68.23 ホロゴンドラマ9「近江八幡をホロゴンで撮ってみた」23 もう少しふまじめに生きてみようね
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ロボーグラフィのターゲットとして、さまざまな好みがあるのですが、
白壁もそんなお好みの一つであると申し上げましょう。
白壁ほど、時間芸術にふさわしいキャンバスはあまりないのでは?
真っ白な壁が戸外で風雨にさらされているのです。
当然ながら、きわめて速やかに外的な変化を受けることとなります。
八幡堀の白壁はまだ新しく作られたばかり。
だから、時間芸術の初期にあります。
でも、もうすでに時間はその絵筆を動かしているようです。
もしあなたが、こんな壁のよごれ、きずをただよごれ、きずとしか見えないとすれば、
まじめに人生を考え直して、もう少しふまじめに生きるように努めてみてはいかがでしょうか?
すべての芸術が、そこにあるものから、そこにないものを想像させる、そんな仕掛けなのです。
そこにあるものだけしか見えないとすれば、ほとんどの芸術はあなたとは無縁になってしまう。
私の写真は、芸術とは完全に無縁ですが、
そんな私の写真でさえ、それが発表されてしまうと、
見る人は、撮影者がどんな情感で、どんな思い入れで撮ったかを、ひとまず想像し、
それから自分自身の独自の想像の翼を羽ばたかせるのですから。
by Hologon158
| 2009-05-06 18:59
| ホロゴンドラマ
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