わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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617.04 ホロゴンデイ151 「2015年10月10日ホロゴン15㎜F8Uも葛城古道で満開」4 韓流ドラマ



8年以上韓流ドラマを楽しんできました。
韓流ドラマをご覧になったことのない方には
想像がつかないことでしょう。

韓流ドラマを観てしまうと、
日本のドラマなど観る気にならなくなってしまう。
なぜ?
日本のドラマでもよくできたドラマは別として、
並のドラマは、ドラマを演じる俳優たちが俳優のままなのです。
台詞も演技もまるで素人芸。
韓流ドラマの場合、役者人口がかなり限定されているようで、
とくに脇役はよく見る顔がとっかえひっかえ登場します。
でも、一つ違うことは、
まったく異質なキャラクターにいつも成りきっていること。
このあたりの変身はスタークラスでも同様です。
以前の人気番組のキャラクターをきっぱり脱ぎ捨てています。

私の女神はいっぱい居ます。
妻、娘たち(猫を含む)、孫プリンセスたち。
そして、チェ・ジウ。
彼女がスターの座を確立した3作品、
「冬のソナタ」「美しき日々」「天国の階段」では、
それぞれまったく異なるキャラクターを見事に演じきりました。

なぜそんな芸当ができたのか?
脚本と演出のおかげなのです。
その人物ならそうするだろうという行動、
そう考えるだろうという思考をしっかりと表現します。
そして、日本人とかなり違って、
独特に個性があり、独特の振る舞いがあります。
全身で語り、全身で感情を表現し、全身で行動する、
それが韓国人です。
口だけが動き、他は不動、という日本人とは、
ひと味もふた味も個性的なのです。

しかし、それだけではありません。
脚本家の創造性、想像力が並外れているのです。
もちろん韓流ドラマにも駄作があります。
駄作の方が多いでしょう。
でも、傑作ドラマとなると、
私でも20やそこら一気に列挙することができるほど。
それだけ脚本家をはじめとするドラマ制作者の層が厚いのです。

その理由を考えてみました。
一番大きな理由は、
結局、国民性の違い、という感じがします。

ちょっと思い返してみてください。
あなたがこれまで出会った日本人で、
あたなに向かって、心を開き、目を輝かせて表情豊かに反応し、
全身で自分を表現する人、何人いますか?
人生の毎日を全力投球で生き、あらゆることに心を開いて、
我がものに取り込んでゆく、
そんな風に生きている人に何人出会いましたか?

私は毎日出会っています。
妻。
一緒に暮らすのはエキサイティングですが、デンジャラス。
でも、自分も生きている、という実感ができます。
私の女神たちはみんなそうです。
韓流ドラマでも毎夜会えます。
脚本家たちは、個性豊かな人間の人生、生活、思考を想像できるのです。

J.R.R.トールキンの「The Lord of the Rings」の朗読を聞いています。
たった一人の年輩の男性朗読者がすべてのキャラクターを声で表現します。
何人かがめまぐるしく会話を交わすシーンがありますが、
各人物の特有の声、語り口、語調、気分に、
瞬時に切り替えることができるのです。
Audible.Comで購入した100を超える英語朗読ファイルの
かなりの朗読者たちがこの芸当を見せてくれます。
ディケンンズはあの長大な小説の数々を公開の場で朗読しながら、
執筆を進めたのです。
トーマス・カーライルもマーク・トゥウェインも朗読家として知られ、
聴衆を集めて自作を朗読しました。
偉大なる朗読の伝統があるのです。
ここにも多数の人物への瞬時共感、瞬時切り替えの文化があります。

韓流ドラマの脚本家たちも、
登場人物の人生、人間性、思考、偏見等の情動を、
脚本に逐一書き込んでいきます。

無表情、無感動を思わせるほどに、不動の平静な人生を送るのも人生。
思いっきりやりたいことをやり、思いっきり世界を感じ取り、
思いっきり自分を変えていくのも人生。
このあたり、文化の大きな差を感じます。
あなたはどちらを採りますか?





