わが友ホロゴン・わが夢タンバール

56.16タンバールアワー5「2008年12月28日心斎橋」16 同時性ということ

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揚琴の課題は、今、和音。
左右両方のスティックで、上下2つの弦を同時に叩きます。
そのとき、ちょっとでもずれたら、音が濁るのです。
ピアノももちろんそうだと思うのですが、
揚琴の場合、スティックはピンポイントで弦にぶつかります。
つまり、同時性がきわめてシビアなのです。
付虹先生の師匠である李小剛先生のDVDをお借りして観たことがあります。
「和音はこうして出すのですよ」
そう言いながら、左右のスティックをやさしく弦に落としました。
そのときの音を今でも忘れることができません。
ピアニッシモ。
その音がたった一つの音だったのです。
どうすれば、あんなに完璧な同時性を実現できるのでしょうね?
ここで気づきました、
グレン・グールドの音があんなにもクリアーに粒立ちがよいのは、
彼のタッチの同時性が他のピアニストよりも1次元上なのだ!
(当たり前のことを今さらのように発見する、頭が鈍いのですね)
こんなことを考えていますと、さらに写真家のことも考えてしまいます。
カルティエ=ブレッソンのスナップがなぜあんなにも見事なのか?
結局、彼の心と体は、グレン・グールド並に見事に連動していて、
その同時性の程度がなみの写真家たちの次元を遙かに超えているのではないでしょうか?
by Hologon158 | 2009-03-22 00:08 | タンバールアワー | Comments(2)
Commented by andoodesign at 2009-03-22 10:12
「同時性」、良い言葉です。
たしかにブレッソンも一瞬のチャンスを待ち、精神と機材、そして被写体の動き...、全てが完璧に「同時性」を実現していますね。
Commented by Hologon158 at 2009-03-22 10:28
re)andoodesignさん
よく考えてみますと、すべてが同時性に関連しているのかも知れませんね。
andoodesignさんの開放の写真の素晴らしさを考えてみますと、
andoodesignさんには、生まれながらにして同時性が備わっているのかも知れません。
それがandoodesignさんの芸術性を支えているらしい!