わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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317.22 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」22 悪魔の辞典



午後2時20分、もちいどの通りの喫茶店に。
チョコバナナクレープ、ホットコーヒーセット700円でおやつをいただきました。

ウルトロン50mmF2の収穫は152枚。
とても使いやすい標準レンズです。
華麗で柔和と、一見相反する描写がすきっりとした清潔感で呈示されるので、
気持ちがよい。
開放でも決して暴れません。
お行儀のよいレンズなのです。

途中、古書店に立ち寄り、一冊手に入れました。

    田中長徳の「カメラ 悪魔の辞典」

この人、たくさん本を書いていますが、
カメラ、レンズ以外の横道に逸れてばかりで、
そのお話が別に面白いわけではなくて(丁度このブログと一緒)、
脱線おしゃべりで稿料を稼ぐなんてずるいと思ってしまうことが多くて、
この10年、著書を手に入れたことがない人。

聞いたことのないようなカメラの簡単なガイドブックに使えそうなので、
手に入れたのですが、「悪魔の辞典」らしい次の文章にちょっと惹かれたのも事実です。

プロミネントの項目。

    「フォクトレンダーを代表する(人気のない)35mmRFカメラ。
     そのグロテスクなデザインは、
     カメラ道楽を半世紀は極めたカメラ人類でないと、
     なかなかその魅力に気がつかない。
     故に「悪魔のカメラ度」がもっとも高いカメラ。
     最近では、50mmF1.5ノクトンレンズだけを取り出して、
     これにアダプタを付け、コンタックスやライカなどに移植しようという
    「黒魔術」の動きが顕著である。
     彼らが悪魔(フォクトレンダー)に魂を売り渡すことにならねば良いが。」

私など、喜んで魂を売り渡したいところですが、
すでにホロゴンに売り渡してしまっているので、
その心配がありません。
現にウルトロンを使って、心から満足しながら、
標準レンズ向けの魂はむしろパンタッカー50mmF2.3に売り渡しずみ。
まあ、あちこちにいくつも売っているので、
私の魂はかなり虫食い状態のようです。

喫茶店で、クレープを頂きながら、ちらちらと拾い読みして、
さっそく田中大先生のミスを見つけてしまいました。

ウィットネスの項で、

    「その標準レンズ・ダルメーヤースペシャル6は、
     ズミクロンも沈黙させる絶大な効果がある」

これって、「スーパー6」ではないのでしょうか?

    Super-Six50mmF1.9

近頃、Cマウントの25mmF1.9を手に入れて、
私にとっては、50mmスーパーシックスは、
キノプラズマート50mmF1.5と並んで、夢のレンズ。

こんな大切なレンズをあっさりと間違えるなんて、どういうことでしょうか?
答えは明らか。
田中先生、自分で使ったことがないのです。
これをもっているコレクターの写真を見たことがあるのでしょう。

まあ、いいでしょう。
それにしても、「ズミクロンも沈黙させる」は殺し文句ですね。
ますます夢のカメラになる効果とともに、
そうだ、ぼくのズミクロン、もっと使わなければ!
という、ごめんなさい効果の方が現実的で切実ですね。

午後3時、レンズをジュピター12に変えて出発。
最後の一踏ん張りをしましょう。



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        [後書き]
            2本の夢標準レンズを書きましたが、
            エンラージングアナスティグマート50mF3.5の描写いかがですか?
            ダルメイヤー特有らしく、やや厚ぼったい風合いなのですが、
            一枚一枚の描写の厚みが格別、そんな感じがするのですが。
            2本の夢標準レンズ、きっとこんな程度を遙かに超えるのでしょうね。
            どんなだろうなあ?
by Hologon158 | 2012-04-30 21:47 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

317.21 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」21 私の剣に歌わせよう


トンカツが参りました。
塩でいただくヤマトポーク。
とてもやわらかで、マイルドなお味です。
グルメなら絶対にしないでしょう。

iPodで音楽を聞いています。
笑ってしまいました。
2、3年前までなら、ワーグナーの「神々の黄昏」から、
ジークフリートの葬送行進曲などを、
ジャンジャーンと壮麗に鳴らして、恍惚としていたのに、
ピンクルのソン・ユリの心癒す歌声にうっとり。

どうなってるんだ?
だんだんと子供に戻りつつあるんでしょうか?