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by hologon158 | 2015-10-31 01:29 | ホロゴンデイ | Comments(0)

617.03 ホロゴンデイ151 「2015年10月10日ホロゴン15㎜F8Uも葛城古道で満開」3 名を青史に残す



この頃、よく考えることがあります。
生きるって、どういうことなんだろう?

中国には「名を青史に残す」というコンセプトがありました。
自分のことを百代後の人にまで覚えておいてほしい。
強烈な欲求です。

そんな目標を実現する手段として、中国には史記以来、
後継王朝の史家が前代の歴史を編纂する伝統がありました。
もちろん後継王朝が前王朝から正統の帝位を受け継いだことを
証明するためです。
それでも、自分の帝権がいつか次代の王朝に移ることも
予期していました。
だから、史家はできるだけ正確に記述する伝統がありました。
史家に悪行だけを記載されるのはたまったものじゃないので、
重要な地位にある者は、歴史に記載されるに値する行動をとろう
という志を忘れないようになったのです。

もちろん恥も外聞もかきすてて、
悪行の限りを尽くした人もたくさんいましたが、
いつの時代にも阿呆はいるものです。
逆に、それを意識する人が居たことの方が重要です。
そのような伝統のない国では、上も下もこぞって、
私利私欲に走るからです。
現代の日本がその典型。

もっとも、これは私たち、名もない一般庶民には無関係です。
じゃあ、後世に記憶されない人生は無意味か?
それでは、一般庶民は無意味に生きていることになります。
すべての人の人生に意味があるはず、
そう考えたいものです。

じゃ、誰にも恥じない正しいことだけをする人生を送ることか?
そう言いますと、これまた破壊的です。
たとえば、甲子園球場の満員の観客たちを前にして、
新任の金本監督が挨拶をするとしましょう。
「誰にも恥ずかしくない仕事をしたいと心から願っています。
そうは言っても、失敗をいっぱいするでしょう。
でも、人生で人に恥じることなど一度もしたことがないと言える人、
ちょっと手を挙げてください」
そう尋ねたら、
「はい、私がそうです」と勢いよく挙手できる人が何人いるでしょう?
あなたはどうですか?
私も、恥ずかしくって、挙手などできませんね。
甲子園の大半は阪神ファンなのですから、
まあ、簡単に言ったら、
人生、なんども失敗してしまうような人が多い。
だから、挙手などするはずがない。
そこで、金本監督、にっこり笑って、
「安心しました。
私も思いっきり一杯失敗するでしょう。
でも、何度失敗してもめげずに、
阪神のためにがんばります!
応援してください!」
とやったら、つめかけた阪神ファンもそうでない人も
熱狂することでしょう。

誰にも恥ずかしくないことなどしたことがない、
などと大まじめに宣言できる人がいたら、
近寄らない方がよいのです。
ろくな人ではないから。
だから、誰にも恥じないことをする、
これは人生の目的、価値にはなりえないのです。

結果がすべてではないのです。
なんど失敗してもいいから、
やりたい、やるべきだと思ったことをためらわず、
ひるまずやること、
そんな生き方こそ人生の目標にしたいものです。
そして、どっさり失敗したらいいじゃないですか?

