わが友ホロゴン・わが夢タンバール

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710.03 ホロゴン外傅215「2017年9月19日奈良町でズマール全開」3 これは写真なの?


奈良県立美術館開催のパンフレットを見つけました。
「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展
パンフレットの表裏には、
超々リアリズムと言いたい位に、
精密な絵が表裏に幾枚かプリントされています。
半世紀を超える日本でのリアリズム美術の集大成かも?

パンフレットだけでも、猛烈にリアルな種々の絵が並んでいます。
とくに、表看板となっているスプーンで救った卵黄。
これまでにここまで精緻に描かれた卵の黄身はないでしょう。
実物の感触さえも感じられるほど。
実は、私はこの絵を見ても、なんにも印象を抱けないのですが、
ちょっと考えてみました。
どうしてこんな絵を描くようになったのでしょう?
そして、どうしてこんな絵が描けるようになったのでしょう?

まず、どうして可能になったか?
これはかなり容易に回答できそうです。
20世紀後半の写真、映画の映像表現そのものが、
人間の視覚を超えるほどになったために、
画家が考える細密描写の可能性が拡大したこと。
そして、そうした精密な質感、細密感を出せる画材や道具が開発されたこと。

そこで、本当の問題は、
どうしてこんな絵を描くようになったか?
可能になったから、描くというものでもないでしょう。
描きたいと思うから、描く。
じゃ、なぜ描きたいと思うのか?
競走心、記録への願望、名誉欲がバネになっているのではないでしょうか?
誰よりも精密な絵を描きたい。
これまで誰も描いたことのない超リアルな絵を描きたい。
誰も可能と思わなかった表現を実現したい。

そして、さらに重要なファクターとしては、
従来の画材、手法での表現の可能性が次第に尽き始めていること、
鑑賞者が、現代の顕著な傾向として、
意外性、超絶性を求める傾向が高まっていること、
これらの諸点が考えられます。
20世紀後半以降、世界の人口は飛躍的に増大の傾向になり、
それに伴って、美術家の人口が飛躍的に増大したために、
人と同じことをしていたのでは、
とても生き残れないこともあるでしょう。
スポーツの記録と一緒ですね。
人間は不可能と思えることはできません。
可能と思うから、できる。
誰かが記録を出せば、自分でも出来るはずと考える。
そして、そのための道具、トレーニング法が開発される、
そんな社会一体となった後押ししてくれる時代。 

ちょっと考えただけでも、超リアリズムの傾向は、
現代における記録重視の傾向に沿った現象であることが分かります。
結果がすべて。

でも、アートでこのような傾向が蔓延するのはどうでしょうか?
あなたはアートになにを求めますか?
驚き?
でも、どんな種類の驚きですか?
他の人は知りません。
私の求める驚きは、その果てに、
「ああ、人間って素晴らしいなあ!
生きていてよかったなあ!
この世界は生きるに値する!
よし、ぼくもぼくなりに心を豊かにするようがんばって、
人生を謳歌しよう!」

そこで、問い。
超リアリズムアートはそんな私の心にかなうか?
ぜんぜん!
まったく心が動きません。
目は驚いても、心は驚かない。
こんな素晴らしいものに出会えるなんて、
生きててよかった!
なんて、ちらっとも思わない。
驚きだけが空回り。

妻に、ちょっとこの展覧会のことを話しました。
言下にこう言いました、
「自分の時代の人に迎合しようとして作品を作ってるんじゃない?
超リアリズムは、科学技術の記録方法と同じ線に乗っているから、
全然人を驚かせない。
現代の人たちが、こんな表現もあったのか、と、
あっと驚くような新しい表現、深い表現を追求して、
現代に受け入れられなくてもよいから、そう表現したい、
そう考えるのが本当の芸術家じゃないの」

私もそう思います。
作品だけを見て、誰が描いたか、どんな手法を使ったか、
分からなくても、はっと心を打たれるのが本当の芸術です。
「ふーん、これが絵なの?
てっきり写真と思ったよ。
スゴイねえ。
どうしてこんな風に描けるんだろうねえ?」
これはアートを前にしての純粋な美的感動ではありませんね。
せいぜい図鑑です。



