わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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616.04 ホロゴンデイ149「2015年8月29日雨の名張でホロゴンMが嬉々とウィンク」4 改造は大正解



9月26日土曜日、
親友のDAさん、INさんと心斎橋を歩いてきました。

Kリペア(渡辺さん)にお願いして、
ホロゴンウルトラワイドから取りだしていただいたホロゴン、
これがHologon15mmF8U。

実にシンプルです。
ソニーα7に埋められた宝石。
この宝石そのものはかなり大きいのですが、
肉眼には、はっきりと飛び込んでこない、不思議なレンズです。
だから、目立たない。

ホロゴンウルトラワイド時代は、
ボディより少しでも指が出ると、
ニューッとソーセージが画面を遮る写真になるのですが、
ソニーα7のグリップをしっかり握っても、
ホロゴンのレンズ先端よりも後ろなので、写りません。
ストリートを撮りたい人間には、この改造は大正解だったわけです。

今度、Hologon15mmF8M、つまり、
純正のMマウントホロゴンを使ってみますが、
これまで使った印象では、ウルトラワイドのホロゴンの方が
立体感、リアリティに勝るようです。

つまり、ホロゴンを使いたければ、
ホロゴンウルトラワイドのぼろぼろを手に入れて、
KリペアさんにMマウントに改造していただくのが最上の道であり、
3分の1から2分の1の費用で実現できるという点ではるかに安上がり、
そう言うことができます。

人生、変わりますよ。
でも、前提が一つ。
どんな接近戦でも、ホロゴンを使える、そんな人間でないと、
無理ですね。

実は心斎橋のアメリカ村に入ろうとするあたりで、
おもしろいことがあったのです。曲がり角で、
かわいい4歳ほどの男の子をつれたお父さんとすれ違ったのです。
あんまりかわいいので、そっと一枚頂きました。
そのしばらく後で、なんだか怒鳴り声のような音が背後で聞こえました。
私はしばらく歩き続けて初めて、もしかすると、
あれ、お父さんが気づいて怒った声だったのかな、と気づきました。
でも、まるで平気、というのが私の特殊性かも知れませんね。

そんな体験はほとんどないし、
そんな風にストリートフォトを撮ること自体は、
キャンディットなスナップショットの写真家たちが、
カルティエ=ブレッソン以来連綿と続けてきた行為であり、
表現の自由の範囲内であって、
いかなる意味でも、権利侵害行為はないからです。
だから、その後もいつもの通りの撮影をずっと続けました。

でも、もしかすると、たいていの方には、
これはできないことかも知れませんね。
もし少しでもびくびくするのなら、止めた方がいいでしょう。
美しい写真を撮っているんだ、自分の行為をそう信じられない人は
止した方がいいでしょう。
私は、人と暴力を伴うような喧嘩をしたことはなく、
腕力もありませんが、一つ信じています。
この世は腕力のある人間が強いのではありません。
心の強い人間が強いのです。
ストリート写真を撮りたいのであれば、心を鍛えましょう。

美しいものへのあこがれこそ最高の境地であり、
自分の写真撮影はそんなあこがれを満たすための行為なのだ、
自由だから、写真を撮れるのだ、
そう信じましょう。

自分で自分を信じることができなければ、
へなへなの腰折れ写真しか撮れません。
そんな写真がこの世にはいっぱいあふれています。
「ああ、いい工夫をしましたね」
「すごい、目の付けどころが違いますね」
そうほめられて喜んでいるようじゃ、
まだまだ自分の写真になっていない、
小手先テクニックだけのレベルで低迷しているだけ、
そう自覚しましょう。

「私の愛するもの、人を見てください」
と、バンと差し出せる、そんな写真が撮れたら、
それでいいじゃありませんか?
私のような、ただのど素人として写真を撮る人間でも、
自分が美しいと思う写真にしたい、
それだけは決して忘れません。

たとえば、森山大道さんは、彼一流のリアリティを演出するため、
汚いものを汚いままに、というか、より汚く撮ります。
私はそんなことはしたくない。

リアリティなどくそくらえ、
ファンタジーがすべてです。




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by hologon158 | 2015-09-30 22:36 | ホロゴンデイ | Comments(0)

