わが友ホロゴン・わが夢タンバール

670.02 ホロゴンデイ168「2016年10月18日三重関宿にホロゴン見参!」2 洞窟の記号


すでに、ギョベクリ・テペのことを書きました。
紀元前1万1000年前後、
つまり、人類の文明誕生と思われてきた時代よりも数千年前に、
人類は画期的な神殿を建造するだけの思考力、実行力を持っていたことが
明らかになってきました。

つまり、数千年前、農耕が始まり、人類が定住して、
その後にようやく文明が始まった、
そう私たちは考えていたのですが、
それはただの学者の思いこみにすぎず、
人類は、農耕が始まる何千年も前に宗教や大規模土木を含む、
れっきとした文明的活動を始めていたことが明らかになったのです。

先日、人類はさらに何万年もさかのぼって、
現代人にさほど変わりない思考、行動を行っていたことを証明する事実が
明らかになってきたようです。
ジェネビーブ・ボン・ペッツィンガーさんによる研究が
そのような事実を明るみに出したのです。

「最古の文字なのか?」(文藝春秋)

まだ大学院の学生さんなのに、
すでにれっきとした文化人類学の権威になっているようです。
彼女はヨーロッパを中心とする世界中の
4万年ほど前から1万年前頃までの洞窟絵を探査し、
データベースを作って、その成果をじっくりと照らしあわせたのです。
洞窟絵は、アルタミラのような動物絵にこれまで焦点が当てられてきたのですが、
それよりも遙かに大量の、具象画ではない、模様を照査して、
それらの模様はいわばでたらめに書き付けられてきたのではなく、
わずか32の形に整理されてしまうことを明らかにしたのです。

ボン・ペッツィンガーさんは、まったく違う時代の、
まったくかけ離れた地域でこうした形だけが書かれてきたということは、
つまり、人類は、これらの形をなんらかの記号として伝承し、継承して、
使ってきたと考えるのです。
そのようなことが起こるためには、
発祥の地であるアフリカでそのような記号が始まったはず、
だから、将来、アフリカに洞窟絵が見つかる可能性がある、
そう考えています。
つまり、人類は数万年前から、
記号、シンボルを使うほどの頭脳を備えていたということになります。

私も子供の頃アルタミラの洞窟絵を見て、
そのあまりのリアリティ、描写能力に驚き、
考えたことを思い出しました。
丁度ギョベクリ・テペの神殿建築の時期に重なります。
この人たちって、今の人類とぜんぜん変わらないんじゃないの?
よく考えたら、そんなことは当たり前なのです。

洞窟に入ったことがありますか?
私は幾度かあります。
沖永良部島の鍾乳洞。
新婚旅行でした。
誰もいないけど、入り口が空いていていました。
電気が煌煌とついていましたので、入ってみました。
中で管理人らしい青年とすれ違いました。それから10分ほどして、
電気を消されてしまったのです。
暗闇に浮かび上がった私の妻があんまり美しいので、
意地悪をされてしまった、そう私は考えています。
2、3分後には点灯したのですが、
それまでの間の洞窟の闇は、たとえようもなく暗黒であることを
いやと言うほど思い知らされたことを記憶しています。

数万年前の人類はそんな真の闇の中に絵を描こうなんて、
どうして思いついたのでしょう。
絵を描くためには、さまざまな計画立案と準備が必要です。
絵の具を用意して、持ち込んだのです。
ということは、照明道具も準備でき、
どんな絵を描くのか、あらかじめ考案、構想する能力もあったのです。
いきあたりばったりでは絶対にできない作業なのですから。
既に人類は企画立案実行の能力を持っていたことのです。
この点も、ギョベクリ・テペの建築に携わった人たちに似ています。

そうして、ボン・ペッツィンガーさんは、
当時の人類は記号も考案し記憶し、使うことができ、
その絵を見る人もその記号を正しく理解できたと主張するのです。
この記号たちだけを使っていたことから浮かび上がる事実がもう1つ。
当時の人たちは、洞窟にただいたずら書きをしていた、
ただの思いつきで絵を描いていた、わけではなかったこと。
それも、洞窟絵の最初の頃から最後の頃まで、一貫していたこと。
実は、縄文土器の時代も数千年重なっています。
縄文人も、めったやたら、好き勝手に土器を作っていたわけではない!

実に奇妙です。
これまで明らかになった定説上の文明時代においては、
なんらかの行動様式、芸術様式がそんなに長期にわたって
かつ広範囲に保存されていたことなどありません。
保存のための道具、媒体、実行力、思想上の基盤形成等では、
いわゆる文明時代の人間たちの方がもっと有利なのに、
ほとんどなにもかも長続きをしない。
文明そのものが、中国を除けば、永続した試しがないのですから、
当然かも知れません。
でも、何千年も文明が続いた中国においても、
文明自体が均質に永続したわけではありませんし、
その文化、生活のさまざまな場面で、
洞窟画、縄文土器のように長続きしたものは何も見つからない、
そう言っても過言ではありません。

ただし、ボン・ペッツィンガーさんも、
そうやって特定の形がなにを意味していたのか、
解明できたわけでありませんし、
その形状、描き方からしても、
複雑な思想、情報を伝達するためのものと見るのは、
かなり困難。
でも、そうした特定の記号と洞窟に絵を描く習慣は、
何万年も継続して保存されたらしい。

将来この謎が解明されるかどうか、
私としても、ちょっと期待しがたいものを感じますが、
その一方では、心から讃嘆させられてしまいます。
我々の祖先たち、長い間、洞窟の中で頑張ってたんだなあ!
もしかすると、彼らもまた永遠を、憧れを知っていたのかな!





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# by hologon158 | 2016-12-12 23:58 | ホロゴンデイ | Comments(0)

670.01 ホロゴンデイ168「2016年10月18日三重関宿にホロゴン見参!」1 時よ、止まるな!


ホロゴンを久しぶりに使いました。
使う度に思うのです。
ホロゴン15㎜F8があれば、他にはなにも要らない!

でも、様々なレンズを使ってしまいます。
ボケボケの幽玄描写にしびれてしまうから。
これまで、そんな風に写真を撮り続けてきた。
そして、
こんな風にして一生写真を撮り続けるんだろうな。
こんな風に、生きている一瞬一瞬になにかを感じ、
なにかを心に刻み続けたい、それが私の望み。

近頃いつも思うのですが、
結局、人生の意味は続けることにあるようです。
なにごとも続けなければ、いつか意味を失ってしまう。
「時よ、止まれ!」
そう言いたくなる瞬間があるものです。
でも、そこで止まったら、残された人生は化石でしかない。
どんな瞬間も乗り越え、後に振り捨てて、生き続けるなければならない。
それが人生、

  「時よ、止まるな!」

私は写真を撮り続け、いろいろな楽器を学び続けて、生きましょう。
愛する人たち、愛するものたちと一緒に歩いていきましょう。
ブログはその記録の一部、
残りは私の心、記憶の中に仕舞っていきましょう。

今回のホロゴン写真は、三重県の関宿ロボグラフィ。
意味不明のロボグラフィが続きます。
ご心配なく。
そんなものにぶつかったら、
さっさとこのブログを消しちゃいましょう。
ご自分の人生を生きていってくださいね。




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# by hologon158 | 2016-12-11 13:41 | ホロゴンデイ | Comments(0)

669.06 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」6-完-移動書斎


「人生至る処青山あり」
美しい言葉ですね。
どこに行っても、美しく死ねる、それが人生だ、
という感じでしょうか?

私はこう言いたいですね、
「人生至る処書斎あり」

私はいつどこでも何か考えていたい。
それを実現できるアイデアがこれ、というわけです。

人ができるようですが、私には、
頭の中で思案を巡らせる、これができません。
いつも書いていることですが、
私にあれこれ能力があるとしても、
記憶力だけは備わっていない。
これはかなりのハンデですね。
さっと知識を取り出せる人がいます。
うらやましいですね。
そんな芸当ができない私は、いつもそう感じてきました。
だから、私は知識に頼らず、
判断力と閃きに頼る、そんな生き方をしてきました。

こんなことができる人がいますね。
少し考えを巡らした後、すっと5本の指を立てて、
「この問題には解決の可能性がたった一つ。
ただし、そのプロセスには5つの課題があります。
まず、その一つが....」
こんな芸当、一度はやってみたいけど、無理。
そこで、私はひたすら書きます。

むかし東京工大の川喜多二郎教授が考案したKJ法という発想法を
ご記憶でしょうか?
これを一番愛用したのは私ではないか、とさえ思います。
ブレーンストーミングをまず活用します。
なにかを解決したければ、
解決に関係しそうなデータ、アイデアを思いつけば、
小さなカードにランダムに書き付ける。
そのデータ、アイデア同志の関係は考えない。
ひたすら思いつくまま書き続ける。
頭の中からなにも出なくなったら、
これを卓上にずらりと並べて、
関係がありそうなものを近くに、
なさそうなものを遠くに、と、並べ変えて行く。
そうして、....と、データ、アイデアの関連を考えていくうちに、
さらにデータ、アイデアは増殖する、
こんな風にしていく内に、
バラバラでは見えてこなかった関連、アイデア、方向が見えてくる、
そんな発想法でした。

私のような極貧記憶の人間には最高の武器でした。
今は、あからさまには使いませんが、
ひたすら文章をランダムに書いて、なにか自分の考えがまとまるのを待つ、
という姿勢は変わりません。
KJ法が今でも私の底で生きている、
そんな感じがします。
そして、今では、その武器はカードではなくて、
Pomeraというわけです。

しかし、私にはもう一つ弱点があります。
集中するために、音楽が必要なのです。

若い頃、国家試験を受けたことがあります。
記憶力がない私にとって唯一の武器は、
「読書百遍意自ずから通ず」だけ。
でも、別に読みたくもない必須の基本書を、
30冊ほど学ばなくてはならないのですから、
ちょっと辛い。
そこで、オペラを轟々と書け続けながら、ひたすら読み続けたのです。
生活雑音をすべて排除することで、
なんとか読書に集中できたわけです。
これが癖になってしまいました。

Pomeraのような小型コンピュータとiPodの出現で、
私の移動書斎が実現しました。
どこに行っても、座りさえしたら、
iPodやウォークマンで音楽充満空間に瞬間移動し、
好きなように読書し、Pomeraで作文できるようになったのですから。

多くの人は、まず書きたいことが頭に浮かんでから、作文にかかります。
私は、頭の中は空っぽなので、まず書き出します。
あれこれと書いている内に、なんとか文章にまとまり、
けじめを付けることができたり、できなかったり。

ブログを始めてから、
私はそうした文章の倉庫を見つけることができた思い。
この倉庫に入れておけば、
ブログ内検索で、いつでも参照できることを知って、
私は狂喜乱舞したものです。
でも、残念ながら、ブログ内の文章が8000を超えると、
検索しても満足にひっかからないようです。
でも、気にならなくなりました。
書く方が忙しくて、
読み返すなんてことをほとんどしたことがないのですから。
こうして、「至る処書斎あり人生」をエンジョイしています。

ところが、落とし穴!
11月14日月曜日、揚琴レッスン梯子日でした。
バスに乗って、早速ウォークマンでモーツァルトを聴こう!
あれっ?
イヤホンの右の白いイヤーパッドがない!
バッグを全部ひっくり返して探しました。
ない!
妻にラインでいつもの置き場所を探してもらいました。
「なかったよ」

そこで、どうしたか?
音楽をあきらめたか?
とんでもない。
ないと分かった途端、ひらめきました。
自分でイヤーパッドを作ればいいんだ!
ゴムのパッドが押し込まれる芯が残っています。
その周辺に短冊状に破ったティッシュを丁寧に巻き付けました。
そうして、耳に押し込んで、モーツァルトの弦楽四重奏曲をかけたら?
しっかり音楽が頭の中に鳴り響きました。
正規のイヤーパッドにまるで劣らない。
こうして、この文章を気楽に書くことができたという次第。





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# by hologon158 | 2016-12-08 23:33 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

669.05 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」5 人形浄瑠璃

11月8日火曜日、文楽公演でした。
人間国宝の人形遣い吉田蓑助師匠が引退するまでは、
夫婦で通うことにしようと、二人で約束しています。

今日の出番は「艶容女舞衣」(はですがた おんな まいぎぬ)
蓑助が遣うお園は30数年の間に2度見ていますが、
まさに絶品でした。
そこには、人間よりも生き生きとした艶やかなお園が居ました。
ただし、今回演じるのはお園の夫の愛人三勝。
お園は彼の弟弟子桐竹勘十郎が遣います。
残念。

こうやって共演することで、チューターとなって、
自分の芸を後輩に伝えようとしておらえるのでしょう。
でも、なんでもそうです。
至芸は真似ができず、人に伝えることもできません。
彼ほどの至高の境地にまで上り詰めた芸術家は、
あらゆるジャンルを通じて、ほとんどいない、とさえ思えます。
彼を知る人は、だれもが不思議を感じているはずです。
まだ、文化勲章をもらっていない!

