わが友ホロゴン・わが夢タンバール

51.15ホロゴンドラマ3「2008年11月10日長崎三日目」15 写真家は、レンズを通して世界観を作り上げる


レンズって、ただのガラスの塊、そうお考えでしょうか?
そのとおりですね。
でも、そのただのガラスの塊が人生を変えることだってあるのです。
その好例がカルティエ=ブレッソンでしょう。
まだ若いカルティエ=ブレッソンは人生設計に迷っている時期でした。
そんな青年アンリは、ライカを手に入れるのです。
何気なく撮ってみると、思いがけなく、写真の才能があることに気づきます。
彼の場合、写真の技術を学んで、段々巧くなるなんてことは起こりませんでした。
ライカを手にした途端に、大写真家しか撮れないような、
というより、これまで誰も撮ったことがないような作品を続々生み出したのです。
青年アンリの人生を変えたのは、ライカであり、
おそらくニッケルエルマー50mmF3.5という一本のレンズでした。
写真家は、レンズを通して世界観を作り上げる人間である。
そして、レンズを通して人間を磨くことができる。
この2つのことはぜんぜん別もの。
でも、この2つのことをちゃんとやってのけたのが、カルティエ=ブレッソンだったのです。
私は、13年前、ホロゴンを手に入れたとき、はっきりと人生が変わりました。
人間を磨くことまではできませんでしたが、
ホロゴンの眼で世界を見つめているな、そう気づくときがときどきあります。
そんなレンズって、めったに出会うものではありません。
それなのに、私は二本も出会ってしまったのです。
というのは、タンバールもまた、私の人生に大きな意味を持つ、そう私は確信しているのです。
タンバールがこんなレンズになるとは、まったくの予想外。
一度使ってみたかった、その程度のスタンスだったのです。
でも、タンバールは、その美しい瞳をきらめかせながら、
私の心の中にぐんぐん入り込んできたのです。
今、私は確信しています。
タンバールはホロゴンとよいコンビになれる!
タンバールのために2つのボディを用意することにしました。
バルナック型のライカⅢf、
そして、M型のライカM3。
最初に手に入れたのは、ライカⅢfです。
気に入りました。
タンバールにすんなりとなじんでくれたからです。
だから、某社のレザーケースを注文し、今日届きました。
これは、ホロゴンと併用中の接触事故に対する保護用です。
ライカM3用レザーケースはライカM4-Pと併用できるので、すでに入手ずみ。
前に書いたでしょうか?
私は、ホロゴンは男性、タンバールは女性と認識しているのです。
だから、タンバールには美しい衣装がふさわしい。
レザーケースを身にまとって、タンバールはさらに美人になりました。
いろいろ考えあぐねた末、明日、大阪の鶴見緑地公園に行ってきます。
「咲くやこのはな館」という大温室があります。
なんと、この私が、路地裏徘徊癖の私が、なんと可愛い花を撮る!
いつか結果をお目にかける日もあるかも知れません。
これもまた、期待しないでくださいね。

c0168172_0153938.jpg
c0168172_0155143.jpg
c0168172_0161231.jpg

by Hologon158 | 2009-02-15 00:19 | ホロゴンドラマ | Comments(2)
Commented by まこっち at 2009-02-15 13:13 x
Hologon158さんの文章を読んでると、レンズを子供のように感じていらっしゃるのかなぁと思います♪
ウチの機材達と違い、さぞかしレンズ達は喜んでるでしょうね!!
Commented by Hologon158 at 2009-02-15 17:34
re)まこっちさん
そう、おもちゃ、おもちゃなんですよ。
でも、このおもちゃがおうちにやってきただけで、
人生が猛烈に楽しくなるんですから、馬鹿にならない!
本人がそう思いこんでいるのだから、ほんとにそうなのです。