616.03 ホロゴンデイ149「2015年8月29日雨の名張でホロゴンMが嬉々とウィンク」3 入魂の演奏


先頃物故した偉大な二胡演奏家閔恵芬さんは、
中国二胡の最高の名曲の一つ「江河水」の名演奏で、
一世を風靡しました。

出征した夫に先立たれた若い妻の心情を描いた曲ですが、
昨日、私の揚琴伴奏の師匠陳先生から聴きました、
閔さんは、この「江河水」の演奏を始めたと、
目の前が黄色になったのだそうです。
日本公演で間近に見た人は、
閔さんの表情は鬼気迫るほどに怖いものだったそうです。

激昂のあまり、頭の中が真紅に燃え上がる人のことは聴きましたが、
真紅というのですから、血圧の急上昇によるのかも知れません。
でも、黄色とは?
閔さんの心の中に広がるイメージだったのでしょうか?

私がもっとも愛するYouTubeビデオをご覧頂きましょう。

江河水
(https://www.youtube.com/watch?v=b6FRv_DdYY8)
若い頃の閔さんがすでに入魂の演奏をしている貴重な記録です。

私は、別に好んで、というわけではありませんが、
女性の演奏家に魅せられる傾向があります。
ピアニストの内田光子さんもその一人。

Mitsuko Uchida - W.A. Mozart Piano Concerto No.9 in E flat Major
K. 271 "Jeunehomme"
(https://www.youtube.com/watch?v=k-wbyyI-380)

こんな没入の演奏を見ることができるのがYouTubeのすごさですね。
彼女も又完全に異界にどっぷり浸りきっていることが明らかです。

でも、もしかすると、こんな風に、今、ここにない世界に没入する、
これって誰もが知らない間にしていることなのかも知れません。
アートの世界とは無関係、
上記のケースとはかなり次元が違いますが、
こんなことがあるでしょう。

上司に痛めつけられ、過重な仕事を押しつけられ、
疲労困憊の状態で帰宅の途につくサラリーマン。
はっと目を輝かせます、
「そうだ、明日は祝日なんだ!
ヨシ子さんが家で待っているんだ!
なんだったかな?
そうだ、今日はぼくの大好きなすき焼きにするって言ってたな?
よし、酒屋で「腰之困憊」の新酒買って帰ろう!」
彼、あんまり疲れ過ぎて、ヨシ子さんがすき焼き作ったのは先週で、
そのすき焼きに割り下を入れる、入れないで大げんかになり、
今、奥さんは実家でストライキ中であることをすっかり忘れている。
でも、こんな想念、というか妄念が浮かんだだけで、
うなだれた肩はしっかりと持ち上がり、
とぼとぼ歩きがぐいぐい歩きに一変。

人間って、こんなものですね。
心が体を引きずって生きて行く。




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by hologon158 | 2015-09-30 10:15 | ホロゴンデイ | Comments(0)

616.02 ホロゴンデイ149「2015年8月29日雨の名張でホロゴンMが嬉々とウィンク」2 絢爛豪華!



9月26日、心斎橋の万年筆ショップに入ってみました。
現代の万年筆たちが並びました。
とても美しい。
絢爛豪華!

でも、まったく食指が動きません。
装飾品にしか見えない、
筆記道具とは思えないからです。

使うためだけであれば、
こんなに豪勢に飾り立てる必要はありません。
人に見せびらかしたい、
ステータスシンボルに使いたい、
そんな人物の持ち物でしかない。
逆に言えば、こんな絢爛豪華なものを人前で使って、
「ああ、この人はすごい人なんだなあ」なんて、
思われたい人って、どんな人なのでしょう?

まず書くことを大切にして作られたものであってほしい。
どんなものでも、そのものの機能をしっかり果たすことが
出発点であり、目標であるはず。

たとえば、オーケストラの指揮者が使うタクト。
その先っぽにダイヤモンドが付けられて、
指揮者が振る度にきらきら光ったら、どうでしょうか?
純粋に音楽に沈潜してほしい、
虚栄心を捨てたらどうだ、と非難囂々でしょう。

万年筆だってそうではありませんか?
はっきり言って、成金だけを相手に商売している、
それが現代の万年筆メーカー、そんな感じがしています。
でも、どうやら、萬年筆を字を書くために手に入れるって、
どうやら万年筆コレクターのスタンダードではなさそうです。