「世のため人のために生きる」?
そう言いつつ、自分のためだけに生きるやつが一杯います。
この言葉、今では汚れきってしまい、
ゴミ焼却場行きがふさわしい。
マスコミに踊らされる人たちのおかげで、
国会はいまやごみ溜めと化してしまいました。

なんでもいい、今、自分はなにをしたいのか?
それだけをしっかりと踏まえて生きる、
それが人生の意味なんだ、私はそう考えてきましたし、
退職をするとますます切実に考えています。
そんなものが一杯あって、忙しい。





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by hologon158 | 2015-10-30 14:23 | ホロゴンデイ | Comments(0)

617.02 ホロゴンデイ151 「2015年10月10日ホロゴン15㎜F8Uも葛城古道で満開」2 「戦馬奔騰」



10月26日月曜日午後、
二胡演奏家陳少林先生の揚琴伴奏レッスンです。
もう長い間、同じ曲ばかりやっています。
二胡曲にこんな伴奏があるのなら、やってみたい、
それに、僕なら弾けるぞ、
そう思わせてくれる楽譜がなかなか見つからないのです。
だから、簡単な曲以外には、
ほんの数曲を繰り返し繰り返し練習しています。

でも、伴奏というものは難しいものです。
二胡にびしっと合わない。
よくできた伴奏は、二胡に限りませんが、
それぞれを単独で弾くときとは、
まったく異次元の響きを醸しだします。
でも、そんな風に感じることができたのはたった一回だけ。
二胡と揚琴は元来まったく異質です。
それでも、ぴたり合ったときには、
ある独特の響きと雰囲気がありました。
ああ、また、その絶妙の体験をしてみたい!

陳先生のお得意の「戦馬奔騰」の伴奏を覚えるように、
そう言われていたのですが、
なにしろ名前が名前だけに、
疾走が主題のリズミカルな曲なので、
なかなか上手く取りかかれません。
とうとう楽譜を持参して、
手取り足取り最初からレッスンしていただくことにしました。

生き生きと分かりやすく歌っていただき、
幾度もその場でリズムを揃えるようにレッスンしていだくと、
最初の十数小節、なんとかものにすることができました。
この調子で、少しずつレッスンをしていただくことに。
長大な曲ですが、調子よく行けば、
来年には全曲の伴奏をできるようになるかも知れない。
新しい展望が開けるようで、意気揚々と帰宅しました。

楽器は、やっぱり良い先生に教えていただくものですね。





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by hologon158 | 2015-10-29 22:56 | ホロゴンデイ | Comments(0)

617.01 ホロゴンデイ151 「2015年10月10日ホロゴン15㎜F8Uも葛城古道で満開」1 葛城古道健在



10月10日の葛城古道シリーズ、
こんどはホロゴン15㎜F8Uの出番です。
葛城古道は大和路を代表する古道の一つです。

山辺の道もそんな古道の一つですが、
私が大和に居を定めてからの30年間に完全に変わりました。
寂れた本物の古道からウォーキングロードに。
でも、まだ所々、古色は残っています。
葛城古道もそんな変化を少し見せていますが、
今回久しぶりに歩いて、まだまだ捨てたものじゃない、
という感想。
まず、土曜日だというのに、ハイキング客と出会うのは稀。
まして撮影に繰り出した風景写真家たちにも会いません。
住宅も増えましたが、山辺の道や飛鳥路のように、
古道のたたずまいを消すほどの変化はもたらしていません。

ホロゴンで500枚ほど撮りました。
「ほど」というのは、途中から3枚のブラケット撮影モードに。
勝手に!

ソニーα7の大きな欠陥は、パラメータの多くが勝手に変わること。
中でも一番質が悪いのは、
露出感度を400にセットしておいても、
気がついたら、16000!
単写真撮影にセットしているのに、
気がついたら、ブラケット!
カメラ背面のボタンに知らない間に触れてしまっている、
と言われそうですが、
露出の設定や撮影枚数変更ボタンは、設定変更ボタンとは別です。
どうやって器用に2つのボタンを触って、
設定をこのように変更できるのですか?

他のデジタルカメラも背面にボタンが有りますが、
そんなことは起こりません。
そんなクレームはソニーには寄せられていないのでしょうか?
プロには致命的な不具合、とても仕事には使えないカメラ。
私のメインカメラだけに、つい熱くなってしまいました。

230枚ほど選びましたので、ご覧いただきましょう。




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by hologon158 | 2015-10-29 13:35 | ホロゴンデイ | Comments(0)

618.05 ホロゴン外傅148「2015年10月10日マクロスイター26㎜F1.1が葛城古道で」5 褒められた!