歌舞伎ではすでに8人ももらっているのに、
文楽は2014年に義太夫語りの竹本住大夫師匠がもらっただけ。
そんなに人形浄瑠璃ってマイナーなのでしょうか?
でも、こう言っては失礼ですが、
住大夫師匠を超える義太夫語りを私は3人聞くことができました。
でも、蓑助を超える人形遣いは知りません。
この数年の間に必ず受賞されると信じたいものです。

演目は①増補忠臣蔵、②艶容女舞衣、③勧進帳安宅の関の段。
歌舞伎と演目はかなり共通しています。
江戸時代の芝居作家近松門左衛門は世界的な悲劇作家、
そう言っても過言ではありません。
悲劇の本質は、出来事がどうしようもなく連鎖していくところにあります。
ああもできたのに、こうしたらよかったのに、
といった考慮が入り込む余地がない。
そうとしかやりようがない、そんなプロセスが
主人公をラストまで容赦なく引っ張っていきます。
アイスキュロスたち古典ギリシアの悲劇作家、
シェークスピアがそうした悲劇を生みだしました
近松もそうです。
だから、近松や、いくつもある文楽の最高の演目、
仮名手本忠臣蔵もそうですが、
これらは物事の仮借なき連鎖が一本通っています。

でも、たいていの文楽の演目の筋立ては実にでたらめで、
ご都合主義で、納得が行かないものが多いのが残念。
今回の出し物もそんなものばかりでした。
こうなると、筋はどうでもよいから、
人形遣い、義太夫語り、三味線の妙技を楽しむ境地になってしまいます。
名人芸を楽しめたのは、やはり蓑助と三味線の人間国宝寛治。
お二人とも、最初の印象は、「ああ、衰えたなあ..........」
蓑助師匠は、下駄が重いのでしょう、
気のせいか、三勝がよろよろして、ただの人形という感じ。
寛治師匠の三味線の弾きだしは、弦が緩んでるんじゃないか?
一瞬そう思ってしまうほど、頼りなく、かすんだサウンドでした。

ところが、クライマックスに至ったとき、
三勝は死を覚悟して、凛とした気品を漲らせる女性に変身し、
寛治師匠の三味線は裂帛の気合いを漂わせる緊張感で高潮し、
お二人の芸は闇を切り裂く光のように輝きました。
「至芸」という言葉はこんな瞬間にとっておきたいものです。
そんな瞬間に立ち会えて、私たちは幸せでした。






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# by hologon158 | 2016-12-08 12:02 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

669.04 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」4 縄文時代の奇跡


前回の記事の続き。
縄文文化も同様の奇跡の文化、歴史ではありませんか?
文明が現在の通説よりもはるかに遡る可能性を基礎づけるという点では、
日本の縄文文化を挙げることもできそうです。

縄文時代は1万5000年前に始まったとされています。
つまり、1万数千年も縄文土器を連綿と作り続ける人たちが居たのです。
その間、縄文土器が本質的には同質を保って作り続けられたのです。
単なる土器のレベルの問題にすぎないのでしょうか?
私にはそうは思えません。
日本の現代を考えて下さい。
たった100年ほど前の明治時代の文化、建築物がどれだけ残っていますか?
当時の生活のどれだけが現代に継承されていますか?
つまり、しっかりと情報、知識が伝承されて、揺るがなかった。
その一点だけをとっても、
その根底に安定した社会と文化を感じませんか?

縄文土器に関する文献を読む度に感じることが一つあります。
縄文時代の文献を読んでも、
縄文文化と歴史が人類には極めて稀な現象であることを全然書いていない。
その文化を1万数千年も育て続けるためには、
縄文人たちは計り知れない努力と知恵を傾けたはずなのに、
そのことも書いていない。
でも、ここにも未知の社会と歴史が隠されていることは明らか。
縄文時代が遙か1万年を超えて延々と保持されてきたという、
稀有の事態への驚きを感じさせる語調を感じ取ったことが一度もありません。

私が幾度も書いている恐竜時代のタイムスパンについても同様です。
それがどんなに途方もないことなのか、
それこそ恐竜時代に対するもっとも切実な視線となって当然なのに、
そのような視線を感じたことは一度もありません。
恐竜たちが1億数千万年もの長きにわたって、
延々と進化を続けたというのに、
学者の話題は、なぜ滅んだか、こちらに重点が置かれている。
確かに、種の衰退滅亡の契機を学ぶことも、
人類の現在及び未来のあり方に対する大切な指針となるでしょう。
でも、恐竜が1億数千年にもわたって生存繁栄し続けたこと、
こちらの方こそ、人類の未来のためにさらに重要ではありませんか?

同様に、縄文時代がなぜ1万年以上も続いたか?
これは大変な問題と意味をはらんでいます。
現代文明がそれだけ存続する可能性など、
誰も信じていないからです。
むしろ破滅、カタストロフィに向かってまっしぐら、
いまや組織の生存、発展、繁栄が人類の生存よりも重要、
そんな奇怪な気配さえ感じられるのですから。

縄文土器が1万年以上続いたということの意味は、
土器のレベルの問題ではありません。
縄文土器を作り続ける文化と社会とはどんなものだったか?
縄文人たちがなぜ1万年以上に渡り、縄文土器を作り続けることができたか?
これが核心ではありませんか?

まず、分かること、それは、
縄文人たちの生存、生活が1万年以上安定して継続したことを意味します。
1万年ですよ、信じられますか?
現代人の生活の中で、千年以上残っているものがどれだけありますか?
築100年で旧家と言われる時代なんですから。
縄文時代だって、事情はあまり変わらなかったでしょう。
さまざまな面で縄文人の生活にも変化があったはず。
でも、生活、社会の根幹には縄文土器があり続けたのです。
生活の具として常用すれば、
古びたり壊れたりしていったでしょう。
でも、さまざまな変化はあっても、縄文様式はしっかりと守り続けたのです。
その理由は分かりませんし、想像さえできません。

しかし、分かることがあります。
縄文人は現代人とそっくり同じ「人間」だった。
縄文人から弥生人、弥生人から現代人に進化などしていません。
全部同じホモサピエンスだったのです。
安定の文化から変化の文化に移行しただけ。
大切に守る文化からなんでもかでも捨てる文化に変わったとも言えます。
たとえば、現代のさまざまな製品は一定期間経過後に壊れるようにできています。
なぜ?
買い換えをさせるため。
誰の利益のため?
一部の人間のため、会社のため?

でも、はっきり見えてきました。
いつまでも変化を果てしなく続けることはできません。
資源そのものが尽きてしまうからです。
酷寒の到来とともに、天井もふすまも燃やして暖をとるようなやり方で、
人類は生きているのです。
行き着くところは見えています。
現代の事態を座視する限り、
きわめて近い将来に破滅へのチェーンリアクションが始まります。
これを避けるには、縄文人の知恵を学ぶことが必要なのではないでしょうか?






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# by hologon158 | 2016-12-07 23:58 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

669.03 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」3 ギョベクリ・テペ


ギョベクリ・テペ
この名をご存じでしょうか?
トルコにあります。

ホメロスの「イーリアス」の舞台となったトロヤの発掘が
幽冥の彼方に隠されたギリシア史を大きく開きました。
ところが、ギョベクリ・テペの発掘は人類史全体を大きく変えようとしています。
文明の始まりを1万年以上前にまで遡らせることとなりそうなのです。

これまで、文明は農耕を不可欠の条件として考えられてきました。
農耕民が定住してはじめて、人類の文明は始まった、
これが歴史上の常識でした。
ところが、ギョベクリ・テペは全然違います。
紀元前1万年前後の狩猟民による精緻かつ大規模な神殿建築が、
それも、周辺のレーダー探知の結果、
広大な範囲で、幾十も同種の建造物が地中に見つかり、
すでにその幾つかは発掘されています。

下記のビデオをご覧ください。

Gobekli Tepe
(https://www.youtube.com/watch?v=eHG9URGDt6s&list=
PL1kIeRJejsQZ_3EtEhlf1E_IjWLwoqoSM)

定住してこそ社会的組織が成立し、
社会構造が発達してこそ、神殿のような大規模な建築は可能になる、
そう誰もが信じてきました。
でも、ギョベクリ・テペには居住した形跡はありません。
見事に整形し、浮き彫りの彫刻を施した巨石が中央に2本、
石を積み上げた周壁に約10本が林立するように埋め込まれ、
その周壁には石を長方形にくり抜いた入り口まであるのです。
そのような独創そのものの見事な神殿建築を、
誰が考案し、誰が設計し、誰が施工したのでしょう。

運搬には数百人を必要としたと言われていますが、
近隣の石切場から神殿の場所までは丘の石ごろごろの斜面なのに、
浮き彫りを周囲に施した巨石を壊すことなく運ぶのは、
現代でもなかなか難しいでしょう。
動員するにせよ、仕事をするにせよ、
一定の社会的組織と指揮系統、知性的な立案者の存在が不可欠です。

このような社会構造こそ、文明なのでは?
つまり、農耕が始まるよりも1万年以上前に、すでに文明は始まっていた、
そう推測すべき状況が明らかになりつつあるようです。
しかも、近隣の地層にはさらに過去に遡る可能性のある遺跡が
埋まっていることも明らかになっています。
つまり、人類の文明はどこまで遡るのか、分からない、
という状況になりつつあります。

学者たちはどう考えているのでしょうか?
既知の、いわば確かめられたデータだけで緊密に組み上げられた歴史を
ぶっこわす作業など誰もしたがらないでしょう。
自分の学問的名声の方が先にぶっこわされてしまうからです。

ギョベクリ・テペだけではありません。
エジプトの大ピラミッド、ペルーのサクサイワマンの砦、
レバノンのバールベック神殿の礎石、チノチトラン等々。
その時代の科学技術工学では絶対的に不可能としか言いようのない、
奇跡的な建造物たちなのです。
でも、工事をした人たちは、試行錯誤などしていません。
やすやすと施工可能だから、堂々と建設してしまったのです。
不思議と、これに向かって発展する歴史を明らかにする先行の遺跡群も、
その後に、これらの遺跡から発展、継承した遺跡群も見つかっていません。

これらの建造物自体からは、建設年代を割り出すことはできません。
付随して見つかる遺物から年代を割り出しています。
でも、それは後代の人間たちが持ち込んだものにすぎないかもしれません。
どれもこれも帰属するとされる文明に類似物は見つからないのです。

このようなことを総合すると、
私に推測できることは次の2点だけ。
①現在推定されている建設年代よりも遙かに古い、
先行の未知の文明の所産であるか、
それとも、
②これらの建設にだけ、未知の異星人の技術的支援を受けたか、
このどちらか。

現在の人類は数千年で星まで手を伸ばせるほどに文明を発展させました。
先行する文明が上記のような建設技術を備えるまでに発展したけれど、
なんらかの天変地異等の要因により、根こそぎ滅ぼされてしまい、
地球上の随所に遺跡だけを残した、
そんなことだって想像できるではありませんか?
真相を知りたいですね。

とにかく21世紀は、
さまざまな分野で学問の基礎を見直す時代になりそうですね。




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# by hologon158 | 2016-12-07 15:31 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

669.02 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」2 客観性のある情報

  
ネットで、よく見かける記事があります。
中国人旅行客が日本のとてもお行儀のよい群衆に驚嘆している。
逆に、中国人旅行客がトイレなどを汚している。
でも、これらの記事を誰が選択して掲載しているのでしょう?
誰かが、なにかのために、意図的に記事をセレクトしている、
これが近頃のすべての種類のマスコミに顕著に見られる傾向です。

たとえば、駅のトイレのコンパートメントの中や洗面台の下に、
さまざまな塵芥がどっと堆積していることがあります。
私は行為を観察したことがありません。
駅員もほとんどないでしょう。
いつも監視ゼロの状態で起こっている出来事です。
だから、中国人旅行客だけの行為だという確証はありません。
中国人がどっと押し寄せるようになる前にだって、
現在ほどの量ではありませんが、放置物はありました。
でも、このような記事を読んだ日本人は、
全部中国人の仕業だと即断する危険性が十分あります。

ネットはなおさら。
公平で客観性のある情報ソースだったことなど一度もない、
そう言ってよいのではないでしょうか?

実は昔から完全に公平中立のマスコミなどなかったかも知れません。
でも、昔はさまざまな思想傾向のニュースソースがあり、
読者は比較対照することで、バランスのよい情報を得ていました。
今は、完全に政府、大企業、日本擁護のマスコミ一色。
昔から、マスコミを制するものが世界を制すると言われてきました。
独裁者は、国家を制するためには、まず軍とマスコミを押さえる、
これが鉄則でした。
現在がまさにその実例です。
これほどまでにマスコミコントロールが成功している時代は、
太平洋戦争時代も含めて、これまでになかったかも知れません。

中国人も日本人も一枚岩じゃありません。
実はさまざまな考え方があります。
さまざまな行動があります。
さまざまなソースで流れる情報をいきなり鵜呑みにするのはやめましょう。

ということで、このブログだって、そんな記事の一つです。
このブログの記事をまともに読む方はほんの数人でしょう。
多忙な人生で、どこの馬の骨とも分からない人間の文章を真剣に読む?
よしましょう。
私自身、自分の記事の真実性を保証するつもりはありません。
思いつくまま、バンバン書き殴っているだけなのですから。

でも、そんな記事を後日検証可能、検索可能な状態で保存できる、
こんな極楽はこれまでにありませんでした。
いつも考えるのは司馬遷やトゥーキューディデースのことです。
「史記」にせよ、「戦史」にせよ、猛烈に浩瀚大部の書です。
その原資料と来たら、その何十倍だったでしょう。
そんな原資料を参照しながら、照合しながら、書き進めたのです。
ブログだったら、グーグル検索が使えます。
試しに、「チェ・ジウ ホロゴン」で画像検索してみますと、
私のマックですと、1頁20枚×25頁=500個の写真が見つかります。
一つずつクリックすると、
この組み合わせで記事を作っている方はないと見えて、
その写真の含まれた私の記事に飛ぶことができます。
ネットが私の個人資料館となるわけです。
極楽。




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# by hologon158 | 2016-12-06 23:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

669.01 ホロゴン外傅184「2016年10月11日スピードパンクロ50㎜F2も奈良町で」1 味わい勝負!


前回のシリーズは中将姫光学さんからその場でお借りした、
ニッコール50mmF1.1。

実は、かなり前からお借りしているレンズを先行して使いました。
スピードパンクロ50㎜F2

前者は当時稀な大口径を看板に掲げた、おそらく稀少レンズ。
これに対して、後者は映画会社がバンバンと使いたおした、
35㎜映画用レンズ。
さりとて、こちらもそんなに沢山映画会社があったとは思えませんから、
製作会社もユーザーもはるかに多い35㎜スチールレンズと比べると、
製造本数もユーザー数も一桁二桁違っていたでしょう。

勝手な推測ですが、映画キャメラマンたちが名画を撮れるかどうか、
撮影技術、撮り方、設定もさることながら、
レンズそのものが独特に優秀でないと、使ってもらえなかったでしょう。
特撮もアニメもコンピュータ処理も頼れないのですから、
撮れなかったものを処理で名画に変身させることなどでっきこありません。
その意味で、スピードパンクロ50㎜F2は素性そのものがやんごとないわけです。

300枚ちょっと撮り、200枚を選びました。
ニッコールとの味わい勝負!