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by hologon158 | 2017-11-23 01:01 | ホロゴン外傳 | Comments(1)

710.02 ホロゴン外傅215「2017年9月19日奈良町でズマール全開」2 ハンナ・チャン


韓国の弦楽器の演奏家は、
チョン・キョンファさん以来、
世界的な名手がかなり輩出していますが、
その中でもとくに有望株だと私には思えていたのが、
チェリストのハンナ・チャン。

1994年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールに11歳で優勝して以来、
順調に成長して、世界の若手ナンバーワンとさえ評される存在でした。
確かに音楽の品位、音の確かさ、演奏技術の高さに加えて、
飾らない人柄が魅力的で、聞きあきない音楽の魅力にますます魅せられて、
いずれは偉大なチェリストの系譜に連なる存在となりそう、
そう考えてきました。

ところが、一転、指揮者としてのキャリアを切り開こうとしています。
カタール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任して以来、
今ではどうやらチェリストとしての活動は休止。

「ニュースフォーカス」記載の彼女の言葉を引用させていただきましょう。
(http://japanese.korea.net/NewsFocus/Culture/view?articleId=110825)

「今後は指揮者に重点を置く。
指揮者が演奏できる曲は多い。
心残りはない。
私が指揮者の道を行きたいから歩むのだ。
私は一人娘として生まれ、母は作曲家、
父は音楽家ではなかったが音楽がとても好きだった。
11歳のときにロストロポーヴィッチ国際コンクールで優勝した後、
毎日演奏をしていたある日、指揮者になりたいと思うようになり、
それ以来一度も気持ちが変わることはなかった。
指揮者の人生は宇宙に出て新しい惑星を発見するようなものだ。
指揮できる曲はとても多い。
常に新しい曲が私を待っていてくれるのはとても幸せなことだ。」

ピアノ、ヴァイオリン、フルートに比較しますと、
チェロのレパートリーはかなり限定されます。
あらゆるジャンルの音楽を自分で創造的に楽しみたい、
そんな気持ちが彼女を指揮者への道に導いたのでしょう。

ブリュッヘン、アシュケナージ、バレンボイム、ドミンゴ等、
大演奏家が指揮者への道に深く足を踏み入れる例はかなりあります。
どんな演奏家でも音楽が指揮できるというものでもないでしょう。
コンダクターにはコンダクターの才能を必要とするはず。

YouTubeにハンナ・チャンの指揮が掲載されています。
プロムスでのデビューコンサート。
Han-Na Chang - Denis Matsuev - Qatar Philharmonic Orchestra
(https://www.youtube.com/watch?v=vvBiBvxAgKg)
いかがでしょうか?
私には、水際だった指揮ぶり、とても明快な演奏、
そう思えるのですが。




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by hologon158 | 2017-11-21 22:21 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

710.01 ホロゴン外傅215「2017年9月19日奈良町でズマール全開」1 頭を使う



前回の続き。
織田信長は子供の頃から散々苦労して、
自分の道を切り開いていった人だからでしょうか、
細部をおろそかにしない部下を求めました。
こんな話があります。

ある日、小姓たちを次々と入れ替わりに謁見したのです。
小姓たち、殿の御前にすり寄って、「ハハーっ」と平伏。
殿は、言葉を発しないまま、しばし、沈黙。
途方に暮れる小姓に声がかかります、
「下がってよい!」
面々、漏れ聴こえてくる一部始終に途方にくれるばかり。
ある小姓、「下がってよい!」の一声に、
後ずさりしながら、小さなゴミに目に留めると、
さっとゴミを取って、退出しました。
殿の一声!
「よし!」

