わが友ホロゴン・わが夢タンバール

84.15 ホロゴンデイ24「04年1月台北郊外の町もやっぱり大安だった」15 マイケル・ジャクソンは殺された!

マイケル・ジャクソンが亡くなりました。
50歳、まだまだこれからの人生だったのに!
歌だけではなくて、全身が音楽であった稀有の歌手でした。
でも、彼の死のニュースがパソコン上で私の目に飛び込んできたとき、
私がただちに感じたことは、こうでした。
意外なニュースじゃない、
彼のこの10年は緩慢な死のプロセスだったのだから。
私はマイケルのファンではありません。
たまに接するニュースから、私がいつも感じていたことは、
彼は完全な商品と化してしまい、
彼にとって、この世に自由に生きる場所はないということでした。
スーパースターの、それが宿命なのかも知れません。
すべてのプライベートライフが失われ、
覚めているときも、寝ているときも、その一挙手一投足がすべて商品。
巨大な受益産業がスーパースターをがんじがらめに絡め取って、
見渡す限り熱狂的なファンで満たされた大競技場の中空に宙づりにされている。
彼自身も巨万の財産を築いたけれども、使い道がない。
使う時間も、使うだけの精神的余裕もない。
一番致命的なことは、なにをする自由もない!
全身純白に変身していくプロセスは見られたものじゃなかった。
もうこの頃から彼は身体を殺しはじめていた、
そして、自分の身体を痛めつけ、消してゆくにしたがって、
自分の心までも殺しはじめていた、
そうとしか言いようがありません。
ダイアナさんの死とどこか似ています。
2人とも、この世に心安らかに憩える場所は奪われてしまったのです。
その第一の犯人は彼らを食い物にしたビジネス、
第二の犯人はマスコミ、
第三の犯人はゴシップとニュースを漁り求める大衆、
私はそう考えています。
いたましい!

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by Hologon158 | 2009-06-26 21:25 | Comments(0)