今回の前半のきっかり15枚は、偶然ながら、
我が家の近くのバス停までの道すがらの物語。
一体、どんな田舎に住んでるんじゃい?
そう驚かれる方も多いでしょう。

一望して3人以上の人間を見るのはいやだ、と感じる私ですから、
実は、この程度の田舎が丁度よい加減の住環境。
しかも、周辺の住民はほとんどすべて私より年上。
すでに、子供達など稀、それどころか、
夫婦健在の家庭も50パーセントを割っているみたい。
とくに十数年前に引っ越して来た当時元気に出没していた男たち、
悲しいことにほとんど見かけなくなり、
出会うのは、よぼよぼの老人ばっかり(これ、内緒に)。
住人が姿を消した住居も稀ではなく、
あちこちに「売り家」と掲げる埴生の里、
なんて川柳を作りたくなってしまいます。

水素吸引、半身浴、ストレッチ、ウォーキングと健康維持に狂奔するのも、
この裏ぶれた環境が大きな要因となっています。
あんな風に老いぼれたくない!(これ、内緒に)

このバス道が私のお好みのロボグラフィ地帯。
バス時刻の5分前に出て、必ず十数枚撮ります。
後半の奈良公園の写真たちも含めて、
スピードパンクロ50㎜F2の印象の第1は、
主人公をしっかり引き立てる演出にぴたりのレンズだな。




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# by hologon158 | 2016-12-06 15:55 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.04 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」4-完-リコーダー

10月20日木曜日午後4時少し前、
写真の仲間とお別れし、私はフジハラビルから裏道を辿った後、
天神橋筋商店街に戻り、北上しました。
行きつけの喫茶店で45分間ゆったりと休憩。
写真教室の報告を書き上げ、
午後5時頃、南森町から梅田経由、地下鉄御堂筋線で新大阪に移動しました。
10月29日の神戸でのアブニールコンサートに、
リコーダー二重奏で出演するリハーサル第二回目。
私は、メックのグレナデイラ製のアルトと、
おなじメックのルネサンス・ソプラノリコーダーを持参しました。

1749分新大阪駅着の新快速で相棒のMHさん到着。
近傍のココプラザの音楽室504を18時から2時間レンタルしました。
料金はたったの1540円。
それなのに、完全防音の見事なサウンド設計の本格音楽室。

コンサートの予定曲目は、次の3曲。

①ジャン・バティスト・ルイエのリコーダーソナタ1番第1楽章
②ダニーボーイ
③ジョン・ダウランド(Come again)

MHさんは本物の演奏家です。
私が主奏を担当すると言っても、
実態はMHさんがリードする形になります。
たった1年でミニとは言え、
ちゃんと料金を取るコンサートに出演するというのも、
大胆不敵ですが、これもMHさんのおかげです。
リコーダーを「吹く」と言いますが、
そのつもりでピーピーと吹き鳴らすと、
底の浅い甲高い音が出るだけ。
MHさんから、音楽の呼吸法を教えて頂きました。
なんだかすべての行動での息づかいに通じるものがありそうです。
横隔膜を使うのは、息を吸うときだけ。
息を出すときは、体を大きく広げるようにして、
無理に息を押し出さず、
「ああ、良い香りだなあ」、とため息をつく感じで、
おっとりと息が出ていくのに任せてください。
そんな風に息を出すようになったのが数日前。
でも、ほめていただきました、
「先週よりずっと音が自然になりましたよ」

レッスン後、新大阪駅構内のドイツビールのレストランで、
頂いた生ビール2杯のおいしかったこと。
一緒に呑むのは2回目ですが、
すでに肝胆相照らすという感じで、話が尽きません。
十数年前、まさに無二の親友を失って、
老後は寂しい人生になりそうだと深く落胆したのですが、
畏友のRAさんをはじめとして、多くの親しい友に恵まれる人生。
ありがたいことです。







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# by hologon158 | 2016-12-05 15:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.03 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」3 吉田正写真教室

10月20日木曜日、
吉田正さんの写真教室の日でした。
(かなり古い日記です。あしからず)
このような定例日の経過を見ると、
あっと言う間に日が経つ、という感じが強くなりますね。
こんな風にしてバンバンと時日が経過していくのです。
うかうかと空しく過ごすわけには行かないという気持ちがひしひしと募ります。
言い回しって、そんな気持ちをよく表現してくれます。
「時日を重ねる」
ただいたずらに経過していくのではなく、
行為、業績をしっかりと累積的に重ねていこう、
という気持ちが現れているのではないでしょうか?

教室に入ってびっくり。
総勢15人にいきなり膨れ上がってしまっていました。

盛況の中、まず先生から、
ストロボのてほどき。
その後、スタジオジブリの最新作
「レッドタートル、ある島の物語」の監督の紹介がありました。
オランダ人のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。
彼がたった一人で制作した平成2年公開の短編アニメ
「Father and Daughter(岸辺のふたり」をそっくり見せていただきました。
衝撃的な作品でした。
天才!
そう呼ぶほかはない、名人による傑作でした。
なにもかもそぎ落とした映像と物語。
とにかくその絵が美しい。
独創的で、文句なしに心に響いてきます。

YouTubeでごらんになれます。

Father and Daughter (岸辺のふたり)」
(https://www.youtube.com/watch?v=A8I2p0ro_SI)

あなたの心を洗ってくれるでしょう。
今日はこの映画を知ることができただけでも、
来た甲斐がありました。

その後、写真を拝見するコーナー。
13人がデータで、私を含む2人がプリント。
この教室の特質は、みなさん、個性的な人物で、
その個性を活かして写真をお撮りになっていること。
これは驚きです。

銀塩マニュアルカメラの当時には絶対に考えられなかったことです。
その理由はこうではないでしょうか?
写真を撮るために必要な作業はほとんどカメラが肩代わりしてくれる。
撮影者は心を使うだけ。
だから、心がそのまま写真に浮かび上がる人もいれば、
心が貧しいので(失礼!)、写真のおもしろさばかりが目について、
写真に心がちっとも浮かび上がってこないということもありますね。

私は、いつものバス停までの300mに撮った写真を5枚セットで持参しました。
私は、人に見せることを前提としないで撮っています。
自分の記憶。
写真教室では、仮想的に写真を組む形で、5枚ないし10枚持参します。
今回の5枚は、台風の翌日の朝、
なぜかバス停で降りてから帰り道に撮った5枚を順番に並べました。
①土嚢(顔に似ています)
②③一むらの折れた曼珠沙華を前と後ろから撮った写真
④農作業用の軽トラックが上端に見える道の俯瞰写真
⑤折れた曼珠沙華のクローズアップ

ただのロボグラフィです。
ダルメイヤーの最小のCマウントレンズ、
私が「ミニホロゴン」と呼ぶ、
トリプルアナスチグマート15mmF3.5の写真たち。
私がこよなく愛する写真たちですが、
それは写真的に優れているからではなく、
私がそれを観て、とても心が温かくなったから。
もちろんそうならないと撮らないので、
私の写真は全部そうなのですが、

人間には貴賎上下の区別はないのに、写真にはあります。
私の心の躍り方、振幅がどうしてもちがってくるからです。
私の今回の写真は、同じロボグラフィでも、
かなりおとなしい写真だけに、
まずまずの認知度でした。

今回は有志のメンバーによる天神橋筋商店街撮影を行いました。
行きつけのレストランでビーフステーキランチをとったメンバーは8人。
15人中8人なのですから、盛況だったと言えそうです。
4人ずつ分かれてかなり盛り上がりました。
梅田から天神橋筋商店街まで歩いていくことになり、
三々五々ストリートフォトを楽しみつつ、商店街にたどり着きました。
私が持参したのは、宮崎貞安さんのニューレンズ。

アポクワリア28mmF2付きソニーα7

新しいフォーカス方式を考案しました。
28mmなので、ホロゴンよりかなり画角が狭い。
そこで、レンズ本来のヘリコイドリングの標準距離を2mに設定しました。
2m前後であれば、F2開放で、ほぼびしりと合焦します。
それより近い被写体であれば、
フォクトレンダーのヘリコイドリング付きアダプタを近距離側に回します。
それでも足りないときは、
レンズ本体の2mに合わせたヘリコイドをさらに最短にまで繰り出します。
こうして、かなりのマクロまで撮れる万能レンズが出現するわけです。
撮りたい被写体のほぼ60パーセントは撮れるだろう、
そう思わせる使い我っての良さ。

合計2時間ほどの撮影実時間だったと思いますが、
319枚撮っていました。
目的地であるフジハラビルの撮影が終わって、現地解散。
とても楽しい写真三昧の一日でした。






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# by hologon158 | 2016-12-04 23:11 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.02 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」2 フェイスブック


10月11日火曜日の続きです。
夕食は行きつけの中華料理店「飛天」が貸し切りで、アウト。
お味は何段か落ちますが、JR奈良駅前の「餃子の王将」で、
餃子その他のお皿で生ビールを楽しむことができました。

中将姫光学さんから、
「私たちの仲間の連絡に一番便利ですから」と勧められて、
ビールをいただきながら、私のiPhoneで、
フェイスブックの登録をして頂きました。

連絡というメリットはありますが、
どうやらフェイスブックというのは、
芋づる式友達拡大術のようです。
何十人という友達登録をしている方もざらのようです。
こうなると、渡る世間は友達だらけ、ということになりそうです。
つまり、「友達の友達もみな友達」という博愛精神の世界。
友達登録した方の友達の写真、記事も見ることができます。
「イイネ」をチェックしたり、コメントしたりすると、
あっという間に私の存在も知れ渡ることになります。

私のように、別に友達を作りたくない、写真も見て欲しくない、
そんな人間にはかなり場違いなコミュニケーションツールですね。
しかも、使い方がほとんど分かりません。
私のような時代遅れの人間には西も東も分からない、
広大な宇宙都市のようです。
当分は友達登録した方との限定的な通信手段として使うつもり。

昔は私もかなり時代の先端を行くパソコン愛用者でした。
今は、なにがなんだか分からない、完全な落伍者ですね。





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# by hologon158 | 2016-12-03 23:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

668.01 ホロゴン外傅183「2016年10月11日ニッコール50mmF1.1と奈良町で」1 ニッコール50mmF1.1

 
10月11日火曜日、
奈良滞在中の中将姫光学さんと一日歩きました。
県庁前バス停で落ち合い、まず東大寺。
大仏殿の正面で西に左折し、
水門町から県庁を経て、近鉄奈良駅近くの地下、
和食堂でミックスランチ。
食後は奈良町をぐるりと回り、
一時過ぎには、横町2階の紅茶専門の喫茶店でゆっくりと座談を楽しみ、
さらには、午後3時半頃、もう一度お茶の時間として、
「おうち雑貨カフェ チャポロ」でプリンを頂きました。
チャポロは、5回に4回程度は閉まっている、という珍しい喫茶店。
裏通り深くに位置しているのに、
懲りずに、開いているか確かめに行ってみます。
それだけリラックスできる喫茶店です。

中将姫光学さんはソニーα(私のα7より新型)に、
ニッコール50mmF1.1を付けておられました。
ニコンのレンジファインダーシリーズ用です。
kinoplasmatさんのサイトに記事を見つけました、
「昭和28(1953)年発売の「ズノー 5cm F1.1」に続き、
昭和31(1956)年2月に発売され、
日本の超大口径レンズの開発競争に拍車をかけたレンズです。」
凄いレンズなのです。

ただし、kinoplasmatさんは、
「ズノーからわずか2-3年後で同じf1.1でこれだけ整った描写に
到達するというのはさすがにニコンだと思います。」
こうお書きになっているのですが、
私の銀塩時代の経験で言いますと、ソニーα7のようなデジタルカメラで
お撮りになっているせいじゃないでしょうか?
各社の大口径レンズの大半は、銀塩で撮る限り、開放は像が緩み、
いわばボケボケでした。
F1.1のよいうな超大口径になると、ほとんどピントが来ない。
プラナー85㎜F1.4で何度泣いたことか!
それなのに、デジタルカメラで撮ると、
開放から文句無しの引き締まった画像。
ソニーα7のようなデジタルカメラは、
画面を拡大して、ピント合わせができる利点があることも有利ですが、
それだけではなくて、デジタル処理で画像が改善されている感じ。

私の装備は、カメラはソニーα7。
レンズは3本。
アポクアリア28mmF2
スピードパンクロ50mmF2
ペッツヴァール58mmF2.3

後の2本は中将姫光学さんからレンタル中。
お返しする前の名残の撮影のつもりでしたが、
中将姫光学さんからは、
「旅の荷物が重くなりますので、
今度で結構です」という有り難い言葉を受けて、
いそいそとバッグに戻しました。

ニコンの超大口径レンズも借用。
レンジファインダー用としてはかなり重く巨大なレンズ。
でも、写りの方は軽快です。
ニコンも頑張ってたんだなあ、と見直してしまいました。
とても上品でセンスに溢れる画像をプレゼントしてくれます。
ちょっと、いや、かなり違うぞ!
これは一級品だ!
そう感じてしまいます。
248枚撮影中120枚きっかりを今回アップしましょう。





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# by hologon158 | 2016-12-01 12:02 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.05 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」5-完-最長不倒距離!


私が水素吸入器Beautyflyを最近愛用していることを2度にわたり書きました。

660.08 ホロゴンデイ167「2016年8月24日ホロゴン的鶴橋を楽しんだ」8-完-Beautyfly
665.04 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」4 Beautyfly試用記2
(使用方法は、https://www.youtube.com/watch?v=4zQU4sTvJdYを参照してください。)

その顕著な効果として、夜目を覚ます回数がどんどん減っています。
昨夜は、午前2時ちょうどに早寝して、
目を覚ましたのは午前7時10分でした。
最長不倒距離!
記憶にないほどの安眠!
水素の威力です。

水素は体とは何の関係もありません。
役割は悪性の活性酸素と結びついて、
水H2Oになって対外に排出してしまうことだけ。
なぜか血流がよくなります。
すると、体内の循環がスムーズになるようです。
手や顔、体がちょっと赤みを帯びています。
顔などかなり艶やかになりました。
体重も1.5キロ減りました。
万全の体調になりつつあります。
体中にエネルギーが漲っている、そんな感じ。

かなり前になりますが、10月18日火曜日、
久しぶりに三重県の古い宿場町、関宿に参りました。
ハードディスクの写真ホルダーで「関」を検索してみると、
2005年以来だと分かります。
なんと9年ぶり。

変わった部分と変わらない部分があります。
当時は、JR関駅から宿場まで農村地帯でした。
今では、完全な住宅地に埋もれています。
宿場の家々は比較的保存されています。
でも、当時、観光客用のお店はまばらでした。
かなり増えています。
でも、だから、観光客が多いか?
と、言いますと、そうでありませんね。
出会った外来者は、たった3組なのですから。

古い民家を利用した喫茶店で休みました。
店主はかなり高齢の老人です。
関には長寿番付があるそうです。
横綱は101歳。
90歳はざらだそうです。
同行の親友AKさんが訪ねました、
「ご主人はおいくつですか?」
「74歳ですよ」
ちょっと自慢そうな表情でしたが、皺だらけでした。
もうしわけないのですが、激しく感じました、
あんな風にはなりたくない!