どんな細部も見逃さない、そんな部下を、
信長は見つけようとしていたわけです。

エピソードついでに、もう一つ思い出しました。
家康のお話。
どの戦いだったか、忘れました。
家康、小高い丘の上に馬を立てて、
眼下に広がる戦場を見渡していました。
でも、朝方だったのでしょう、うろ覚えですが、
もやが立ちこめてなにも見えません。
すると、馬の轡とりの足軽が下から声を出しました、
「殿、あそこで戦いが始まりました」
「どうして分かる?」
「先ほどまで鉄砲の火花が見えていましたが、
今は見えず、音も聞こえません。
先鋒がぶつかり合って居ると見受けられます」

信長だったら、「差し出口を!」と腹をたてたことでしょう。
2世紀半もの長年月にわたった江戸時代を開いた武将は、
懐が深かったのでしょう。

ただ細部を見逃さないだけでは、足りませんね。
その細部から、隠された全体をつかみ取らなければ。
それが「頭を使う」という言葉の意味ですね。
実のところ、直観にすべてを託す私としては、
まるで得意とするところではないのですが。




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by hologon158 | 2017-11-17 22:29 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

709.07 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」7-完-阿呆化ツール



昨日のことです。
iPhoneを開くと、勝手にAmazonがオープンして
アレクサという商品が画面に勝手に登場。
ちょっと暇だったので、製品説明を読んでみました。
iPhoneなのでしょうけど、音声で操作できて、
内蔵スピーカーでその音声、音楽を聴ける。
便利な世の中ですね。

でも、このような便利ツールを私は阿呆化ツールと呼んでいます。
面倒なことはツールに任せて、自分は大切な仕事をすればよい、
いかにもそれらしいコンセプトです。
ところが、人間は、生きるための細々とした基本作業を
絶えず行うことによって、頭脳と体を調整し、
リセットしているのです。

おバカ大名を思い出してください。
生まれてからずっと、
着替えもおトイレも全部家臣、女中が手伝ってくれます。
あなたもそんなおバカ大名状態に向かいたいですか?
早い話、あなたが、多くの男性の羨望の的、つまり、
しっかり者の奥さんにかしづかれてきた旦那様だとしましょう。
あなた、掃除、洗濯、食事の用意、買い物、寝室のセット、
トイレのお掃除、これらの細々とした日常家事をどれだけできますか?
「ぼかあねえ、靴磨きだけは女房に任せないんだよ」
なんてうそぶいているあなた、
奥様が入院でもしたら、家事をどれだけこなせますか?
そんなことで威張るんじゃありませんよ。
羨望の的どころか、憐憫の的であることに、ご本人気づいていない。

生涯サラリーマンの男性がぼけやすいのは、
仕事しかできない人間になってしまう危険があるからです。
もしかすると、会社の組織にどっぷり浸かりすぎて、
阿呆化ツールの餌食にされてしまっているかも?
会社にすべてを捧げた理想的サラリーマンであればあるほど、
退職したら、成人後培ってきた技能、知識の大半は、
実生活になんの役にも立たないくずデータと化してしまう。
ほかになんにもないなんてことになりかねない!

「問題ない。
全部女房にやらせますから」

問題は、その女房がいなくなったときのことなのですよ。
退職したとたんに、なんにも仕事のできない亭主が一日中家に居て、
のさばるなんて許せない、という奥様方が、
夫の退職後まもなくさっさと離婚というケースも増えています。
そうでなくても、奥様が病気になったり、
最悪、急逝したりしたら、あなたはたちまち立ち往で、
途方に暮れる羽目に陥る危険はありませんか?

そんなことにならないように、
まず自分の日常を自分自身の手作業で済ませましょう。

もっとも妻は別の解決策を知っていました。
「心配ないの、そんな人たち。
さっそく若い奥さんをもらうから」

でも、あなた、喜ぶのは速過ぎます。
第一、あなたの奥さんが都合よくあの世に行ってくれるとは限らない。
かなり不便な身体になっても、毒舌は健在ということになるかも?
第二、あなたのところに、若い奥さん、来る気になれますかねえ?
よーく、自分の人間的魅力の程度を再検討して見ましょうね。
無理と分かれば、奥様をもっと大事にしましょう。