いつも思います。

    人間って変わるものです。
    変わらなきゃ、おかしい。
    世界も自分もどんどん流転しているのですから。
    変わらない核があります。
    それさえしっかりしていたら、どんなに変わっても、
    私は私。

死ぬまで、臆面もなくバリバリと変わり続けるつもりです。
でも、写真に関する限り、変わらない核は、もちろん、

    ホロゴン15mmf8

このいわば「母星」の周囲を回る美しい惑星たちを
もっか物色中というわけです。
太陽系は8個しかありませんが、
ホロゴン系はいくつになるでしょうか?
これもまたワクワクさせてくれます。

さて、今から、ウルトロンタイム。
私のために、どんな歌を歌ってくれるでしょうか?

叙事詩「ニーベルンゲンの歌」で、
フィデルの名手フォルケールは、攻め寄せる敵を見て、にんまり、

    「さて、これから私の剣に歌わせることにしよう」

並ぶもののない戦士は、死の歌を歌いあげます。
「ニーベルンゲンの歌」の登場人物の中で一番爽快な男です。

私の武器もまた名剣です。
使い手の腕はぼちぼちなのですが、
剣にすべてを託す度胸はあります。
おかげで、剣がフォルケールよろしく大活躍してくれます。
ありがたいですね。



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by Hologon158 | 2012-04-30 20:10 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

317.20 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」20 最高!



正午ちょうど、ヤマトポークのトンカツ店に。
前回、NKさんに連れられて入ったお店です。
2人席が開いていました。

    「お時間がかかりますけど...」
    「いいですよ、ゆっくりさせていただきます」

扉側を向いて座ると、ほかの客がまるで見えなくなります。
気楽(それほどに、私は人見知りするたちなので)。

目の前にポメラを開き、その向こうにオメガ(義父の形見)、
親友のDAさんにいただいた皮ケースに入った建築家手帳。
なんだか頂きもので生活している高級官僚風ですが、
その向こうに、自分の懐で手に入れたライカM9(ローン中ですが)。
も少し浅い色の皮ケースに入ったiPhone、
そして、耳にはiPod、音楽はお気に入りのFin.K.l.。

    これじゃ、書斎だ!
    すっかりくつろぎました。

しばらくして、店主がやってきて、丁重に、

    「あの、もしかすると、前にK先生と一緒に?」
    「そうですよ」

NKさんの威力は甚大ですね。
でも、「御代は結構です」とは言ってくれなかったな....

ジュピター12の収穫は140枚ちょうど。
快調です。

写りはどうでしょうか?
ちょっとチェックしてみました。
最高!

固からず、柔らかからず。
折からの曇天で、ほとんど開放。
この開放からびしりと決まります。

戦後のツァイス・ビオゴンをまだライカM9で使ったことがありません。
こちらはライカMマウント改造版。
ライカM3で使った限りで言いますと、
もちろん素晴らしいのですが、
素晴らしすぎます。
写真よりも、レンズ描写に心が走ってしまうのです。
ちょうど、超ど級一眼レフのコンタレックスのレンズ群と似ています。
横綱の写り、それだけに、
ロボグラフィには格違いというズレを感じさせられてしまうのです。

ジュピター12はそんなアンバランスを感じないで済みます。
そのうえ、戦後ビオゴンは強烈に重いのに、ジュピターは軽量級。
仕事レンズなのです。

これが2度目なので、こんなことはすでにわかっていたことですが、
ますます気に入りました。
ウルトロン50mmf2にスイッチ。

    今日は、もとへ、今日も絶好調!



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by Hologon158 | 2012-04-30 18:52 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

317.19 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」19 韓国ならなんでも



今日は陳少林先生のお宅で焼き肉パーティーの予定でした。
これが中止になり、お昼はビールと焼き肉の心づもりがすっかり外れて、
たたらを踏んでしまった私、
その勢いで、午前9時10分のいつもの出勤時間に家を飛び出ました。

自宅から破石町まで撮影。

    ライカM9
    ウルトロン50mmF2

午前10時15分、新しくできたケーキ喫茶店で、
おいしいシュークリーム180円と水出しアイスコーヒー450円。
撮影枚数は133枚。
通常人の視点から見ると、
まるでなんにもないバス路線でもこれだけのロボグラフィが隠れている。
たまりませんね。

iPodの伴奏は、韓国の歌謡曲歌手李銀河イ・ウナ。
昨夜も、妻に大歌手キム・ソヒをiPoneのYouTubeで見せたのですが、
そのとき、妻にそっくりなんだよ、と言ったのがまずかったようで、
途中からすっかり興味を失ったような顔。
終わったら、一言、