クラシック萬年筆を集める人にとって、
外観がまず第1のようです。
萬年筆コレクター垂涎の書と帯に特筆大書した本が、
ペン先を隠したままの外観写真だけの羅列なのですから。
要するに、コレクターたちはペン先になんか興味を持たない、
と言ったら語弊があるでしょうけど、要するに二の次。

雑誌には、そんな書き味の記事もありましたが、
割かれたスペースから見て、
関心の中核を占めているとは思えません。
字をどんな風に書けるか?
そんなことは三の次、四の次、というわけです。

これって、まさにレンズコレクターと照応しています。
フィルム1、2本分撮ったら、お蔵入り。
レアか、ビンテージか、外観が新同品かどうか?
これが関心の中心。

萬年筆コレクターは書くことが趣味の人間とは限らず、
レンズコレクターも写真趣味とは限らないというのは、
どこかおかしい。
要するに、モチベーションがまったく別なのです。
いわば、収集趣味、征服趣味というわけです。
つまりませんねえ。



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by hologon158 | 2015-09-29 11:48 | ホロゴンデイ | Comments(0)

616.01 ホロゴンデイ149「2015年8月29日雨の名張でホロゴンMが嬉々とウィンク」1 名張へ!



8月29日、夏休みの終わりに親しい友人3人と三重県名張で集合。
この町とその周辺の田園地帯を撮影しました。

前回は大阪の典型的なバックストリートをホロゴン15㎜F8Uで、
その後に続いた今回は、
Mマウントホロゴンのホロゴン15㎜F8Mで撮りました。

約1.5mに焦点を固定して、パンフォーカスオンリーで撮る前者と、
約18㎝から無限までヘリコイドリングで選択できる後者、
この対決を企画したのです。
同じホロゴンなのに、フォーカシングという操作の有無が、
写真にどんな変化をもたらすか、一目瞭然でしょう。

ホロゴン15㎜F8Mはこの日かなり快調で、
696枚撮影し、その内420枚ばかり選択しました。
バンバン飛ばしたいと思うのですが、やることが多くて、
おそらくこれまでどおりのスピードで記事を作ることになるでしょう。

一日の撮影分を420枚もブログに掲載する写真家は居ませんね。
当然ですね。
お里が知れてしまうからです。

騎兵隊の突撃と一緒です。
錐が板を突き通るように、
戦場の一番弱いところへ一番良いタイミングで一挙に突き通る。
これが古来騎兵隊の役割でした。

日露戦争での乃木将軍の203高地攻撃戦は戦史に名高い戦闘ですが、
ちょうどこれと正反対の戦略でした。
絶対に突き通れない鉄壁のコンクリート要塞に向かって、
無防備な歩兵集団がひたすら波状攻撃を反復しただけ。
おかげで、乃木将軍は戦史上稀に見る汚名を残してしまいました。

でも、私は写真家ではありませんから、乃木さんとは違いますね。
自分のお好みの写真をストックするだけが目的なのですから、
自分の愛する写真をどんどんアップさせていただきます。

でも、一つだけお断りしておきます。
同じようなショットを何枚も何枚も並べることが多いでしょう。
別にご覧になることはありません。
でも、ご覧になったら、もしかすると、
「このホロゴンって男、しつこいなあ」と、
感じるお方がおいでになるのではないか、そう怖れます。
これは完全に誤解。
至ってさっぱりとした男なのですから。
本人が言うのですから、間違いがありません。

もう一度断っておきます、
本人はとてもとてもとてもあっさりした男なのですから。
分かってもらったかな?
心配。
もう一度断っておくのがよさそう。
本人はいたって切れのよい爽快な快男児なのであってですねえ、
いいですか?....