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by hologon158 | 2017-11-14 21:37 | ホロゴンデイ | Comments(4)

709.06 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」6 格好よさ



先日、歯科医でのこと。
治療が終わって会計のとき、
親友の奥さんが作ったレザーの小銭入れを出して、
会計の女性を喜ばせました。
4つの色違いの小ケースが連結されているのです。
  ①500円玉と100円玉、
  ②50円玉と10円玉、
  ③5円玉と1円玉、
  ④雑ケース

「わあ、格好いいですねえ」
「いえいえ、別にかっこつけてるわけじゃないんですよ。
たまたまもらって、使い勝手がよいので、
気に入って使っているだけ」と言いつつ、満更でもない。

「そんなことありません。
なんか全部格好いいですよ」
私、苦笑して、
「私はカッコ良くありませんよ。
身なり、外観、持ち物に気を使ったことがありませんよ。
いつもありあわせ、手当たり次第」
そうすると、その女性、なんと言ったか?
(この記事長々書いたのは、これを書きたかったから!)

「もともとカッコいい方は、
身なりに気を使う必要がありませんからねえ?」

生涯、このようなことを言われたことがない。
自分でも思ったこともない。
でも、これはやっぱり特筆に値する!
ということで、わざわざブログ記事にしてみました。

というわけで、この日はとても気分がよい日でした。
こうなると、ますます妻にかしづかなくては!
(この辺りの論理はちょっと混濁気味ですが....)

それにしても、なにをやっても、かっこいい人、
なにをやっても、かっこよくない人、
なにをやっても、目立つ人、
なにをやっても、目立たない人、
人さまざまですね。

私はどうも、先ほどの言葉とは裏腹に、
なにをやってもかっこいいとは言えない感じ。
そして、間違いなく、なにをやっても目立たない。
これは私のような人間には願ってもないあり方です。
まず、精神的にダメージを受ける危険がありませんね。
どこに言っても、誰と向かい合っても、
まったく気兼ねなく自分でいることができます。

神様の前に立っても、そうでありたい、
そんな風に思うのですが、
一生無神論者で通して来た人間です。
思わず、「ほんとに神様ですか?
私は神様だと言う人に限って、偽物なのですが...」
なんて口走ってしまうかも知れませんね。




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by hologon158 | 2017-11-12 17:34 | ホロゴンデイ | Comments(0)

709.05 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」5 妻の王国2


前回のように人生を考える人は少ないかも知れません。
これは私の現状肯定主義のせいかも知れない、
そう気づきました。

私の下の姉は刻苦勉励型で、
一浪して、医者になりました。
私は春風駘蕩型なので、やっぱり一浪して、
国家試験も大卒後一浪して、どちらもかろうじて通りました。

姉と同じ予備校に通ったのですが、
先生との懇談で、私の成績表を眺めながら、
やれやれ、嘆かわしいという表情で、
「君が姉さんと代われば、
なんにも問題なかったんだけどなあ.....」
私を反発させ発奮させようとする努力もまるで分からずに、
「そうですか? 
別に代わらなくてもいいんですけど.....」
人生、ずっとこの調子でしたね。
怖ろしいものですね、
三つ子の魂百まで。
とうとう、生涯、発奮して限界を突破、なんてこともなく、
こうしてのうのうと暮らしてきたようです。
あなたも、じたばたせずに、今の自分に満足しましょう。
どうせ変われっこないのですから。




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by hologon158 | 2017-11-10 11:32 | ホロゴンデイ | Comments(0)

