わが友ホロゴン・わが夢タンバール

59.07 ホロゴンドラマ5「和歌山の旅① 新宮」7 人生、ずっとこれで通してきたみたい

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昨日、andoodesignさんから鋭いご指摘を受けました。
「3才の姪っ子にコンデジを渡すと、次々と被写体を探し、
レンズを向けては器用にシャッターを押します。
当然、構図なんて考えてません。
上も下も無し、ただ目についたモノをドンと撮ります。
撮れた写真をスライドショー、これが見応えあります。
そんな無垢な気持で撮りたいですが、欲を持った大人には無理みたいです...。
でも、Hologon158さん、そういう意味では原点回帰しているような気がします。
どちらも、計算より感性を大事にしている。
いや、それすらも考えないのかも...」
3年ほど前、友人たちと大阪で撮影中、写真ギャラリーに入りました。
10歳ほどの少女が個展をしていたのです。
その写真を見て、友人たちが口々に、
「Hologon158さんの写真とそっくりだ。
つまり、Hologon158さんって、なんにも考えないで撮っているんだ」
この少女もandoodesignさんの姪御さんも低い視点にカメラを置いて、
どんと真ん中、四の五の理屈を付けないで、そのものずばりを撮っている。
これすなわち、私の撮り方。
前から言っているじゃありませんか。
ノーシンキング!
超接近水平垂直撮影法!
私は、カメラを手にすると、もう頭は空っぽにします。
漏斗のように大きく心を開いて、
目に飛び込んでくるものをそのまま呑み込みます。
後は、ホロゴンがやってくれる、その信頼感があるからこそ。
本日の写真もそんな風にして撮りました。
「流れるように」とは行かないのですが(大変に身体の硬い不器用人)、
無造作に、そして淀みなく撮り続けます。
道理でフィルムを消費するわけだ!
この写真だって、実景は、まったく何でもないがらくた。
でも、心のどこかでなにかを感じている、
そのかすかなこだまを感じたら、撮る!
いわば、判じ物写真ですね。
つまり、原点回帰どころか、原点に止まったまま!
思えば、人生、ずっとこれで通してきた感じがします。
by Hologon158 | 2009-03-31 12:02 | ホロゴンドラマ | Comments(0)