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by hologon158 | 2015-09-28 20:56 | ホロゴンデイ | Comments(2)

615.11 ホロゴンデイ148「2015年9月9日ホロゴンは中崎町を縦横無尽」11-完- ストリートフォト



9月26日土曜日、
親友のDAさん、INさんと心斎橋を歩いてきました。
Kリペア(渡辺さん)の手で、
ホロゴンウルトラワイドから取りだしていただいたホロゴン、
これがHologon15mmF8U。

実にシンプルな作りとなりました。
三枚玉という単純な構成のレンズです。
その前玉はソニーα7に埋められたかなり大きな宝石。
でも、凝縮された世界を写し出す二枚目の玉がまず目立って、
前玉は眼に飛び込んでこない、不思議なレンズです。
だから、目立たないレンズなのです。

ホロゴンウルトラワイド時代は、
ボディより少しでも指が出ると、
ニューッとソーセージが画面を遮る写真になるのですが、
ソニーα7のグリップをしっかり握っても、
ホロゴンのレンズ先端よりも後ろなので、写りません。
ストリートを撮りたい人間には、この改造は大正解だったわけです。

今度、オリジナルのMマウントであるHologon15mmF8Mを使ってみますが、
これまでHologon15mmF8Uを使った印象では、
こちらの方が立体感、リアリティに勝るようです。

つまり、ホロゴンを使いたければ、
ホロゴンウルトラワイドのぼろぼろを手に入れて、
KリペアさんにMマウントに改造していただくのが最上の道であり、
3分の1から2分の1の費用で実現できるという点ではるかに安上がり、
そう言うことができます。
人生、変わりますよ。

でも、前提が一つ。
どんな接近戦でも、ホロゴンを使える、
そんな人間でないと、無理ですね。

実は心斎橋のアメリカ村に入ろうとするあたりで、
おもしろいことがあったのです。
曲がり角で、
かわいい4歳ほどの男の子をつれたお父さんとすれ違ったのです。
あんまりかわいいので、そっと一枚頂きました。
そのしばらく後で、なんだか怒鳴り声のような音が背後で聞こえました。
私はしばらく歩き続けて初めて、ふっと気付きました、
もしかすると、あれ、お父さんが気づいて怒った声だったのかな?

でも、そんな声を聞いてもまるで平気、
というのは私の特殊性かも知れませんね。
そんな体験はこれまでほとんどないし、
そんな風にストリートフォトを撮ること自体は、
キャンディットなスナップショットの写真家たちが
カルティエ=ブレッソン以来連綿と続けてきた行為であり、
表現の自由の範囲内であって、
いかなる意味でも、他人の権利侵害行為ではないからです。
だから、その後もいつもの通り、超接近撮影をずっと続けました。

でも、もしかすると、
たいていの方にはこれはできないことかも知れませんね。
もし少しでもびくびくするのなら、止めた方がいいでしょう。
美しい写真を撮っているんだ、
自分の行為をそう信じられない人は止めた方がいいでしょう。

私は、人と暴力を伴うような喧嘩をしたことはなく、
腕力もありませんが、一つ信じています。
この世は腕力のある人間が強いのではありません。
心の強い人間が強いのです。

ストリート写真を撮りたいのであれば、
心を鍛えましょう。
美しいものへのあこがれこそ最高の境地であり、
自分の写真撮影はそんなあこがれを満たすための行為なのだ、
自由だから、写真を撮れるのだ、
そう信じましょう。

自分で自分を信じることができなければ、
へなへなの腰折れ写真しか撮れません。
そんな写真がこの世にはいっぱいあふれています。
私のようなノンアマチュアの観点からすると、
「ああ、いい工夫をしましたね」
「すごい、目の付けどころが違いますね」
そうほめられて喜んでいるようじゃ、まだまだ自分の写真じゃない、
小手先テクニックだけのレベルで低迷しているだけ、
そう自覚しましょう。

「私の愛するもの、愛する人を見てください」
と、バンと差し出せる、そんな写真が撮れたら、
それでいいじゃありませんか?




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by hologon158 | 2015-09-27 17:56 | ホロゴンデイ | Comments(0)

615.10 ホロゴンデイ148「2015年9月9日ホロゴンは中崎町を縦横無尽」10 自分だけの書



9月24日深夜、ふと、
自分だけの書を生み出すというYOさんの言葉を思い出しました。
そうなんだ!
萬年筆でだって、自分の萬年筆書道を生み出せばいいんだ!

