

現代なら、用地を完全に掘り返し、基礎を設置します。
基礎はあくまでも水平です。
そのグラウンドレベルからビルを立ち上げます。

ところが、ピラミッドは違います。
不定形の岩の丘をそのまま残して、
そこに230メートル四方の基底をどうにか位置取りして、
その上にピラミッドを築き上げていったのだそうです。
ウィキペディアの「大ピラミッド」の項目に断面図があります。

そんな不定形にやや内向きに傾けながら、石を並べ、
組み上げて行った!
230メートル歩くのに、どれだけかかると思いますか?
それなのに、その4つの稜線がたった1点に収斂した!

ウィキペディアによりますと、
底辺の長さの誤差は20cm、方位の誤差は1分57秒-5分30秒という正確さ、
なのだそうです。

コンピューターもないのに、
また、測量技術もないのに、
どうやってそんな芸当ができたのでしょうか?

建築家はこともなげに、そんなのできますよと言うようです。
私には理解できません。
そんな巨大な四角錐を、設計図なしに、どうすれば構築できるのか?
でも、古代エジプト人はその技術を持っていたのです。

そこで、私のピラミッドに戻ります。

私も、毎日営々と2ないし14(これが最高記録)の記事を組み上げて、
自分のピラミッドを築こうとしていることに気づいたのです。

合い言葉は1つ、

    「続けよう!」

多くのブログがそうであるように、
私のブログも、日々の思いをつづっています。
こんなことを書こうという設計図、計画、予定表などありません。
毎記事、いきなりキーボードを叩いて、
いわば「出任せ」で記事を作っています。

記事数はおそらく6000を超えているはずです。
(レポートを見ないので、確認のしようがありませんが、
約1年前、レポートを最後に見たときは、約5000だったから)
写真は1万5000枚にはなっているでしょう。
こんな風にして、ホロゴンピラミッドを築いています。

目的などありません。
人生と同じです。
あてどがあるわけではありません。
されど、人生は続く。
ブログも一緒。

ブログピラミッドも稜線が1点に収斂かどうか?
まるで予測できません。
いつ完成するかも分かりません。
ただ、日々営々と石積みを続けるだけ。



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by Hologon158 | 2012-03-30 01:54 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.12 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」12 神秘主義者かな?



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マルティン・ブーバーだったと思います。

    森を散歩して、大樹に行き会います。
    ステッキを大樹に当てて押します。
    大樹がこれに応えるのを感じるのです。

私は神秘主義者ではありませんが、
大樹が、生命に満ちた存在感を立ちのぼらせているのを感じます。
もっとも、路地裏のさまざまな存在にも、なにかを感じるのですから、
私も、一種の隠れ神秘主義者なのかもしれません。

ロボグラフィには、そんな存在感をしっかりと受け止めて、
写真にいくばくなりとも写し取りたいという願いがあります。

こんな気持、印象を誰かと共有できるとは期待していません。
私もまた、他の方が自分の写真に感じている思いを、
必ずしも共感できるとは限らないのですから。

でも、ときとして、共感できたと思えるときがあります。
そんなとき、写真が輝きます。
この人は、ぼくの仲間なんだ、そんな思いがこみ上げてきます。

たとえ、それがブログであっても、
また、その人がどこの誰か分からなくても、
そんなこと、かまいはしません。

カルティエ=ブレッソンやケルテスだって、
私とは別世界の人。
でも、その写真から熱い思いが伝わってくると、
長年月を隔てているにもかかわらず、
その人の心に触れる思いがするのです。

これもまた一種の神秘主義であるとすれば、
私はやはり神秘主義者なのです。

証拠がなくても、なにかを真実であると悟る、
これこそ神秘主義の基本なのですから。
by Hologon158 | 2012-03-30 00:00 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.11 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」11 気のせい?



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奈良というと、鹿ですね。

たくさんのアマチュアが鹿を撮ります。
中には、パンの切れ端をたくさん用意して、
餌で釣る作戦をとる方もいます。
早朝がどうやら鹿を撮るベストタイムのようです。

私は、大体において、人がすることはしませんので、
鹿も撮りません。
でも、鹿が目の前に来たら、撮ります。

スナップと同様です。
私はスナップを撮りませんが、
人が前に来たら、撮ります。
寄らば、斬るぞ!