私は今のところ、全身皺一つなしで、肌もかなり元気です。
水素吸入器Beautyflyでこの状態をどこまでも保つぞ!
私はよいと思ったことは盛んに友人、知人に勧めるたちです。
なぜ?
いつまでも一緒に元気に長生きしたいから。

友人たち、知人たちに、久しぶりに会います。
女性はたいてい変わっていません。
というより、ますます元気な方が多い。
先日の写真展の日高紀志子さんもそうでした。

でも、男性はたいていめっきりと老けて行きます。
50、60でもそうです。
どんどんと老化の一途をたどっている。
自分のそうなのか、と、いつも鏡を見たくなります。

以前はストレッチと早足で歩くことを推薦していました。
最近は一点集中、Beautyflyを推薦しています。
なによりも根本的な老化遮断の方法なのですから。

でも、残念。
強い興味、関心を示した人もいましたが、
購入したという話は伝わってきません。
「水素」と言うと、「水素爆弾」を連想するせいでしょうか?
健康に自信がおありなのでしょうか?
変わったことには手を出さないのでしょうか?
人それぞれに自分の人生を渡って行くのですから、
仕方がありませんね。
でも、少し残念。
7月3日Beautyfly使用開始以来、私の心身状態は猛烈に好転し、
副作用のようなものは一切なくて、
こんなにすごい効果があるのにねえ..............




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# by hologon158 | 2016-11-30 13:07 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.04 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」4 失われた技術


10月18日火曜日、
旅をしなくなった私にとって、
唯一の旅の機会は、三重ワンデイトリップ。
9時45分大和西大寺発の賢島行き伊勢志摩ライナーに乗車しました。

誰にもそうだと思うのですが、
私にはさまざまに特殊な偏向があります。
背後に人が来るのが嫌い。
殺し屋ではないのですが、
子供の頃、西部劇を浴びるほど観たせいかもしれませんね。
ですから、座席指定の特急券を購入するときは、
できるだけ最後尾の席を取ることにしています。
今回も3号車1A。
もうこれだけでご満悦になってしまいます。

こんな癖があるので、こう推測する方もおいででしょう、
学校時代はさぞかし1番をとり続けないと我慢ができなかっただろう。
とんでもありませんね。
私は優等生だったことは一度もありません。
好きなことしかしないのですから、
満遍なく高得点をとらないと我慢ができない優等生とは違います。

たとえば、スポーツというスポーツ、私はなんの関心もありませんでした。
これだけで、体育の得点がガタンと欠点間近に落ちますね。
今になって分かるのですが、
私は決して運動神経が鈍いわけではないようです。
揚琴でのしなやかな竹のスティックさばきを10年続けると、
スティックがたまに弦にひっかかって、手から飛び出ますが、
次の瞬間には空中のスティックをさっと捕まえ、
演奏に戻ります。
なにかの拍子に卓上などの手近の小物が滑り落ちそうになると、
次の瞬間には、なんの意識もなく、手の中に収まっています。
なにかスポーツしていたら、そこそこまで鍛えることができたかもしれません。
でも、そんなことをしたいと思ったことなどまったくなし。
私は完全な「書斎の虫」に生まれついたと分かっているからです。

たえず本を読んでいますが、
社会性に富むバランスのとれた人格が読むような本は一切読みません。
たとえば、近頃読んだ本の一つ、

ラリー・ホルコム他
「アメリカ大統領はUFOをなぜ隠しつづけてきたか」(徳間書店)

UFOの隔絶した科学技術を軍事利用すべく、
FBIがUFO関連の情報をひた隠しにし、
大統領にもこれを公開することを許してこなかったと、
この本はかなり丁寧に解き明かしてくれます。

幾度も、否定しようのないUFO遭遇事件が発生し、
近年はそれが多発して、YouTubeにもかなり掲載されています。
昔はお皿を吊して撮ったりという稚拙な特撮が横行していたようですが、
どうもそうではないビデオが見つかるようです。
人間が進化したのですから、
人間に近い生命体、人間よりもはるかに進化した生命体が
宇宙に数知れず進化していても不思議はありません。
でも、あまりにも時空が隔たりすぎて、
異星人との遭遇は確率的に限りなくゼロに近いと言われてきました。
ところが、もし地球に盛んに出没するUFOが異星人の乗り物だとしたら、
いつなんどき、そうした宇宙人と共存する時代が来ないとも限らないのです。
そう考えると、正直なところ、ちょっと怖くなりますね。

恐竜は1億6500万年も進化を続けました。
どこまで新種が見つかり続けるか、
まったく予想不能なほどに、多種多様に進化しました。
ところが、現世人類って、
数万年前のご先祖と現代人との間には別に進化した形跡はありません。
進化するためにはもっと長年月を必要とするようです。
それなのに、次の人類に進化する暇もなく、
人類は滅びの道を歩みそうです。

そこで思うのですが、UFOを操縦して宇宙を飛び回っている異星人は、
人類が滅びへとまっしぐらに急坂を転げ落ちていくのを、
いつか見るに見かねて、押しとどめてくれるのではないか?
このように考える理由が一つあります。
これまでもかなり手助けをしてくれてきた形跡があるのです。
現代の科学技術をもってしても、とても無理かもしれない、
そんな建築土木技術を使った形跡のある遺跡が沢山あります。

まず、ギザの大ピラミッド。
その底辺は南北に子午線に沿って見事に一直線で、
ほとんど誤差がありません。
YouTubeにこれを解き明かしたとされるテレビ番組があります。
当時の北極星の位置を釣り提げた2本の紐を使って割り出し、
その方向に底辺の南北を合わせた!
万事解決!
でも、東西も完璧に整列しているのです。
この東西を正確に割り出した方法については、一切言及なし。

ピラミッド中心部の王の間の床はぴたりと隙間なく巨石が敷き詰められ、
しかも完全に水平なのだそうです。
水準器のようなものを使ったとしても、
どうやって、巨石の上面を水平に工作したのでしょうか?

② バールベック神殿の礎石

ローマ時代の神殿の底部に、
遥かに古いと思われる礎石が見事に敷き詰められています。
その最大のものは900トンもあります。
上下の面は鏡面仕上げなのだそうです。
さらに、石切場と神殿の中間地帯の土中に埋まるようにして放置された石は、
なんと、なんと2000トン!

ほかにも長さ42m、1200トンの巨大未完成オベリスク、
サクサイワマン、ティワナコ、マチュピチュなど、
いくつも、現代でもとても処理できない途方もない巨石建造物が世界中にあります。
どれもこれも様々な点で、現代でも不可能な、高度な技術の産物です。
だから、どうやったのだろうか、なんて考えても、分かるわけがありません。

でも、一つ分かることがあります。
建造者はそれが容易にできたから、したのです。
とすると、回答は2つしかないのではないでしょうか?
①建造者は現代人の知らない未知の技術を知っていた。
②そのような技術をもつ、人類以外の存在に助けてもらった。

でも、①と考えるのは少し無理があります。
人類がそんな発明をしたとすれば、そんな発明はしっかり保存されたでしょうし、
仮に失われたとしても、誰かが再発明したでしょう。
でも、そんな風に伝統となって蓄積された形跡はなく、
突然出現して、継承されなかったのはなぜでしょうか?
結局、人智を超えた技術だからなのではないでしょうか?
とすると、②ではないか?
そう考えてしまいます。





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# by hologon158 | 2016-11-29 11:45 | ホロゴン外傳 | Comments(2)

667.02 ホロゴンニュース2「2016年11月25日日高紀志子さん、最後の写真展なの?」


伊藤五美作陶展の後、河原町のギャラリー古都に移動。
日高紀志子さんが第24回目の写真展を開催しておられます。
伊藤さんが30回目、日高さんが24回目、というのですから、
お二人とも作品展が生涯における頂点を刻む里程標だったのでしょう。

「私の出会った子供達」

後でごらん頂きますが、
子供達の自然な姿を写し止めた絶妙の写真群が並びました。
会場で頂いた葉書にこう記されています。

「いつの頃からか、写真を撮るようになり、
数えてみたら35年になっていました。
先生にも付かず、クラブなどにも属さず、
一匹の小リスのように、チョロチョロと撮り回ってありました。
そして、いつの間にか写真展をするようになり、
今回で24回目になりました」

昨年の写真展で、2016年が最後の写真展になるとお聴きしました。
銀塩のペーパーがなくなるから、ということです。
銀塩でお撮りになる日高さんにとって、デジタルプリントは耐え難いのです。
現代のデジタル写真家の場合、プリントそのものが無縁になりつつあります。
フォトコンテストも、データで出品する時代なのですから。
私自身、デジタル写真に移行し、
写真教室に持参する以外にはプリントなどしません。
それだけに、日高さんの潔い志、生き方には深い感銘を受けます。
並んだ写真も、様々な時期に撮ったとは思えないほどに、
作品の質も、プリントの仕上がりも見事に揃っています。
日高さんが写真家として終始揺るぎない姿勢を保ってこられた証左。
コンテストなどに出さず、ご自分のコンセプトで作品展にまとめる、
まさに古典的な写真家の志を貫いてこられたのです。

私は、人に見せるための効果を上げるように、
さまざまに工夫された写真が大嫌い。
そのような方向で努力すればするほど、
待ったり、狙ったり、演出したり、作ったりすればするほど、
撮影者の感性、人柄から遠のいていきます。
その場に心を奪われ、感動し、喜んでいる自分が消えていきます。
日高さんの子供達の写真すべてに、
日高さんの子供たちへの関心、愛情に満たされています。
子供達の一番輝いていた瞬間に立ち会われた、という感じ。
心が洗われますよ。

24回の写真展のプリントは全部残されているそうです。
ぜひ、これからも切り口をさまざまに変えることで、
私たちを喜ばせ、啓発してくれる写真展が幾度もできる筈です。
第2の人生の生き甲斐をさまざまに創造していかれるでしょう。
その一つとして、写真展も続けていただきたい、
これが心からの願いです。

日高さんは私のブログもご存じで、
ブログ上でいつもしている報告を楽しみにしていただいています。
お許しを得て、私の好きな写真を撮らせていただきました。
なにしろ開放がF8という暗いホロゴン15㎜F8Uで、
ロボグラフィと同じ撮り方、ヒットエンドランで撮り、
そのうえ、私のブログの濃度に統一しましたので
日高さんの作品の香りから遠くなってしまった感じです。
12月6日まで続きます(ただし、11月30日は休館)。
でひ、会場に足を運ばれ、銀塩プリントの香り豊かな味わい、
日高さんの魅力溢れるお人柄に触れてください。





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# by hologon158 | 2016-11-27 13:51 | ホロゴンニュース | Comments(2)

667.01 ホロゴンニュース1「2016年11月25日伊藤五美作陶展で出会ったのは?」



11月25日金曜日、京都に参りました。
伊藤五美作陶展
堺町画廊(京都市中京区堺町)
残念ながら明日まで。
伊藤さんは生活の中で使う陶磁器を作り続けてきた作家です。
この画廊での毎年の作陶展は30回目だそうです。

私は、20年ほど前でしょうか?
京都府北部の日本有数の原生林芦生の森を見学したとき、
ボランティアガイドを務めておられた伊藤さんと知り合いました。
たしか互いにライカを胸にぶら下げていたことがきっかけ。
それ以来、何度彼の作陶展を拝見したか、数えていませんが、
80%ほどは拝見したと思います。

作家のお許しを得て、私が気に入った作品を末尾に並べてみました。
男らしい人物にふさわしい雄渾さと、
ふさわしくない繊細さとが見事に溶け合って、
生活の中で使うものばかりなのに、どれも皆、まさにアート。

私は陶磁器の趣味はありませんが、いつも心に決めています。
「ああ、これはいい! 欲しい!」
そう心にパチンとスイッチが入ったら、頂いて帰ろう。
ところが、ほとんど毎回、スイッチが入ってしまいます。

今回は、拝見し始めて、いきなり、
「パチッ!」
小振りのお茶碗。
ご飯にもお茶にも使えます。
若狭の上り釜で焼かれたもので、
かぐわしい香りがほのかに立ち上っている!
妻が近頃ご飯を減らしているので、
お茶碗が合わなくなって来たところです。
これなら、おいしさが倍増しになる!
だんだんと人で混み出しました。
ぐずぐずしている間に横取りされてはならぬ、と、
さっさと「これ、頂きます!」

じゃ、釣り合いをとるためにも、お前の分は買ったのか?
というご質問がありそうですが、
もちろん、買っていません。
それしきで釣り合いが回復できる関係じゃございませんので...