    「あなた、韓国ならなんでもいいのね。
    一生ずっと、日本の歌謡曲なんかいっさい聞かなかったのに」

ありていに言えば、その通りなのですが、
それというのも、さまざまな分野で「すばらしい」の一言、
目から鱗が落ちる経験を毎日のように続けているのだから、
仕方がありません。

    「君ほどかわいくないけどね」、こう言うべきでした。
       後悔........

フォクトレンダーの畢生のレンジファインダーカメラ、プロミネントは、
ライカ、コンタックスほどには成功しなかったようです。
でも、レンズは素晴らしいようですね。
ノクトン、ウルトロン、スコパーと、
フォクトレンダーの誇る名レンズがずらりと並びます。

カラースコパーはまだ使ったことがありませんが、
ビトーⅡの同名レンズのすばらしさから、それと同等以上だとすれば、
これまた一流なのではと推測されます。

ウルトロンは、ライカMマウントアダプタでライカM9でフォーカスできます。
このアダプタ、よくできていて、精度は完璧。
その証拠に、同じマウントのノクトンを付けると、ピントが来ません。
どうやら微妙に違うらしい。

喫茶店で、もう一本のレンズにスイッチしました。

    ロシア製のジュピター12、35mmF2.8

ツァイスの戦前のビオゴンのコピーだそうです。
1万円以下の超廉価版なのに、写りはビオゴン。
本家のビオゴンは高価です。
この差はなんでしょうね。

リポビタンD発売のエピソードを友人から聞きました。

    担当者が原価計算でとても安い価格を設定しようとしたところ、
    社長が鶴の一声、
    「600円(だったと思いますが)にしなさい」

これが爆発的に売れたのですが、
その理由はこの価格が性能を推測させる効果を発揮したようです。
これと同じようなものなのでしょうか?

    違います!
    なんでロシアンコピーがツァイスの看板レンズを上回ろうか!
そう信じたいものです。
今日はそれを確認しましょう。



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        [後書き]
            大好きなものを見つけると、
            カメラを縦にしたり横にしたりして、何枚か撮ります。
            離れがたい想いから。
by Hologon158 | 2012-04-30 18:41 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

317.18 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」18 ここで撮ろう!



以前、荘子に書かれている牛の解体職人の話を書いたことがあります。

庖丁

彼の言葉をよく考えます。

    「牛の解体を始めた頃、牛しか見えませんでした。
     それが三年になりますと、完全な牛は目に映らなくなりました。
     今では、心であしらい、目では見ません。
     目の働きが止むと、心が澄みます」

写真を撮るとき、これと同じことが実現すればいいのだけど、
よく、そう考えます。

「牛しか見えない」というのはどういうことなのでしょう?
目の前にあるものを、そのものとしてしか見えない。
だから、写真に撮ったときに、どんな風になるのか、
それが見えないということではないでしょうか?

「心であしらう」というのはどういうことなのでしょう?
目の前の情景全体から醸し出されてくるなにかを、
心で感じるということではないでしょうか?

初心者の頃、三脚を立てて、ファインダーをのぞき、
余分なものが入っていないか、
どうすれば、しっかりとした構図になるか、
四隅までよく見なさいと教えられたものです。

でも、実際には、そんな風にしたからと言って、
満足できる写真が撮れたわけではありません。
ファインダーで、邪魔者を見つけて処理するという行為、
撮影後にトリミングするのと、まるで変わらない。

そうではなくて、なにも考えないのに、
正しい位置まで直行して、
そうだ、ここだ、
ここで撮ろう!
そんな直観。
そして、写真の構成など考えないで、無造作に撮ったら、
それが自分の心にドンピシャリ、そんな撮り方をしたいものです。
慣れとか技というものではないようです。
昔からよく言う「写真の心」