私は今でも覚えていますが、
小学校低学年の頃、筆順をしつこく教えられました。
私は、得意なことには頭が働くけど、
好きでないことにはまるで頭が働かないという子供でした。
これは私の本来の性格らしく、生涯、その調子で生きてきたようです。
筆順はついにでたらめなまま。
だから、字の形もついにあのスタンダードな姿を呈することなく、
もう字を独習した人間ならではのでたらめ字になってしまいました。

でも、今になって思うのですが、
それが私だった。
人と競争するのが大嫌い。
でも、人に合わせるのはもっと嫌い。
それが私です。

人に負けないように勉強するなんて芸当はしたことがありません。
なんでこんな人間が国家試験にパスしたか?
理由は実にシンプル。
結婚したかったから!
徹底的に自分流で生きてきたのですが、
こんな人間は一人生きていくのが一番ですね。

そんな人間にしか書けないような書体を見つけたいものです。
目下、とてもスピード感のある字が書けます。
でも、それは私が猛烈なスピードで運筆するから。
そうではなくて、じっくりしっとりと書いても、
結果としての書体はスピード感いっぱい、そんな字を書きたい、
それが目下の目標となりそうです。

6月26日、友人たちと出会い、
その一人に萬年筆を3本進呈しました。

さっそく持参したインクに萬年筆を浸して、試し書き!
あーあーあー..............
実に見事、水茎のあとも麗しいa,b,c.....
英語を職業上使う男ですが、その書体からは、
年期だけではなくて\\\\
一朝一夕には自分だけの独自の書体など達成できるはずがありませんね。
オーソドックスな書体もろくに書けないのにねえ............
まあ、そんな独自の書体への努力を楽しむ、その程度で喜びとする、
これが穏当なようですね。




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by hologon158 | 2015-09-27 16:53 | ホロゴンデイ | Comments(0)

615.09 ホロゴンデイ148「2015年9月9日ホロゴンは中崎町を縦横無尽」9 至高の大団円



今日は、私よりかなり年輩の友人に会いました。
さまざまなアイテムのコレクターです。
レコード
CD
書籍
画集、写真集等のキコウボン
レンズ
骨董品


それぞれに半端ではありません。
一口で言えば、美の探求者なのです。
YOさんはこうおっしゃるのです、
「時々すごいことになるよ。
もうこのまま行ってしまったら、
どこか別の世界に移ってしまう、
そんな感じがする。
これが怖い」

私も時折前触れなく至福の境地に達することがありますが、
そのまま異界に移行してしまうという気分になったことはありません。
どうもYOさんの感受性の方があるかに上という感じですから、
つい言ってしまいます、
「遠慮なくそのまま行っちゃえばいいじゃないですか?」
美に殉じる、これぞ至高の大団円ですね。

猛烈に貴重な大西洞の古端渓の硯をお持ちだそうです。
書道関係の老舗のご主人に見せたら、
「もったいない!
日常使ってあげてください!」
そこで、毎晩寝る前に30分、臨書(名筆のトレース)を楽しんでおられます。
さらには、自分の書も楽しんでおられるのですが、
その目標がすごい。
「名書家たちの名筆に習いながら書くうちに、
この世の誰も書いたことのないような書に到達したい。
人が見て、書にこんな可能性があるなんて知らなかった、と絶句するような」

ある日本の指揮者が世界的なオーケストラを指揮して
交響曲を演奏したときのことです。
彼は、彼独自の卓見に裏付けられた独自の解釈を付け加えることができず、
ただ振っただけだったそうです。
そのため、クライマックスに達して、
渾身のタクトを華麗に振っているのに、
オーケストラはそのタクトとはまったく異質な演奏を
平然と続けたのだそうです。
団員たちの心と感性に、
自分だけの独自の美をイメージさせることができなかったら、
オーケストラは自分たちの演奏で済ませるより仕方がなかったのでしょう。
それとも、真に偉大な指揮者だけを受け入れ、
凡庸な指揮者には「あんたはまだまだ」と告げるジェスチャーだったのかな?
いずれにしても、怖いですね。

YOさんがこの域を突き抜けて、彼ならではの独自の書に達しているか?
興味津々ですね。




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by hologon158 | 2015-09-25 23:31 | ホロゴンデイ | Comments(2)

615.08 ホロゴンデイ148「2015年9月9日ホロゴンは中崎町を縦横無尽」8 萬年筆人生



クラシックレンズに続いて、今度は萬年筆?
いい加減にしなさい、とお叱りを受けそうですが、
私はこれは私の人生に新風を吹き込んでくれると考えています。
クラシック萬年筆たちと付き合うことで、なにが変わるか?