709.05 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」5 妻の王国2


前回のように人生を考える人は少ないかも知れません。
これは私の現状肯定主義のせいかも知れない、
そう気づきました。

私の下の姉は刻苦勉励型で、
一浪して、医者になりました。
私は春風駘蕩型なので、やっぱり一浪して、
国家試験も大卒後一浪して、どちらもかろうじて通りました。

姉と同じ予備校に通ったのですが、
先生との懇談で、私の成績表を眺めながら、
やれやれ、嘆かわしいという表情で、
「君が姉さんと代われば、
なんにも問題なかったんだけどなあ.....」
私を反発させ発奮させようとする努力もまるで分からずに、
「そうですか? 
別に代わらなくてもいいんですけど.....」
人生、ずっとこの調子でしたね。
怖ろしいものですね、
三つ子の魂百まで。
とうとう、生涯、発奮して限界を突破、なんてこともなく、
こうしてのうのうと暮らしてきたようです。
あなたも、じたばたせずに、今の自分に満足しましょう。
どうせ変われっこないのですから。




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by hologon158 | 2017-11-09 22:37 | ホロゴンデイ | Comments(0)

709.04 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」4 妻の王国


3年前退職した後、私は静かに王国を奪取してきました。
妻が握ってきた我が家の王国。

人はこういうかも知れません、
それは違うよ、
あんたの一家の主人として君臨する王国を、
奥さんに静かに奪い取られる過程だよ。
でも、これは大間違いですね。
遙か昔に乗っ取られてしまっていましたので。

妻は最初の妊娠の際、食事の世話、洗濯、掃除等、
通常妻が握る特権を静かに私に委譲し、
その出来映えを静かに賞賛することで、
多忙な私の心に、主婦の特権を侵す喜びを植え付けたわけです。
こうなると、退職すると、私はますます笠に乗って、
妻の特権を奪い続けてきたわけです。

ある男性、長期退院してきた妻を家に迎えて、
こう言ったそうです、
「今日の晩ご飯はなにを作ってくれる?」

かわいそうに!
この旦那さん、家事の喜びなどぜんぜん味わったことがない。
妻の入院中はずっと外食かレトルトで通し、
ベッドはシーツも代えず、
掃除、洗濯も最小限だったでしょう。
奥様、家を見渡すと、
入院したときのままの状態がまことに丁寧に保存されたまま、
ただし、しろくホコリが詰まった状態で。

私はこの男性とはかなり違うわけです。

退職すると、家庭が職場になったようなものですが、
私は一種の悟りを得ています。
人間、なにをするかが問題ではない。
どうするかが問題。
ホワイトヘッドが書いています、
人生のあらゆる瞬間を生き甲斐にしなさい。

私はホワイトヘッドを信じます。
私の場合、写真を撮るときも、楽器を演奏するときも、
食器を洗うときも、トイレを掃除するときも、
すべてイクイバレント等価です。
時間が惜しい、という感覚がなくなってしまいました。
どの瞬間も楽しまない限り、生きている甲斐がないじゃありませんか?

退職したら、2本のブログの記事をどんどんアップしよう、
そう考えていました。
写真が溜まりに溜まっているからです。

ところが、ブログであれ、楽器練習であれ、文章作成であれ、
トイレの掃除であれ、お米研ぎであれ、食事の準備であれ、
子供たち(猫ですが)の食事の準備等の世話であれ、
おっと、違いました、
子供たちの世話は最優先ですから、
これを除く他のなんであれ、等価値なので、
なにかを一つだけ、たっぷりやろうという気分は一切なくなりました。
そのうえ、ブログは、どうせ見に来る人がいないと思うと、
自己満足の世界なので、日々やるべき家事よりぐっと優先順位が落ち、
近頃、怠けることも増えています。




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by hologon158 | 2017-11-08 12:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)

709.03 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」3 肩痛



9月末頃でしたか、決意しました。
毎日歩こう!
元気の秘訣は丈夫な脚にある!