こんな風に考えるのは、とても簡単。
でも、実行できる人がどれだけいるだろうか?
考えてしまいます。

私は、こんな風に、写真の心を持ってはいないので、
まるで別のやり方で、写真を撮ります。

    写真を撮るのではなく、
    「良いもの見つけた!」遊び。
    そのとき、ついでに写真を撮る。

ホロゴンでは、このやり方がとても自然にできます。
ノーファインダーで撮れるレンズでも同様。
でも、一応ピントを合わせたいカメラの場合、
どうしても画面を見てしまいます。
そこで、拡大ビューで、中央だけを大きく拡大して、
ピントを合わせて、即座に撮ります。
周辺など、どうでもいい。

でも、不思議ですね。
写真人生の半分以上、
ファインダーで構図をとる練習をしてきたせいでしょう、
どんなに勝手気ままに撮っても、
一応、構図らしいものがある写真が撮れてしまいます。
もしかすると、「写真の心」の半分位はあるのかも知れません。



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by Hologon158 | 2012-04-30 00:52 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

31717 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」17 いや、待て!


前回の記事を投稿した瞬間閃きました、

   いや、待て!
   「幻のアーチスト発掘プログラム」って、有害かも知れない?

下手をすると、幻のアーチスト達を温室のなかに押し込め、
刻苦勉励を忘れさせ、
生ぬるい官製御用達のアーチストにしてしまうかもしれません。

誰も認めてくれないから、
世に認めさせるために、必死の努力をし、
あるいは、世のことは無視して、
自分のためにアートするのが真正のアーチスト。
それが世に認められた途端に、お金が入ってきて、
いつまでも昔の歌を歌う歌手に成り下がってしまうかも知れません。

ゴッホもユトリロもゴーギャンもモジリアニもみんな、
「幻のアーチスト発掘プログラム」が有効に活用された結果、
あの豊饒の創造を果たさないまま、
のんだくれの生活に沈んだかもしれません。

夢って、容易に実現せず、満たされないから、
ますます夢を育んでゆき、人間も強くなっていきます。

最後は、世に認められないことで激しい不満を抱くかもしれませんが、
自分の芸術に対する確信はさらに強固になっていくでしょう。

よし、プログラムを変えます。

   「幻の没後アーチスト発掘プログラム」

さて、今この文章を読んでいるあなた、次のどれですか?

   1 世にこの人ありと知られたるアーチスト
   2 無名の、幻となりつつあるアーチスト
   3 そのどちらでもない、ただの趣味人

えっ、わたしは1なのである、ですって?

   それは、大変に危険ですね。
   統計はとられていないようですが、
   生前名声を博したアーチストのかなり、というか大半は、
   没後、急速に忘れ去られてしまいます。
   今の世に受け入れられるということは、
   次の世には受け入れられないリスクが高いということ。

えっ、考えを変えた、わたしは2なのである、ですって?

   ご愁傷様。
   大変に危険で難しい立場にありますね。
   まず、ただの幻想、妄想である危険。
   次に、小さな名声を博してしまい、
   1の没後忘却型アーチストに組み込まれてしまう危険。
   この二つの危険を回避しても、
   自分が没後認められるかどうか確かめないままに世を去る危険。
   つらいですね。

えっ、考えを変えた、わたしは3なのである、ですって?

   おめでとうございます。
   あなた、世に認められることもなく、
   「その他大勢」の人生を送ることになりますが、
   これが一番安楽、安寧、極楽の人生なのですから。

こんな風に無責任に書き捨てている私、
自分を知っていますので、人生終始3で通してきました。
おかげで、ご機嫌。  


   
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by Hologon158 | 2012-04-29 16:47 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

31716 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」16 幻のアーチスト



ときどき思うのですが、
日本には、Randyさんのように、人に知られない本物の写真家たちが
孤島のように孤立して生きているのではないでしょうか?

私のお気に入りのブロガーの多くは、
すでに知る人ぞ知る有名写真家の方が多いのですが、
その真価を知る人の少ない方もおいでになります。
惜しいことです。

プロであろうとなかろうと、
有名であろうとなかろうと、
そんな写真家たち、日々の営みの中で、それぞれに、
独自の個性に満ちた写真たちを生み出しつつあります。
でも、知られないままに終わる、幻の写真家たちがいる!
悔しいですね。

私が文科省長官なら、
「幻のアーチスト発掘プログラム」を作らせますね。
あらゆる芸術分野で推進するのですが、
一流の学芸員、アーチストたちを結集して、ブログや写真展をさまざまに調査し、
正真正銘の写真家と目される人を発見すると、
写真展、写真集のための奨学金その他のさまざまな支援を与えるのです。

国民の芸術的成熟を促し、新たなルネサンスに向かって、
日本文化が興隆するかも知れないではありませんか?

