わが友ホロゴン・わが夢タンバール

39.23 ホロゴン写真展2「2003年夏のネパール」23 バケツを傾けて、飛び出る水を飲み始め


バドガオンの町の小さな広場。
その中央に大きな井戸が切ってあります。
公共の井戸です。
のぞき込んでいたら、少女がやってきて、
水汲みのバケツを傾けて、飛び出る水を飲み始めました。
豪勢な飲み方ですね。
これだけで、このバドガオンの町は、
それほど水不足に悩まされることがないことが分かります。
ヒマラヤの雪解け水が水源となっているからでしょうか?
少女とホロゴンとの距離はせいぜい50㎝。
少女は、撮られたことに気づかずじまい。
満足そうに、手で口をぬぐいながら立ち去りました。
私はホロゴンウルトラワイドを井戸枠の上に置いて撮ったのです。
枠をご覧ください。
ほとんどピントが来ている!
ホロゴンで前ボケを撮るのがどんなに難しいか、
これでお分かりいただけることと思います。
じゃ、後ボケはどうか、ですって?
失礼、ホロゴンに後ボケはありません。
およそ60㎝から無限までの常焦点レンズなのですから。
でも、極度に精密に撮れるディジタルカメラのレンズではないのです。
中央の最近接部分にピントが来ていることが容易に確認できるのに、
暗く沈んだ遠方は確認しにくいために、
この遠近のコントラストが心理的に作用して、
遠方周縁部は、きちんと合焦しているにもかかわらず、
あたかもぼけているように知覚されるようです。
ホロゴン15mmF8は超広角なのに、
人間の視覚にかなり近い見え方をさせてくれる、
それが私にとって魅力なのです。

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by Hologon158 | 2008-11-13 21:56 | ホロゴン写真展 | Comments(0)