10月26日月曜日、揚琴レッスン日です。
午前中は付虹先生のレッスン。
今日は褒められました。
「金瓶似的小山」
とても美しい歌の揚琴編曲版です。

いつも書くことですが、
揚琴は右利き人間の常識に反しています。
たとえば、ピアノは左手が低音伴奏部を担当します。
ところが、揚琴は右下から左上まで50数音が上昇していきます。
つまり、左手が主旋律担当なのです。
私の左肩、左手は右に比べると、
見た目にはっきりと筋肉不足なのです。

生涯ずっと肉体労働なるものをいっさいしたことがない。
ついでに、スポーツというスポーツもしたことがない。
よく頭もよければ、運動神経も抜群という手合いがいます。
私の大嫌いな人種。
頭も悪いし、運動音痴、という人間の天敵みたいなものです。

私は運動音痴である理由は簡単。
はじめから運動が嫌いだったから、やらなかっただけ。
筋肉は鉛筆とお箸とナイフとフォークを使う程度に発達しただけ。
そんな人間がカメラを振り回すストリートフォトにのめり込み、
さらには、全身を動かして演奏する楽器にのめり込むのですから、
こりゃ大変です。

20数年以上前から、目覚めた直後に十数分ストレッチを始めました。
時折膝がカクカクとするのを感じたからです。
ストレッチだと言ってバカにしてはいけません。
イチローと一緒で、私も自分で考案したストレッチをやります。
違いは、イチローは2時間かけて、体調を絶好調に持っていく。
私は、たった15分で、体調を絶好調に持っていく。
25年ですから、彼も同じくらい続けてきたのでしょう。
彼は世界最高のアスリートの一人として伝説と化し、
私はそこそこ筋肉が付き、体調も絶好調を維持してきました。
筋肉はこれまでの生涯で最高の状態になっています。
こういう人も珍しいかもしれません。
おかげで、なんとか写真も撮れ、揚琴も学ぶことができるのです。

前置きが長すぎましたが、
まあ、聞いてください。
先生が、曲の途中で、演奏をさえぎって、こうおっしゃったのです。
「これまでで初めて、左手が主旋律をちゃんと弾いて、
右手は伴奏をしています。
歌がちゃんと聞こえてきます。
とてもきれいです!」
私の美しい先生にそう言っていただくのですから、
もう天に昇る気持ち。

8年以上前かもしれません。
神戸のコンサートで、付虹先生の揚琴演奏を目の前にして、
心から思ったものでした、
「ああ、こんな美しい演奏家に教えてほしいなあ」
夢でした。
その当時、二胡の演奏家陳少林先生に揚琴を教えていただいていたのですが、
半年後、先生、
「私の知っている揚琴演奏家に紹介しましょう」
こうして紹介していただいたのが、その夢の先生だったのです。

揚琴はピアノと同じように、両手が別の役目を担当する打楽器です。
本質的に私の弱点ばかりフィーチャーされる意地悪な楽器なのです。
まず、私はリズムがまるっきりなっていない。
そして、体がカチンカチンなので、
スティックをなめらかに柔軟に動かすことがとても難しい。
歌も歌えないので、メロディーが歌わない。
そして、左手と右手の使い分けなど夢のまた夢。
頭の中がこんがらかり、その上、左手が弱すぎる。

それなのに、ですよ。
前回、リズムがよくなった、こんなのは初めて、と褒められました。
今回、ついに左手が歌い始めた、こんなのは初めて、と褒められました。
ああ、8年かけた甲斐があった!
音痴でも、まじめにやれば、できることがあるんだ!

まだ曲がきれいに弾けるようになったわけではありません。
それはこれからの課題。
付虹先生にこう言っていただきました、
「来年早々の発表会の曲にしましょう。
他の人には教えませんから」
よし、やるぞ!




