わが友ホロゴン・わが夢タンバール

52.02ホロゴン外傳7「1989年8月パキスタン」2 また、こんな美少女を撮りたいな

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なんて健康的で美しい少女なのでしょう!
外国人にレンズを向けられても、
物怖じもせず、しっかりと見つめ返すことができます。
自分の意思をしっかりもっているのです。
そして、インドと違って、写真を撮っても、
「お金ちょうだい」などと決して言いません。
誇りをもっているのです。
撮影レンズはプラナー85mmF1.4。
開放でついにピントを合わすことができないレンズでした。
メーカーは、合焦面がきわめて薄いためであると弁解していますが、
後に出たF1.2のレンズは開放からビンビンと来たようですから、
メーカーの説明は怪しいものです。
しかし、ボケ味は猛烈に良いレンズでした。
背景がまるで夢のようにぼけました。
前玉が巨大で、とても美しいレンズでした。
この少女のようなポートレートは、私にはもう無縁だと思っていました。
今、タンバールが我が家に来て、
タンバールをロボーグラフィだけに使うのはかわいそう、
また、こんな美少女を撮りたいなと考えています。
この少女はもう結婚して、
ひょっとすると、子供もいるのじゃないかな?
もう外国人がこんな風に写真を撮ることもできなくなっているのです。
今では、きっと顔もちゃんと洗って、
匂うように美しい女性に成長しているでしょうに、
惜しいですね。
by Hologon158 | 2009-02-20 00:01 | ホロゴン外傳 | Comments(2)
Commented by andoodesign at 2009-02-20 12:00
素晴らしい作品ですね...。
この少女の表情からいろいろなストーリーを想像出来ました。
20年前、パキスタンはどんな時代だったのでしょうか。

タンバールを手にしたHologon158さんが再び人物像を撮ろうという思いに強い意志を感じます。
ホロゴンウルトラワイドで撮ったHologon158さんの写真を僕が初めて見た時の感動を蘇らせてくれそうな予感がします。
Commented by Hologon158 at 2009-02-20 20:08
re)andoodesignさん
当時、カシミール紛争も目立たない程度で、
パキスタン自体は平和だったのです。
だから、大人たちも子どもたちも大変に柔和な眼差しでした。
今はどうなのでしょうね?
プラナー85mmF1.4は女性写真用レンズとして一世を風靡しました。
その片鱗がここにあります。
つまり、当時も、今と同様、レンズに頼って撮っていたのです。
今、タンバールでどんな写真が撮れるか、私にはまったく見当がついていないのです。
5年は待ってもらわないと、目鼻がつきそうにありません。