南部から北上しつつあるクラシックレンズの巨人たち、
春日大社に直行するという連絡を受けました。
そこで、私も春日大社に向けて急行しました。
と言いながらも、撮影は怠りません。

近道をとるために、奈良公園を突っ切りました。
人畜無害の人間かどうか、鹿はちゃんと分かります。
だから、道近くの鹿さん、私が近づいても、平気。

ただ、パンタッカー50mmF2.3で撮っただけの写真です。
でも、開放で撮ると、
なんだか、神の鹿という雰囲気が醸し出されるよう。
私の気のせいでしょうか?
by Hologon158 | 2012-03-29 22:16 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.10 ホロゴンニュース「2012年3月29日思い立ってバルターと奈良町へ」



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午後3時、突然撮りたくなりました。

ライカM9にボシュロムのバルター50mmf2.3をつけて、
飛び出しました。

妻が今日は夜まで帰らないので、解放された気分、
おっと違った、もとへ、
寂しくて、寂しさを紛らわせたいと考えて、
突然、思い立ったのです。

思い立って5分後には歩き出していました。
午後5時、奈良町の餅飯殿通りで喫茶店に入るまで、
2時間歩き詰めました。

幾度も歩いている道なので、かなり厳選して撮りました。

    2時間でたった312枚!
    銀塩フィルム換算約8.6本。

厳選しすぎました。

バルターは、おそらくパンタッカー50mmF2.3と同時代の映画用レンズ。
パンタッカー50mmF2.3は軟調の極致だとすれば、
バルターは開放からびんびん来て、周辺まで崩れません。
ぼけ味も上々。
けられもありません。
鮮鋭ですが、けっして硬くはありません。
まるでズミクロンを映画用レンズに直したような完璧な描写。
要するに、最高級の性能のレンズです。

昨年3月、大震災の直前に、
東京オリンパスプラザで仲間の写真展を開催しました。
そのとき、一緒に東京の下町を歩いていただいたTKさんから、
彼のクラシックレンズ写真を見せていただいたのです。

ラプターも凄い描写でしたが、
バルターは目をむくほどに完璧な描写。
これがバルター熱の始まりでした。
今日、2時間使って、さらに愛情が深まりました。
by Hologon158 | 2012-03-29 20:01 | ホロゴンニュース | Comments(0)

312.09 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」9 セルフピュグマリオン効果



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今回のマネキンは、私のお気に入りの2人。
かなり地味で謙虚で、親しみがあり、しかも個性をもった女性二人。
好きなレンズを持って通りかかりますと、
必ず撮ります。
向こうも覚えていて、ちらっと微笑んでくれます。

バーナード・ショーの「ピグマリオン」の原作はギリシア神話。

    ピグマリオン王は自分が彫刻した女性像に恋してしまい、
    アフロディテのはからいで、彫像は生身の人間に変身します。

教師が望む方向に生徒が成長することを、
「ピュグマリオン効果」と言うのだそうです。
この二人の女性が人間に変身されるとちょっと困ります。
そうでなくても、妻と三人の娘(末っ子は猫ですが)で、
もてあまし気味なのですから。

この点は除き、ピュグマリオン効果は至るところで利用できると信じます。
とくに、自分に向かって使いましょう。

    なにかを達成したければ、
    それを夢みて、その方向に向かって自分を賢く改造すべきです。
    日々の努力が重なったときに顕れる絶大な効果を期待すべきです。
    なにも努力しないで、なにかになろう、なんて、馬鹿げています。
    千里の道も一歩からと言いますが、

どんなことにもそれがあてはまります。
これをセルフピュグマリオン効果と呼びます(勝手に、自分で)。

私が最近実施したセルフピュグマリオン効果は、
このブログ。

最初の2年ばかりは、アクセス数が気になりました。
でも、気がつきました。
まるで増えない!
有名ブロガーの誰かが採り上げてくれて、
一時増えても、3日と持たず、元の木阿弥。
もう、面白い位に増えず仕舞いでした。

そこで、悟りました。
私の写真も文章もほんの一握りの人にしかアピールしないのだ。
だから、増えない。

そこで、決めました。

よし、なんとかして増やそう!
なんてことはちらっとも頭を過ぎりませんでした。
有名説はどうせろくでもない中傷攻撃。
あほらしくて、相手になんかしてられません。

    よし、完全無名ブログに徹しよう!