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by hologon158 | 2015-10-28 22:07 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

618.04 ホロゴン外傅148「2015年10月10日マクロスイター26㎜F1.1が葛城古道で」4 吉田正写真展



10月24日土曜日、写真家吉田正写真展「emotion」鑑賞記。

ギャラリーClassは小さな横町にひっそり隠れています。
秘密結社につながるかのような目立たないけど異様な螺旋階段を上がります。
天辺に立って左に首を向けると、すでにギャラリー。
その空間に入った途端、
きりりと引き締まった雰囲気に満たされます。

そして、写真展「emotion」、
いきなりワープした感じにおそわれるようです。
見事なプリント、絶妙のショット、
emotion」という表題そのままに、
パリの息づかいが伝わってきます。

当麻寺のギャラリーですでに「emotion」の一部(重複あり)を使った
写真展を拝見しました。
いわば1つの大樹の2つの切り口を見せていただいた感じ。
それぞれに独自の味わいがあって、
それはそれとして、過不足のないイメージ世界を創造されています。
魔術師の手が開くと、トランプの意外な組み合わせが出現する、
そんな感じ。

近頃は、そのものとしてはあまり力のない複数の写真を、
いわばアルファベット、記号として組み合わせることで、
一つの情感、メッセージをアピールする作品にまとめあげる、
そんな写真展、写真集が隆盛を極めています。
吉田正さんの作品世界はそうした時流に乗らない。
それぞれに傑出した写真作品性を備えたミクロコスモス的作品を組み合わせて、
さらに大きな、一つの時代、社会、文化に生きる人間たちの人生を感じさせる、
そんな離れ業をやってのける写真アートを創造しておられるのです。

そんな吉田正さんの写真世界の大きさを知っている私としては、
ちょっと、というより、大いに不満を感じました。
なんだか大阪城を今日は大手から、明日は絡め手からと、
分散攻撃しているような感じ。
全体を一つにまとめて、
吉田さんの写真世界を一望させるに足りる空間を持つギャラリーで、
いわば唯一無二の「emotion」を見せてほしかった、
というのが正直な印象です。

ギャラリーそのものはすてきな空間を用意して、
写真展空間としてはかなり優れています。
でも、吉田正さんの作品を呈示するにふさわしいギャラリーであるかと言うと、
かなり疑問です。
しかも、かなり重大な疑問。

①知名度もアクセシビリティも低いギャラリーなので、
上質な写真鑑賞者、愛好家たちを遠ざけてしまっているのでは?

②写真家や写真評論家のような専門家層も切り捨てているのでは?
吉田正さんをすでに知っている層に、
吉田正さんの真価を知らしめる機会にはなっていますが、
吉田正さんという一個の写真家を知らない、
でも、吉田正さんの大きさを正しく理解できる層に扉を閉ざしている、
そんな感じがします。

③大きなテーマを展開しにくいギャラリーではないか?
小さなフォーマットの写真に尽きせぬ意味と魅力を凝縮して、
凄みさえ感じさせる作品世界が思う存分歌を歌っているか?
そう問うと、いや、かなり限界が大き過ぎるのでは?

世界に向かって大きく開かれていない場所での写真展を続ける限り、
吉田正さんの傑出したアートが、言葉は悪いですけど、
閉ざされた少数のファンだけの秘蔵財産になる運命に陥りかねない、
そんな感じさえして、残念。

もちろん今でさえ多忙を極める写真家人生が、
コントロール不能なまでに増幅される危険がないわけではありません。
一世を風靡した大写真家たちが、
自己の写真世界を心行くまで発展させることなく、
いたずらにマンネリ化していった先例を、
余りにも多くごらんになっているので、
自己の世界を堅持する一つのポリシーを貫いておられるのだろう、
そう重々承知しつつ、それでも思ってしまいます、

