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82.19 ホロゴンデイ24「2009年1月10日壷阪山は寂しく雪交じり」19 どういう意味や?

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写真を撮るとして、どんな天候が好きですか?
幾度も書いていますが、私は、雨。
でも、雪が散る天候もいいですね。
どこに行ったときでしょうか、
おそらく信州だったと思いますが、モノクロームで吹雪を撮った記憶があります。
モノクロームのフィルムは3600本全部保存しているので、探せば見つかるでしょう。
でも、私が記憶するほどには、たいした写真じゃないはず。
別の機会に、写真家の高田誠三さんの指導で写真ツアーに参加したとき、
10月紅葉の上高地に雪が積もりました。
17,8年前のことです。
珍しい現象だったそうで、高田先生を初めとして、大喜びで撮りました。
私も喜んで撮りましたが、モノクロームであることを忘れていました。
後日、勉強会がありましたが、私以外の全員がポジ。
プロジェクターで投写して、先生の懇切丁寧な批評を受けました。
私だけは、モノクロームのプリント、脇の机にざらっと並べ、
指導が終わった後、先生、「あ、モノクロームもあります。
こんな撮り方もあるので、見ておいてください」で終わり。
最後に、先生が、額入り半切の自作を持ち出され、
「私と皆さんとジャンケンしましょう。
最後まで勝ち続けた人にこの写真を差し上げますよ」
その瞬間、私は決意しました、
「ちゃんと批評してもらわなかった代償に、この写真もらって帰ろう!」
一斉にジャンケンし、先生に勝った人だけが残るという方式。
8回ばかりくり返したでしょうか、もちろん、私が勝ち残りました。
私は、大切ななにかを賭けてジャンケンするときは、絶対に負けない人間なのです。
たとえば、夫婦の苗字をどちらにするか?
花嫁さんと2人で1回勝負しました。
私としては、別にどちらでもよかったのですが、旧弊な両親がびっくりするのもね、
だから、ちゃんと勝ちました。
花嫁さんもちゃんと納得してくれました。
高田先生は、やや納得できなかったと見えて、苦笑いして、
「あんたにあげるつもりはなかったんだけどなあ」
どういう意味や?
「彩々流転」の代表作、今でも我が家の玄関にかかっています。
私の大事な宝物。
居間の方には、妻が、やっぱり高く君臨しています。
私のもっと大事な宝物。
冗談はさておき、
紅葉とか花に雪という組み合わせがお好みなのには、
そんな思い出がからんでいるのか知れません。
雪散る里で、こんなことを思い出していました。
by Hologon158 | 2009-06-16 00:29 | ホロゴンデイ | Comments(0)