その方法は、

    1 アクセスレポートは見ない。
    2 よほどのことがない限り、他のブログでコメントしない。

私の美点は、一度決断すると、よほどのことがない限り、ぐらつかないこと。

それからは、たったの一度たりとも、
レポートを見たいという気持になったことがありません。
もともと完全無名ブログなんだから、
徹するもなにもあったものじゃありませんけど。
でも、セルフピュグマリオン効果は大きいですね。

それ以来、完全な日記ブログと化しました。

第三者への語りかけを装っていますが、
これは未来の私に対するアピール。
将来、エキサイトが永続し、
片や、私は永続をやめようとするとき、
読み返してみましょう。
それまでは、よほどのことがない限り、
我がブログは瞬間書き捨て作文集。

人が読むからではなくて、自分が楽しい。
だから、モチベーションが湧きます。
by Hologon158 | 2012-03-29 15:00 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.08 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」8 ここでも窓際族?



関東からおいでになったクラシックレンズ3巨人と、
ジオグラフィックさんとが談山神社、長谷寺を巡って、
さて次は、古都奈良を撮ろうと、北上しつつあるとき、
私はこんな暗い、くらーい写真ばかり撮っていたわけです。

さきほどの花の写真のとき、
若い女性が二人来て、私が済んだ後、
壁をバックに撮ろうとしました。

    「むしろこちらの方が花が暗い背景から浮き立ちますよ」

お節介ですから、つい声が出てしまいます。
お二人喜んで、アドバイスにしたがってくれました。

こんなとき、アマチュアカメラマンの男性だと、
こうは参りませんね。

    フンというような顔つきになり、
    「私はそんじょそこらのど素人とは違うます。
     芸術的意図に基づいて、こう撮ろうというのに、
     文句をつけないでくれたまえ」と言わんばかり。

別に、私も別の芸術的意図に立って、
教えてあげようというスタンスではなく、
写真好き同志の情報交換のつもりなのですが、
ロボグラフィ的視点からのアドバイスなんて、
まともに耳を傾けたら、あっという間に、
写真界窓際族ですね。

どうやら、これこそ余計なお節介らしい。



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by Hologon158 | 2012-03-29 12:33 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

312.07 ホロゴン外傳35「2012年3月11日友あり、東より来たる(3)」7 心にぴたりと



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前回書きました思いには、
でも、少し苦い味が混じっています。

既に書きましたが、このレンズ、
私の畏友から譲っていただいたもの。

近ごろ急激に弱りはじめて、思い立たれたのです、
元気なうちに、集めたカメラ、レンズを整理しておこう。

彼もまた、コレクターではありません。
望みの写真を撮りたいがための渉猟。
現在は、私が彼に代わって落札したフォクトレンダー、
世界最初のズームレンズ、ズーマー36-82mmF2.8が彼のメイン。
彼が求めていた味わいにぴったりかなう描写なのです。

私は、10年間ずっと、彼に言い続けてきました、

    「パンタッカー50mmF2.3一本で撮ってください」

彼が撮った数枚の傑作が忘れられなかったからです。
大げさに言いますと、

    「心が写るレンズ」
    「時間が写るレンズ」

でも、彼の撮り方は必ずしもパンタッカーに合わなかったようです。
多くの場合、かなり周辺がけられます。
まるで、アジェのような具合になります。
ときには合いますが、たいていの場合、邪魔になります。
そんなことがあって、たまに持ち出す程度。
それでは、なかなか答えを出してくれません。

パンタッカークラスのレンズたちは気むずかしやさん。
使って使って、使いこなしを身体で覚えてゆくレンズです。
おかげで、私の元に引っ越してきたわけです。

私の撮り方はどうやらパンタッカー50mm仕様だったようです。

    -2という極端なアンダーなので、
    周辺のダークコーナーがまるで目立ちません。
    むしろなだらかなグラデーションを描くので、
    アジェ風ではなく、画調として通用します。
    私の心にぴたりとかなうレンズだったのです。

今回の写真など、どなたもお撮りにならないでしょうね。
しかも、写真にしたからと言って、
こんな写真を見る価値のあるものと考える方も稀でしょう。
でも、私はこんな写真が大好き。

よく言うじゃありませんか?

    出来の悪い子ほど、可愛い!
by Hologon158 | 2012-03-29 12:02 | ホロゴン外傳 | Comments(0)