吉田正さんを知らない日本中の写真愛好家たちはかわいそうだな。
そして、吉田正さんの作品たちもちょっとかわいそうだな。

私のこのような不満は、吉田正さんの意向、志にぜんぜん沿わない、
ということは承知しつつ、繰り言させていただきました。





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by hologon158 | 2015-10-28 12:18 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

618.03 ホロゴン外傅148「2015年10月10日マクロスイター26㎜F1.1が葛城古道で」3 奈良町で友と



10月24日土曜日の続き。
喫茶店では、時間待ちを利用して、Pomeraで最初の作文。

午前10時40分すぎ、友人お二人が到着。
顔見せの歓談の後、
私が吉田正写真教室に持参した5枚を見ていただき、
RAさんにクラシック萬年筆、
イギリスのMabie Toddのブランドネームであるスワンの
人気銘柄ブラックバードをプレゼントしました。

ペン先の左半分だけを使われてきたせいで、
ペン先が激しく左肩下がり。
私は筆圧が大きいので、
どうしてもペン先の右半分が紙に引っかかります。
RAさんは筆圧ゼロに近い人です。
「ぜんぜん引っかかりませんよ。
これは美しく書けるペンですよ」
と、喜んでいただきました。

字の巧い人にはゆっくりと字を書ける人が多いようです。
それだけ自信を持って書けるのでしょう。
ゆっくりと書きますと、
ペン先が紙にひっかかることもあまりない。
捨てる神あれば、拾う神ありですね。

正午頃喫茶店を出て、半時間かけて奈良町を撮影し、
トンカツ料理店ポコポコに午後12時半すぎ到着。
おいしいトンカツ料理でした。
NKさんに教えていただいたお店。
おかげさまで、二人の友人にも大変に喜んでいただきました。
NKさんに感謝。
昼食後、1時間近く撮影しつつ、
ギャラリーClassに到着。




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by hologon158 | 2015-10-26 22:05 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

618.02 ホロゴン外傅148「2015年10月10日マクロスイター26㎜F1.1が葛城古道で」2 RAさん来る!



10月24日土曜日、今日はうれしい日です。
畏友RAさんと3ヶ月ぶりに会えるからです。
体調を崩しておられたからですが、
吉田正さんの写真展「emotion」が奈良で開催される機会に、
親友のDAさんのお宅の改装祝いをかねて、
お出でいただくことにしたのです。

ところが、昨日、DAさんから電話があって、
即日検査入院する事になったとの知らせ。
ちょっとした不具合があって、念のためということのようですが、
仰天させられてしまいました。
軽微な不調という結果が出ることを祈るばかりです。
でも、改築祝いは延期されましたが、
RAさんには予定通り奈良にお出でいただくことにしました。

大阪在住の親友INさんが地下鉄御堂筋線梅田駅まで赴いて、
豊中市からおいでのRAさんをお迎えし、
奈良まで警備エスコートしてもらうという手順。

私は、ランデブー地点の近鉄奈良駅前に少し前に着いたので、
用を済ませたのち、最寄りの喫茶店でワッフルモーニングセット。
ヨーグルトとサラダまで付いて、500円です。
これだけでご機嫌。

本日の装備はもちろんソニーウルトラワイドなのですが、
Hologon15mmF8Uに付けたグラデーションフィルターは一段軽い2倍に変更。
4倍は思い切って感度を25600に上げたのですが、これは行き過ぎでした。
今回は8000にしました。
試写してみると、粒子は出ますが、きわめて細かく、
銀塩フィルムのトライXをデフォールトの400のまま撮って、
あっさりと現像したような、穏やかな画像になりました。

デジタルでも銀塩画質を実現できる!
これは大きな発見でした。
もっとも誰も喜ばないでしょうけど。

ホロゴンというレンズ、実は猛烈に精密画像なのです。
20年近くの愛用期間の後半は銀塩ネガフィルムを使いましたが、
粒子など出なかったのです。
ネガフィルムは信じがたいほどの進化を遂げていたわけです。
そんな時代のホロゴン画像にかなり近い写真に戻れそうです。

ニュートラルの露出での試写を見る限り、
周辺光量もかなり穏和な減光。
そこで、銀塩時代の周辺減光を再現するために、
露出をマイナス0.7に切り詰めました。
これで万全。
今日は撮るぞ!




