わが友ホロゴン・わが夢タンバール

49.11ホロゴンデイ20「2008年10月5日羅漢さん」11 深い黒々とした瞳をのぞき込むたびに


実際には、私はちょっと苦境に立っているのです。
土門先生のおっしゃるとおりなのです。
見分不相応な高価なレンズを揃えてしまった!
でも、手に入れたからには、使わずにはおれません。
私は、カメラ、レンズを骨董と考えたことは一度もありません。
手に入れるのは、すべて使うため!
使うのであれば、レンズが喜ぶような使い方をしてあげたい。
言い遅れましたが、私はカメラ、レンズを生命ある存在と考えます。
彼らはそれほどまでにヴィヴィッドなのですから。
精一杯がんばって、私を喜ばせようとしてくれるのですから。
私の意図しないなにかを写真に盛り込んでくれるのですから。
そんな存在と考えるのが、私。
それだからこそ、私がタンバールに恋をしていると言っても、
本気であると信じていただきたいのです。
私は、ずっと妻に恋してきましたが、
ホロゴンや静は、恋するのではなく、愛しています。
恋とはちょっと違う感情、
ホロゴンのことは、肝胆相照らす友、
静のことは、目に入れても痛くない愛娘、そんな風に感じるのです。
ところが、タンバールだけは、もういけませんね。
その深い黒々とした瞳をのぞき込むたびに、
いとしさがこみ上げてくるのです。
だから、なんとかして、タンバールに華麗な人生を送らせたい。
そのためには、タンバールの能力をありったけ出させてあげたい。
ここで、身分不相応という言葉がずしんと重みを持つのです。
お前に、タンバールを活かすことができるのか?
そう真っ正面から問われますと、無理です、そう答えるほかはありません。
でも、私だって欲があります。
他の誰かに、この美女を譲るつもりはありません。
ホロゴンと相部屋ということは我慢してもらうとして、
ホロゴンと同様に、千本切りまで付き合わせていただきます。
その手始めに、明日は、三人で、葛城古道を歩いてきます。
三人というのは、ホロゴン、タンバール、そして私という意味です。
幸い、雨のち曇り、タンバール日よりかどうかは分かりませんが、
終始開放を使えそうです。
Kinoplasmatさんのサイトで、
どうやらフィルターなしのF4付近がよろしいという有力なご意見をうかがいました。
でも、せっかく私のもとに来たのです。
そもそものなれそめから、じっくりと付き合わせていただきます。
F2.2の大口径、それに貴重なフィルター、これがタンバールの初期条件なのです。
いわば、少女のタンバール。
だから、最初は、なるべく開放を活かしつつ、フィルター付きで撮ります。
タンバールちゃん、よろしく!

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by Hologon158 | 2009-01-31 00:22 | Comments(0)