おかしいですねえ。
妻は、私が伊藤さんの器を持ち帰るたびに、
「かならず割ってしまうから、使わないでおこう!」
さっさと飾り棚に陳列してしまうのです。
ところが、今回だけは違いました、
ただちに一言、
「洗うとき、絶対に割っちゃだめよ!」

あなたの心にも「パチッ!」とスイッチが入るかも知れませんよ。
明日一日ですが、京都近隣の方にお勧めします、
午後6時までに是非おいでになって下さい。





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# by hologon158 | 2016-11-26 19:18 | ホロゴンニュース | Comments(0)

666.03 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」3 孫プリンス


10月7日金曜日、大阪加美に参りました。
4歳の孫プリンスのピアノレッスンの付き添いです。
早速おしゃべり。
今回は今後の日程について。
まず、今日は誰それのお誕生会だった、
プレゼントにはなにをもらってた。
あと幾つ寝ると、大阪市科学技術館に遠足する。
パパと何度か行ったけど、ほとんど忘れてしまった。
でも、何とかと何とかの恐竜はいる。
あと2回寝ると、××君のお誕生会がある。
×日にはワクワクハロウィーンがある。
おれはジューオージャーのゴールドになる。
×君はレッドの服を買ってもらう。
×君は×という恐竜になる。
おれも恐竜になりたいけど、
ジューオージャよりも服が高いので、買ってもらえない。
11月になると、5日はおれの誕生日なんだけど、
土曜日だから、1日前の4日にお誕生会がある。
プレゼントはなにをもらうか、まだ決めていない。
まあ、とうとうと予定を並べたてました。

私の子供の頃など、そんな未来のことなど、ほとんど考えないで、
いわばその日暮らしでした。
今もそれに近いですね。
プリンスとはまるで違う。
反省。
今の子供たちは、かなり違うようです。
ちゃんと時間の中に生きてるという感じ。

ピアノの先生とのご挨拶も、かつての爆発的な気合いはなくなり、
至って上品になりました。
かなり保育園でお疲れになっていたようです。
レッスンが済んだのが午後4時。
マンションを出たとたん、
「おれお腹がすいた!
ホットドック食べたい」
「そんなのどこで食べられるの?」
プリンス、じれったそうに、
「通り渡ったら、マクドがあるじゃないの?」
通りの向こうを見ると、ほんとに、ありますねえ。
もうそんなお店も目にとめて、覚えていたのです。
お店に入ったとたん、メニューボードを見上げて、
「ホットドックやめて、。。。(冷たいドリンク)とポテトチップスにする」
近頃の4歳は壁面のメニューもちゃんとチェックして、
自分の好みをさっと決めることができるのです。
この種の店になれているようですね。

ピアノの先生のマンションから家まで20分ばかりかかります。
だんだんと疲れてきました。
「しんどいよ。
足が痛くなって来た」
そして、こう言うのです、
「今度はベビーカーもってきて」

私は、田舎町で小学校6年1学期までのどかに過ごしました。
中学校に入るまではお小遣いもなく、
テレビもなく、小学4年の頃から、映画好きの母に一人連れられて、
外国映画をどっさり観ました。
おそらく月2回は行っていたと思います。
というのは、後年、「ああ、これも観た、あれも観た」と、
かなり沢山の映画を思い出したからです。
ひたすら本を読み、ひたすら戸外で遊び続けました。
こんなことが寄ってたかって、私という人間を作り上げたのでしょう。
思い返すと、私はかなり超然とした少年時代を送ったようです。
父の選択でしたが、読む本はすべて歴史本、英雄伝でした。
おかげで、群れるのを嫌い、
自分のことは自分で決める人間になりました。

私が孫プリンスに望みたいのは、
彼にもそんな人間になって欲しいということ。
誰にも従わず、誰も従えない、そんな人間。
でも、それは難しいかもしれません。
私は幸いそれができる職業を選びました。
でも、その職業も性格が変わってしまいました。
今では、孫に継がせたいとは思いません。
時代が変わってしまいました。
よい方に、であれば、よかったのですが.........
この子のことですから、自分の仕事は自分で選ぶでしょう。
一生悔いのない人生を送ってもらいたいものです。





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# by hologon158 | 2016-11-26 13:23 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.02 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」2 楽器してる?


あなたは楽器をなにか楽しんでいませんか?
まだですか?
でしたら、今からで遅くない!
なにか始めましょう!

とは言っても、別に楽器でなくても、いいのです。
なんでもいいから、始めましょう。
自分にはできるはずがない、
だけど、やってみたい、
そんな何かがあなたにもあるでしょう?
たとえば、ピアノ。
たとえば、油絵。
なんでもいいのです。

絶対に自分にはできない、
だけど、できたらいいなあ、
生まれ変わったら、やりたいものだなあ、
そんなものが一つや二つ、あるでしょう?
じゃ、第2の人生、生まれ変わったつもりで、始めましょう!

ただし、必ず、先生につくこと!
恥ずかしいから、いやだ、
そう思ったら、思い出しましょう。
第2の人生なんだ、なんでも初めてのことじゃない?
やってみよう!

ロケット工学の第一人者だった糸川英夫教授のことをご記憶ですか?
バレーを始めたのです!
いくつで?
60歳で!
バレーボールじゃありません。
クラシックの舞踊ですよ。
貝谷バレエ団に入団したのです。
超有名人でした。
もちろんニュース種となり、
踊る姿を全国民が見るだろう、と予測できるのに、
始めたのです!
人目を気にしないあたり、さすがに天才ですが、
このように子供の心を持たない限り、
人が思いつかないようなアイデアなんか閃かないものです。

子供の頃のニュース映画で、
糸川さんのロケット発射実験を観ました。
とても小さなペンシルロケットがちっぽけな発射台に。
「3、2、1、発射!」
その瞬間、とてもかわいい「パン!」という破裂音とともに、
発射台の上で木っ端みじん。
映画館は爆笑に沸きかえりました。
でも、子供心に感じました。
誰も糸川さんをバカにして笑ったんじゃない!
我が子の凧がいきなり墜落したときのように、
あたたかな気持ちがこもっている、
そんなことを感じたことを覚えています。

一生夢を追い続けた人でした。
私たちだって、そうしましょう!
第1の人生は人の夢を手伝う程度で生きたかもしれないけど、
第2の人生は自分の夢を追いかけましょう!
私自身は、第1の人生から、
あれやこれやと夢を追い求めて生きてきました。
どうせいつかは死ぬんだか、
生きてる限り、どの瞬間も自分のやりたいことをやろう、
そう決意していたからです。

でも、先生につくようになったのは、
12年前から。
独習では絶対に分からないことを一杯学びました。
よい師につくことのメリットは、独習の人間には絶対に分かりません。
どんな楽器も全身で弾くものなのに、
形だけ真似て、小手先のテクニックでしのいでしまいます。
体全体で弾くということは、
体の一部を緊張させ、他はすべて弛緩させるという動きを、
さまざまに使いこなさなければいけません。
でも、独習では、そんなこととても気づかないし、
まして自分で会得することなんか絶対におぼつきません。
でも、形はなんとか様になるので、もう簡単に天狗になれます。
引退後のアマチュア写真家が、
「わしら、カルティエ=ブレッソンなんか軽く超えてしまった」と、
うそぶいている姿を見たことがあります。
こんな風に天狗になれること自体、
どんなことも天井知らずであることに気づいていない証拠ですね。

ですから、必ず、先生につきましょう。
でも、自習復習を怠ってはなりません。
でも、そんな自習復習の要領そのものが分からない。
恥ずかしい話ですが、昨日までの私がそうでした。
揚琴、二胡、そしてリコーダーと順番に学び始めたのですが、
自宅での練習は、簡単な練習曲を一通りやってから、
いきない課題曲を何度も弾き、
うまく弾けないところだけ、部分練習、
そんな毎日をどの楽器についてもひたすら続けてきたのです。

それがどんなに無意味か、それを思い知らされるのが、
コンサートです。
今年の秋は4つもコンサートに参加しました。
まあ、簡単に言いますと、どれ一つ、うまく行きませんでした。
日頃の猛練習の成果なんて、どっかに吹っ飛んでしまった感じ。

最後の付虹先生の揚琴、二胡教室の発表会は、
すり鉢状の小ホールを借りてのコンサート形式でした。
舞台裏で一人出番を待ちながら、気がつくと、頭の中は真っ白!
今から演奏する曲を頭の中でおさらいしようと思ったのに、
何一つ浮かんで来ない!
生涯、自分の仕事ではあがったことなどなかったのに!
情けない!
突然、腹を決めました、
「ええい、もうどうなってもいい。
思い出せなくても、体は覚えている!
そのはず!
そうであってほしい!
なるようになれ、だあ!」
出番になって、揚琴の前に座って、
思い切ってスティックを振り下ろしました。
不思議な体験でした。
なんとか最後まで弾くことができたのです。
前日に20回以上弾いたのですから、当たり前と言えば、当たり前。
最後まで、どう演奏しようなどという意識などなし。
ただ、あれよあれよ.......あれっ? 
終わった!

先生も何人かも「よかったですよ」と言ってくださったのですが、
「どうよかったのか?」
尋ねる勇気もなし、
ただ、気休めに言ってもらったと推測しただけ。
何度か書きましたが、これまでも同様で、
伴奏なら、単独の伴奏も含めて、ほとんど上がらないのに、
独奏は常に上がる、というのが私のジンクスでした。
今回もそうだったわけです。

なんとかしたいもの、そういつも心の隅に考えてきました。
数日前、書店である本を見つけたのです。

  ウィリアム・ウェストニー著
  「ミスタッチを恐れるな The Perfect Wrong Note」
  (ヤマハミュージックメディア刊)

書店でこの題名を見た瞬間、感じました、
「これだ!」
アマチュア音楽家への目配りは忘れませんが、
本質的には、プロ音楽家を目指す学生たちへのアドバイス。
ピアノだったら、こんな風に段階を追ってソルフェージュしなさい、
なんて、優等生向けのものでは全然ない!
詳しいことは書きません。
楽器をしない人はどうせ読まないし、
楽器を修得しようと志を立ててがんばっている人なら、
たった2300円です。
さっそくアマゾンで取り寄せましょう。

要するに、型を破りましょう。
型どおりに練習することなど、全部やめましょう。
反復練習は意味がないどころが、有害。
何回練習しようと、本番では簡単にぼろが出てしまう。
目標を定めて、弱点、難点を一つ一つ徹底的に克服していこう。

簡単に一例。
練習のはじめは、まず、全身と心をほぐす。
楽器に向かったら、
音階とか練習曲をちまちまとお行儀よくやるなんて、よしましょう。
まず、バンバン叩きまくれ、弾きまくれ、
ミスタッチでもなんでもやっちゃおう!
こうして体をほぐし、心をほぐし、楽器に親しもう!
こんな調子です。

今朝、揚琴でやってみました。
揚琴の弦は150本を超え、全音、半音、数十の音が出せ、
音域は5オクターブほど。
その弦をまず思いきり叩きまくったのです。
できるだけ手首が柔らかく回るように、
これだけを念頭に置いて、さまざまに音を出し、
おかしな組み合わせの音をトレモロしたり、和音にしたり。
そして、お気に入りの練習曲とか、暗譜している曲を、
いつもと違い、思いっきり叩きまくったのです。
なんだか体が、手首が以前よりもなめらかになった、
そう気づきました。

今学習中の曲は左手がスティックの底の竹で弦をピンピンと弾いて、
主旋律を奏でる間に、右手は低音から中音域をめまぐるしく踊って、
アルペジオの伴奏を付けるという部分が20小節ほどあります。
こんな難しいこと、簡単にはできっこない、そう思いこんでいたのですが、
なんだかすらすらと弾けているではありませんか?
この本のアドバイスをいくつも取り入れたからです。

さっそく教室のみなさんにラインで情報提供をしました。
なんだか毎回の練習がますます楽しみとなり、
楽器と音楽がさらに生き甲斐になりそうな気持ち。





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# by hologon158 | 2016-11-24 19:31 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

666.01 ホロゴン外傅182「2016年10月2日岸和田市にアポクアリア出没」1 アポクアリア筆下ろし


10月2日は宮崎貞安さんの最新レンズ、
アポクアリア28mmF2の筆下ろしの日でした。

この日は大阪府岸和田市で二胡演奏家角谷真紀代さんのコンサート。
朝のバス停までの道すがら早速撮った写真は下記に掲載しました。

 レンズ千夜一夜
 1657 雨のバス道②(アポクアリア28mmF2で雨に濡れたバス停道にご挨拶)

岸和田ではコンサートホールの往還に、岸和田の商店街、住宅街を撮影。
超近接撮影以外はいつも通りのノーファインダー。
開放で撮りますので、一応ヘリコイドリングで距離だけは合わせました。
どんなレンズか、どう撮れるか、分からないまま、往還せいぜい1時間弱、
284枚撮れました。
147枚選択。
5回に分けて、ごらん頂きましょう。

レンズの性能は、すでにいくつかの記事でご覧頂いたとおり、優秀。
でも、肝心なことは、開放値がF2と超大口径であること。
28㎜広角レンズらしからぬ柔らかさと望遠なみのボケ味が身上。





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# by hologon158 | 2016-11-23 23:45 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.05 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」5-完-ミニコンサートへ

(これも10月に戻りますので、かなり古い記事。
なにしろ記事も写真も溜まりに溜まっています。あしからず。)

奇妙な、と言うか、おかしなというか、
とにかく思わず笑ってしまう事態が起こっています。
40年間絶え間なく楽しんできた写真は、
完全に私だけの境地にたどり着いてしまって、
一人で、いわば、孤独に楽しんでいる。
それなのに、約1年前に始めたばかりのリコーダーで、
神戸の小ホールで開催されるミニコンサートで演奏することになってしまいました。
台湾の揚琴楽団を迎えてのコンサートに揚琴師匠の付虹先生のグループ、
いわば前座をつとめたことがありました。
そのとき、付虹先生の応援で参加された音楽家AHさんと親しくなり、
若い頃リコーダーアンサンブルを作っておられたと知ったことがきっかけ。
ぜひ二重奏のレッスンをお願いしますとお願いしておきました。
すると、しばらくして、AHさんからお電話をいただき、
「二重奏をする時間がとれそうにありません。
10月にいわば素人の音楽愛好家が集まってミニコンサートを開きます。
これに一緒に出ませんか?」

私には音楽演奏、もちろん揚琴に関してですが、
一つ問題があります。
不思議な癖というか、ジンクスというか、
とにかく、伴奏なら、200から300の聴衆の並ぶコンサートでも、上がらないのに、
独奏なら、ほんの10数人程度の仲間内でも、上がってしまって、うまく行かない!
リコーダー二重奏って、このどちらなのだろうか?

