わが友ホロゴン・わが夢タンバール

35.3ホロゴンデイ14「2007年3月7日の宇治」3 紙切れは、ときとして、剣なのですね


貼り紙って、いつ頃から始まった宣伝手段なのでしょうね?
昔は高札に掲示したようです。
司馬遷の史記にまで、そのような記事がいくつも出てきます。
日本でも、児島隆徳が後醍醐天皇の御座所の庭の木に言葉を刻みます。
これも一種の貼り紙。
フランス革命のときにも、プロパガンダの手段として、
壁の貼り紙が大活躍したようです。
つまり、紙切れは、重要な政治闘争の道具であり、
ときには、剣なのです。
昨年、北京の胡同を撮影しましたが、
当局の告示とそれに対する対抗手段としてのビラが重なるようにして、
路地の壁面をにぎやかにしていました。
なんでもない紙切れ一枚、
だけど、その裏に官と民との熾烈な相克を感じました。
官と民とは剣を切り結んでいるのです。
日本では、貼り紙は主として身近なコマーシャルの道具として活躍しています。
路地裏となると、その貼り紙のちょっと時代遅れになったまま、
大事に残されているようで、なにかと面白い情報を与えてくれます。
でも、1枚目の掲示板は、貼り紙ではありませんが、ちょっと滑稽。
宇治市がわざわざ設置したらしいのですが、
上空って、どこを見ればよいのでしょうかねえ?
どうも、曲がり角に面して、ときどき工事用トラックが屋根を擦ってしまうようです。
でも、これじゃ逆効果では?
トラックが狭い路地に進入!
運ちゃん、ふと前を見ると、「上空注意」
なんだろ? 空からなにか降ってくるのかな?
空を見上げながら、カーブを回る。
ガチャン!
空に気をとられて、張り出した屋根に気づかなかった!

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by Hologon158 | 2008-10-25 14:35 | ホロゴンデイ | Comments(0)