さて、夢を書いている間に、JR大和路快速は奈良に接近。

    今日の収穫は612枚、銀塩フィルム換算17本。

近頃、600枚台に低迷している!
これはどうしたことだろう?
もしかすると、これがあの「スランプ」なんだろうか?
ちょっと心配になってきました、
などと言うのは、写真家志望の人間のスタンス。

私の場合、道を歩く時間に比例して撮影枚数が増加するだけです。
結果が少ないのは、ただ撮影時間が短かっただけ。

今日は、完全1本体制でした。
ズミルックス35mmf1.4は、名声にふさわしい名レンズでした。
でも、私のような立場にある人間は、
ズミルックス一本に路線を固めることができないのがつらいところ、
というより、実はうれしいところ。

私の立場って、なに?

    ただのレンズ試写とロボグラフィ発見。



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by Hologon158 | 2012-04-29 15:27 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

31715 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」15 大阪魂


午後4時梅田第二ビルのマツモトカメラに到着。
スピードアナスティグマート20mmf1.5のオーバーホールをお願いしました。

    「忙しいので、1ヶ月半見てください」
    「2ヶ月でも、もっとかかっても結構です。
     待ちますから、ご心配なく」

折りよく大阪下町の人々のスナップ写真家Randyさんがおいででした。

    「一応写真集を作ってみました」

B5ほどの小写真集。
びっしりと驚きの写真たちが詰まっている玉手箱。
でも、出版物ではないので、購入できず。
残念。

大半がモノクローム、数枚だけカラー。
幾枚も幾枚も、あっと驚くような傑作!

プロではありません。
でも、人々にこれだけ肉薄して、これだけ愛情をもって、
人肌を感じさせるスナップ写真をこれだけたくさん撮っている写真家が、
日本に幾人いるでしょうか?
そう考えてしまいます。

路上生活者たちも真っ正面から撮っています。
気がついている写真も沢山ありますが、誰もいやがっていない。
まるで親しい仲間に撮ってもらっているという感じ。
子供たちの写真もまなざしがとてもあたたかい。
夕映えのなか、踏切に向かって駆け込む直前の少年の写真など、
まるで昭和初期の風物詩のようなやさしさに満ちています。

写真展も見たいし、
写真集も出版してほしい。
でも、彼は肖像権の侵害を懸念して、踏み切ることができない状態。
まず、肖像権侵害の心配のない子供たちの写真展から始めるのが良さそう。

とにかく凄い写真家です。
なんとか全国の写真愛好家に知って欲しい人です。
ブログをお作りです。

    撮影師Randyさんの隠れ家

        『大阪魂プロジェクト』始動。
        ”わしゃ〜、人しか ヨ〜撮らんのや〜!”
        ”大阪の人ら 撮っちゃるで〜!”
    (http://blogs.yahoo.co.jp/canonf1toxi)

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☆大阪魂『マチノキヲク』編の「ハゲやねん 魂(ソウル):784」
ちょっとご覧になってください。
4、5歳の女の子のおじいちゃんの背中によじ登って、
後ろからおじいちゃんの帽子を取ろうとしています。
そのキャプションが楽しい。

    ひたすら 爺ちゃんの体によじ登って、帽子を奪い取ろうと・・・・・・。
    その子、僕の顔を見て
    『ハゲやねん♪』

また1つ、お気に入りブログが増えました。

念のため、つけ加えておきます。
彼の写真集とブログとはかなり性格が違います。
ブログは肩の力の抜けた、日々の記録の感じであるのに対して、
写真集は、私家版とは言え、
一個の写真家が渾身の力を振り絞って制作した見事な作品集。
ほんとうはこちらの方こそ見て欲しい。

おそらく大阪梅田第二ビルのマツモトカメラで見ることができます。
大阪にお立ち寄りの方、ぜひ、ご覧下さい。
もしかすると、写真家ご本人がおいでになるかも知れません。
庶民的で飾らぬ、素敵な人物ですよ。