どちらかと言うと、伴奏に近いのではと思うのですが、
無視できない問題点が一つ。
リコーダーを始めてたった1年で、一体どうしようって言うの?
もっとも完全な初心者というわけでもないかもしれません。
30数年前、まだ紅顔の美青年の時代に、
(実は当時もすでに年中日焼けで真っ黒だったので、
「紅顔」と言うのはは「厚顔」かもしれませんが)、
フランス・ブリュッヘンという偉大なリコーダーの先達に惚れ込んで、
メックと言う有名なメーカーの木製のアルトとソプラノを買い込んで、
独学を楽しんだことがあります。
はじめた頃は、3人ほど仲間も出来て、
おぼつかないながらも、合奏を楽しんでいました。
でも、たった2年で転勤してしまい、
仲間を失うと、独学故に、いっこうに上達しないまま、
3、4年でいつしかやめてしまいました。

それ以来30年近く、2本のリコーダーは書棚に裸で転がったまま。
よくカビが生えたり、ひびが入ったりしなかったものです。
リコーダーを始めたきっかけは既に書きましたが、
新たに知り合って意気投合してしまった友人が、
フラウトトラベルソを初めとする古楽器の愛好家だったのです。
彼の斡旋で、木管楽器の制作、修理の名人杉原広ーさん
にデンナーという偉大なリコーダー制作者のアルトのコピーを作っていただき、
まさに楽器のホロゴンに出会った気持ちで楽しんできました。

ところが、このデンナーはピッチが415。
AHさんのお持ちの木管リコーダーはモダンピッチの440。
ということで、ミニコンサートは、メックの2本で合奏することになったのです。
メックのアルトはグレナデイラという黒く堅い木でできていて、
悪い楽器ではないのですが、デンナーには足下にも寄れず、
しかも、30年間使ったことがないので、
なんだか乾ききって、カスカスの音しか出ません。
杉原さんにデンナーの440への換え管の制作をお願いしていたのですが、
なにしろ超多忙のうえ、一流のプロ相手のお仕事をなさっている方ですから、
いつ取りかかっていただけるかもまったく予測不能。
一本新しいのを買う?
お金がないうえ、デンナーがあるのですから、そんなものを手に入れる意味がない!
よし、メックしかない!
そう堅く決意して、それから毎日毎日メックだけを吹き続けてきました。

不思議です。
購入後35年も経って、しかもメンテナンス零で放置していた笛ですが、
なんだかかなり音が出るようになってきたじゃありませんか!
でも、音が出ればまた難問が浮かび上がります。
私が吹いて出てくるこの音、
これってリコーダー本来の音なんだろうか?
そこで、YouTubeでさまざまのリコーダー奏者の演奏に改めて耳を傾けてみました。
驚きました。
フルートとは大違い。
リコーダーの音、響き方って、千差万別なのです。
じゃ、と覚悟を決めました。
どうせ、自分が今出せる音しか出ないんだから、
自分のリコーダーがリコーダーらしい音を出していなくても、
気にするのはよそう!

10月12日水曜日、AHさんとレッスンすることになりました。
さて、どうなりますか?
ワクワク、ドキドキ。

(この続き、コンサートの報告は数日後になりそうです。
忘れてください)





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# by hologon158 | 2016-11-20 23:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.04 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」4 Beautyfly試用記2


水素吸入器Beautyflyを7月3日に使い初めて、
水素吸引歴は4ヶ月を超えました。
親戚友人知人たちにお勧めしてきました。
幸い、3人は使い始めてくれて、
それぞれにその効果を実感してくれています。
私の畏友RAさんにも効果が現れています。
数年前からの下腹部の鈍痛が消失。
腰痛も、数年前からよく激痛が起こっていたのに、近頃は忘れるときがある。
付虹先生も揚琴奏者の職業病とも言うべき肩の痛みがなくなりました。

でも、他からは、私の勧めに乗って、手に入れましたという知らせはなし。
なぜなんだろうかなあ?
「健康 活性酸素」でグーグル検索していただければ、
活性酸素が体内で生産されて、ほとんどの病気の遠因となり、
細胞をさび付かせて、老化の原因となることがわかり、
「水素 活性酸素」でグーグル検索していだければ、
吸引されて体内に取り込まれた水素は、
体の隅々まで運ばれ、体内の活性酸素とだけ結びついて、
水(H2O、つまり水素2個と酸素1個)となって、
活性酸素を体外に排出してくれる、ということが分かります。
こうして、ほとんどの病気を予防し、
かつ老化を抑えるという至高の働きをしてくれるのです。
これほどまでに全身で働いてれる手だてはこれまでありませんでした。
その一方では、水素吸引によって、
健康が害されたという記事は一つもありません。

それでも買わない。
なぜでしょうか?
さまざまな理由がありそうです。
一番大きな理由は、信じられない、ということでしょう。

未知の特効薬には、なにか隠された危険があるかも知れない。
水素は体に悪影響を与えるかもしれない?
でも、水素は体の仕組みとはなんの関係もありません。
余分な水素は水となって体外に排出されるか、
さまざまなルートで体外に出ていってしまうだけ。
(だから、私も、4ヶ月継続使用しても、
元気一杯になるだけで、
不調になることはありません。)

もう一つは、水素は爆発の危険があるのでは、という危惧。
私はちらっともそんな危険性を考えませんでしたが、
どうやらかなりの方がそう受け取るようです。
でも、そんなこと言ったら、酸素、窒素も危険と言わなければなりません。

しかも水素を爆発させるためは、
かなり強力な電圧を与える必要があります。
水素吸入器はそのような危険域は遙かに届かない低電圧で稼働するものなので、
水素が爆発する危険はまったくありません。

そして、効果があるかどうか分からないものに、
数万の資金を投下するつもりになれない、
ということも大きいでしょう。

でも、私が不思議に思うのは、
みなさん、健康を願い、長寿を願う気持ちをお持ちなのでは?
そのためになにか継続的な努力をしようという気持ちもお持ちになるのでは?
でも、今おやりになっている健康法で、
病気や老化を防ぐことができるとお考えなのでしょうか?
しかし、ランニング、ウォーキング、ウェイトトレーニング、水泳、
どれも体調を整え、心身を鍛えることはできても、
それ自体で老化をせき止め、あるいは病気をはねのけることには直接役立ちません。

一方、すでにかなりの人が水素吸引を健康対策に取り込んでおられます。
水素吸引体験者となっている友人知人は、
私の周りに少なくとも7人います。
全員どんどん健康体となっています。
私にBeautyflyを勧めてくれた親友のAKさんと2ヶ月ぶりに会いました。
顔の色つや、赤みも明らかに増し、
精悍な面構えとなり、ますます健康。

私は十数年前無二の親友を失ってしまいました。
老後は二人であちこち旅行しようと語り合っていたのに、
そんな未来が閉ざされてしまったことに大きな打撃を受けたことを、
今でもまざまざと覚えています。
卓抜な心理学者、心理療法家でしたが、
生涯独身で、深夜から明け方までウィスキーを、
肴なしに生であおりながら研究する生活を重ねて、
食道ガンを患ってしまったのです。
気が付いたら、手遅れでした。
独り身の心に闇を育てていたのでは、そんな思いがあります。
でも、今になると、考えてしまいますね、
水素吸引をしていたら、なんとか防げたのでは?

神様は、そんな私を哀れんでくださったのでしょうか、
彼に劣らないほどに老後を共にしたい親友を、
その後に幾人も与えてくださいました。

私が固く決意していることが一つ、
そんな親友たちには私より前にはこの世を去らせない!
これが正直な気持ち。
まあ、ちょっと手前勝手な望みですが、どちらにも恩恵がありますね。 
水素吸入器Beautyflyの出現はそんな私の野望を手助けしてくれる夢のツール、
そう直観しています。

でも、ほとんど反応してくれない。
ちょっと寂しいですね。
これだけの人間が愛用しているのですから、
ダメで元々、一度試してみようか、という気持ちにならないのかなあ?

1ヶ月経っての使用報告は下記記事に記載してあります。

660.08 ホロゴンデイ167「2016年8月24日ホロゴン的鶴橋を楽しんだ」8-完-Beautyfly
(上記の一行をグーグル検索したら、見つかります。)

4ヶ月超えて、さらに明らかになった効果を書いておきましょう。

① 頭髪がかなり元気になってきました。
使用開始前は、だんだんと頭頂部がまばらになりつつある感じでした。
それが止まりました。
増毛効果があるという報告がありますが、
なんだかそうなんじゃないか、うれしくなっています。

② 排便がさらにきわめて順調。
子供の頃からもともと便秘にならず、毎朝定期的に通便がある、
という体を神様から授かった人間ですが、
高齢になって、便秘にはならないけど、
さほど定期的ではなくなってきたな、と感じていました。
それが一転、若い頃とまったく変わらない状態となりました。
しかも、かなりしっとりとした状態なので、
どうやら水素がつかまえた活性酸素入りの水が沢山混じっているようです。

③ 疲労感を感じることがまったくなくなりました。
一日中いそがしく歩き回り、夜遅く帰宅しても、
体はピンシャン、きびきびと動き、
精神的に疲れとか倦怠とかを感じることがありません。

④ 睡眠が極めて順調です。
ただちに眠りにつき、目覚めはますます快適で、
起床すると、さっと眠気は消えてしまい、頭もすっきり。
だから、あくびをしたりすることがまったくありません。

⑤ 朝のストレッチ体操が自分でも驚くほどキビキビとして、
我ながら、たくましいなと思うほどに、力感的にぐいぐい動くようになりました。
ストレッチと言っても、バカにはできません。
腹筋、腕立て伏せ、シャドウボクシングと言った筋肉運動も沢山取り入れているからです。
仰向けに寝ころんで、両足を上げてする自転車漕ぎは私の大のお気に入り。
何十回か好きなだけぐるぐるぐるぐる。
要するに、水素吸入のおかげで、体の動力が倍加している、そんな実感。
近頃、贅肉がほとんど無くなり、体側は筋肉だけ。

ついでに書いておきましょう。
腹筋を鍛える運動を取り入れました。
腕立て伏せの最初の宙ずりの状態で静止します。
もちろんつま先立ち。
毎日、少しずつ静止時間をのばしていきます。
お腹が布袋さんに近づいているおっさんたち、おっと、おじさまたち、
トライしてみましょう。
最初は数秒にとどめ、数日ごとにお休みを入れながら、1ヶ月続けると、
007並の腹筋を取り戻すことができるそうですよ。

⑥ 老眼への傾斜が止まり、逆に視力がかなり改善してきています。
そして、眼精疲労がほとんどない。
一日中ありとあらゆる方法で目を酷使しています。
在宅のときは、楽器に向かわないときは、ほとんどマックに向かいっぱなし。
たえず文章を書いているし、
YouTubeですてきな音楽、すばらしい演奏を探しているし、
ブログ記事の投稿も、一回の記事に平均30枚の写真じゃ、
投稿作業だけでも、かなり目の負担になります。
そして、就寝前には、韓流ドラマを必ず見ます。
80インチのスクリーンに投影して、部屋を暗くして楽しむので、
毎夜、映画館に通うようなものです。
でも、目がほとんど疲れません。

⑦ 揚琴の演奏に体が的確にかつ素早く適応するようになりました。
YouTubeで「揚琴」を検索してみてください。
トレモロ奏法がかなりのウェイトを占めます。
要するに、両手首が迅速に回転して、細かく弦を叩くのです。
高齢になってから始めると、これがなかなかできません。
若くして始めても、なめらかに回転するのは至難。
力も込めずに、自然に回転する、自動運動にもっていかなければならない。
無理に上限に回転させてもダメ。
要するに、心がそのように動くようにならなければならない。
揚琴を始める方には中年以降の方が多いのですが、
なかなか滑らかに手首が回転するようになりません。
でも、どうやら、それができるようになってきました。

要するに、水素吸入器Beautyflyのおかげで、
第2の人生が最盛期を迎えようとしている感じ、
と言ったら、大げさでしょうか?
でも、それが正直な気持ちなのです。

(前記の記事に購入先が記載されています。
一度コンタクトしてみたら、いかがですか?
もっときちんと説明してくれますよ)





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# by hologon158 | 2016-11-20 15:08 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.03 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」3 ミッシャ・マイスキー


16年11月18日金曜日、
チェリストのミッシャ・マイスキーのコンサートでした。
大阪フェスティバルホール。
素敵な演奏会でした。

プログラムは以下のとおり。
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
サン=サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」より、アリア「あなたの声に心は開く」
ドビュッシー:ミンストレル(前奏曲集第1集より12番/マイスキー編)
ピアソラ:グラン・タンゴ
フォーレ:エレジー op.24
フランク:ソナタ イ長調(原曲=ヴァイオリンソナタ)

お気づきでしょうか?
チェロのオリジナル曲より、
チェロへの移植が多いですね。
オリジナル曲は堂々たる演奏でした。
フランクのヴァイオリンソナタは、チェロオリジナルではありませんが、
とにかく天下の名曲です。
ヴァイオリニストたちのお気に入り。
文字通り幾度も幾度も聞いてきました。
私が古い人間なのでしょう。
すごい曲だとはいつも驚嘆しますが、
いい曲だなあとため息をつく気分にはなったことがありません。
でも、チェロに移植すると、
かなり古典的な香りがついて、堂々たる名曲に仕上がっていました。
娘さんがピアノ伴奏をつとめましたが、
前半はなんだかお父さんのチェロとちぐはぐ。
でも、第2部のフォーレの「エレジー」以降は調子を上げ、
お父さんとぴたりと調和していました。

演奏曲の一つ、サン=サーンス「サムソンとダリラ」のアリア、
"Mon coeur s'ouvre a ta voix "は、
なかなか雰囲気を出した名演奏、と満足していました。
演奏が一段落して、数人が拍手しました。
ところが、これにはヴァリエーションの後半がついていたのです。
前半の本来の歌とはなんの関係もない狂騒的な超絶技巧の大開帳。
妖艶なる美女デリラによる英雄サムソンに対する誘惑が、
突然ロックに変わった位の違和感。
妻が会場の張り紙で知ったそうです。
このラストは彼自身の作曲にかかるものなのでした。
彼のチェロの絶妙なテクニックをいかんなく発揮するように作られています。
でも、デリラもサン=サーンスもついにそのどんな片隅にも姿を見せず。
19世紀のロマン派の音楽に即興性の高い現代音楽が無理に付け加えられて、
まるで古代の肌も露な美女が派手な配色のサングラスをかけている、
そんな雰囲気。
これじゃ、サムソンは怖気を振るって後ずさりしちゃいそうです。
音楽の鉄則に従えば、A-B-A'という風に、
デリラのテーマが最後に回帰して、豊かな歌で終わらなきゃ!
でも、それじゃ、マイスキーのチェロよりも、サン=サーンスが目立ちます。
マイスキーの意図はあくまでもチェロを正面に、ということだったようです。

そして、アルゼンチンタンゴの名匠ピアソラが、
大チェリスト、ロストロポーヴィチに捧げたチェロオリジナル曲。
ロストロポーヴィチはついに弾かなかったそうです。
当たり前ですよ、そう言いたい。
メッタヤタラにチェロがはしゃぎ回る、
タンゴとクラシックの中途半端なミックス、
そうとしか言いようのない、喧噪の音楽なのですから。

ギドン・クレーメル、マルタ・アルゲリチ、ヨーヨーマ等々、
クラシックの大演奏家たちのピアソラ贔屓には恐れ入ります。
でも、タンゴはバンドネオンで奏でてこそタンゴ。
偉大な演奏家たちがピアソラを演奏すると、どこか居心地が悪く、
偉大な演奏にはなりませんし、偉大なタンゴには絶対になりません。
みなさん、お好きな方が多いようです。
私にはまるで無意味な雑音。
今回の曲もまさに壮大な雑音、と言ったら、
マイスキーさんに厳しすぎるかもしれません。
でも、彼はこのブログを読まないので、平気です。
チェロのオリジナルの偉大な名曲が一杯あるじゃないですか?
ご自分の弾きたい曲よりも、音楽愛好家たちが聴きたい音楽を、
そう希望するのは、三流の素人リスナーの証拠なのでしょうか?

