わが友ホロゴン・わが夢タンバール

57.32 ホロゴン外傳8「イギリス総集編」32 驚くほど、美しいモノクローム


山を下りて、カランダーに戻ったとき、
私を誘ってくれた老人、
「家に来て、夕食を一緒に食べませんか?」
喜んでご招待をお受けしました。
彼の奥様、ご主人が突然異国人を連れてきても、平気。
にこにこして迎えてくれました。
携帯電話もなかった時代です、私のことなど予期していたはずがないのに!
おいしい食事が済んで、サンルーム風の土間に移動。
ご主人、木箱を嬉しそうに持ってきて、開きました。
中には、モルト・ウィスキーが。
「誰か来たら開けようと思っていたんですよ。
呑みましょう」
彼は水割り、私は生のまま。
当時は強かったのです。
シングルモルトらしい、あっさりとしてコクのある味わいでした。
私が写真趣味であることは話していました。
彼は、もう一つ持ち出してきました。
写真なのです。
「私の息子はロンドンで働いているんだけど、
写真が好きで、こんな写真を自分で引き伸ばしたんですよ」
あっと驚くほど、美しいモノクローム。
土手の斜面のようです、暗くつぶれて、ほとんど暗黒。
その斜面に白いつめ草のようなものがびっしり群生していて、
背景から実にきれいに立ち上がっているのです。
精密だけど、硬くなく、しっとりとした美観。
もうただただ「恐れ入りました」
ひょっとしたら、これを見せたかったので、
私を家に連れてきたのかな?

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by Hologon158 | 2009-03-27 01:45 | ホロゴン外傳 | Comments(2)
Commented by andoodesign at 2009-03-27 13:51
素晴らしい旅をされてますね!
街や風景ばかりでなく、人とも良い出会いが出来て。
2枚目のヤギ(?)と丘のシルエット、口を開けてちょっと滑稽な印象が絵になってます。
シングルモルトは常温ストレートが良いですね。
僕は泥炭の香りがしっかり付いたラフロイグが大好きです。
Commented by Hologon158 at 2009-03-27 14:55
re)andoodesignさん
この(おそらく)羊さん、おっしゃるとおり、ちょっとおかしくて、
私、大好きなのです。
シングルモルトの趣味は、私と一致しますね。
ただし、私の場合、とくていの好みはありません。
でも、今では家では呑まない(または呑めない)ので、
良い友人と呑むのが一番ですね。