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by hologon158 | 2015-10-25 22:14 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

618.01 ホロゴン外傅148「2015年10月10日マクロスイター26㎜F1.1が葛城古道で」1 久しぶりのボケ



10月10日、奈良県御所市の葛城古道を歩きました。
写真家の林孝弘さん、親友のDAさんとトリオ。

私は豪華なセットで久しぶりの葛城古道に挑戦しました。
メインは、ホロゴン15㎜F8U付きソニーα7
サブは、マクロスイター26㎜F1.1オリンパスEP-L1
マクロスイターは52㎜相当の標準レンズとして使うので、
かなり相性のよいコンビになりました。
もっとも、別に2本のレンズを組み合わせて、写真作品を作るわけでなし。
ただ、撮りたいレンズをとっかえひっかえするだけ。

だから、まず、マクロスイターからご覧頂きましょう。
219枚撮りました。
近頃、ホロゴン15㎜F8U専科なので、ボケの美しい標準レンズは新鮮。
ホロゴンがメインでしたが、マクロスイターも楽しい写真をくれました。

私の写真をご覧になって、葛城古道をイメージすることは無理ですよ、
念のため。
相変わらずロボグラフィ一点張り。




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by hologon158 | 2015-10-23 14:54 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

617.12 ホロゴンデイ150「2015年9月26日ホロゴン15㎜F8Uは心斎橋を袈裟懸けに」12-完-帰途につく

10月19日月曜日、豊中懐郷の旅2回目のラストです。
豊中高校の南隣梅花高校側の喫茶店から桜塚高校前を通って、
市庁舎経由で、阪急岡町駅に到達しました。

このあたりになると、少年時代の私が通ったことのないルート。
おかげでかなり撮影スピードは鈍った感じでしたが、
思いがけないロボグラフィと会える点はあらゆる裏通りと一緒です。
今日の収穫は308枚。
1時間40分程度の撮影にしては、出会いが多かったという感じがします。

帰りの旅はトライアスロンでした。
午後3時12分豊中駅発の普通で梅田に付いたのが34分。
JR大阪駅までアップダウンの繰り返しで、
途中駅弁(新発売の国産牛の照り焼き弁当1150円)を購入し、
用を足し、奈良行きのプラットホームに駈けあがったときは定刻1分前。
長い長いホームを雑踏の中を突っ切り、
大和路線快速の3両目が停車したのと私が着いたのが同時。
なんとか窓際に1席見つけて滑り込んだ途端発車。
汗だくでした。

前方4人席に、むち打ち症のカールを付けた男性が見えました。
大急ぎで目を伏せました。
汗だくの私には耐えられない暑苦しさ。
かわいそうに。

午後4時33分JR奈良駅に帰りつきました。
34分に私のお目当てのバスが発車します。
我が家のすぐ近くに着きます。
1時間に1本しかない。
エスカレータも駅内も駅前プロムナードの広場も全部走りました。
あと30mほどのところで、バス停を去るお目当てのバスの姿。

人生って、たいてい、こんなものですね。
終わりはちょっとまずかったけど、
「終わり悪ければ、それまでは良かったということ」
よくそう言うじゃありませんか?
言わないかな?
でも、それって、本当ですね。
良かったことは良かったことなので、
その後に悪いことが起こったからと言って、
良かったことまで帳消しにされて堪るものですか!




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by hologon158 | 2015-10-22 23:31 | ホロゴンデイ | Comments(0)