でも、マイスキーがかなりのチェリストであることは疑いがありません。
彼は、ロストロポーヴィチとピアティゴルスキーに演奏を見てもらったそうです。
そして、そのとき、この偉大なチェロの先達たちが独特の音を持っていることに、
大きな感銘を受け、それ以来、自分の音を探してきたのだそうです。
本日の演奏でもっとも印象的だったサウンドは、最後のアンコール曲のラスト。
かすかなかすかなピアニッシモで終わったのですが、
3000人収容の大コンサートホール一杯にその音が染み渡って行くようでした。
優れた演奏家は誰もが凄いフォルテッシモを持っています。
でも、消え入るようにかすかなのに、魂を揺るがすようなインパクトのある、
ピアニッシモ中のピアニッシモを持っている演奏家は、
どの楽器でもあまり居ないかも知れません。
私がその神業を体験したのは、カール・ライスター一人だけ。

妻は、私よりも感受性が高いので、猛烈に感動して、
真っ先にスタンディング・オベーションに参加していました。
私は、自分の気持ちに従わせていただきました。
5曲もアンコールに応じてくれて、サービス一杯、豪勢そのものの演奏、
まさにスゴい2時間でした。
妻は、長い列に並んで、購入したバッハ無伴奏のCDに署名してもらいました。
私は並びませんでした。
気持ちが動かないことはしないので。
折角なんだから、偉大なチェリストとまじかに対面し、
言葉をかわし、握手したらよかったのに?
私には、そんな趣味はありません。

でも、前記の至高のピアニッシモにもかかわらず、
私の心に永遠に残るコンサートにはなりませんでした。
なぜなんだろう?
帰りの特急の中で思案しました。
口幅ったいようですが、その理由を思い当たったように思います。
彼の演奏では、なぜか常に、演奏技術が音楽のエスプリに先行している、
そんな感じがしてならないのです。
今回の演奏曲目からしてそうでした。
マイスキーを忘れて、音楽が浮かび上がる、そんな曲が少な過ぎました。
音楽家の魂、ミューズの女神のささやきに接したかったのに、
偉大な演奏家の神技を見せてもらっただけ。
この音楽、この曲を心から愛しているから、
こうして皆さんに聴かせたいんだ、
そんな心映えを感じることができなかった、
そんな感じだからです。
ちょっと残念。






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# by hologon158 | 2016-11-19 23:57 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.02 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」2 人生を豊かに

9月21日水曜日、秋分の日の続きです。
途中に郵便局があれば、
我が家から歩き出して、肘塚経由で奈良町に出るつもりでした。
でも、郵便局がない。
(実は、祝日だから、有っても開いていないことを私はまだ知らない)
結局バスで近鉄奈良まで出たわけですが、
近鉄奈良を出発点とするロボグラフィ道はいくつもあります。
でも、今日は一番楽な奈良町ルートを選択しました。
「もう何十回歩いただろう。
よく飽きないものだ」
そう言われるかも知れません。
実は30年住んでいますので、100回、200回程度は、
カメラを手に右往左往しています。

でも、木村伊兵衛先生に同じ質問をしてみてください、
「浅草ばっかりよくも飽きずにうろうろできましたね?」
すると、先生、こうおっしゃったでしょう、
「えっ、飽きるって、どういうこと?
どうして飽きなきゃいけないの?」

私も同じです。
先生の場合はストリートフォトですから、
まさに時間とともに千変万化、生々流転していきます。
私の場合は、同じストリートと言っても、
もう少し狭いエリアに見付かるロボグラフィですから、
これまたバンバンと変化しています。
「人は同じ奈良町に二度入ることはできない」
古のヘラクレイトス先生がなにかこんな風なことをおっしゃいましたね。

でも、ほとんどの写真家、写真愛好家はこう言うでしょうね、
「ロボグラフィの川になんか、誰が好き好んで入るものか?
つまらない!」
ほとんどの写真愛好家は風景写真だけに反応して、
ストリートフォトなんて、つまはじきにしちゃうのですから、
ましてロボグラフィごとき、という感じですね。
ところが、私にはこれが滅法気持ちよいのです。

子供の頃、もちろん友達と日が暮れるまで遊びました。
でも、自分一人でする楽しみもこよなく愛する少年だった。
その頃の気性が今までずっと続いてきた、そんな感じがします。
高校時代、水滸伝、三国志演義に夢中になって、
自分でもいくつもいくつも中国古代の架空の国の英雄伝、立国史を書き続けました。
受験勉強?
そこそこに、という程度でした。
大学在学中は、大学にもほとんどいかず、
国家試験の勉強もそこそこにこなしながら、
アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの主著「Process and Reality」を、
営々と翻訳していました。
当時、日本訳がなかったのです。
これでよく国家試験に通ったものです。
どうやらわき道に逸れる名人だったようです。

おかげで、若い頃の付けを払わせられて、
引退後は、誰も読まないブログにひっそりと、
人が見向きもしないロボグラフィを掲載し続けることになりました。
それでよいのだ!
なにか、天才バカボンのお父さんみたいなせりふですが、
本音です。
私の才能と性格のどちらを見ても、
写真で人に注目される可能性などないことを、
私はちゃんと知っていたからです。
その代償なのかも知れません、
神様は、自分の写真に惚れ込み続ける人生を与えてくださいました。
これでこそ悔いない人生。
多くの芸術家たちが、万人から讃仰、渇仰されながら、
自分に満足できない生涯の中で消耗していきました。
私は考えます。
写真で自分の人生を消耗してたまるか!
逆に、写真は私の人生を豊かにしてくれなきゃ!




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# by hologon158 | 2016-11-19 11:56 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

665.01 ホロゴン外傅181「2016年9月21日シネユニライトが奈良町をほっと照らし」1 ボケた人生

2か月遅れの記事です。
9月21日水曜日、秋分の日。
なんて書きましたが、この日が祝日だと知ったのはバス停で。
11時45分のバスを待っていたのに、来ない。
しばらくして同じ住宅地のご婦人が来られたので、
「45分のバス、まだ来ませんねえ」
「今日は祝日ですから、まだ.....」
年中祝日の人間で、テレビも新聞も見ないのですから、
この程度のミスは日常茶飯事。
「ハハハ」と笑ってすませましたが、
ご婦人の方は、
「この方もやっぱり、もう、夫みたいに、もう.....ぼけが.....?」
でも、ご心配なく、
この程度のミスは若い頃からずっとしてきた私です。
こんな風に書いたら、本ブログの読者(が、居たら、ですが)、
「そうか、Hologon158って人、
若い頃からボケてたんだな」
確かに!
でも、ボケた人生って、楽しいものですよ。
窮屈で杓子定規な生き方なんて、まっぴら。

この日外出したのは、
定型外の大型封筒で楽譜を送る必要があったから。
近鉄奈良駅前バス停を下車して、
郵便局に向かう道半ばで、
「あっ、郵便局もお休みな..ん..だな..あ...
おやおや、ほんとにボケてきてるみたい。
行きつけのコンビニは計量して切手を売ってくれます。
助かりました。

ほっとして、昼食。
お財布が軽いので、豪華な昼食は横目で見て、
いつものパン屋さんの片隅の喫茶コーナーでパン食。
安くておいしくて、気楽なので、気に入っています。
ウォークマンを絶対に忘れないので、
ハンナ・チャンが熱演するショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲を聞き、
Pomeraでこの文章を書きながら、昼食を頂きました。

ウォークマンとPomeraで完全に私だけの世界に浸りきれます。
天国。
ちなみに、以前はiPodでしたが、
ウォークマンの方は容量も大きく、音のスケール感と抜けが遙かに良好。
もうiPodには戻れません。
私の有史以前の仕事はかなり厳格、リジッドな性格を持っていたので、
仕事から離れると、ストンとフェーズを切り替える習慣がついていたのですが、
仕事がなくなると、もうユルユルフェーズ一本槍になってしまったようです。
ありがたいことです。

本日持ち出したセットはまさにファジーな味わいの極致かもしれません。
イギリスのレイWrayのシネレンズ、
シネ・ユニライト35mmF2
ソニーα7用に改造されています。
イメージサークルの周辺が足りません。
このあたりも私にお似合い。
しかも、絞り羽根がないので、
太陽ギラギラのピーカンでは使えません。
今日は曇り。
まさにドンピシャの選択でした。
6回セットでお送りしましょう。





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# by hologon158 | 2016-11-17 21:42 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

664.04 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」4-完-岸和田


ずっと遅ればせの記事ですが、
10月2日日曜日、岸和田に参りました。

私の揚琴師匠の弟子ですが、
れっきとした二胡演奏家である角谷真紀代さんのコンサート。
付虹先生と箏の演奏家田中雅子さんが伴奏です。
角谷(カドヤ)さんのコンサートは2度目です。
角谷さんは、私の揚琴伴奏レッスンの師匠陳少林先生の片腕で、
二胡の先生もなさっている瓦野早紀子さんと並んで、
関西ではもっとも優れた日本人二胡演奏家と、私が信じている方です。
前回のコンサートもホール満席で、とてもノリのよい演奏でしたので、
わくわくしながら、岸和田に参りました。

もう一つの楽しみは、もちろん、ニューレンズの筆おろし。
宮崎貞安さんのアポクアリア28mmF2。
本格的なストリートには本邦初見参!
とても使い勝手がよいレンズです。
ライカMマウントなので、最短は80cmあたり。
フォクトレンダーの4mmヘリコイドリング付きアダプタを併用すると、
28cm程度まで超接近できます。
撮りたいものはほとんど全部撮りたいように撮れる、そんな感じ。

岸和田商店街は、日曜日のせいでしょうか、
それなのに、日曜日なのに、と言ってもよいのでしょうか?
ほとんどお休みでした。
閉店休業もあるのかも知れません。
かつては地方都市としての文化経済の中心であり、
大阪のベッドタウンでもあったのですが、
どうしたことでしょうか?
妻も、兵庫県赤穂市に行って、愕然。
レストラン、喫茶店のような食事場所が見付からなかったのです。

現代文化がすべてのローカルな文化を圧倒してしまったうえ、
大阪市内にマンションが林立して、
職場に近い住環境を整備しつつある現代においては、
住民の超高齢化に伴い、
すべての地方都市が存亡の危機にさらされている、
そう言っても過言ではないでしょう。

ヨーロッパの文化経済事情に詳しい友人のお話では、
日本を代表とするアジア経済の物流がヨーロッパを圧倒しつつあり、
香り高い文化の香りに包まれた英仏独伊の老舗ブランド、商品は
ただの飾りとして温存される程度になりつつあるのだそうです。
カメラがまさにそうですね。
寒々としたものを感じます。

孫の家のテレビで見たドラマ「三銃士」を見て、目を覆いました。
どこの製作か知りませんが、
フランスの香りなど虫眼鏡で探しても見つかりません。
アンヌ・ドートリッシュはレビューのダンサーそこのけ。
王妃にふさわしい優雅な気品などどこにもありません。
ダルタニャンらの銃士たちも、これがブルボン王朝の貴族たち?
アメリカの西部の荒くれ男そこのけのただのお兄ちゃんたち。
製作者たちはブルボン王朝時代の典雅な文化も人間も知らないのです。
もっと言えば、視聴者も知らないので、平気で楽しんでいる。
目を覆いたくなります。

久しぶりの岸和田ロボグラフィの撮影。
アポクアリア28mmF2は最初から絶好調。
開放はあくまでも柔らかく、
F8に絞ると、見事な解像感ですが、けっして固くはなりません。
クラシックレンズの醍醐味は絞りに応じて描写が変化していくところにあります。
楽しみ。




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# by hologon158 | 2016-11-14 22:51 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

664.03 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」3 保育園運動会


10月1日土曜日午前6時半起床。
大阪加美の孫プリンスの保育園運動会です。
題して、「ワクワクカーニバル」
私もわくわくします。
雨戸を開けてみると、外は霧雨、地面はぐっしょり。
心配になって、プリンスのママにライン。
「大丈夫、少々の雨でも決行するよ」
そんな乱暴な.....?