ついでに、店主の松本さんとのお話してください。
こちらも、明朗誠実、信頼に値する一個の人物。
でも、あまりショーウィンドウの中はのぞかないように。
果てしないレンズ地獄に落ち込む危険がありますから。


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by Hologon158 | 2012-04-29 15:07 | Comments(0)

31714 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」14 一度に一人ずつ



午後3時、通天閣商店街の裏通りにある珈琲専門店フーケに入りました。
さらに暑さが増しています。

店を出ようとする旅行中の女性二人。

    「大阪はこんなに暑いんですか?」

ご主人、

    「きのう、きょうは暑いですねえ」

とんちんかんな答え。
後ろから、

    「いえいえ、普通は今は一番気持ちのいい季節。
     この暑さは異常ですよ」

と、言ったでしょうか?
いえいえ、それほどお節介ではありません。

ライカM9のカウントは559。
50分で、138枚撮った計算。
まずまずの調子ですが、この後、梅田に移動して2カ所順歴しなくちゃなりません。

まず、マツモトカメラに行って、
スピードアナスティグマート20mmf1.5のオーバーホールをお願いして、
その後、ヨドバシに寄って、iPoneをテストしてもらいます。
昨夜、電池残量80%あたりで、2時間充電し、電源をオフにしておいたのに、
今朝、オンにしようとしても、リンゴマークが10秒ほど出た後、
ふっと消えてしまい、どうしてもオンにできません。
これは痛いですね。

通天閣界隈はもう連休まっただ中気分。
かなりの人出です。
私のように人見知りする人間は、
一目で見える人数はせいぜい3人ほどが適当。
都会では生きることができない人間です。

そういえば、宮本武蔵が、相対する敵は何人でもよいと豪語していました。
どうして?

    一度に一人ずつと向かい合えばよいのだから。

きっと凄いスピードで剣を振るったのでしょうね。

合気道の名人が高齢で小柄なのに、
周囲から迫りくる6人ばかりの大男を次々と横転させながら逃げ回るシーンが、
YouTubeにあります。
いつ見ても、なんだかとても簡単そう。
これも宮本武蔵と同じ動きなのでしょうね。

カルティエ=ブレッソンも同じように動けたのでしょう。
すっと寄って、気づかれる前に、抜く手もみせずに、
正しい位置で正しい方向に、ただしい距離にレンズを動かして、ワンショット!

私もそんな風に大人数を処理して、次々と写真を撮ることができたらよいのですが、
ど素人の悲しさ、夢のまた夢。
などと、らちもないことを考えていないで、移動することにいたしましょう。
午後3時20分出発。



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by Hologon158 | 2012-04-29 12:48 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

31713 ホロゴン外傳39「2012年4月21日ダルメイヤーが十三に乗り出した」13 まるで夏



昼食後、天王寺駅裏から、動物園裏伝いに新世界に移動。
中心になる通天閣も含めて、もうすでに完全に「旧世界」ですが、
大阪らしいごった煮のストリート。
大好きですね。

午後1時45分、通天閣下の喫茶店で、生グレープジュース。
顔がかっかと火照っています。
まるで夏。

ジュースは、生搾りにしてはグレープフルーツの姿がわずか。
でも、その代わり、たっぷり氷が入っていて、冷たい。
まずます、身体を冷やすことができました。

ライカM9のカウントは421枚。

ときどき思うのですが、
カメラ会社が最初から35mmを標準レンズとして販売していたら、
写真、カメラの普及度が10%ほどは違っていたのではないでしょうか?

50mm標準レンズほど、凡庸な写真を撮りやすいレンズはありませんね。
画角と言い、被写界深度と言い、かなり選択眼、
被写体との距離の決断、感性を働かせる必要が大きい感じがします。

Cマウントレンズも25mm標準なので、
オリンパスE-PL1で使うと、50mm相当になってしまいます。
おかげで、私の写真は、本人は喜んでいるのですが、
ずらり凡庸。

35mmはもう少し自由度が高く、楽しい写真が撮れる感じがします。
誰でも一番それらしい写真が撮れるのが35mmではないでしょうか?

焦点距離のうち、私の好みベスト5は、

    ① 15mm
    ② 35mm
    ③ 50mm
    ④ 28mm(25mmを含む)
    ⑤ 75mm

午後2時10分出発。



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by Hologon158 | 2012-04-29 11:59 | ホロゴン外傳 | Comments(0)