わが友ホロゴン・わが夢タンバール

51.07 ホロゴンドラマ3「2008年11月10日長崎三日目」7 音楽って、魔物ですね


陳政宇さんのリサイタルから1日経って、
まだちょっと興奮が冷めていない感じがします。
今日は、私の執務のない日なので、さっそく揚琴に向かいました。
陳政宇さんが実演してくれた、指先に全身のエネルギーをかける姿を思い出しながら、
琴竹を指先のつもりで、身体からエネルギーを伝えるように努めて弾いてみました。
すると、なんだかちょっと一昨日までと違う感じがするのです。
まず、姿勢がぐっと良くなりました。
腕を静止した状態で、ひたすら背中の方から手首に力が流れるようにするためには、
猫背はどうもまずいようなのです。
なんだか手首もずっと自在に動くようになった感じです。
単に気のせいかもしれません。
たった1日で、陳政宇さんの会得した極意を実践できるはずがありません。
でも、気分がいいですね。
そのついでに、音楽のことをまた考えました。
私は、音楽のことも完全に素人なので、
演奏家たちの良し悪しなどぜんぜん分かりません。
でも、分かることが一つあります。
コンサートに行ったり、レコード、CDを聴いたりして、
時折、もう無茶苦茶に感動してしまうことがあるのです。
写真とその点は同様。
感動って、完全なる2進法。
感動するか、しないか、どちらかしかない!
「うん、今日の演奏はよかったですよ、感動しました」なんて言っている段階では、
まだぜんぜん感動していない。
感動するということは、気合いの問題かも知れません。
ほんとに感動させられたら、もう心はぐらぐら!
ひょっとすると、演奏の良し悪しとは関係がないのかも知れません。
私の心の鍵を開くなにかが演奏の中に含まれていたからこそ、
心がぱっと全開になるのです。
陳政宇さんの演奏にはそれがあったのですね。
陳政宇さんが「カナダに一緒に行きましょうよ、毎日ピアノを聴かせますよ」
そう言ったら、本気でついていったかも知れない、
そんな気さえします。
音楽って、魔物ですね。

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by Hologon158 | 2009-02-12 22:15 | ホロゴンドラマ | Comments(2)
Commented by andoodesign at 2009-02-12 23:40
階段にちりばめられた赤い落ち葉が、とても鮮やかに見えますね。
他の写真もパッと開いたHologon158さんの気持を表しているようです。
Commented by Hologon158 at 2009-02-13 00:15
re)andoodesignさん
ちょっと開きすぎですね。
でも、生地なんだからしかたがない。
ときには、3枚目の天使様のように、沈思のときを持つべきですね。
こう朝から晩までなにかかにかと忙しく動き回っていると、
あっという間に人生の終点に行き着いてしまいそうです。