今回は、生まれて初めてのリレーです。
半年ほど前に教えました、
走るときはできるだけ体を前方に倒して走ると速く走れるよ。
ただちに、前倒しに転がるように走るようになりました。

妹の2歳の孫プリンセスが時々お兄ちゃんの真似をします。
「※※※」と名前を呼び捨てにしてから、
背を丸めてコロコロと走ります。
そっくりです。
そのプリンセスはまだ保育園の1年目、
幼児保育なので、運動会には出ません。
というわけで、本日は孫プリンスのソロリサイタル。

先日、尋ねました、
「リレーの練習してる?」
「してるよ?」
「どう?」
「勝ったよ」
こともなげにそう言ってのけるのですが、
本番はさてどうなりますか?
楽しみです。

よく考えると、保育園の4、5歳児たちは、
まず運動会からかけっこ、競争の世界に入ったわけです。
そして、いつか引退するまで競争し、
そして、引退後も死ぬまで走り続ける人生を送ることになります。
「七人の侍」で、志村喬演じる歴戦の侍が、
野武士を撃退できるよう、村人を訓練します。
「走れ、走れえ!!
走れなくなるときは、死ぬときぞ!!」
戦国の人々だけではありません。
人間だけではありません、
生き物はみな走るのをやめるときは死ぬときです。

「走る」という言葉はちょっと激しすぎるかも知れません。
無理はしない方がいいですね。
言い換えましょう、
「心も体も動かし続けよう!」

フランクルが書いていたことを思い出しました。
うろ覚えですが、こんな言葉です。
「もしあなたが寝たきりになり、
体をまったく動かせなくなっても、
存在することに価値がある。」
価値がある限り、人間として生きている意味がある。
つまり、私たちは、どんな心身の状態にあっても、
生き生きと心を動かし続けることで、
人生を意味のあるものにすることができるのです。
だから、究極の目標は、
「心を動かし続けよう!」

それでも、私としては、心も体も走り続けたいですね。
ブログはそんな走り続ける私の確認であり、
走ることそのものでもあります。
お互いがんばりましょう。
人生の味をとことん味わいましょう。

でも、今日、運動会でアナスンス、
「さあ、おじいさんたち出てきてください。
今でも走れることをお孫さんたちに見せてあげてください」
そんな提案があったりしたら、後込みしますね。
まあ、年相応にゆったりと参りましょう。

ワクワクカーニバル、
最初にびっくりしたのは、年長組の恒例のパフォーマンス。
今年は沖縄の太鼓でした。
もちろん完璧に揃うのは無理ですが、
それでも唖然とするほど、切れ味のよい太鼓でした。
何人か、女の子ですが、腕の振り、体の動きが見事でした。

1年下のクラスの孫プリンスのダンスも楽しい出来でした。
孫はひときわ小柄ですが、動きは一番大きく、派手です。
ダンスが大好きなのです。

そして、今回のお目当ては孫プリンスのクラスのリレー。
2組に分かれて、熱戦を繰り広げました。
孫プリンスの組が初戦で大ききリードして、
逃げきりました。
プリンスも10数メートル後方のライバルの女の子を振返りつつ、
同じリードを保ったまま、ゴールイン。
小柄ですが、ぐっと屈めた姿勢で足を素早く動かし、
サークルラインに沿ってロスの少ない走りでした。

後で尋ねました、
「リハーサルでも、いつも同じ女の子と走ってたの?」
「うん、そうだよ」
「二人で走ったら、どっちが速いの?」
「※※ちゃんだよ。おれ、勝ったことがないもん」
本番に強いというのは良いことですね。

お昼前に無事ワクワクカーニバルは終了。
孫たちの家で、お弁当で食事しました。
保育園から帰途について20メートル、お弁当屋さんで、
残ったお弁当と韓国式ノリ巻きキンパッを手に入れたのですが、
とくにキンパッが本格的で、味も上出来でした。
とにかく楽しい一日でした。





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    [後書き]

      自分でも驚いているのですが、
      東大寺付近で出会い頭ノーファインダーで撮った美女たち、
      おそらく2人を除いて、全部中国人か韓国人でした。
      すくすく伸びた四肢が颯爽として美しいですね。
      中国人に聞きますと、男女なんの区別もなく育てられるそうです。
      そのせいでしょうか?
      人が見ていることなど意識していません。
      振る舞いがとてもナチュラル。
      そのあたりが日本人と区別させてくれるポイントのようです。
# by hologon158 | 2016-11-10 12:12 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

664.01 ホロゴン外傅180「2016年9月10日スーパーアンギュロン奈良町で微笑む」1 安定、優美


1954年発売の旧コンタックス用ビオゴン21mmF4.5に対して、
ライカが1954年にぶっつけた対抗馬は、シュナイダーのレンズでした。

    スーパーアンギュロン21mmF4

開放値を0.5明るくした辺りに、対抗意識が見えてくるようです。

この勝負の勝ち負けは知りません。
私には、わずかにビオゴンが勝っている感じがします。
時折魔術的と言いたいほどのメタモルフォーゼをプレゼントしてくれるから。
このような変身はスーパーアンギュロン21mmF4には見当たりません。
堅実、安定、優美、これがこのレンズの持ち味なので、
デモーニッシュな深みを求めるのは酷。
でも、このあたりは私の個人的な好みかも知れません。
写真家には写真家のニーズがあるでしょう。

奈良町では、別にメタモルフォーゼが求められるエリアではないので、
スーパーアンギュロンは生き生きと働いてくれました。





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# by hologon158 | 2016-11-09 12:45 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.07 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」7-完-孫プリンセスたち


かなり昔の記事をアップし忘れていました。
9月28日水曜日、
私は大阪加美の長女のマンションで過ごしました。
2歳になって3ヶ月の孫プリンセス1号が、
感染性の強いビールス性の風邪にかかったのです。
このような場合、病児保育で預かってもらうこともできないので、
母親の勤務中私が預かったわけです。

朝、「この薬飲ませて」と、
50ccほどの水薬を預かりました。
ところが、プリンセス、口をしっかり閉じて、
「いや!」
スポイトに少し入れて、無理に口に入れました。
「ぺっぺっ」
吐き出してしまいました。
味がわかっているのです。
しばらくして、小さな袋に入ったお菓子を持ってきて、
「開けて」
もうかなり普通におしゃべりができます。
私が言いました、
「お薬を飲まない子にはあげないよ。
お薬をちゃんと飲んだら、開けてあげる」
次の瞬間、プリンセス、お薬のところに行って、
ぐいぐいと一気のみ。
いやな顔一つ見せない。
そして、「どう、これでいいでしょ?」とばかり、
お菓子の袋を差し出しました。
条件法をもう知っているのです。
いわば論理的に説得できる状態にまで成長したのです。

トイレも進歩しています。
自分からトイレに行って、
幼児用の小型便座を自分で乗せて、
用が済むと、私がトイレットペーパーをちぎって、拭こうとして、
手を伸ばした先からペーパーをさっと取って、自分で拭いて、
小型便座を床に戻し、蓋を下ろして、その上に上り、水を流して、
手を洗って、タオルで拭く、
一連の作業を慣れた手つきでこなします。

そのあと、自分でドレッサーの椅子に昇り、
どこからかクリームを見つけてきて、
自分のホッペにちょっと付けました。
もうママの真似をしています。
お兄ちゃんはそんな真似はしなかったことを考えると、
女の子は生まれつき女の子なのでしょうか?

次女が、1歳3ヶ月の孫プリンセス2号のビデオを送ってくれました。
自宅の階段を、ママの目の前で初めて一人で昇ったシーン。

自分が大層なことをやってのけたことを知っています。
L字上に曲がるステップに姿を消したと思うと、
また降りてきて、顔を出し、「クッククッククー」と、
いかにも得意げに階下のママに笑いかけた後、
さっと姿を消してしまいました。

翌日、今度は、一人で階段を下りてきました。
ママがそれに気づいて尋ねました、
「どうやって降りてきたの?」
すると、プリンセス2号、自分で階段を上ってから、
実演でみせてくれたそうです。
一番上の段にまず腰掛けてから、おしりで座って次の段に立って、
また同じことを繰り返して、とちゃんと説明してくれたそうです。
もうかなり言葉が分かっているのです。

もしかすると、胎児の頃から、言葉がかなり分かっていて、
父母のやり取りも聞いているのかも知れません。
幼児を身近に持っている方、油断されないように!

この頃からかなり経っています。
プリンセス1号はすでに文章をすらすらと淀みなくしゃべり、
しかも、静かな口調で絶えず話し続けています。
プリンセス2号は、保育所で遅れてきた子が入ってくる度に、
自分のおもちゃをすっと差し出して、挨拶代わり。
コミュニケーションのレベルがどんどん上がっていく、
これが幼児期ですね。
1か月も経つと、もうほとんど容貌、振る舞い、言葉、
すべてにおいて、別人に近いのですから、
人間の幼児期は疾風怒濤波瀾万丈の時代なのでしょう。




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# by hologon158 | 2016-11-08 14:37 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.05 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」5 油断のない平常心


私はテレビを観ないのですが、
ネットのスポーツニュースはよく見ます。
スポーツのことはほとんど知りませんが、
さまざまな人間的な側面を見ることができるのが愉しい。

もう旧聞になりますが、今年は大リーグで悲痛な事件がありました。
イチローが所属するマーリンズのエース、まだ24歳の
ホセ・フェルナンデス投手がボート事故で急死してしまいました。
チームの大黒柱の若きスターの急死が与えた衝撃はかなり大きいようです。
イチローに憧れて、大リーガーになり、才能を開花させ、
大リークの歴史を彩る名投手になったかも知れないのに、
彼の人生は突然断ち切られてしまいました。

ペナントレースの真っ最中になぜボートに乗っていたのか?
誰が運転していたのか分かりませんが、
なんで高速で岩場に激突したのか?
体内から、コカインと アルコールを検出されたことで、
ペナントレースの最中なのに、と、事故はさらに謎を深めそうです。

ただし、私の一番関心事は、そこにはありません。
人生のまっただ中で、人生を断ち切られてしまうこと。

私は来世を信じません。
心と体は一体です。
その体はこの世の存在。
この体あっての心です。

あなたは、なにかの病気が発症して、
高熱、痛み、虚脱感がこもごも襲ってくる中で、
心だけ軽やかに天上に飛翔させ、喜悦、法悦の境地に浸る、
なんてことができますか?
私にはできません。
ならば、心だけ体から離れて来世に移るなんて、
一体どういうことでしょう?

この世における生が唯一の生であると信じています。
だから、ますます、この一回限りの人生が大切、
今この瞬間が大切になります。

フェルナンデスもそうだったでしょう。
恋人は妊娠中だったそうです。
彼は恋と野球に、人生に夢中だったのでしょう。
ところが、やがて生まれる我が子に会うこともできず、
マーリンズで野球人生の花を咲かせることもできないで、
命を絶たれてしまったのです。

世界にはこのようにして若くして命を絶たれる人たちが数知れず居ます。
高齢まで長生きできる人間はとにもかくにも幸運なのです。
「いやあ、人生って、苦しきことのみ多かりき」なんておっしゃっても、
笑うことだってあるじゃありませんか?
生きていて、これが見られてよかった、と思う体験も
数々あるではありませんか?

そして、どのように長生きしている人にも同じことが言えますが、
人生はほとんど場合サドンデスです。
ほとんどの場合、思い半ばに世を去らなければならない。
でも、これこそ、人生を重からしめるファクターなのです。
いつ何時世を去らなければならないか分からないからこそ、
今、私が生きていることが貴重になってきます。

そして、私たちが自分の人生を本当に楽しみ、
自分らしい人生を積み上げる作業ができるのは、
今、現在、この瞬間しかないのです。

ボルヘスの名作「不死の人」は、人間が死する運命にあるからこそ、
人間の生を貴重にし、意味あるものにしてくれるという、
永遠の真実を見事に描き出してくれました。

でも、だから、今、何をするか、ということになると、
難しいですね。
「今、次の瞬間に死んでも惜しくない、そんなことだけをしたい」
なんて願っても、いつもいつもそんに大層に粋って生きても、
すぐ息切れしてしまうでしょう。
結局、一口で言ってしまえば、
「油断をしない、平常心」で生きる、それしかないでしょうね。





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# by hologon158 | 2016-11-08 10:13 | ホロゴン外傳 | Comments(0)

663.06 ホロゴン外傅179「2016年9月1日下町通天閣ならビオゴンに任せる」6 「シベリア物語」



訳あって、ロシア映画を観ました。
「シベリア物語」
一人の音楽家の挫折と復活と愛の物語。
でも、この映画にはもう一人の主人公が居ます。
シベリア
凍土ツンドラと吹雪と酷寒の大地。
そのものすごさは別宇宙ではないかと思えるほど。
こう書くと、なんだか寒々とした映画なんだろうな?
そうお思いの方も多いでしょう。
ところが、どっこい、まるで正反対。
これほどに最初から最後までエネルギーが噴出する映画は初めて、
そう言いたくなるほどに、猛烈なエネルギーの噴火。

2頭だて、御者1人、客が背中合わせ4人掛けの馬ぞりが
吹雪の中を突っ走るシーンが象徴的でした。
道は文字通りデコボコで、その上を飛び跳ねるようにして、
馬橇がまるで炎のような勢いで全力疾走していくのです。
客は大きな荷物を抱えて、クッションもなく、
地べたの衝撃を全部受け止めながら、横向きに引きずられていく。
私たちなら絶対に15分と持たないでしょう。

映画は恋愛物語でもあり、ソ連のシベリア開発讃歌でもあります。
自然を人工物に変えていくという20世紀のコンセプトが、
地球の自然を破壊し、生物を滅ぼしていった結果、
21世紀がその利子を払わなければならない運命のサイクルに陥ったのですが、
そのことはひとまず置いて、
ロシア人たちのほとばしるようなエネルギーと人間讃歌のシャワーを浴びることで、
一つの浄化体験となってくれました。

ロシアの民衆の爆発的エネルギーは、エイゼンシュタイン監督の「イワン雷帝」や
「アレクサンドル・ネフスキー」でも爆発していました。
この爆発感を再現しようとしたのが、黒沢明の「七人の侍」。
でも、日本人の民衆の力を担う百姓たちには、
どうしても悲哀と苦労と卑屈の気配が漂ってしまい、
爆発的なエネルギーというところまで届かず、
むしろ歴戦の勇士たちの知謀と指導力に裏付けられた采配が
野武士の集団を見事に殲滅してしまったという印象が残ってしまいました。

ロシアの民衆の場合、コントロール不能なまでに爆発できる、そんな印象。
ほんとにこんな風にうまく行くのかな、という印象は残しつつも、
実に爽快な気分で観終わりました。
ロシアで2番目のカラー映画なのだそうです。
一見の価値がありますよ。





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# by hologon158 | 2016-11-07 22:34 | ホロゴン外傳 | Comments(0)