① まず、字が上手くなります。
私は字が下手なのですが、
この3ヶ月、白紙に文字を書き続けています。
最初はヨロヨロふらふらだった描線がしっかりと定まるようになり、
さまざまな曲線も自由に書けるようになりました。

② 現代の万年筆と比較すると、これがまあ、面白いですね。
私の目には、段違いの退化がここには起こっているのです。
フレキシブルに毛筆状の字を描くことができる点では、
現代の万年筆もかなりがんばっています。

でも、たとえば、万年筆の能筆家ジョン・モッティショーさん、
彼の颯爽たる書きっぷりはYouTubeでかなり有名なようですが、
最初は圧倒されました。
でも、今では、感嘆はしますが、真似したいとは思わない。
あまりにもカリカリと紙をひっかきながら、書き刻んでいる感じ。
モッティショーさんの書き方なら、ペン先は数年でアウトでしょう。
現代のすべてのペンはほとんどイリジウムがついていません。
だから、すぐにへたります。
作家がモンブランを使うと、数年で再起不能なまでに傷んでしまいます。

1900年前後の古代の萬年筆たちはまったく違います。
なんとも滑らかで柔らかな感触でペーパーに吸い付くように、
舐めるように、しっとりと描けるのです。
115年後の今でもペン先のイリジウムは健在で、
依然として、とても美しく書けます。
このような筆記道具は画期的ではありませんか?

そこで、
③ 現代が常に進歩とは限らないことを知ることができます。
ユーザーがそのようなカリカリの書き方を求めるから、
そして、すぐ製品に飽きるから、製造者はどんどんと新種を出し、
ユーザーはさらにこれに乗せられてしまう。

使い捨て時代は、人間そのものも使い捨てする風潮を作りました。
企業では、次の区別がますます強まっています。
「代替可能な存在か?」
「余人を持っては代え難い人材か?」
そんな人は居ない、それが企業側の結論です。
その上、企業は気がついたのです、
現代の製品はどんどんと代替される程度のものでないと、もうからない。
一生ものなんか作ると、会社はもたない!
製品も人間もこうしてどんどん代替可能な存在になりつつあるのです。

④ そこで、代替不能な個性に満ちた萬年筆を使うことで、
代替不能な人間たちが社会を作っていた時代があったことを知ることができる。

⑤ 次のような体験を重ねることで、自分もまだ変わることができる、
という自信を強めてくれます。

萬年筆で文字通り何百枚も書き続けてきました。
面白いですね。
かなりしっかりとした字が書けるようになりました。
線がしっかりと必要な曲線を描けるようになってきたのです。
たとえば、「S」
この活字のように、曲線だけで描くことができますか?
私はかなりこれに近くなってきました。
ジョン・モッティショーさんは「t」の横線を華麗に舞を舞わせます。
このあたりの形もかなり近くなってきました。
漢字の線もかなりそれらしい曲線を描くようになりました。

試しに毛筆のように直筆で書いてみました。
かなりできるのです。
アルファベットも書いてみました。
書ける!
手首を付けて書くときと変わらない確固たる線を描くことができるのです。
こんなことは萬年筆以前にはできなかった!

長姉はかなりの書道の大家ですが、これは才能と修練のたまものです。
私の場合は、才能は無縁、ひたすら修練、熟練だけの成果です。
クラシック萬年筆だからこそ練習しようと思ったのです。
萬年筆のような小さな筆記道具でも、私を少し変えてくれる。
私はそう信じ始めています。




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by hologon158 | 2015-09-24 22:47 | ホロゴンデイ | Comments(0)

615.07 ホロゴンデイ148「2015年9月9日ホロゴンは中崎町を縦横無尽」7 古萬年筆


9月21日月曜日、三重は晴れでした。
連休のことなどすっかり失念していたために、
前日に購入しようとしたのですが、
お目当ての便の特急券は全席売り切れ。
午後12時37分到着の便がかろうじて1席空席あり。
予定よりもはるかに遅れることとなりましたが、
とにかく三重に行くことはできました。