でも、ただ歩くのはつまらない。
これまでもずっと歩いてきました。
それができたのは、カメラを手にしていたから。
そこで、今回の決断も、撮影漫歩の形に落ち着きました。

でも、数日前、突然、朝方、右肩に痛みを覚えたのです。
ショルダーバッグを右肩に吊して歩いていたのですが、
カメラ、ポメラを中心とする必携品を詰めて、
毎日毎日、歩き回ったことがツケになったようです。
こんな風に肩を痛めるというのも歳を取った証拠ですね。

若い頃は、コンタックスボディ2個とレンズ数本。
900グラムのオリンピアゾナー180㎜F2.8、
ほぼ同じ重さのディスタゴン15㎜に含めて、ですから、
かなりの重さでした。
でも、全然苦にならなかった!
ああ、歳をとるって、いやですねえ。

早速2つの対応策を講じました。
① 痛い肩を、田中式スパイラルテープで補強しました。
これで肩痛はほとんど消えました。
② 両肩で支えるバックパックを注文。

お試しセットです。
amazonで取り寄せました。
それも最軽量のものにしました。
まずまずの出来です。
底板もないので、さまざまな形の物を入れると、
ナップサック風に不格好に垂れ下がります。
そこで、幸い底部は長方形です。
同じ大きさの段ボール紙を三つ折りにして底を作りました。
底ができたので、腰で支えることができるます。

これからの長期作戦がもう一つの対策。
③ 辛抱強く両肩、とくに右肩を、
半年、1年のタイムスパンで鍛える!

私の強力な武器は、一度決意すると、継続できること。
たとえば、揚琴のスティック裁きがままならぬので、
半身浴の間、水面直下あたりで、手首を上下させ、
手首の上下の回転域を拡大し、かつ、
手首の回転が滑らかになるように、半年以上、鍛え続けました。
1ヶ月ほど前からトレモロ奏法がかなり自在になりました。

3ヶ月で肩痛を治します!




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by hologon158 | 2017-11-05 22:01 | ホロゴンデイ | Comments(0)

709.02 ホロゴンデイ200「2017年9月18日ホロゴン飛鳥を巡り」2 今度は揚琴



リコーダーが済んだので、久しぶりに揚琴に向かいました。
そして、正直、びっくり仰天しました。
以前は、どの曲もなにかしら弾きにくいところがあって、
かなりもたついていたのですが、それが全部解消!
まず手首の回転が劇的に向上し、
音がかなり澄んで響くようになりました。

「水泳は冬覚え、スキーは夏覚える」
という言葉がありますね。
揚琴に向かっていなくても、
リコーダーを真剣に練習する毎日が、
なにか揚琴演奏に役立っていたのでしょうか?

でも、揚琴に資するトレーニングは続けていました。
いつも書きますが、私はなにかを始めると、やめません。
妻を愛しはじめてもう何年になるか?
写真をはじめてすでに40年を超してしまいました。
仕事もかなり続けましたが、飽きたことがありませんでした。
どれもこれも途中でたゆんだことがありません。

揚琴に話を戻しましょう。
アブニールコンサート前の10日ほど、揚琴に触れなかったのですが、
1年近く続けてきた揚琴用エクササイズは毎晩欠かしませんでした。
半身浴中に浴槽の水面直下で手首を高速で上下させる運動。
揚琴のスティック裁きのための鍛錬です。
だんだん分かってきたのですが、
揚琴では、スティックを細かく連続して上下させるトレモロが基本奏法の一つ。
上半身を完全に脱力し、手首も脱力して、
ただ手首を上下させなければなりません。
でも、ぐにゃぐにゃ、では、音をコントロールできません。
スティックを持つ手、回転する手首は、
スティックを保持するに必要な程度に力を残しつつ、
回転運動そのものはひたすら力を抜いて行わなければなりません。
一口で、そう言っても、簡単ではありません。
どうしても力を込めてしまいます。
昔「分かっちゃいるけどやめられない」なんて歌がありましたね、
あれです。

揚琴を習いはじめてすでに12年を超しました。
1年間別の先生に習い、付虹先生に弟子入りしたとき、
こう言われました、
「よけいな力が一杯かかっています。
一度この癖が付くと、なかなか直りません。
まあ、ゆっくり直していきましょう」
悪い癖を直すのに、10年以上かかったことになります。
まだ、完全とは言えません。
でも、少し曙光が見えてきた、そんな気持ちになって、
心が温かくなっています。




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by hologon158 | 2017-11-03 22:06 | ホロゴンデイ | Comments(0)