特急内で直前の車両最後部の空席に移動。
(これは特別の用を果たすために空けてあるのです)、
一人ゆったりとくつろぎながら、昼食を頂きました。
こんな風に空席に移動する方は日本人の場合少ないようですね。
決められたとおりに行動するのが一番安心だからでしょうか?
私は、自分の決めるとおりに行動するのが一番安心なので、
自由に移動して、一番安楽な場所でくつろぎます。
これを日本では「図々しい」と言うようですが、
私の辞書にはありませんね。

午後12時40分、親友のAKさんと伊勢市駅で落ち合い、
彼のお宅に直行しました。
彼からクラシック萬年筆の喜びを教えられて、
かなりの萬年筆を入手しました。
レンズ購入は完全にストップ。
薄情な人ですね。

私の好みはいわゆるフレックスの古萬年筆。
ペン先が絶妙に割れて、筆のように多彩な幅の字がかけるペン。

AKさんは、フレックスもお好みですが、選択の基準が少し違います。
「紙に触れる前にインクが流れ出ると思えるほどに滑らか書き味」
古萬年筆には、フレックスではない、リジッドな書き味だけで、
絶妙のインクフィードの傑作があるのです。

私が持参した十数本から彼は4本お好みを見つけ、
彼のウォーターマン56と交換してくれました。

今でこそ、モンブラン149のような巨大万年筆がごろごろありますが、
1900年初頭の頃は、ウォーターマン56は破格の大きさでした。
キャップを後部に付けて使うのがスタンダードですが、
この56の場合はそれが効かない。
手の小さな私には頭でっかちになりすぎてバランスを欠きます。
ウォーターマン18、20、58、パーカーのレッドジャイアント、
ブラックジャイアント等の伝説的クラシックはみんなそうです。
私は泣く泣くキャップを外したまま、ボディ本体だけで書きます。
とてもバランスが良く、見事なセミフレックスの字が流れ出ます。

AKさんは手が大きい人です。
コレクションしている間に、
彼の手にはどうも小さすぎるペンを溜まってしまいました。
そんな小型ペンにお気に入りのものを数本手に入れました。
みんなフレックスで、しかも個性一杯。
またまた萬年筆趣味が高じそうです。




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by hologon158 | 2015-09-23 23:24 | ホロゴンデイ | Comments(0)

615.06 ホロゴンデイ148「2015年9月9日ホロゴンは中崎町を縦横無尽」6 一番すてきな風景



9月21日月曜日、三重に向かう近鉄特急車内で書きました。

特急の窓から空を眺めている内に、
映画「眺めのいい部屋」の男主人公二人の会話を思い出したのです。
英国中産階級のちょっと下の階層に属する男の方が、
気取り屋の上流に近い男に言います、うろ覚えですが、
「父は言います、この世で一番すてきな風景は頭上の空だ」

私も賛成です。
私も中産階級のちょっと下の階層に属するからという訳でもなく、
子供の頃から空を見上げて空想する癖があるからです。
要するに、心が晴れるのです。
だから、私は絶えず空を見上げながら歩いています。

そう言えば、もう一つ思い出しました。
カール・ヤスパースが自伝に書いているのです。
一日に一回は、なにもかも忘れて、空を眺めることにしている。
そうすることで、心に休息を与える、というような言葉でした。
この言葉も私に大きな影響を与えたかも知れません。

でも、残念なことに、空の光景は子供の頃より悪くなっています。
一時期高度成長時代にスモッグで毒された時代ほどではありませんが、
真夏の光景ががらりと様変わりしてしまいまいた。

とくに、入道雲がほとんど現れなくなりました。
十数年前長野に行ったときに見かけたのが最後。
今でも時折入道雲もどきが現れますが、いじけた姿です。
子供の頃は「風神雷神図」そこのけの豪壮な入道雲が立ち上ったものでした。
そんな入道雲でさまざまに想像遊びをしたものでした。

子供の頃は、毎年210日頃に台風が襲来して、
たくさんの家が床上浸水の被害を受けましたが、
阪神大震災以来頻繁に類例のない悲惨な予測不能の大災害が
毎年のように襲いかかるというようなことはありませんでした。
神様、ずいぶんお怒りのようですね。

さあ、伊勢市駅に近づきました。
今日一日は平安な日となりますように。




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by hologon158 | 2015-09-23 11:07 | ホロゴンデイ | Comments(0)